1 :
名無し娘。:
川o・-・)<完璧ですっ
2 :
名無し娘。:02/09/25 02:07 ID:TBdtwYVn
小説っぽいものです。
3 :
名無し募集中。。。:02/09/25 02:08 ID:GTEEDTMr
クソスレ立てんな
…それほどおっしゃるなら、お話しましょうか。
とは言っても、それほど語るに足りるようなこととも思えませんけれど。
まあ、一人の戦闘機乗りが戦中戦後を通じて、何を考えたのか…ご参考に
なることがあるかもしれません。
石川梨華中尉
12月の真珠湾攻撃に参加してから、終戦を内地の福知山で迎えるまで、
自分でいうのも何ですが“幸運”というほかはなかったですね。傷一つ負わず、
第一線で働きどおしで…今にして思えば『若さ』でしょうね。よくもまあ
暴れまわったものです。
若さが私の気持ちや身体を、いや『私』そのものを支えてくれたのでしょう。
まったく、よく勤めたものです。
真珠湾、ウェーキ島空襲、インド洋、そしてミッドウェイ。それから…
ラバウル、ブインといった緒作戦。
あ、これを忘れらちゃいけません。硫黄島決戦。ここで完敗しました。
続いて四○ニ空飛行隊長として臨んだ台湾沖航空戦、。六○一空に移っての
比島航空戦…
そのほとんどを零戦…いわゆるゼロ戦ですが、この世界一の戦闘機で戦ったのです。
撃墜数、ですか?はっきりした数は私にはわかりません。乱戦になると誰もが
無我夢中になりますから。照準器にしっかり敵機を捕らえ、引き金を思いきって
引く。曳航弾が敵機に吸い込まれ、次の瞬間にはグーンと機を引きおこしながら、
くるりと機を反転させる……ですがこの時、必ずといっていいほど別の敵機が
私をめがけて降ってくるのです。
落ち着くまもなく「なにくそっ」と新しい敵と戦うのですから、敵機が落ちたか
どうか確かめている暇はありません。
言ってみれば、緊張の連続ですね。どこかで読んだのですが、
『見えない敵機に注意すべし。そいつが貴様を撃墜するのだ』
まったくそうなんですね。空戦というものは、いつ、この見えない敵機が襲って
くるかもしれないという恐怖と常に戦っているんです。特に戦闘機乗りは、
大空の中でいつも一人ですからね。
10 :
名無し募集中。。。 :02/09/25 02:21 ID:GTEEDTMr
sage
本当のところは、何機落としたかが偉大なのではなく、恐怖やまいりそうになる
神経にどう耐えたかということが重要なのではと思ってます。
他の人にはわからない、自分だけが知っている…そんなものなのかも
しれませんけど。
私の場合で言えば、この目で確かめたのが三十九機ですね。不確実なものを
合わせれば五十数機にはなるでしょう。
……ミッドウェイの時?えーと、私は真珠湾以来ずっと航空母艦蒼竜の乗組員で、
階級は中尉でした。
少しくわしくお話しましょうか。あの戦さは私にとって忘れられないばかりではなく、
後日談まであるのですから…
13 :
名無し募集中。。。 :02/09/25 02:24 ID:dYMtKxkx
名スレの予感
14 :
名無し募集中。。。:02/09/25 02:31 ID:1rCnr7WC
_ _ 〆∞ヽ <零戦かっけ〜
= /|●\ニ\(|O^〜^)、 ))大空の侍だぜ
= 〔|∈∋、 ̄●∪ ̄ ̄ ̄ ̄|l≫
= ∂  ̄ ̄¬∠ニ\=〃 ((
「総員起し」
スピーカーから流れる声にハッと一度は目がさめたものの、すぐにまた深い
眠りの底に誘い込まれようとする。
(今眠ってしまっては戦闘に遅れてしまう、起きなければ、起きなければ……)
睡魔の誘惑に必死になって抵抗する。狭いベッドの上で手足をもがき続ける。
しかし思うように身体が動かない――。
これが今でも忘れられずに思い出されてくる。石川梨華中尉のミッドウェー海戦
の朝はこうして明けた。
戦闘食の赤飯の握り飯、沢庵、福神漬けに塩じゃけが入った皮包みがずらりと
並んでいるのを唾を飲み込みつつ横目で睨みながら飛行帽を引っ掴んで石川は
飛行甲板にすっとんでいった。今更ながら寝過ごしたことを後悔する。だが、
肉体は正直だ。頭はまだぼーっとして霧がかかったようだ。お腹はぺこぺこだが、
