【愛玩少女】〜喪失〜
「………ん…」
希美は小さく寝返りをうつと、重たい目蓋をうっすらと開けた。夢と現実の狭間で揺らぐ
意識の中で、希美は朦朧と意識を取り戻し始めた。
(…ん?……私…寝てる?……あれぇ?…ここ…どこだろ…?)
ごそごそと体を動かすと、その感触から自分がベッドで寝ている事が分かった。
(…私…先生と車に乗って……それから…合宿所に…着いたのかな…?)
耳を澄ますとザーッと打ちつける雨の音が外から聞こえてくる。希美は眠い目をこすりな
がら上半身を起こした。まっ暗な部屋だった。希美は手探りで明かりを探した。ベッドの
脇にスタンドライトを見つけスイッチを入れる。ボォッと赤暗い光に浮かび上がった部屋
は…異様な部屋だった。だだっ広い部屋の四方の壁には窓も何も無く、部屋の隅にはテレ
ビが4台置いてあり、ちょうど希美の背後の壁には大きな鏡台があった。希美が寝ていた
のはやけに大きなベッドで、部屋の中央に置かれている。そのベッドを6台のビデオカメ
ラが取り囲んでいた。雨の音で気付かなかったが、注意深く耳をそばだてるとジーッとい
う微かな機械音がしている。希美は得体の知れない恐怖を覚えた。その時、
「きゃあッ」
突然、希美が小さな悲鳴を上げた。ベッドの中に入っていたため気付かなかったが、何と
希美は全裸だったのだ…!希美は慌ててシーツを引き寄せると、肩までしっかりと隠れる
ようにくるまった。
(な…な…な…何で?…どうして?)
予想もしない出来事に希美の頭は混乱するばかり。希美は衝動的に逃げたくなった。しかし、
「………ッ!!」
希美は青ざめた。知らない間に両足に足かせが填められていた。見ると、足かせには鎖が
付いており、ベッドの角にちょうど括り付けられる場所があり、錠前で外されないように
固定されていた。そのため、多少の身動きは取れても逃げることは不可能だった。希美は
あまりの恐怖に震えおののいた。ふいに、雨音が止まる。
(………雨じゃない…!?)
希美が息を潜めて辺りの気配に神経を集中する。希美の鼓動が高まった。息をするのさえ
苦しい、永遠とも思える静寂の時間。
「ガチャッ」
突然、ドアが開く音と共に人が入ってくる気配がした。室内灯の明かりが点いた。
「あれぇ、もう起きたんだ。」
聞き慣れた声がした。
「萩原先生ッ!!」
希美は安堵の声を上げた。しかし、萩原の姿を見た瞬間、希美は漠然とした不安を感じず
にはいられなかった。
「先生…その格好……?」
萩原はガウンを一枚羽織っただけの格好で、手にはワインの入った瓶とグラスを持って
いた。そのいでたちせいか、いつもと雰囲気まで違うような気がする。
「ああ、さっきシャワーを浴びたんだよ。希美もどう?」
(……希美?)
先生に初めて下の名前で呼ばれたことに違和感を覚える。それに、シャワーを浴びて
どうするというのだろう。
「どうしたの、顔色が悪いよ。」
萩原はスタンドデスクにワインの瓶とグラスを置き、寝ている希美の隣に腰掛けた。
「それに、震えているね。寒いのかい?」
そう言って、萩原が希美の肩に手を伸ばすと、希美は反射的に身を逸らした。
「あ…寒くないです…。それより…ここはどこですか?」
「合宿所だよ。」
萩原は笑顔で嘯いた。希美は戸惑った。
…ここは本当に合宿所なのだろうか。もしそうならば、あの異様なカメラは一体何のため
にあるんだろう。それに、自分が裸で足かせを填められてベッドに寝かされているという
のは、一体どういうことなのだろう。「誰が」「どうして」こんなことを…?
希美の頭をいくつもの疑問が駆けめぐる。しかし、希美は先生に質問できなかった。無言
の圧迫感というか、異様な雰囲気が希美から言葉を発する勇気を奪った。パンドラの箱の
ように、聞いたら全てが終わってしまいそうな危険な香りを本能的に察知していたのかも
しれない。
萩原が張り付いたような笑顔で、希美ににじり寄る。
「大丈夫だ。希美が心配する必要は無い。先生の言うことだけを素直に聞いていれば、
怖いことなんか何も無いよ…。さあ、こっちにおいで…。」
甘い先生のささやき声は、まるで不思議な魔力でもあるように希美の心を惑わした。猜疑
心に苛まされながらも希美は先生の言葉に抗えない。萩原は、体を震わせてすくみあがる
希美の体を、シーツの上から両腕で抱きしめた。萩原の両手が背中を撫でる。
(…あッ、背中は、だめぇ…。何にも着てないの…バレちゃう…。)
「ああ、可愛い希美…」
「あ…先生……や……ん…待って…先生っ!」
「希美…希美…」
萩原が名前を耳元で囁く度に、希美は気が変になりそうだった。
「お願い…離してぇ…ッ」
希美が精一杯の声をはりあげると、萩原は希美を抱きしめる手を緩めた。希美は恥ずかし
さと恐怖で顔を真っ赤にして俯いた。
「先生の事が嫌い?」
萩原が悲しそうな顔で希美の顔を覗き込むと、希美は目を逸らさずにはいられなかった。
大好きな萩原先生の顔なのに、何故か直視できない。
「そんなこと、ないです…けど…」
(…でも…なんだか……別人みたいで怖い……。)
「良かった、先生も希美が大好きだよ。」
萩原は希美の頬に手を添え、俯く顔を上向かせた。
「愛してるよ、希美…」
「…えっ……あっ…」
抵抗する間もなかった。萩原の顔が近づいて、瞬間、唇と唇が軽く触れ合った。
(あっ…ファーストキス…!)
