【愛玩少女】 〜〜〜 喪失 〜〜〜
「大丈夫か?」
咽せる希美の背中を萩原がさすった。萩原の白々しい態度に怒りを感じながらも、すでに
抵抗する気力すら希美には無かった。萩原は希美の手をひいて洗面所に連れて行った。
今いる寝室の奥は短い廊下になっており、洗面所とトイレのドアが並ぶその奥に出口の
ドアがあった。洗面所の隣は浴槽へと続いていた。
「口をすすぎなさい。」
萩原はコップに水を汲んで希美に渡すと、吐瀉物を処理するために寝室へ戻った。
残された希美は口の中が綺麗になるまで、何度も口をすすいだ。ふと顔をあげると、洗面
台の鏡に自分の裸体が映っている。その姿に先ほどの生々しい体験が脳裏によみがえる。
「おぇエ……ッ」
こみ上げる嘔吐感に希美は胃液を吐いた。萩原に強姦されたことによる精神的なショック
は計り知れない。
(思い出すな…思い出すな……ッ)
吐きながら、希美は思考を止めようとした。何か別の事を考えようとした。
(…お母さん……お父さん……ッ)
優しい両親の顔が頭に浮かぶ。自分の名前を呼ぶ母の暖かい声を思い出す。希美の目から
涙が溢れた。
「…ひぃい…ッく…」
希美はしゃくり上げながら何度も吐く。すでに吐瀉物はなく、胃液すら出ない。
それでもこみ上げる吐き気は押さえられなかった。
しばらくして、吐き気が治まり、気持ちも幾分か落ち着いた。希美は疲れ切ってその場に
座り込み、呆然としていた。そんな希美の頭の中で一つの考えが巡っていた。
(おうちに帰りたい…)
希美はふらふらと立ち上がった。夢遊病のようにおぼつかない足取りで洗面所を出ると、
新しいシーツに取り替える萩原の後ろ姿が目に入った。希美は萩原に背を向けて、音を
立てないようにそっと奥のドアに忍び寄る。どうやって家に帰ればいいのかなどという
計画的な考えは無かった。ただ、家に帰りたかった。この場から逃げたかった。希美の
手がドアノブにかかった。
「ガチッ」
しかし、ノブを回した右手はほんの少しだけ動いただけだった。
(………!?)
希美は何度もドアノブを回したがドアは開かなかった。
「そこは内鍵だから開かないよ…」
突然、背後で萩原の声がした。肩をビクッと震わせて振り返ると、すぐ後ろで希美を見下
ろしてニヤニヤと笑っている萩原の姿があった。希美は怯えてドアにへばりついた。
萩原は両手をドアにつっかえて、希美の上に覆い被さるように乗り出した。
「希美は悪い子だな…。勝手に動いちゃダメじゃないか…。」
「お…おうちに…か…かえし…て…ッ」
希美の声が震えている。
「…ん?…よく聞こえないなぁ…。」
「おうちに…アッ…」
萩原が右手で希美の股間を掴んだ。
「…おうちに…何だって?」
「んッ…か…かえり…たいの…ッ!」
萩原の指が希美の陰部をまさぐる。希美は両手で萩原の腕を押しのけようと抗った。
「心配しなくても、そのうち帰してやるよ…」
「イヤッ…!!…あッ…イッ…今すぐ…帰してェ…ッ!」
希美が萩原の愛撫に身を捩りながら、目に涙を浮かべて懇願する。
(あぁ…イいッ……とてもイい図だ…ッ!!)