おにぎりを頬張る時間さえもないことがなんとも心残りだ。
稲葉中将率いる機動部隊は、ミッドウェイ島の北西約250浬の海域に進軍、
予定された攻撃隊発進の時刻はまもなくである。
昭和17年6月4日午前4時。
空にはまだ星がいっぱいに瞬いている。この辺りの日の出時刻は4時半。穏やかな
海に南東の風が緩やかにわたっている。その中で航空母艦の甲板に所狭しと並べ
られた飛行機の翼に灯っている赤と青の灯りが重なり合い、夜空に鮮やかな光を
映し出していた。
やがて、蒼竜を含む機動部隊は艦首を風上に向けた。
「発艦用意よろし」
艦長に報告が行く。艦首の切り裂く波が飛び散り風に流されて真っ白に霞み、
甲板を濡らす。
「発艦!!」
艦長の命を受けて飛行長が緑のランプをかざして大きく円を描く。
日米両軍の運命の分かれ道となったミッドウェイ海戦の幕は、こうして切って
落とされたのである。
石川は、列機2機を従えて広範囲に展開した機動部隊上空を旋回しながら味方
航空隊の出撃を見守っていた。次々と発艦する飛行機は、小さな蛍のように
すいすいと飛び出してくる。航空母艦飛竜の分隊長・末永大尉を総指揮官とする
第一次攻撃隊は、一路ミッドウェイを強襲するのである。
(真珠湾の時は、私もあの中の一員だったのに…)
石川は多少悔しい思いにかられていた。今日の石川は見送り組である。最も、
味方機動部隊の護衛という大切な任務があるのだから、文句を言ってはいけない
のだろうが、どちらかといえば裏方的な仕事である。
真珠湾の時は、直援航空隊は戦いらしい戦いを全く行わなかったものだが、今日も
あのときのように一方的な戦闘で終わってしまい、自分達は無用になってしまう
のではないか…。
(はぁ、今日の私はまさにその直援じゃない…)
石川はそういった思いが頭をよぎると、今日は寝坊したし、朝飯も食べそびれたし、
なんとなく寝不足気味だしで、ついてない日だ、とだんだん腹が立ってきた。
しかし実は、予想は必ずしも当たらないことを石川は思い知るのであった。アメリカ
軍は、日本軍の出撃をとっくのとうに察知していた。日本の暗号が解読されていた
のである。
真珠湾の時のように、いきなりの奇襲というわけにはいかなかった。アメリカ軍
ミッドウェイ航空基地では、航空隊司令の命令下稼動可能な飛行機は全て空へと
上がっていた。司令はさらに果敢に命令を下す。
「全飛行機は敵攻撃隊を迎撃し、急降下爆撃隊と雷撃隊は敵機動部隊を捕捉、これを
撃滅せよ。主たる目標はあくまで日本空母なり」
戦闘機の護衛もなしに、丸裸同然で攻撃隊を送り込もうとする。
迎えるのは、真珠湾以来の一騎当千の搭乗員達と新鋭機『零戦』である。
米軍ミッドウェイ基地司令はもちろん、日本機動部隊を殲滅せんと進行して来る米軍
パイロットたちも未だ『ゼロ』の脅威を知らなかった。
石川はゆっくりと機動部隊の上空を旋回している。二列になった空母4隻(赤城、加賀、
飛竜、蒼竜)を中心としてその周りに戦艦、巡洋艦、駆逐艦が取り囲んで護衛している。
ただし、空母部隊が風向きの関係で自由に行動できるだけの余裕を残しているため、
かなり大きな輪形陣である。
石川には、この余裕の隊形が危険だとは全く映っていなかった。
>>15 氏にスレだと思ったのですが、ネタスレといて動いていたので移転しました。
石川スレの予感。
お気に入りに登録しますた
すでに夜は明け始めている。石川は注意深く太陽と空の青さを警戒しはじめた。
点々と浮かぶ雲にも視線を流す。敵機を光の中に見逃してなるもんか。
そしてチラリ、と燃料計を見やる。零戦のエンジンは素晴らしい回転を続け、
空の青さの中にスラリと伸びた翼は、うすい空気の中で殆ど震動もせず、うっかり
すると襲ってくる睡魔を断ち切っている。
こうして、緊張の一時間がすぎた。時計と、さまざまな計器を相手に、骨の折れる
哨戒警戒にだんだんと疲れを感じ始めた頃、空母から緊急電が飛び込んできた。
「敵編隊確認、9時の方向」
石川は、思わずよしっ、と叫び、次の瞬間には左に旋回を始める。
高さは2千メートル。その雲の隙間から3機がはっきりと姿をのぞかせた。機種は
判別できなかったものの、敵機であることは間違いない。
いくぞ!
