「諦めたか?それじゃあ始めるか・・・。」
サウンド オブ サイレンスの右手からワイヤーが伸びた。
「夢とはいえ、痛みは在るからな・・・せめて苦しまないように首をはねてやるよ。一撃で。」
「いや・・・誰か助けて・・・」吉澤はその場に座り込んでしまった。
「誰もこれないよ・・・これはお前の夢なんだぜ。全権はオレが持ってるけど。それじゃあ・・・」
ワイヤーが宙を舞い、吉澤の首に伸びようとしたその瞬間!
よせ!(つんく♂) やめて!(石川) やめてよ!(飯田)
3体のスタンドが夢の中に現れた。「ん?何だお前らは・・・何故ここに入ってこれた・・・?」
「よっすい〜!!私よ!石川だよ!!」天使の口から石川の声が発せられる。
「り・・・かちゃん?」膝にうずくめた頭をかすかに上げて吉澤が反応した。
「よっすい〜!!カオリだよ!」 「いい・・・ださん・・・」
「吉澤!オレや!!」 「つんく♂さん・・・?」
吉澤が震える体を抑えて立ち上がった。
「ちっ!おい!テメーら!邪魔だ!さっさと消えやがれ!!」
「そうはいかないよ。おまえなんかによっすい〜をとられてたまるか!!」ホワイトクイーンが飛び掛る。
・・・・重い!?ホワイトクイーンの全体能力はガタ落ちしていた。
「遅いぜ!!」サウンド オブ サイレンスはホワイトクイーンの下に潜り込むと
腹に強烈なパンチを喰らわせた。
「ごほっ!!」ホワイトクイーンの姿は消え、飯田もその場に倒れた。
「くっ・・・やはりここは吉澤の精神・・・俺らのスタンドじゃ太刀打ちできないか・・・。」
つんく♂が悔しそうにつぶやいた。