萩原は自分に弄ばれる希美の姿に興奮した。
「…そんなに…帰りたいか?」
「帰りたいッ…帰りたいよぉッ…ァんッ」
萩原の指先が希美の中に入った。
「…そうだな…希美が…先生の言うことを聞くなら…考えてあげてもいいよ…」
「…おッ…おうちに…帰れるの?」
「…希美次第だよ…」
「…どうすれば…いいんれすか…?」
希美が潤んだ目で萩原を見上げた。萩原は、厭らしい笑みを浮かべて舌なめずりをした。
「そうだね……希美がフェラチオ出来たら…家に帰してあげよう…。」
「ふぇ…!?…ふぇらち…お…!?」
初めて耳にする言葉に希美は困惑した。その様子に思わず萩原は苦笑してしまう。
「のの…難しいこと出来ないよ…?」
「大丈夫、簡単なことさ。先生のちんちんを口で咥えて舐めるだけだから。」
萩原のあっさりとした口調にあっけに取られた希美は、暫し首を傾げて頷いていたが、
ようやくその意味を理解した。あまりに衝撃的な内容に動揺した希美は言葉を失って口を
パクパクさせた。一瞬、希美の目が萩原の股間に注がれ、すぐに顔を背けた。小学生の
希美にとって、ペニスは生殖器というより排泄器としてのイメージが強い。そんな物を
口にするなど希美にはありえないことだった。
希美が小刻みに何度も首を横に振って萩原を見上げる。
「…ムリ…のの…出来ないよ…そんなの…絶対出来ないよぉ…ッ!!」
「そうか。じゃあ、家に帰るのは諦めるんだな。」
萩原が希美の奥深くに指を押し込んだ。
「イヤぁアッ!!…お願いッ…くゥんッ…他の…他の事じゃダメれすか…ッ!!」
「ダメだッ!!」
萩原は冷たく言い放った。
「…んんッ…どうして…そんなことしなくちゃいけないのォ…?」
「…気持ちがイイからさ」
「だって…あんな…汚いの……気持ち悪いよぉ…。」
萩原が鼻を鳴らして嘲笑った。
「別に俺はどっちだっていいんだよ。ただ、お前がどうしてもと頼むからチャンスを
やっただけだ。フェラしないなら、さっきの続きをするまでさ。なぁ?」
萩原が希美の中に2本目の指を挿れた。
「ひゃンッ!!!!」
希美の体が引き攣った。
「どうするんだ…するのか…しないのか…答えろよ…」
萩原は希美の中で2本の指を蠢かせて、容赦なく希美を責め立てる。希美の顔から血の気
が引いた。脳裏に強姦された時の記憶が蘇る。初めから希美に選択肢などなかったのだ。
「するッ…します……んッ…するからぁッ…もう入れないでェッ!!!!」
希美の答えを聞いた萩原は満足げに頷いて、ゆっくりと指を抜き出した。
「よしよし…いい子だ…」
希美の頭を撫でると、希美の手を引いてベッドまで連れ戻す。
「座りなさい。」
希美が言われたとおりにベッドの端に腰掛けると、萩原はその隣に腰を下ろした。
「口を開けなさい。」
希美が言われるままに口をあけると、萩原は希美の口内に人差し指と中指を挿入した。
「舐めてごらん。」
とまどいながらも、希美が舌を動かして萩原の指をしゃぶる。
「そう、もっと舌を絡めて…前後にも動かすんだ…」
「ん…んむッ…クチュッ……んんッ…チャプ…」
「それから、歯は立てないで…そうだ…唇で挟むつもりで…」
萩原が2本の指を抽挿する。指は希美の唇の感触を味わいながら、ヌルヌルと希美の口内
を出入りした。
「よし。上出来だ…!!」
萩原は満足げな笑みを浮かべて2本の指を抜き出した。
「今、教えた要領で咥えなさい」
そう言うと、萩原は足を大きく開いて股間をさらけ出した。すでに興奮気味の萩原のペニ
スは、その鎌首を幾分か持ち上げ始めていた。しかし、希美は俯いたまま動けなかった。
