萩原は学校の駐車場に停められている自分の車に乗り込むと、大きく深呼吸をし、額の
汗を手で拭った。萩原は学校から車で30分の所にあるマンションに住んでいたが、今日
は20分で家に着いた。早足で部屋に入ると、鍵とチェーンをかけ、部屋のカーテンを
しっかりと閉める。そして震える手で鞄を開けると、そこには辻の体操着袋が入っていた。
息を荒げて体操着を取り出すと、まず上衣を顔にこすりつけて臭いを嗅ぐ。
「……あぁ…スーハースーハー…ハァハァ…」
バレーボールの部活が終わった後の体操着には、辻の体臭と汗の臭いが強く残っていた。
肺一杯に吸い込むと、萩原は辻の臭いに恍惚とした。そして貪るように体操着に吸い付く。
「……スウゥー…ハァ…スゥ…スゥ……ハァハァ…」
白い上衣の両脇から、胸、腹、背中に渡ってまんべんなく臭いを嗅ぐと、次にブルマー
を袋から取り出し、裏表をひっくり返して尻の方を顔にあてがい、たっぷりと息を吸い込む。
(…この…辺りが、肛門か…?)
ブルマーの分れ目に鼻を押しつけ、何度も臭いを嗅ぐ。萩原は子供ながらに重量感のある
辻の尻を思い出して興奮した。そして、鼻をヒクつかせながらブルマーの分れ目に沿って
段々と下の方に移動し、股間の臭いを嗅いだ。
(…ここが……希美のまんこ…ッ!!)
萩原は、まだ男を知らない希美の綺麗なまんこを想像し、激しく興奮した。彼はその部分
の臭いを執拗に嗅ぎ続けたが、ついに耐えきれず、ブルマーのソコをしゃぶり始めた。
「……ずうぅ…希美ぃ……グジュグジュ……希美ぃいぃ…」
しゃぶりながら、ブルマーの下腹部の臭いも十分に嗅ぐ。
「…希美…ハァハァ……希美…ハァハァ……」
興奮の波が山を越え、口から辻のブルマーを離すと、荒い息を整えてから、おもむろに
ブルマーを頭にかぶった。萩原はそのまま全裸になると、辻の上衣をベッドの上に広げた。
体操着の上衣には「辻」と大きく書かれた名札が縫いつけられている。萩原の歪んだ口端
から不気味な笑い声が漏れる。
「…んふぅ…ハァハァ……希美ぃ……」
辻の上衣に覆い被さるようにベッドに横たわると、それを体に擦り込むようにして抱きし
める。それから再び、ベッドの上に広げて置き、既に大きくなっている自分のモノを片手
でしごき始めた。萩原は、名札の「しんにょう」の2画目の始まりよりやや左の辺りに
吸い付いた。
「ここがぁっ、希美のぉ……乳…首ぃ……ッ!!」
萩原は、幼い辻のほとんど真っ平らな胸に付いている、小さなラズベリーの粒のような、
愛らしい乳首を妄想して激しく興奮した。
「…んむふぅッ……ハァハァ…ハァハァ…」
一旦、口を離すと、すかさず今度は「十」の横棒のやや右下の辺りに吸い付く。興奮した
萩原は辻の上衣を口に含んだまま、自分の体を激しくこすりつけた。ベッドがギシギシと
軋む。萩原の口から、ぐちゅぐちゅと唾液を啜る音に混じって、快楽の呻き声が漏れ始めた。
「…ハァハァ…んぐぅうぅッ……ハァハァ…ぅぁあ…のぉ…ぞ…みぃいイぃ……ウゥッ」