希美の心臓が高鳴った。もう希美には何が何だか分からなかった。萩原が耳元で囁く。
「キスは初めて?」
希美はパニック状態に陥り、正常な判断を失っていた。希美は顔を真っ赤にして、萩原の
質問にただ素直に頷くことしか出来なかった。萩原は希美の答えに満足した。
「ああ、希美は本当に可愛いね…。じゃあ、今度は大人の味を教えてあげよう。」
そう言って、萩原は希美の小さな顎に親指をあてて軽く引くと、半開きになった希美の口
に自分の口を重ね合わせ、舌を入れる。
「―――――ッ!!!!」
衝撃だった。幼い希美にはこの行為が理解出来なかった。ただ、未知の感触に恐怖を感じ
た希美は、仰け反って逃れようともがく。しかし、萩原の両手がしっかりと希美の頭を押
さえつけているため逃げられない。萩原の舌は容赦なく希美の口を貪る。希美の喉の奥ま
で舌を入れると、希美の舌に絡ませ、互いの唾液を混じり合わせ、希美の柔らかく湿った
咥内粘膜をたっぷりと味わった。激しいキスに希美の口端から唾液が一筋糸を引いて垂れ
た。
「んっ、 ん――ッ!!」
希美が苦しそうに呻く。萩原が希美の口を離すと、希美は激しく呼吸した。幼い希美には
長すぎるキスだった。
「…はぁはぁ…はぁ…はぁっ…」
喘ぐ希美の肩を押してベッドに押し倒した萩原は、希美の体を隠しているシーツをはぎ
取った。そして、素早くガウンを脱いで希美の体に覆い被さると、再び希美の唇を奪った。
今度は希美の柔らかな下唇を甘噛みし、舌で舐め、吸った。同じように上唇も味わうと、
強引に希美の咥内に舌を突っ込む。そして、枕に押しつけるようにして希美の唇を貪ると、
自由になった両手で希美の体を愛撫し始めた。
「んんッ!んっ…ぅん――ッ!!」
希美が体をよじって抵抗するが、萩原の愛撫から逃れることは出来ない。萩原は、希美の
腹部を揉みほぐし、その柔らかな肉の感触を楽しむと、次に、心なしか膨らみはじめた兆
しを見せる幼い希美の胸を撫で回し、希美の小さな乳首を指でつまみ、擦ったり、転がし
たり、挟んだりして弄ぶ。
「んッ!んんッ!うぅッ…ぅんんんッ!!」
希美が両手で萩原の体を押して激しく抵抗する。しかし、所詮子供の力では成人男性にか
なうはずもない。その微弱な抵抗は萩原を更に興奮させた。
萩原は希美の唇を離すと、今度は乳首に吸い付いた。舌全体で包むようにしゃぶり、小さ
な乳輪を舐め回し、乳首を舌先で転がし、チューチューと音を立てて吸った。
「アッ…はぁはぁ…いやあッ!!…はぁあっ、やめてッ!やめてぇえッ!!!」
希美が悲痛な叫び声を上げる。希美が受けた初めて恥辱。希美は今まさに「辱められる」
という屈辱を、身をもって知った。深く心を傷つけられた希美の目に涙が浮かぶ。
「ああ…、希美…愛してるよ、希美…希美ぃ…ハァハァ…」
口から舌をだらりと垂らし、口端から唾液を滴らせ、厭らしい目つきで希美を見つめる
萩原は、もう希美の知っている優しい先生では無かった。大好きだった先生が音をたてて
自分の乳首にしゃぶりいている姿など希美は見たくもなかった。希美は顔を横にそむけ
ながら、萩原の頭を両手で押しのけるようにして抗った。
「いや…、んっ…いや…いや…いやあぁあ…」
しかし、どんなに抵抗しても萩原の腕から逃れることはできなかった。それどころか、
萩原の舌先はさらに激しく希美の乳首を責め立てる。希美の目から涙がこぼれた。
「ああッ…ハァハァ…綺麗な乳首だ…希美ィい…チュパッ…綺麗だよォ…ハァハァ…」
萩原は希美の目尻にキスすると、希美の涙を美味しそうにすすった。
「あぁああ…希美ッ…泣き顔も…何て美しいんだ……くはァッ…ハァハァ…希美ィい…」
萩原は希美の首筋に舌を這わせ、鎖骨をしゃぶり、脇の下を丁寧に舐める。
「ィやぁああ…やっ、やだぁ…あっ、あっ…んヤぁああアぁッ…ぁあんっ」
「アァあッ…美味しいよ…希美ぃ…クチュッ…希美ぃイい…ハァハァ…あぁああッ」
萩原は今、人生で最高の至福の時間に酔いしれた。今まで幾度と無く妄想の中で犯した
希美が、今、まさに自分の腕の中で無力に藻掻いているのだ。それは、妄想とは違い、
確かな手応えと充実感を萩原に与えた。萩原は全身で希美の肉体の存在を感じた。希美の
匂いを、鼓動を、体温を感じることが出来た。10日前、希美の肉体に直に触れた時とは
全くた違う感動だった。あの時は死んだように眠っていた希美が、今は萩原の手によって、
身をよじり、恐怖に肩を震わせ、可愛い悲鳴をあげながら、美しい頬を涙で濡らしている。
「…やっ…あっ…んっ…やらぁ…やめ…やめてぇ…くぅ…ん…離してよぉ…あっあっあっ
……いや…いやぁッ…やめてぇえ…ッ」
萩原は希美の体をくまなく舐め回した。脇から腕を伝って、小さな希美の手の五指をしゃ
ぶり、指と指の間まで丁寧に舐めた。執拗な萩原のペッティングに、希美は嫌悪感しか抱
かなかった。どうして萩原がそんなことをするのか全くわからなかった。
「いや…いやぁっ…うぅっ…やめ…やめてくらさい…ひっく…お願い…ん…先生ぇ…んん
…やめてぇっ…触んないれぇ…えっ…えっ…」
希美は泣きながら一生懸命に懇願した。涙で鼻がつまる。萩原は希美の鼻声の甘い響きに
欲情を高ぶらせながら、萩原は無言で希美の瑞々しい肢体を貪った。希美の胸から腹に