いざとなると決心が鈍る。
「どうした、希美?」
萩原の手が希美の太腿に触れた。
「するって言ったのは嘘だったのか?」
萩原の手が太腿の内側をまさぐりながら、徐々に股間へと延びた。その時、希美が肩を
震わせて萩原の手から逃れるように立ち上がった。
「やっとその気になったな。さあ、ここにひざまずくんだ。」
萩原の要求通り、萩原の両足の間にひざまずく。ペニスのすぐ前にある希美の顔を見ると、
萩原の興奮は否応もなく高まった。希美が顔を背けて覗き見ると、股間からそそり立つ
肉塊はやはり醜悪だった。希美は顔を背けたまま、石のように固まってしまう。
「まず…両手で持ちなさい…ハァハァ…」
萩原が息を荒げて命令する。希美はおずおずと手を延ばし、震える指先が亀頭に触れた。
萩原の背筋に快感が走り、ペニスがビクンと脈打った。
「きゃあッ!!」
動かないと思っていたものが急に動いたため、希美は驚いて仰け反った。
「希美ッ!…ハァハァ…しっかりと持つんだ…ッ!!」
萩原が苛立ちを露わにした。希美は覚悟を決めると、恐る恐る両腕を伸ばしペニスを両手
で握った。初めて触ったペニスの感触は見た目よりも固く、まさに肉で出来た槍のようだった。
(…お…おっきい……。)
間近で見る萩原のペニスは思った以上に太く、こんなものが本当に口に入るのかと思うと、
希美は絶望的な気持ちになった。
幼い希美の小さくて柔らかな手の感触が、萩原のペニスを心地よく刺激する。
「もっと根本の方を握って…ハァハァ…擦るんだ…ハァハァ…そうだ…ウッ…」
希美がおぼつかない手つきでペニスを擦った。快感のあまりに萩原の腰が小刻みに震え、
ビクビクと脈動するペニスの先端からはカウパー液が溢れ出す。希美は泣きそうな顔を
した。両手の中の肉棒は、まるでそこだけが別の生き物であるかのように蠢きながら、
更にグロテスクな物体へと変化していく。
「希美ィ…ッ…ハァハァ…は…早く…咥えてくれ…ッ」
萩原が絞り出すような声を出した。しかし、カウパー液でヌラヌラと光る肉棒のあまりの
醜悪さに希美は尻込みした。
「早く咥えろッ…ハァハァ…希美ッ…早くしないとこの場で犯すぞ…ッ」
萩原が低く吠えた。希美が諦めたように目をつぶり、口を大きく開けた。萩原が息を呑む。
希美の唇が震えていた。暫しの間があり、希美が抗しがたい屈辱に顔を背けた。生唾を呑
み込み、もう一度深く息を吸い込んで口を開ける。そして、徐々に顔を近づけ、すんでの
所で耐えきれずに口を閉じる。その繰り返しだった。希美の仕草に極限まで焦らされた萩
原の興奮が高まっていった。今にも希美の頭を押さえつけて、無理矢理口内にペニスを押
し込みたいという欲求を萩原は必死で抑えた。希美から咥えさせることに意義があるのだ。
(…少し我慢すれば…帰れる…もう少しで…帰れる…帰れるんだ…)
希美が頭の中で呪文の用に何度も繰り返す。そして再び口を大きく開いた。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
相反する意志との葛藤に希美の息が上がった。ペニスに顔を近づける程に大きく開いた
口は徐々に小さくなっていった。それでも、半開きになった希美の唇と薄皮一枚隔てて
萩原のペニスが脈動している。
(これはアレじゃない…これはアレじゃない…)
希美が自己暗示をかけるようにして、最後の気力を振り絞る。そして、
「アゥッ…」
萩原の体がビクンと引き攣った。遂に、いきりたつ萩原のペニスに希美の柔らかな唇が
触れたのだった。小さく開いた希美の口が、萩原の亀頭にまるでキスするかのように、