オーガズムに達した萩原は、上衣を口から離してのけ反ると、辻の上衣にザーメンを
ぶちまけた。興奮した萩原の口からは、ダラダラと唾液が垂れている。
「ハァハァ…ハァハァ…ハァハァ………」
萩原は全身で息をしていた。火照った体からは立ちのぼる熱気が見えるようだ。萩原の体
からポタポタと汗が垂れる。今や辻の上衣は精液と唾液でグショグショに濡れていた。
そして、萩原はそれらを余す所なく上衣に広げ、染みこませたのだった。
次に、萩原はかぶっていたブルマーを脱いだ。足を通してはいてみようとしたが、成人
男性には小学生のブルマーは小さかった。萩原はブルマーを腿の辺りまで通すと座り込み、
辻の上衣で自分のモノをくるみ激しく擦り始めた。
「うっ…うぅっ…希美ィ…愛してるよ、希美ィ……アァあッ…ハァハァ…」
萩原は辻の上衣の中で何度も果てたので、辻の上衣は精液でベチョベチョになってしまった。
そこで今度は履いていたブルマーを脱ぐと、それでペニスを擦り始めた。こうして萩原の
自慰行為は一晩中続けられた。
明け方、萩原はベトベトに濡れた辻の体操着を上下とも綺麗に洗濯し、乾燥機で乾かすと、
元のように無造作に袋に入れた。そしていつもよりずっと早く家を出ると、1番に学校に
着いた。そして職員出入口で警備員に挨拶する。
「おはようございます」
警備員が見た萩原の笑顔は、いつもの爽やかな笑顔だった。
その日、辻のクラスは3時限目が体育だった。教室で体育着に着替えようとした辻は
妙な違和感を覚えた。
(あれ?何か体操着が綺麗になってるような…!?)
しかし、体操着が独りでに洗濯されるはずがない。
(うーん、気のせいかなぁ…。)
わりと大雑把な性格の辻は気にせずに体育着を着ると、次の瞬間にはもう奇妙に思った
ことすらすっかり忘れてしまった。
「あっ、萩原先生だーっ!」
「うわあーいっ!!」
生徒が先生に駆けよる中に辻の姿もあった。
「せんせーっ、今日は何して遊ぶのぉ?」
「おいおい、辻ちゃん。体育の授業は遊びじゃないんだぞ。」
そう言って萩原先生は辻の頭を撫でた。
体育の授業が終わり、次の授業が始まった。萩原は誰もいない男子トイレの個室で
自慰行為に励んでいた。
(希美が…体操着を着ていた……ッ!!!)
一晩かけて精液まみれにしたあの体操着を…。
自分のペニスを何度も擦りつけたあの体操着を…ッ!!
萩原の頭の中で、体操着を通じて自分の体と辻の体が絡まる。自分の手が辻の体を
まさぐり、自分のペニスが辻の脇に、胸に、背中に、股に擦り付けられる。
(…あぁっ、希美ッ……ハァハァ…希美ィッ…!!)
萩原は、今にも叫びそうになるのを歯を喰いしばって耐えた。萩原の中で、体操着を
舐めた舌が辻の乳首を、辻のまんこを啜った。そして、ブルマに擦りつけたペニスが
辻のまんこに挿れられる。興奮した萩原の口からギリギリと歯ぎしりの音が漏れた。
(…うアぁあアッ…希美…希美ィイッ……!!!!)