かけて丹念に舐め回す。希美の丸い腹部の真ん中にある小さなへそを舌先で刺激すると、
希美は身をよじって喘いだ。
「アッ…やめ…やっ…んっ…こ、こしょばいよぉッ…やっやっ…ぃやっ…」
くすぐったがりの希美は腹部が弱かった。特に、へそや脇腹への刺激には声を上げて右に
左に体を捩る。希美の反応に気を良くした萩原は執拗にそこを責めた。しかし、それは
希美にとって精神的苦痛以外の何物でもなかった。
「はあっ…はあ…ぃっく…はあ…はあぁ…ひっ…」
執拗な萩原の愛撫から解放された希美が息を切らせてぐったりと横たわっている。希美の
上半身が萩原の唾液にまみれてじっとりと湿っている。その中で、おうとつの少ない希美
の体から突起した小さな乳首だけが唾液でぬめって光る様は、酷く厭らしかった。それは、
泣きじゃくる希美の幼い表情や幼い体つきとはあまりにアンバランスで、それがまた酷く
萩原の性欲を刺激した。
萩原は希美が抵抗できないように、左手で希美の両手首を頭上に押さえつけた。そして右
手を希美の陰部に這わせる。
「ひアッ!」
希美の体がビクンとひきつった。自分ですら直に触れたことのない陰部を異性にまさぐら
れ、希美はあまりの恥ずかしさに顔を真っ赤にして唇を噛んだ。
萩原は注意深く人差し指を動かしてそっと秘裂をなぞった。希美の体が一瞬強ばり、声に
ならない悲鳴をあげて、ヒクヒクと体が震える。
(…濡れては…いないな…。)
まだ、幼く、性に目覚めていない希美の陰部は、少女の純潔を証明するかのように乾いて
いた。萩原は汚れをしらない希美の陰部に嗜虐心をくすぐられ、激しく欲情した。しかし、
今すぐ挿入するつもりは無かった。
(…メインディッシュは…最後にとっておくものだ…。)
萩原は卑劣な笑い声をくぐもらせると、希美の上半身に馬乗りに跨った。そして、希美の
美しい右脚を付け根から舐め始めた。
「ンッ!!やあああっ…んん…やめてやめてやめてぇえッ!!」
希美は脚をバタつかせて抵抗したが、鎖が邪魔で思うように動かせない。萩原は希美の
左脚を自分の脚で押さえつけると、両腕を希美の右脚に絡ませて、肉付きの良い希美の
太腿に五指を這わせて揉みほぐす。更に、希美の太腿に軽く歯をたてると、舌で舐め回し、
弾力のある希美の太腿を思う存分に味わった。
「先生、ひどいようっ!やめてっ!離してっ!!触らないでーッ!!!」
希美は泣き叫びながら、萩原の背中を両手で叩いた。萩原は背中を叩く希美の拳から、
辱められた希美の怒りを、苦しみを、悲しみを感じた。それは、萩原の支配欲を満足させ、
いたぶる快感と哀れむ陶酔感の間で萩原の心は歓喜に震えた。萩原は興奮を抑えきれずに
叫んだ。
「アアッ…ああぁあアッ、希美ィ…可愛そうな希美…希美ッ…ああぁあアアあッ!」
(俺は希美の体を汚してる…、希美の心を汚してる…ッ!)
興奮した萩原は、ジュルジュルと音をたてて希美の柔らかなふくらはぎにしゃぶりつく。
その様子に希美は絶望した。
「先生のばか…ばか…先生なんか…大嫌いだぁ…」
萩原の背中を叩く希美の拳がだんだんと力を失っていった。何を言っても、泣いても、
怒っても、懇願しても、先生は希美の言うことを聞いてはくれない。希美は、両手で
顔を覆ってすすり泣いた。
「ひっく……うっく……ひいっ…いっく……」
泣きじゃくる希美に跨ったまま、萩原は夢中で希美の脚にむしゃぶりついた。希美の足は
萩原を虜にした。少女独特の未成熟な上半身に比べ、希美の下半身は小学生とは思えない
ほどの色気があった。
「希美ッ…アアッ…凄いよ、希美…ハァハァ…希美…希美ぃ…凄く綺麗だ…ぁあッ…」
萩原は今までも幾度と無く希美の太腿を感嘆の目で見つめてきたが、今また改めてその
肉感美に夢中になった。希美のはち切れんばかりの瑞々しい肉は男を否応なく欲情させる。
萩原はボリューム感のある希美の脚をたっぷりと堪能した。
最後に、萩原は希美の小さな足を愛撫しようとして、希美の足首に填められた足かせが
邪魔なことに気付いた。萩原は舌打ちすると、脱ぎ捨てたガウンのポケットから小さな
鍵を取り出して右足首の足かせを外した。もう、疑いようもなかった。
(やっぱり…やっぱり全部、先生のせいだったんだ…。)
分かっていた。萩原に無理矢理押し倒された時、多分先生が犯人だと分かってはいたが、
そうでなければいいとずっと願っていた。しかし、足かせの鍵を持っていたことで、萩原
が全てを仕組んだ犯人であることはもはや決定的だった。だが、それは希美にとって最悪
な事態を示唆していた。つまり、希美はまんまと悪意ある犯人の手で檻に閉じこめられ、
助かる見込みは殆どないということだった。萩原の目的は希美には想像にも及ばなかった
が、どう考えてもこの先、希美にとって好ましい事が起こるとは思えなかった。
萩原先生との楽しかった思い出が走馬燈のように希美の脳裏を駆けめぐる。
楽しかった部活、運動会、プールの思い出、あれは全部嘘だったのだろうか…。
「うっ…。」
希美の目にまた涙がこみ上げてきた。今日、海で過ごした楽しい時間が、まるで遙か遠い
昔の夢のように儚く感じるのだった。
希美は、萩原に陵辱されながら、どうしてこんな事になってしまったのか、過去の出来事
を思い返しながら考えていた。
(いつから…騙されてたの…?今朝…?…それとも…初めて会った時から…?)