軽く押し当てられていた。溢れるカウパー液が希美の美しい唇を汚していた。
「ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ…」
萩原は、無言のまま、ただ息だけを荒げて酷く興奮している。
希美は、亀頭に触れた口を徐々に開きながら、少しずつペニスを呑み込んでいった。
「あぁ…あぁああぁあ……」
萩原が快感のあまり、声を上げて長いため息をついた。柔らかく湿った希美の口内は溶け
そうな程に熱く気持ちよかった。
希美はヌメッとした肉棒の感触に激しい嘔吐感を覚えながらも必死で耐えた。顎が痛くな
るほど大きく開けた口一杯にペニスを頬張った希美が苦しそうに喘いでいる。萩原は自分
の股間に顔をうずめてペニスを咥える希美を見下ろしながら至福の時を満喫した。無邪気
な笑い声を上げるその可愛らしい口に、己の肉棒を突き立てる悦び。汚れを知らないその
口の中は、今や自分の醜い肉塊と肉汁で一杯になっているのだ。
「あぁ…希美…ハァハァ…もっと…舌も使って…ハァハァ…」
萩原は目をうっとりと細めながら、希美に奉仕するよう要求した。しかし、同じように
しゃぶろうとしても、ペニスと指では比べ物にならない程労働量が違う。
それでも、希美は一生懸命に舌を動かした。希美の舌が亀頭の割れ目やカリ首のくびれを
這った。溢れるカウパー液と希美の唾液が絡み合い、幼い希美の口にはまるで似つかわし
くない、厭らしい音が漏れ始めた。
「チャプ…チュパッ…ん…ペチャ…ンむッ……ん…くふゥ…ピチョッ…クチュクチュ…」
萩原が気持ちよさのあまりに身を捩る。
「ぉアァあッ…イイッ…イイよ…希美…ハァハァ…手も…一緒に動かして…ハァハァ…」
希美が言われた通りに両手でサオを擦る。だらしなく開いた萩原の口から唾液が垂れた。
「アァッ…アハぁ…ハァハァ…うアあッ…アアッ…アァアッ…」
快感の波に突き動かされるように、萩原が腰を動かし始めた。希美の柔らかな唇にサオや
カサを扱かれ、萩原はあまりの快感に陶酔していた。腰の動きは徐々に激しくなり、興奮
した萩原が希美の頭を両手で押さえつけ、喉の奥まで深々とペニスを押し込んだ。
「…んむぐぅッ」
希美が萩原の暴力的なペニスの挿入に喉を詰まらせ、思わずペニスを噛んだ。
「痛ァ…ッ!!」
萩原が苦痛に顔を歪めた。希美はペニスを吐き出すと酷く咳き込んだ。
次の瞬間、パァンッと鋭い音が響いて、希美の左頬に痛みが走る。
突然の出来事に、希美は一瞬何が起こったか分からなかった。
「歯は立てるなと言っただろがッ!!!!」
萩原の怒号が室内に響いた。
「ご…ごめんなさい…ごめんなさい…ッ」
萩原の怒りに怯えた希美は、わけも分からずに謝っていた。
これが拉致されてから初めて振るわれた暴力だった。
「次にやったら蹴り飛ばすぞ」
萩原が低い声で希美を脅した。希美はじんじんと痛む左頬を押さえたまま、恐怖に竦み
上がっていた。小刻みに震える希美の目の前に勃起した萩原のペニスが突き出される。
「続きだ…早く咥えろ…」
希美の心は萩原への恐怖心で一杯だった。言われるままに、慌ててペニスを咥える。
口を大きく開いてペニスを頬張りながら怯えた目で萩原を見上げる希美の姿は、萩原の
サディスティックな性欲を刺激した。
萩原は希美の頭を両腕でしっかりと抱え込むと、欲望のままに腰を激しく動かして、喉の
奥をペニスで何度も突き上げる。あまりの苦しさに涙を流しながら、それでも希美は萩原
の激しい抽挿に耐えた。くぐもった呻き声が希美の口から絶え間なく漏れる。