萩原は無言の内に果てた。
「希美!遅刻するわよ!!」
ベッドで寝ていた辻は、母親の声に眠い目を擦りながのそりと起きあがった。カーテン
越しにまばゆい朝の光が差し込む。前日の大雨が嘘のようだ。
「はぁ…」
辻はため息をついた。今日は朝からいい天気だというのに、辻は少し憂鬱だった。
パジャマを着替えて、朝ご飯もしっかり食べ終わる頃にはすでにギリギリの時間になって
しまっていた。いってきまーすと大声で叫ぶと、慌てて家を飛び出す。
「希美ーっ!水着忘れてるわよー!!」
母親の声でUターンして、再びスタートダッシュ。
「…まったく、そそっかしいんだから。」
母親はためいきをついて微笑んだ。
実は、辻の憂鬱の原因は今日がプール開きだということだった。体育の得意な辻だった
が、水泳だけは苦手で、未だに10Mも泳げず、学年一のかなづちだったのだ。水泳の
授業が始まり、周りの友達がはしゃぐ中、辻だけは元気が無かった。
「さーあ、体操始めるゾー!ハイッ、1・2・3・4!!」
萩原先生の明るい声が響き渡る。
(…やだなぁ、萩原先生にカッコ悪いところ見られちゃうよぉ。)
萩原先生の存在は、辻の心を更に重くした。憧れの先生への、ちょっとした見栄だった。
「よーし、そしたらプールに入るか!水は冷たいからな。ゆーっくり入るんだぞ!」
萩原先生の声とともに、生徒達はキャーキャー騒ぎながら水に入っていく。この時ばかりは、
辻も友達と一緒に騒いだり水を掛けあったりして楽しそうだった。水温に慣れると、
いよいよ授業の始まりである。
「とりあえず、みんなの実力を見たいと思います。25M泳いで下さい。
泳げる所まででいいです。泳げない人は無理をしないようにね!」
飛び込み台の前に列になって並ぶと、笛が鳴るごとに1列ずつ泳ぎ始める。辻は一番
最後に並んだ。
「おおー。近藤、綺麗なフォームをしてるなぁ。」
「吉川は息継ぎが上手くなれば、今の3倍は泳げるぞぉ。」
泳ぎ終わって帰ってくる生徒の数人に萩原先生が声をかけている。
(泳げる人はいいなぁ…)
そんな事を思っている間に辻の番が来てしまった。
「ラスト行くぞーっ!用〜意、ピーーイッ!!」
辻が力強いキックで前に飛び出した、かと思うと、手足をバシャバシャとがむしゃらに
動かし、傍目には溺れているようにしか見えないが、泳いでいるような沈んでいるような
微妙な境目で、かろうじて泳いでいた。
(…せめて…15Mは泳ぎたいよぉ。)
辻は必死だった。息継ぎをするたびに体が重くなる気がする。
(…まだ…、あと、もう…ちょっと…)
その時、辻の足に激痛が走った。酷い痛みで足が動かない!辻は手で必死にもがいたが、
体は更に沈んでいった。混乱に陥った辻は、空気をはき出してしまい、息が続かず、水を
飲み込んでしまった。辻の様子がおかしい。萩原先生は異常事態にすぐに気が付いた。
無言でプールに飛び込むと、あっという間に辻を水底から救い出した。
「げへっげへっ」
むせる辻の背中をさすりながらプールサイドに辻を座らせた。
「あ、足が…、足が…」
辻が全てを言うまでもなく、萩原先生には辻に何が起こったのか分かった。
「大丈夫だよ。足がつっただけだ。しばらくすれば治るよ。」
萩原先生の言葉はパニックに陥った辻を安堵させた。他の生徒達がびっくりしたように
見守っている。
「みんなー、辻さんは大丈夫だよ。でも、足が痛いむみたいだから、先生が辻さんの面倒
見てる間、みんなはプールで遊んで待っていて下さい!」
萩原先生の言葉に、ハーイという元気な声が返ってくる。それを確認すると、萩原先生は
辻を両腕で抱え上げた。
(あ…、お姫様だっこだ…)
辻は萩原先生の腕の中で少しドキドキした。萩原先生の大きな体はとても暖かくて、
さっきまでの恐怖が嘘のように安心できた。先生はプールサイドの離れにある、見学者用