希美にはもう、何が本当で何が嘘だか分からなくなっていた。考えたくもなかった。
足かせを外した萩原は、舌なめずりをして希美の右足の可愛らしい親指をしゃぶった。
「あっ、やめっ…あぁっあっあっあっ、やめてぇっ!」
希美が激しく抗った。脚を力任せに動かそうとするが、萩原の強靱な腕の中で微動だに
しない。萩原の舌先が指と指の間の又を這った。
「あっ、やっ、んっ、…やぁあアッ、あはっ、やめっ…やっ、ははッ…はぁあんッ」
希美が激しく身を捩る。萩原の行為を止めさせようと手を伸ばすが、体の固い希美には
届かない。萩原の舌が希美の土踏まずの部分をチロチロと舐める。
「あははははっ…やめっ、あははっ…もうやめてッ…ひゃん…んんっ…いやぁああん…」
希美は笑いながら泣いていた。笑いたくもないのに笑ってしまう自分が嫌だった。希美の
引きつった笑い声が室内に響き渡る。萩原は、そんな希美の様子を厭らしい目で上から
見下ろしながら、執拗に希美の足を舐め続ける。
「はっ…はっ…はっ…はあっ…はあぁ…」
萩原が希美の足を離すと、希美は息を荒げてベッドに崩れ落ちた。休みなく笑い続けた
希美の疲労は想像以上に大きかった。力無く横たわる全裸の希美を見下ろす萩原の視線が
一点に――希美の秘部に――集中する。そう、今こそ萩原は欲情のままに希美を喰らわん
としていた。
萩原がゆっくりと希美の上にかがみ込む。希美は、身のすくむような恐怖を感じて全く動
けない。萩原が希美の太腿の下に手を滑り込ませ脚を持ち上げると、股間を開き、M字型
に開脚させた。萩原の目の前に美しい希美の陰部が晒された。そこには、まだ誰にも花開
いたことのない、綺麗な薄ピンク色の桜の蕾が心細そうに震えていた。
「ああぁあぁ…」
萩原は深い感動のため息をつくと、希美の股間に頭を埋めた。
「―――――――ッ!!!!!!」
希美は驚愕した。自分の股間に他人の頭が食い込む様子は希美の想像を凌駕した。
身の毛もよだつ嫌悪感を遙かに越えた恐怖が希美を襲う。
「いやーッ!いやーッ!いやあアアぁああァアッ!!!」
希美が再び激しく抵抗する。両手で股間に埋まる萩原の頭を押しのけようとするが、
それは無力な抵抗だった。
「ス―――ッ、ハ――ッ、ス――――ッ、ハ――ッ…」
萩原は大きな深呼吸とともに、希美の股間の匂いを十分に堪能する。幼い希美の股間から
は、ほのかなアンモニア臭に混じった少女特有のミルクの匂いの他に、微かに海の潮の香
りがした。乾いた陰部からは女の匂いはしなかった。股間の匂いを嗅がれた希美はあまり
の恥ずかしさに耳まで真っ赤にして悲鳴を上げた。
「イヤッ!変態ッ!触んないでぇッ!!イヤ――――――ッ!!!」
取り乱す希美の様子を萩原は楽しそうに眺めていた。やがて、萩原は口を開けて希美の
股間にしゃぶりつくと、秘裂に舌を這わせた。希美の体は、まるで電流が走ったように
ビクッと痙攣した。萩原は秘裂をなぞるようにそっと舌を動かす。
「アあーーーぁあッ…あーッ…アッ……ん…あッ…あぁッ…」
今まで感じたことのない感覚が希美を襲う。嫌悪感ともくすぐったさとも違う感覚。下腹
部がキュッと締め付けられるような、脳がじーんと痺れるような感覚に希美は戸惑った。
希美の悲鳴が徐々に小さくなり、喘ぎ声に変わっていく。希美の体は小刻みに震えていた。
萩原は舌先に全神経を集中させて、希美の小さな蕾を丁寧に舐め回す。頑なに閉じていた
花弁が徐々に開いて行く。萩原は開きかけた花びらを口に含み、くちゅくちゅとしゃぶる。
「はあぁッ…やんっ…だめぇ…あッあッあッ…ひあッ…ぁはあアッ……」
希美の抵抗が徐々に弱まっていく。萩原の繊細な愛撫によって、蕾の中で花弁に守られて
いた小さな芽が姿を表した。人目に晒されるのはこれが初めてであろうその姿に、萩原は
生唾を飲み込んだ。右手で恥丘を押し上げると、包皮が剥けて豆粒のようなクリトリスが
顔を出した。白い雪のような恥垢を被った愛らしい突起に萩原が舌を這わせる。小刻みに
震えていた、希美の体がビクビクと波打った。
「アァッ…ぁハァぁああ…アアあんッ…んんんっ…やあぁあアアッ……」
希美が断続的によがり声を上げる。希美は初めて感じる性の快感に体を震わせ、うるんだ