「…ふぐぅ…んっ…んんッ…んっく……んむ…んむ…ふぅウん…んんんッ」
萩原は希美の口内にペニスを抽挿しながら、まとわりつく希美の舌と、柔らかな唇の感触
を楽しんでいた。生暖かく湿った希美の舌が裏スジを刺激し、瑞々しい希美の唇がペニス
全体を扱く。萩原の喘ぎ声が徐々に大きくなっていく。
「アァッ…イイッ…アハァッ…イぃッ…イいぃッ…ハァハァ…」
萩原は希美の口内を十分に堪能した。激しいピストン運動で額に滲んだ汗を拭う。
感慨深げに大きなため息をつくと、萩原は玉袋をしゃぶるよう希美に命令した。
「いいか…絶対に歯は立てるなよ…」
ペニスの無理な抽挿に疲れ切っていた希美は、諦めたように萩原の大きな玉袋を口に含ん
だ。希美が舌を動かすたびに、萩原の体はビクビクと引き攣った。
「そッ…そうだ…アァッ…イいッ…希美…口も動かすんだ…」
希美がぎこちなく口を動かす。まるで赤ん坊が母乳を咥えるように、希美が幼い口一杯に
頬張った玉袋をチャプチャプとしゃぶっている。萩原の体がビクビクと痙攣した。
「アァああぁあアッ…ぁあァアア…ハァハァ…ああぁアアッ…イいッ…イいッ…」
萩原は喘ぎながらも、飽くなき欲望のまま、希美にペニスを横から咥えさせた。希美は舌
と上唇でペニスを挟み込み、萩原に命じられるままに頭を左右に動かす。そして、萩原は
希美の手を掴んで玉とカリを握らせると、一方では玉を揉ませ、もう一方ではカリ首を指
で愛撫させ、そのやり方を手を取りながら教えた。
めくるめく快楽が萩原を襲い、徐々にオーガズムへと昇っていく。
「アアッ…希美ッ…逝きそうだッ…逝きそうだよッ!!!!」
萩原は乱暴に希美の口をこじ開けると再び亀頭を深く挿入した。
「…ゥんぐッ」
「アッ…出るよォ…たくさん出るッ…あアッ…希美ッ…飲んで…全部…飲むんだよ…ッ」
しかし、譫言のように叫ぶ萩原の言葉は小学生の希美には理解できない。そんな希美の
頭を萩原が力任せに押さえつけた。
「うアあッ…逝くッ…逝ぃいいクぅうッ!!!!」
萩原が駆け上がる快感に白目を剥いた。
びゅるッ
無理矢理ペニスを咥えさせられ呆然としていた希美の口内に、萩原のペニスから大量の
精液が放出された。濃縮された熱い液体が希美の口中に広がる。希美は驚愕した。
「飲めッ…飲むんだッ!!」
萩原が叫んだ。しかし、いくら萩原の命令でもそう簡単に飲めるような代物ではない。
抗う希美の口から精液がダラダラと溢れ出した。
「飲めッ…飲めッ…飲めエッ!!」
萩原は希美が精液を吐き出せないように、腰を浮かせて希美の顔を上向かせたが、それは
逆効果だった。精液で気管が詰まりそうになった希美が激しく咽せて、ペニスもろとも
全てを吐き出した。
「ウェえッ…げへッ…げへッ…おぉエエぇ…ゲホゴホッ…」
萩原は咽せる希美の様子に舌打ちすると、希美の口から吐き出されて行き場を失ったペニスを掴んで希美の顔に向けた。
どぴゅッ…びちゃぁッ
萩原は希美の顔に射精した。希美の幼い顔が白濁色のねっとりとした液体にまみれている。
希美の顔に付着した萩原の精液がヌラヌラと光り、希美のあどけない顔を淫靡にさせた。
希美は何が起こったのか分からない様子で、目を丸く見開いて呆然としている。
己の精液にまみれた希美の顔に萩原の興奮が高まった。
「ハァハァ…ハァハァ…ウぅッ」
「きゃぁアッ!!」
希美が叫び声を上げて顔を背けると、萩原の精液が希美の横顔にぶちまけられた。清楚な
うなじから丸い顎、小さな耳、柔らかな頬が萩原の精液にまみれていた。