石川は列機にするどくバンクで合図をした。
石川が瞬間的に下した判断は、母艦に殺到する敵機を左斜め上から攻撃しようという
ことだった。湧き上がる興奮が肉体の動作をぎこちなくさせるように感じる。それに
無理に逆らうかのように、石川は自機の機首を思い切りよく回した。
その時には、既に敵機がB26と称する爆撃機であることを識別していた。
相手にとって不足はない。
石川は目の片隅に270ノットを示す計器の針をチラっと見た。我が零戦のフル
スピードだ。B26は情報によれば300ノット。速力こそ劣るものの、旋回性能や
上昇性能では零戦の方が勝る。
またたく間に石川率いる3機の零戦はそれぞれが目標とするB26の左斜め上方に
ぴたりとつけた。
敵機の搭乗員が石川を見、石川もまた敵機を見た。
慌てたようにB26は機首を右に倒し、急旋回を図る。翼から流れ出す飛行機雲が二筋
の白い糸を引きながら大空に流れていく。
敵機は太陽の光の中に身を隠そうと懸命に逃げ込みにかかる。
(もらった!)
まずは7.7ミリの一斉射撃を浴びせかけた。しかし、B26には変化はない。続いて
20ミリ機銃を5、6発叩き込んでみた。それでも敵機には何ら変わることなく、必死で
旋回上昇してゆく。大空は幾つもの曳痕弾で縞模様に染められて、高射砲の黒い斑点や
炎が撒き散らされて、まさに戦場そのものとなった。
その中で、石川は執拗にB26を追った。射程に入るたびに20ミリ機銃を連射して
浴びせる。
そしてついに、B26の一番機は白煙を噴いた。
「やったぁ!!」
石川梨華、ギャラリーのいない蒼空の勝利だった。
……戦後は、農家でもして、ひっそりと生きていくつもりでした。
ですが、操縦桿と鍬とでは全く勝手が違いまして、結局うまくいきませんでした。
その後は、いろいろな職を転々としました。場末のキャバレーで歌ってみたり…
もともと歌には自信がなかったので、すぐ辞めてしまいましたけど。
進駐軍で働いたこともあります。最初は、痩せても枯れても日本軍人だった私が、
なにが悲しくて敵軍で働かなきゃいけないのかって、お仕事を紹介してくれた方に
思わず声を荒げてしまったこともありました。
ですが、生活は苦しくなる一方で…そうですね。一週間ばかり水だけで暮らす生活
が続いて、ようやく自分の誇りというものを折り曲げて、やむを得ずアメリカ軍の
門をくぐりました。
その時ほど悲しいものはなかったですねぇ。戦争中は戦闘機では負けたことのなかった
私が、初めて敗戦というものはこういうことかと悔しくて涙が止まりませんでしたね。
昭和27年の秋だったでしょうか、日本人のパイロットができるそうだ、という噂を
耳にしまして、どうにもたまらなくなって思い切って東京へやってきました。
もう一度飛行機に乗りたい、乗りたい、乗りたいと、それだけです。もう執念というか、
怨念みたいなものですね。
そして、日本航空が日本人のパイロットを募集しているという知らせを見て、すぐさま
かけつけました。
ところが、受験資格が飛行時間3000時間以上というんです。私は2800時間。
案の定願書は突き返されてしまいましたが、このチャンスを逃したら2度と空へは戻れ
ないと思うと真剣でした。真剣にならざるを得ませんでした。
そんな思いでしたから、日本航空に毎日通いました。心の中では怒り、悲しみ、泣き、
さまざまな感情が渦巻いていました。
10回目だったですかね、あまりのしつこさに根負けしたのか、