瞳を大きく見開き、頬を上気させている。舌先でクリトリスを転がしていた萩原の口内に
熱い液体がトロッと流れ込んだ。希美の膣から分泌された愛液だった。萩原は喉を鳴らし
てそれを飲み干した。
「…ぃやあぁアアぁ…はァアッ……だめぇッ…ソんなとこぉ…アッ…あぁアアんンッ…」
希美は下腹部がじーんと熱くなるのを感じた。希美の花心からトロトロと蜜が滴る。
「…ああッ…美味しいよ…希美ィ…ハァハァ…希美のまんこ…ぅ…凄く美味しいよォお……」
股間にしゃぶりつく萩原の舌が希美の愛液と絡み合い、萩原の口から厭らしい音が漏れ始めた。
「ぴちゃ…ぴちゅ…ぺちゃっ…ちゅるッ……ちゃぷ…ちゃぷ……」
静まりかえる室内で、萩原の唾液が絡まる音と希美の喘ぎ声とが官能的なハーモニーを
奏でる。希美はこの異常な雰囲気に気が狂いそうだった。
「…ぁあっ…だめぇエエえッ…そこッ…んふぅ…だめぇッ…あっあっあっ…そんなっ…
はぁああっ…舐めちゃ…んくッ…いヤぁ…や…あぁあん…ッ…」
希美は上半身を仰け反らせ、半開きに開いた口から熱い吐息と喘ぎ声が絶え間なく続く。
「…ハァハァ…イイッ……チャプ…すごくイイよォ、希美ぃ…ハァハァ…可愛い声だ、…もっと…
ぉあ…ピチャッ…もっと聞かせてくれよぉお…」
希美の甘い声に興奮した萩原は、希美の更に奥深くをまさぐろうと、希美の小さな膣口に
舌をあてがい、希美の処女膜を傷つけないようにゆっくりと力を加える。
「ッん…くふぅうぅウウゥ…」
希美の体が一瞬強ばり、甘く、熱い、大きなため息とともに筋肉が弛緩する。萩原は舌で
小さく円を描くように、希美の膣口の周りをゆっくりと押し広げながら、少しずつ希美の
膣口を広げていく。希美は初めて自分の体内に異物が挿入される感覚に眩暈を感じた。
「…アァあぁぁあああぁ………」
(何か変…、おかしいよ…。のの…おかしくなっちゃうよぉ…。)
希美は体を小刻みに震わせながら、朦朧とする意識の中で自分の体の変化に戸惑った。
自分の体内で全神経が股間に集中しているのが分かる。希美は、初めての経験への不安か
らか、抵抗していたはずの両手で萩原先生の頭を抱え、左右の太腿は先生の頭をしっかり
と挟み込んでいた。希美の小さな膣口が徐々に広がり、萩原の舌先が少しずつ希美の膣に
食い込んでいく。
「…ア―――ッ……アァ―――ッ……」
希美が長く余韻のある喘ぎ声を上げる。萩原は舌先をなるべく細くして、ゆっくりと希美
の中に侵入する。萩原の舌は細心の注意を払って入り口近くの膣壁を刺激する。
「ちゅっ…ちゅぷっ…ちゃぷっ…ちゅるっ…」
「んっ…んっ…んっ…んっ…」
希美は萩原の舌の動きに会わせて小刻みに喘ぐ。希美の体の震えが段々と大きくなって
いたその時、突然、萩原は舌の動きをとめて、希美の中からねっとりと舌を抜き出した。
「あ……」
希美の体の震えが止まる。処女膜を傷つけず、これ以上奥に挿れるのは難しかった。加え
て、萩原の肉体的な我慢も限界に達しようとしていた。希美の愛液と萩原の唾液によって
ヌラヌラと光る希美の陰部に、萩原は欲情を高ぶらせた。
萩原はゆっくりと体を起こした。とろんとした瞳で萩原を見る希美の目の前に、萩原の股
間からそそり勃つペニスが晒された。
「――――――!?」
希美が驚きのあまりに目を大きく見開いた。次の瞬間、
「キャ――――――ッ!!イヤ―――――――ッ!!!!」
希美が悲鳴を上げた。風呂場で父親の萎えたペニスしか見たことのなかった希美には、そ
の赤黒く充血したグロテスクな肉塊はあまりに衝撃的だった。希美は萩原に背をむけてう
ずくまり、両手で顔を覆って震えている。そんな希美の初々しい反応に萩原は欲情を更に
募らせて、希美の上に身を乗り出した。萩原は、希美の肢体を愛撫している際に分泌され
た大量のカウパー液を、挿入しやすいようペニスに満遍なく塗りたくる。うずくまるよう
にして震えている希美を仰向けにして覆い被さった萩原は、両手で希美の脚を開き、脚の
間に下半身を挟んだ。そして、希美の濡れた陰部に指を這わせてゆっくりと押し広げる。
萩原の舌によって敏感になっていた希美の陰部は少しの刺激ですぐに花開いた。希美は股
間に生暖かいモノが押し当てられるのを感じた。そして、希美は見た。萩原の醜い肉棒が
自分の陰部にあてがわれているのを…!