「イヤッ…イヤッ…イヤぁああッ!!!!」
希美が両腕で顔を覆った。それでも興奮のさめやらぬ萩原は、顔を覆う両腕に向けて射精
し、剥き出しにされた胸、腹、太腿に満遍なく射精した。絞り出すように全ての精子を希
美の肢体に射精すると、萩原は力尽きてベッドに倒れ込んだ。
「な…何コレぇ…うぅッ…気持ち悪いよお…ひぃっく…こんなの…やらよぉ…ひぅッ…」
希美は顔に付いた精液を拭おうと手で顔を擦る。しかし、べっとりとこびりついた精液は
擦っても広がるばかりで、すでに手も精液でベタベタになっていた。
「残念だったね。」
萩原の声に希美が顔をあげると、萩原は楽しそうに笑っていた。
「せっかく頑張ったのに最後で失敗しちゃったから、おうちには帰れないよ…」
希美の顔が凍り付いた。
「嘘ッ…嘘でしょ!?…らって、のの、言われた通りにしたよ…ののはぁッ」
「でも最後に飲まなかったじゃないか。」
「だって、飲めなんてッ、いきなり言われたって…出来ないよぉ…」
「じゃあ、しょうがないよな。諦めなさい。」
萩原は希美の体を抱え上げると、ベッドに横たえてその上に覆い被さった。
「さあ、先生とたくさんセックスしよう…」
萩原が舌なめずりをしながら希美の体を撫で回す。希美の体にこびりついた精液を手で
広げながら、体全体にいきわたるように塗り込んでいく。
「やめッ…やめてよ…。ねぇ、先生、嘘でしょ?…だって、帰してくれるって…」
「上手にフェラが出来たらね」
萩原が希美の乳首をつまみ、指先で擦りながら精液を塗り込める。
「アッ…だって、のの、したよ?…たくさんしたのに…んッ…それなのに…ひどいよッ!」
「飲まなきゃフェラじゃねぇんだよ」
萩原が残忍な笑みを浮かべて精液まみれの手で希美の陰部を愛撫した。
「の…飲めるもん…ッ……のの…飲めるよッ…」
「本当に?」
「飲めるもんッ!!」
希美が必死に叫ぶ。希美にはこれしか助かる術が思いつかなかった。
「よし、じゃあ飲んでみろよ。」
「…の、飲んだら帰してくれるよね!?」
「ああ、いいよ。」
希美が生唾を呑み込んだ。
萩原はベッドに仰向けになって股間を開くと、萎えたペニスをさらけ出した。
(これで最後だ…本当に…最後なんだ…)
希美は自分に言い聞かせた。口内にはまだペニスの感触が残っており、酷く気持ち悪かっ
た。しかし、今はそんなことを考えている余裕はない。希美は四つん這いになって萩原の
股間にしゃぶりついた。希美はさっきよりも更に激しく舌を動かし、両手で一生懸命ペニ
スを扱いた。必死だった。考えたら発狂しそうな行為だからこそ、考える余裕が無いほど
に夢中でしゃぶりついた。こんなことは早く終わりにしたかった。
萩原は希美の懸命な愛撫に身をまかせ、押し寄せる快感に陶酔した。ベッドに幼気な少女
を侍らして股間をしゃぶらせる気分は、まさにこの世の春だった。
2度目ということもあり、希美の舌使いも大分滑らかになっていた。萩原の指示を待つま
でもなく、カリ、サオ、玉を交互にしゃぶり、両手を使って複合的に愛撫を重ねる。萩原
のペニスは射精後とは思えない回復ぶりを見せ、希美の口内で太く固くなっていく。
希美は萩原に教わった通りに前後左右からペニスを咥え、口全体を使ってペニスを扱いた。
「アッ…希美ィ…凄い…あぁアッ…上手いよ…希美ッ…そこ…もっと強くゥ…あぁッ」
萩原が快感のあまり思わず上半身を起こした。
「イいッ…あぁあ…そこ…軽く歯をたてて…そう…そうだッ…あァあアあァ…」
興奮した萩原が四つん這いになって付きだされた希美の柔らかな尻を掴む。