「いいでしょう、あなたの熱心さに免じて、受験資格だけは差し上げましょう」
と専務に言っていただいたのです。その言葉を聞いた瞬間、恥ずかしいんですが号泣して
しまいまして……
こうして私は再び操縦桿を握るようになり、空に戻ってきました。
訓練を終えまして、国内線の副操縦士になったのが翌年の春で……そこで私は
ヨッスィー(ヒトミ・ヨシザワ)に会ったんです。彼女は教官として日本航空に
雇われていた3人のアメリカ人パイロットの1人でした。
ヨッスィーは国籍こそアメリカですけど、日本人でした。そのことでずいぶん
戦争中はつらい思いをしたようで、教官としてやってきたときにはすっかり
日本人嫌いになっていました。いやー、よく怒鳴られました。なんど投げ出そうか
と思いましたけど、やはり空への思いが強かったので必死に耐えましたよ。
ヨッスィーがキャプテン、私がセコンドというコンビで何度も東京−福岡コースを
往復してましたけど、彼女がささいな事で怒鳴るので私もいい加減ムカムカして
いましたね。
ある日、福岡で泊まりだったときのことです。ヨッスィーと私は空港のレストランで
夕食をとっていました。そこで話がたまたま太平洋戦争中の話になりまして、
ミッドウェイ海戦についてヨッスィーが自慢げにこういったんです。
「アタシはあの日、日本の機動部隊を一番最初に攻撃したB26に乗ってたのさ。
最も、攻撃には失敗したけどネ」
私は飲んでいたワインを思わず吹き出してしまうところでした。
もしかして、私が斜め上から攻撃して落としたB26じゃないのかって。
私は深呼吸して気持ちを落ち着かせてから、その時のことを手振りを交えて説明した
んです。
その時のヨッスィーのあの驚いた顔を今でも忘れられません。
「それじゃ、アタシの機を不時着させたゼロのパイロットは梨華だったのか!」
彼女の機体は、私の追撃をかろうじて逃れると、20分ほどフラフラ飛んでから海上
に不時着して、6時間も漂流したあげくにようやく救助されたそうです。
私は他の敵機にかかりっきりで忙しく、撃墜を確認している余裕はありませんでした。
その話をした時のヨッスィーは、いつもの見慣れた渋い顔ではなく、もうこれ以上
ないっていうくらいの笑顔で手を差し伸べてきました。
「アタシたちは戦友だよ」
って言って…。彼女は終戦の時は中佐、私は大尉でしたから、慌てて敬礼して見せました。
「イエス・サー」
もちろん冗談でしたけど、ヨッスィーはとっても満足気でそれからは私にとても親切に
なりました。
それは忙しいという形容詞では足りないくらいの激烈な戦闘だった。ヨシザワ大尉指揮の
B26が、機動部隊の艦上の見張り兵が機種すら確認できぬ前に叩き落されたのが7時半
を少し超えた時である。
数分後、アメリカ軍の艦上攻撃機が6機機動部隊の頭上から突っ込んできた。そこに零戦
隊が群がり、片っ端から叩き落していく。敵機は魚雷を落とすどころではなく、かろうじて
零戦の網の目から脱出できたのが1機というありさま。
まさに惨敗であった。
「強い、強すぎる。ゼロという奴はあまりにも強すぎる」
これが米軍パイロットからの報告だった。
しかし、なお米軍航空隊はくじけない。さらに30分後、第三の挑戦者を投入してきた。
B17爆撃機15機が高々度から艦隊上空に侵入し、爆弾を投下した。続き急降下爆撃機
16機が強引に突っ込んでくる。
(待ってました!)