「━━━━━━━━━ッ!!!!!!!!」
希美が真っ青になった。希美は恐怖に体を強ばらせ、震える声で必死に哀願した。
「やッ…やめて…何を…何をするの?…いやぁ…お願い…やめて下さい…いや…いや…」
訴えかけるような希美の瞳は、萩原の嗜虐心を心地よく刺激する。萩原は小刻みに震える
希美の骨盤を両手で押さえつけ、少しずつ力を加えていった。
「いッ…イヤーッ…なッ…何すんのよー…ッ…やめてッ…やだやだ、怖いよぉ……」
希美の膣口に萩原の亀頭の先が食い込んだ。まだ、痛みは少ないのか、痛みを凌ぐ恐怖に
希美はガクガクと震えた。希美にはまだ萩原の行動の意味が分からない。想像もつかない
恐怖に希美は気が狂いそうだった。
「…ハァハァ…ハァハァ…の…希美ッ…ハァハァ…ハァハァ…」
希美の膣口をゆっくりと押し広げながら、萩原の亀頭が希美の膣内にめり込んでいく。
「あッ…いやァッ…いッ…痛ッ…アッ…だめぇッ…」
希美の叫び声は徐々に悲鳴へと変わり、体の震えも恐怖から苦痛による震えに変わって
いった。萩原は、希美の純潔を奪う喜びに心を震わせながら、嬲るように、ゆっくりと、
緩慢に、希美を犯す。
「痛いッ…アッ…痛いよう…イッ…アッ…痛ッ…あッ…やめてぇッ…」
股間を引き裂かれるような痛みと同時に、何かが希美の体内に侵入しようとしているのを
感じて、希美はようやく萩原が何をしているかを理解した。
「あッあッあッ…だめぇッ…入れないで…アッ…痛いッ…アッ…やだやだッ…入んない…
…そんなの入んないようッ…いやアァアッ…痛い痛い痛いッ!!!!」
あまりの苦痛に希美の目からポロポロと涙がこぼれた。萩原の亀頭が希美の処女膜を圧迫
していた。
「…ハァハァ…希美…ハァハァ…痛いのかい?…可愛い希美…ハァハァ…大丈夫だよ…ハァハァ…痛いのは
…さ…最初だけだからね…ハァハァ…」
萩原はしばし腰の動きを止め、亀頭に感じる希美の処女膜の抵抗力を楽しんだ。それは、
まるで希美の体が悲鳴をあげているようで、萩原のペニスを興奮させる。
「…希美…心配することはない…みんな経験するんだよ…ハァハァ…みんな痛いのを我慢して
…大人になるんだ…ハァハァ…希美は…ハァハァ…希美はみんなより…少し…早かっただけだ…。」
萩原が諭すように希美の耳元で囁くと、再びペニスを挿入し始める。希美の悲鳴が室内を
つんざく。萩原は残忍な笑顔を浮かべた。
の〜んキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
「…さあ…希美ィ…ハァハァ…先生が…希美を…大人にしてあげるよお…ッ…」
「いやぁああアァああッ…痛い痛い痛い、ヤメてぇええエエぇエェッ!!!!」
萩原が小刻みに腰を動かしながら希美の膣口に亀頭を擦りつけるようにして、無理矢理に
ペニスを捻り込む。希美の悲鳴が大きくなり、体が痙攣する。
…一瞬、希美の体が強ばった。希美の悲鳴が途切れ、大きく開いた口から声にならない
悲鳴を上げた。
「――――――――ッ…!!」
希美は体内で何かがブツッと弾けるのを感じた。萩原の亀頭が希美の処女膜を喰い破って、
ズッポリと希美の膣内に挿入されたのだ。
「…アッ………」
小さく希美が呻き、大きく見開いた目から一筋の涙がこぼれ落ちた。希美には、今、自分
が何を失ったのかが分からない。しかし、何かとても大切なものを失ったという事だけは、
小さな希美にもはっきりと分かった。希美の頬を伝う涙は破瓜の痛みのためではない。
大切な物を奪われた、悲しみの涙だった。
希美の赤い血が白いシーツに小さな斑点を作る。
そして、希美は幼くして女になった。
「…凄い…ハァハァ…希美ィッ…凄いよ…ハァハァ…」
萩原が歓喜に腰を震わせて、亀頭で味わう希美の膣の感触に酔いしれた。希美の膣が萩原
の亀頭をキツく締め付ける。幼い希美の体内は燃えるように熱かった。萩原はそこに希美
の若々しい生命の息吹を感じた。萩原の体内の血流が下半身に集まる。萩原のペニスが脈
打ち、更に固く、大きくなっていく。
「あハァッ…のぞ…みィ…ハァハァ…イイッ…イイッ…希美ぃイいィッ…!!」
希美の小さな膣へのペニスの挿入は困難を極めた。まだ幼い希美の体では分泌される愛液
の量はそれほど多くはない。恐怖に怯える希美の膣内は、まるで萩原を拒絶しているかの
ようだった。萩原は己のカウパー液で希美の膣壁をぬめらせながらペニスを押し込む。
しかし、興奮で肥大化するペニスの挿入は大きくなるほどに難しくなっていった。
「やめてえぇ…もう入れないでよう…やぁああァ…痛いよう…痛いよう…」
希美は膣口を広げながら異物が挿入される感触に吐き気をもよおした。膣内で肉と肉が
擦れあう鈍い痛みに希美は身を捩る。
「…ハァハァ…希美…希美ぃ…ハァハァ…俺も…俺も痛いよ…希美ぃ…ぁあぁアアァ…」
希美の小さな膣は無理に侵入しようとする萩原のペニスを痛いほど締めつけた。しかし、
もともと萩原は少女の未成熟な性器に欲情する性癖を持っていた。みっちりと締めつける
希美の小さな膣によって、より強く希美の肉の感触を味わうことが出来るのだ。
「アアッ…痛い…痛いよ…痛い痛い痛い痛い痛い…助けて…ッ…!!」
希美の悲鳴が室内にこだまする。萩原の中で希美の痛みと自分の痛みがシンクロし、希美
の心と同一化したような幻覚に陶酔しながら、萩原は希美への挿入を楽しんでいた。
「…希美…希美ッ…痛いのかい?…希美ぃ…アァッ…痛いよ…希美…希美ぃ…」