「ああッ…希美ぃ…気持ちイいよ…ああぁ…気持ちイイぃ…」
萩原が両手で尻を揉みながら尻穴を舐めた。
「―――――――――ッ!!!!」
屈辱に希美の体が震えたが、希美は耐えた。もう少しで全てが終わる、そう思えばこそ耐
え忍んだ。萩原は希美の桃尻に歯を立て、滑らかな背中を舐め回し、腹部に回した手で乳
首をいじくり、もう片方の手で陰部をまさぐった。
「―――――ッ!! ―――ッ!! ―――――――ッ!!」
クリトリスを擦る萩原の指の動きに希美の体はどうしようもなく反応してしまう。陰部を
愛液で濡らしながら、それでも希美は懸命にしゃぶり続けた。
「アァあぁあアッ…希美ぃいいイイッ…ぁはあァア…希美ッ…希美ぃ…ぅああぁアッ…」
萩原は酷く興奮し、激しい喘ぎ声を上げる。ペニスをしゃぶる希美の体を愛撫することで、
萩原はより強い性的快感を得ていた。萩原のペニスが今にも爆発しそうな勢いで脈打った。
希美が亀頭を口に含む。
「アッ…逝クッ…希美ッ…出すよ…希美ぃ…ハァハァ…出る…出るゾ…オォおあアぁあッ!!!!」
びゅるッ
勢い良く射精された萩原の精液が希美の口内に溢れる。
「くふぅ…ウッ」
激しい嘔吐感に加えて、体がそれを拒むかのように喉がしめつけられる。希美は泣きそう
になりながら、口内の精液を喉に流し込んだ。
(これは…これは薬だ…薬なんだ…)
希美の喉が鳴った。
ゴクリッ
希美は遂に萩原の精液を飲んだ。萩原が狂喜に目を見開いて大声で叫ぶ
「希美ッ…ああッ…希美ィ…飲んだんだね…希美ぃイッ…もっと…飲んで…さぁッ」
希美は吐き出さないように、ゆっくりと萩原の精液を飲み込む。
(これは薬だ…苦い薬なんだ…薬だ…薬だ…)
ペニスを咥えたまま喉を鳴らして精液を飲み干す希美の姿に萩原の興奮は高まった。
「アアッ…希美ぃ…もっと…さぁもっとだ…ッ…うぐぅッ」
興奮した萩原は、口内の精液を希美が飲み終わる前に、再び希美の口内で射精した。
…ゴプッ
希美の口に入りきらない精液が溢れ出した。再び口内に溢れた精液を、希美は泣きながら
飲み込んだ。何度も繰り返し口内に射精され、飲んでも飲んでも溢れる精液に、希美は地
獄のような思いをした。時間にして数十秒の出来事にもかかわらず、希美には数十分もの
長い時間に感じられた。
「くゥ――……ッ」
萩原が最後の精液を絞り出すように発射すると、心地よい爽快感に体を震わせた。
「んぐっ…んっ…ゴクッ…んぐぅ…んんんッ……ゴクッ…ゴクッ………くはぁッ」
希美は何度も激しい嘔吐感に襲われながら、一度も吐くことなく全ての精液を飲み干した。
「はぁッ…はぁはぁッ…はぁッ…はぁあッ…」
口を酷使した希美は激しく呼吸を乱してベッドに倒れ込んだ。
(終わった……全部…終わった………)
体力を使いきった希美は言葉を発する元気も無かった。
「希美…。良くやったね。エラいよ。すごく上手だった。」
萩原がベッドに横たわる希美の頭を撫でる。しかし、希美はそんな言葉は聞きたくなかっ
たし、萩原に触られたくもなかった。希美はよろよろと体を起こした。
「約束だよ…。先生…早く…早くおうちに帰して…」
萩原がニッコリと笑う。
「希美…あの約束は嘘だよ……」
瞬間、希美の頭が真っ白になった。
「希美は可愛いね。大人の言うことなんか信じちゃダメだよ。」
希美の視界が霞んだ。
「ククッ…希美…帰さないよォ…希美ぃい。」
酷い耳鳴りが頭に響く。
希美の視界は真っ暗だった。
何も見えず、何も聞こえない。
ただ、萩原の裂けた口と悪魔のような笑い声だけが希美の頭に焼き付いていた。
…そして希美は気を失った。