石川中尉機は、急角度のバンクの後に列機2機を従えて挑みかかる。
フットバーを踏み込み、照準器に敵機が入る。距離は200メートルもない。この状況に
なれば零戦の勝ちである。敵機に20ミリが吸い込まれていき、数秒の後、火だるまに
なりながら海面に落ちていく。
しかし、石川がいくら落としても落としても、尚敵の戦意は衰えない。
波状的な攻撃が執拗に続けられ、それに呼応して石川の疲労度も増していく。
石川の記憶だけでも、午前中に17、8機は撃墜したという。これでは直援にあがった
直後の感想、戦闘の裏方どころの話ではない。
敵機相手に大活躍の後、弾丸を打ち尽くし燃料も心もとなくなってくると、戦闘機は
次々に着艦し、燃料弾丸を補給して再び空へ舞い上がった。戦闘中離艦着艦は決して
やさしい作業ではなく、このために空母の甲板は広くあけておく必要があった。数時間後
に襲ったミッドウェイ惨敗の原因はここにもあった。このため、敵空母攻撃のために発進
する予定だった第二次攻撃隊の準備がかなり遅れてしまうことになったのである。
しかし、今はそのような未来のことがわかろうはずもない。零戦隊は獅子奮迅の働きの
真っ最中である。しかも味方機動部隊の弾幕で大空はさながら傘を開いたかのように
大きく覆われている。
川o・-・)<わたし、いつでるんだろ…
残燃料が心もとなくなってきた石川は、蒼竜の甲板に着艦した。寝坊で朝食を抜かした
石川は空腹で目が回りそうだった。零戦に燃料と弾薬を補給すると共に、自分にも燃料を
補給しなくてはならない。
「誰か、おにぎりを持ってきてくれませんかー!」
整備員が握り飯をもって駆けつけてくれたが、ゆっくり味わうヒマもない。艦橋からは
「敵機!発艦用意急げ!」
の命令が既に下っている。石川機も補給を終え既にエンジンが始動している。
ええいっとばかり、石川は愛機に飛び乗った。先ほどの握り飯に思い切って一口かぶり
ついた。
同時に、『発艦ッ』という赤旗が大きく振られる。こうなっては食べているヒマなどない。
石川は恨めしそうに握り飯を見ていたが、力いっぱい青い海原に放り投げた。
すぐさま列機と編隊を組むと、石川は激烈な戦場へ再び身を投じていった。
石川は自分がやっている仕事の素晴らしさをはっきりと感じていた。
空腹も、疲労も、階級も勲章もなにもかも忘れていた。真実、素晴らしいのはこの愛機
零戦のみ。唇を一文字にかみしめた石川中尉の横顔には、愛機に全てを托しその操縦桿を
とる喜びがくっきりと描かれていた。
“NO SMOKING”
“FASTEN SEAT BELT”
座席通路の突き当たりにあるランプが点灯すると、いよいよジェット機DC-8の
出発である。
制服姿も美しいスチュワーデスが、乗客ににこやかな笑みを浮かべて紹介する。
「本日のキャプテンはイシカワ、イシカワ…」
DC-8ジェット旅客機は、ミッドウェイ島付近、ウェーキ島付近、真珠湾、そして
いくつもの思い出の戦場を通過する。
高度1万メートルという超高度から眺める思い出の海も、空も、生命の誕生を思わ
せるような澄み切った青だと石川は思う。
そうした時、ふと空の中に、あの懐かしい零戦の大集団が現れたような錯覚を覚え
ることがある。忘れようにも忘れられない大景観。銀の翼たちがそれぞれに編隊を
組み現れそして消えていく……
そんな幻想を吹き消すかのように首を大きく一振りすると、石川機長は管制塔からの
指令に従って、すばやく的確に着陸態勢をとる。
青春のつまった真珠湾を眼下に見ながら。
“FASTEN SEAT BELT”
DC-8は静かに滑走路へ滑り込んでいった。
『我レ機動部隊上空ニ在リ』終
終わり?これからもりあがるのかと思った…
次は矢口真里です。
提督!おもろいです!
>>52 禿ドゥー
百倍膨らませられる素材ですぞ
55 :
准将:02/10/02 08:24 ID:AwiVoaeG
弾幕うすいぞ!!
保全
ほ
ぜ
む
ほぜむ
test
ho
次の作者待ちってことでいいですか?