の長いすに辻を座らせた。
「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね」
そういって、辻の前にかがみこむと、萩原先生は辻の足をマッサージし始めた。
「いたいっ…」
「辻ちゃんの足はね、急激な運動で筋肉がびっくりして固まっちゃったんだ。だから
痛くてもこうやって揉みほぐしてあげないと治らないんだよ。」
萩原先生は辻に優しく言い聞かせた。辻は素直にうなづくと、じっと痛みを堪えた。
「あっ……、う……んんっ…」
時々、我慢できずに声を漏らしたが、痛い、とは言わなかった。
「は…あっ…うん…う…ん……」
萩原先生は、辻の爪先から太股の付け根まで、丁寧に揉みほぐした。しばらくすると、
徐々に痛みが引いていくのがはっきりと分かった。
「あ……」
もう大丈夫です、と言いかけて辻は黙った。もう少し、先生と二人っきりでいたかった。
痛みが治ると、先生に足をマッサージされることは、なんだかちょっと恥ずかしい気も
したが、同時に嬉しい気持ちもあった。
「よしっ、よく我慢した!もう大丈夫だろう?」
ぽんっ、と両太股を軽く叩くと先生が言った。それでハッ我に返った辻は、そんな自分の
気持ちを見透かされたような気がして顔を赤らめた。そして、俯きながら小さな声で
「ありがと…」と呟き、慌てて先生の所から抜け出してプールに飛び込んだ。何となく
隠れたい気がして、少しの間だけ潜ってみた。そんな辻を見つけた友達が集まって来た。
「あーっ!のの、大丈夫だった〜!?」
「いいなぁ、先生にだっこしてもらえて〜」
そんなふうに友達に言われると、何だか恥ずかしいようで嬉しいような、変な気がして、
辻はまた潜ってしまった。
先生は辻が去った後もしばらくその場を動かなかった。いや、動けなかった。
…萩原は完全に勃起していた。
あるラブホテルの一室に萩原はいた。
「希美…希美…希美…」
目をつぶって何度も繰り返し呟く。萩原は全裸だった。その股間には、ペニスにしゃぶり
つく風俗嬢の姿があった。しかし、女がどんなに舌を動かそうと、萩原は女の体には全く
興味が無い様子で、しきりに自分の手の臭いをかぎ、自分の手を舐め回しては、同じ女の
名前を呼ぶだけだった。
「あぁっ、希美…希美ぃ…あぁあアぁッ」
萩原は女の口の中でイッた。これで4回目だ。
(…コイツ、変態だわ。)
だが、女にとっては関係の無いことだった。希美がどこの誰だろうと、フェラだけでいい
と客が言うんだから楽なもんだ。
希美…希美…希美…。
目をつぶった萩原の脳裏に何度となく再現されるのは、同じ映像、同じ感触。
希美の濡れた肢体、はじけんばかりの太腿、ふくらはぎ、小さくて可愛い足。薄い布地一
枚隔てた向こうにある希美の陰部。うっすらと浮かびあがる乳首。自分の上にかがみ
こんで痛みに耐える希美の口から漏れる微かな吐息。
希美…希美…希美…。
ああ、いっその事、あの場で犯してしまいたかった…!!!!
希美の可愛い足の指先、一本一本を指の又までしゃぶり、ふくらはぎも太腿もくまなく
舐め回し、太股の間に顔を埋めて、小さな可愛いまんこに舌を這わせて、希美のまん汁を
飲み干したかった…!!!!
「…ゥぁアあッ、希美希美希美ぃいぎぃイ…」
…あの感触。
なめらかで、弾力のある、たっぷりとした太腿。そうだ、この手で、あの太股を撫で回し、
揉み尽くしたのだ…!!!!
興奮した萩原は自分の手を、まるで希美の体の一部であるかのように舐め回し、指の
又まで丁寧に舐め尽くした。
萩原の耳には、今も繰り返し、辻の声が聞こえてくる。
『あっ……、う……んんっ…』
「あぁ、希美いぃい…」
萩原の腰がガクガクと動き出した。
『は…あっ…うん…う…ん……』
「あハぁあアァッ、希…美ぃイ、のォぞ…みィいひィッ!!」
萩原は5回目の絶頂に達した。