萩原は、痛がる希美に更なる快感を求めて、ペニスを希美の奥深くへと挿入する。
興奮に顔を歪ませて希美を強姦する萩原の顔は、まるで、
(…悪魔…悪魔だ…ッ)
希美にはそう見えた。希美の心が萩原への恐怖に震えおののいた。
「…いやあぁ…痛いよう…助けて…お母さん…お…父さ…んッ…痛いよう…怖いよう…」
希美が泣きながら助けを呼ぶ。しかし、それはあまりにも無力だった。
「…希美…誰も助けになんてこないよ…ハァハァ…」
萩原の言葉が希美を追いつめる。
「いやぁッ…いやぁッ…いやぁあッ……もう…こんなのやだよぉ…」
希美の声が徐々に弱々しくなり、最後はすすり泣きに変わる。
「…うぅッ…痛いよぅ…アッ…やぁッ…痛い…先生…痛いよう…ひっく…」
希美は萩原にすがりついた。藁にもすがる思いだった。
「…もうやめて…先生…もう…いいでしょ…お願い…ひっく…のの…先生の言うこと聞く
から…いい子になるから…ゥッ…もうこんなの…やめて…くらさい…ッ…」
「…希美…可愛い希美…でも…まだダメだよ…ハァハァ…まだ半分しか挿れてない…」
「…は…半分?」
「そうだ…ハァハァ…これから…希美の中に…全部挿れるんだ…ハァハァ…」
「…うそ…そんな…全部なんて…入んないよ…無理だよ…先生…無理だよお…」
「大丈夫…希美…入るよ…ハァハァ…」
「入んないよぉ…アッ…だめぇ…だって…もう…いっぱいだよぉ…」
「大丈夫…入るよ…ハァハァ…」
「アッ…入れないでッ…もう…ダメ…ん…のの…壊れちゃう…んんッ…」
「大丈夫…壊さないから…ハァハァ…ほら…もう、ほとんど中に入ってる……」
萩原は、深々とペニスの突き立った希美の股間がよく見えるよう、希美の腰を少し持ち
上げて、希美の目の前に晒してやった。
「うそ…うそ…あんな…おっきいの………」
希美が絶句した。信じられない光景だった。自分の体にドリルで穴をあけられたような衝撃
だった。希美の股間を貫く萩原の肉棒は、挿入前に見た時よりもずっと太くなっていた。
「希美…ハァハァ…希美のココは…」
萩原が指で陰部を軽く押した。
「大きくなったら…赤ちゃんが産まれる時に…通るんだ…希美…ハァハァ…ココはね…広がる
んだよ…大きくなるんだ…ハァハァ…だから…入るよ…希美…全部…ハァハァ…挿れるよ…」
「のの…わかんないよう…アァッ…らめぇ…イッ…痛いッ…ヤァあアッ…」
「希美ッ…もっと…力を抜いて…ハァハァ…楽にするんだ…ハァハァ…」
「アッ…出来ない…無理…やっ…ぃやあ…ん…ッくふぅう…」
「希美…ハァハァ…大きく…深呼吸しなさい…ハァハァ…」
「やらぁ…やらよう…」
「希美ッ!!」
不意に萩原が声を荒げた。
「…ココ…ハァハァ…壊されたくないんだろ…ハァハァ…痛くされたくなかったら…俺の言うこと
を聞けッ…」
萩原の態度の変化に希美はひどく怯えた。そして、言われたとおりに深呼吸をする。希美
が大きく息を吐き出すのに合わせて、萩原がペニスを少しずつ押し込んで行く。
「…そうだ…希美…イイぞ…ハァハァ…もっと…大きく…ゆっくりやるんだ…」
「…ア………アッ……痛ッ…ぁアッ………んッ………あんッ……イッ………アアッ…」
希美はゆっくりと深呼吸をしながら、萩原の動きに合わせて短い悲鳴を上げる。その時、
「ヒアッ!?」
希美が甲高い声を上げた。萩原の動きが止まる。亀頭が子宮口に当たっていた。
「クソッ…あと…もう少しなのに…ハァハァ…」
萩原が舌打ちをした。あと少しで全てが入るという前に、希美の膣は既にいっぱいに満た
されていた。膣全体で萩原の肉棒を呑み込んだ希美は、声も無く体をヒクつかせていた。
突然、萩原が力任せに希美を突き上げる。
「あ゛…あ゛…あ゛あ゛……あ゛あ゛あ゛あ゛ッ…!!!!」
希美が苦痛のあまり、掠れた悲鳴をあげる。萩原の亀頭はグイグイと子宮を押し上げ、
希美の膣にペニスを根本までしっかりと押し込んだ。
「入った…ッ!!…入ったよ…希美イッ!!!!…全部…入ってる…アアァッ…気持ちいい…
何て気持ちいいんだぁ…希美ぃいィイイ…ッ!!!!」
萩原が歓喜の叫び声を上げた。
「あ゛―――ッ…あ゛―――ッ…あぁあ゛―――ッ…!!!!」
希美は萩原に貫かれて、動くことも出来ずに叫び続ける。
萩原はしばらくの間じっと動かず、希美の膣が萩原のペニスを包み込み、みちみちと締め
つける感触を楽しんでいた。萩原はペニス全体で希美の膣内を感じることが出来た。希美
の中は溶けそうなほど熱かった。
希美は声も無く泣きながら、瀕死のヒナ鳥のように体を痙攣させていた。
「希美…ハァハァ…希美ぃ…分かるかい…ハァハァ…先生のちんちん…全部…入ってるよ…」
萩原が希美の耳元で囁きながら、希美の頭を撫でた。希美は目に涙を浮かべて頭を横に振る。
分からない、というより、分かりたくなかった。
「ふっ…希美…分からないのかい…ハァハァ…しょうがないな…希美は……ハァハァ…分からない
なら…分からせてあげようか…ハァハァ…」
そう言うと、萩原は希美の膣口の周りにペニスの根本をグリグリと擦りつけるようにして、
希美の中をペニスで掻き回す。
「やぁああアアッ…やめてッ…やめてぇエエェええッ…!!!!」
「希美…分かるだろ?…ほら…希美の中で動いてる…先生のちんちん…感じるだろ…?」
希美は悲鳴を上げながら、何度も頷いた。
「先生ッ…入ってるよ……入ってるからぁ…だからヤメテぇえッ…いやぁあッ…」
しかし、萩原はグラインドを止めようとしない。萩原は希美のクリトリスを中心に小刻み