ほぜん
てst
hozen
68 :
な:02/11/01 01:59 ID:PMcyUxya
保
川o・-・)<わたし、いつでるんだろ…
tes
71 :
:02/11/04 16:36 ID:ZKQlGUTD
この学校の数学の先生のニックネームは「やぐっつぁん」である。
しかし、子供達にはもう一つのニックネームで呼ばれることのほうが多い。
「艦長」
と。
矢口真里中佐
矢口先生には子供がいない。
それゆえ、生徒を子供同然に可愛がる。自身の背丈が子供並に小さいことも
生徒達には妙な親近感を与えていたようである。
だから、「艦長」と呼ばれてもさして嫌悪することはない。このニックネーム
の中に《親しみ》と《憧れ》に似た感情があるのを無意識に感じ取っていたから
かもしれない。
神奈川県の某中学の校庭でドッジボールに興じている、矢口が担任する1年A組
の生徒達に『評』を求めてみると、異口同音に「艦長」は好評であった。
「全然怖くねぇな。だけど、艦長もうちょっと試験問題をやさしくしてくれねえかな」
「艦長の教え方はわかりやすいよ。きっと、頭がいいんだな」
矢口先生の背丈は150センチを切っている。いまどきの生徒は皆これよりも背が高い
から、一番チビということになる。
「あのくらいでなくちゃ、潜水艦の艦長にはなれねえよな」
「じゃぁこれからの潜水艦は困るな。みんなのっぽで」
艦長先生の子供たちは、先生が「艦長」という言葉に感じるある種の感慨も知らない
風に、実に陽気である。
たとえば、三角法の講義の時間である。
黒板に向かって
sinα、cosβ
と数式を並べながら、ふと潮騒の音と共に、潜水艦の攻撃方法を思い浮かべたり
することがあったのである。
《目標の速力Vノット、魚雷の速力νノット、方位学をαとすれば、その射角xは
こんな公式だった……》
sinx=V/ν sinα
そして、何気なくこの数式を生徒に洩らしてみたりすると大変である。
とたんに彼らはノートを閉じ、互いに突っつきあい、歓声をあげた。
「艦長、その公式をもっと詳しく説明してくださぁい!」
教室ないにおける「戦略」は生徒は少なからず巧妙であったから、こうして
矢口先生が彼らにまんまと「はめられて」しまうのは時間の問題なのである。
矢口先生の気持ちの奥底にある屈折も知らず、目を輝かせ、聞き耳を立て、
授業の合間に時々、いや稀に先生が語る「潜水艦」の話に固唾を飲むのである。
太平洋戦争における日本潜水艦の活躍は、アメリカの著名な戦史家チェルシー博士
の言を借りれば「天皇の、そして日本国民の期待したほどに」戦果をあげることが
できなかったという。そして実に120隻あまりがむなしく失われていった。
潜水艦の戦闘は、太陽も仰がず、外気にも触れられず、狭い艦内に油と汗にまみれて
二ヶ月も三ヶ月もの隠忍持久の戦闘を続けなければならず、この地味な苦しい任務を
黙々と果たした多くの将兵が、誰にも見られることのなく「鉄の棺桶」と共に沈んで
いった。
それでいてなお無能よばわりされねばならぬのである。
語る先生には、常にこの苦渋と生き残ったゆえの悲哀、責任がつきまとう。
しかし聞く生徒には、この悲痛な潜水艦の経験談が「カッコよいヒーロー」
に映るのであろう。
「数学は5分で飽きちゃう生徒達が、どういうもんか戦争の話になると何時間
でも聞いているんですよ。好きなんですかね、若い人たちは勇ましい話が」
そういって矢口先生はふっと笑った。
続きます。
保全してくださった皆様、感謝感謝でございます。
82 :
よーそろー:02/11/04 23:41 ID:e8BhRwej
期待sage
うぉっ!
1ヶ月以上の御無沙汰ですね、提督!