にペニスを擦りつける。希美は痛みと快感の狭間で悲鳴ともよがり声とも区別のつかない
叫び声を上げていた。
「あぁ―――ッ…あぁん…はあぁあ…先生ッ…先生やめてえッ…動かさないでぇエッ…」
「…希美ぃ…ハァハァ…希美…動かさないと…先生のちんちん…出せないよぉ……ふふっ…
希美は…挿れたままがイイのかな…ハァハァ…」
「あぁあぁアァああぁッ…いやッ…いや――ッ…出してッ…早く出してぇエエッ…!!!!」
萩原は希美の膣内からズルっとペニスを引き出した。ペニスを挿入されるのとはまた違っ
た感覚、広げられていた膣が収縮し、体内から異物が排出されるような感覚が希美を襲う。
しかし、それ以上に、限界まで押し広げられた希美の膣は少しの動きにも苦痛を訴えた。
「アァ―――ッ…痛いッ…いやッ…いやッ…いきなり…そんな…動かさないでぇ…ッ…」
しかし、萩原は希美の言葉を無視するように、ペニスを全て出し切らないうちに再び挿入
を開始した。
「あァアッ…痛いッ…何でまた…入れるのぉ…ひどいよぅ…ひどい……」
希美が涙をこぼした。しかし、今や欲望のままに動く萩原には希美の言葉は聞こえていな
かった。萩原はペニスを挿れながら、希美の唇を奪った。
「んんッ…んむ…ん――ッ…」
「可愛いなぁ…希美は…ハァハァ…アア…本当に…可愛いよ…ウッ…希美ぃいィ…」
萩原はゆっくりとペニスをピストンさせながら、徐々にその振り幅を大きくしていった。
萩原のカウパー液でヌメった希美の膣内は、最初の挿入時より動かしやすくなっていた。
萩原は両手を希美の腰から背中に回すと、希美の首筋に舌を這わせ、希美の乳首を吸った。
「アッ…やめっ…やめてッ…あんッ…いやッ…くぅん…痛ァッ…んんッ…」
むちむちと締めつける希美の肉にカリや竿を扱かれて、萩原は徐々にオーガズムへと登っ
ていく。萩原の腰の動きが早くなり、欲望のままに希美を突き上げる。萩原の激しい動き
にベッドがギシギシと軋んだ。
「先生ッ…やめ…アッ…のの…死んぢゃうよぉ…あぁあ…ばらばらに…なっちゃうぅ…」
「…希美ィ…先生も…アあぁ…天国に…逝きそうだ…ァアッ…イイッ…イイぃいッ…」
萩原の激しい動きに体の安定感を失った希美が、思わず萩原にしがみついた。萩原は希美
の耳たぶを甘噛みしながら囁く。
「…アッ…希美ぃ…希美ぃ…可愛い希美…ハァハァ…愛してる……愛してるよぉ……ッ」
萩原は両手で希美の桃尻を鷲掴みにして激しく揉み回しながら、希美の奥深くをペニスで
何度も貫いた。希美が萩原の大きな背中に指先を立てて必死にしがみつく。希美の丸い爪
が萩原の肉に食い込んだ。
「ァアあッ…希美…おぁアッ…もう…イきそうだ…あぁアアッ…出るッ…出るぞッ…!!」
萩原は小さな希美の体全体を包み込むように覆い被さると、互いの体をしっかりと密着
させた。根本までズッポリと挿入し、希美の奥まで挿れたペニスを更に押し込むように、
希美の股間に腰を打ちつける。萩原の背中を電流のような快感が駆け上った。
「アァッ…逝く…逝く――――ッ!!!!」
萩原のペニスが大きく脈動し、濃く、熱いザーメンが希美の膣に放たれた。
「あ………あぁ………。」
希美が脚をヒクヒクと痙攣させ、小さなため息をついた。
「ウッ……ウゥッ………アッ……希美ィッ…」
萩原は押し寄せる快感の波に、数回に渡って希美の中で射精した。希美の中に全ての精子
を出し切ると、萩原はしばらく希美の中でオーガズムの余韻に浸った。膣内に射精された
希美は放心状態にあった。萩原が射精後の萎えたペニスを膣から抜き出した後も、脚を広
げたまましばらく動かなかった。
萩原は体を起こすと、ベッドの縁に腰掛け、荒い息を整えながら、タオルで汗を拭いた。
スタンドデスクに置いたワインの瓶を開けるとグラスに並々と注ぐ。ベッドには放心した
希美がぐったりと横たわっている。萩原はグラスを持って、希美の開いた股間がよく見え
る場所に移動した。萩原はグラスに注がれた赤い液体をゆっくりと回しながら、自分の精
液でベットリと濡れた希美の陰部がヒクヒクと痙攣している様子を満足げに眺める。
そして、一気に赤ワインを飲み干すと、乾いた喉を潤したのだった。
「ん………ッ」
希美の指がピクっと動いた。放心していた希美の意識が朧気ながらに戻りつつあった。
(…気持ち…悪い……。)
希美が吐き気をもよおして体を起こしたその時だった。希美の目の前に陵辱された直後の
生々しい自分の股間が目に入った。
「――――――――ッ…」
希美が息を呑む。大量に射精された萩原の精液が膣口から溢れ出していたのだ。
そのドロッとした生暖かい液体は、ペニスの無理な挿入によって膣壁についた細かい傷の
血と混じり合い、ピンク色の濁った色をしていた。
「うぅ……っ」
希美は泣きながらシーツで自分の股間を拭う。しかし、いくら拭いてもピンク色の粘液は
後から後から溢れ出す。
「うっ……うっ……うっ………」
希美はシーツを股間にあてがい、うずくまるようにして泣いた。希美の下腹部は、SEX
が終わった後もじんじんと痛みが疼いていた。
(お腹が…熱い……。)
萩原のザーメンをたっぷりと呑み込んだ膣内に、希美は妙な異物感を覚えた。それは、
まるで化け物の幼虫が腹の中を這いずり回っているようで、希美はあまりの気持ち悪さに
その場で吐いた。吐瀉物にむせる希美の前には、ワインを飲み干した萩原が希美を見下ろ
しながら舌なめずりをしている。
悪夢は未だ覚めない…。
(続く)