今回も期待しとりますぞ。
84 :
名無し募集中。。。 :02/11/06 13:08 ID:nVBuHGOM
知のサイズは潜水艦向き保全
戦車にも最適
アンド
ほ
圧縮回避保全
88 :
保全:02/11/17 03:15 ID:5Adcy0J9
ほぜん
昭和17年8月7日、あえていえばこの日こそ、「大日本帝国」の命日といっても
いい。強かった日本軍がこの日を境に守勢にたたされ、泥沼の消耗戦に引きずり
込まれ、ガダルカナルのような悲劇を生み、そして敗れ去った。
アメリカ軍はこの南洋の小さな島を足がかりとしてソロモン諸島を飛び石伝いに
北上しフィリピン島を奪回し、台湾、沖縄を経て日本本土・九州へ進攻するという
壮大な反攻作戦をたてた。
気の短い日本軍はそれを察知できずに逆にガダルカナル島に飛行場を設け、制空権
を奪いニューギニアとオーストラリアの首を絞めようという威勢のいい作戦を立てて
いた。
この思惑と思惑とが正面から衝突したのがガダルカナルの戦いなのである。
先手をとったのは日本軍であった。あと一日で飛行機が進出できるというところまで
飛行場をつくりあげたとき、アメリカ海兵隊1個師団が不意をついて上陸してきたの
である。
断じて上陸を阻止せよ。怒りの形相すさまじく、日本軍は全力をあげて陸海空から
なだれこんでいった。
第六艦隊所属の精鋭潜水艦が、この一翼を担ったのは当然であった。
ガ島の東南東約260浬に散開待機し、広く網を広げて敵の進攻を待つ。
「…不思議なもんです。生徒達は、こういった戦争の背景はどうでもいいらしいん
です。そこが日本からどれだけ遠い場所で、どんなに苦しい任務だったか、また
それがどういった意味をもつのか、それはどうでもいいらしいんですよ」
そういって矢口先生は苦笑した。
古い教室には、机だけが新しく、そこにイガ栗頭が並んでいる。
ガダルカナルが、ソロモン諸島がどこなのか、このイガ栗頭の中には明確にイメージ
できないことであろう。
ガ島は美しい南洋特有の緑の島だった。そこのルンガ湾は波静かなる平和な泊地だった。
そして、海はどこまでも青く澄んでいた…。
潜水艦「伊26」が警戒配備地点に到着したのが8月23日。翌日、すでに敵有力
部隊が付近海域にあり、の情報を得て、緊張した警戒航行を続けていた。
そして、8月30日夜半、充電しつつ水上航行にあった伊26潜は敵機動部隊を
その12センチ潜望鏡にとらえた。
それは、暗黒の海上にぼんやりと浮かぶ、かすかな灯りに近いものである。
疲労困憊の目には幻覚のようにも映るが、矢口はしばらく「それ」を凝視していた。
やおら
「両舷停止、潜航急げ!!」
と突然命じた。
歴戦の艦長矢口真里の耳は、いち早く対潜警戒機の爆音を耳にしていたのである。
なかなか更新できずにすみませんでした。
続きます。
圧壊寸前でしたな。ヨカッタヨカッタ
sunzenage
ベルは鳴り続ける。防水扉のしまる音や、隔壁にある通風筒のバルブを閉める音が
暗い司令室にまで響いてくる。その間にも艦は沈下をつづける。
いよいよ伊26潜の上に海の猟犬が襲い掛かってきた。
「駆逐艦、だんだん近づく」
聴音長が緊張した声で知らせる。
「深度80」
海の下と上での息詰まる遭遇の一瞬である。
三時間後、巧みに逃げ切って伊26潜は再び海上にその姿をあらわした。
しかし、敵艦隊はすでに暗闇の海の果てに去ってしまっていた。
敵機動部隊の匂いはどこにもなかった。
敵は北方へ航行していた、という矢口の記憶だけが敵機動部隊捕捉に移る伊26潜
の頼みの綱である。それゆえ、矢口は冷静な表情を北方へ転針、そして前進全速を
命じた。
(足の遅い潜水艦で追いつけるだろうか……)
矢口の胸に、疑問がふつふつとわきあがってくる。
しかしこれが潜水艦の任務である。北へ、東へ、西へ南へ。いかなる手段をもって
しても再び敵機動部隊を発見しなければならない。
敵影なし、敵影なし、敵影なし……
追跡すること4時間余り。
夜は無情にも白み始めてきた。潜水艦のもう一つの敵、朝の訪れである。
予想外に早い日の出が、艦首の切る白波を鮮やかに映し出す。
水平線の向こうにもくもくとそびえる入道雲の白さが痛いくらいに感じられる。
「ダメですね。あきらめましょう」
艦橋で傍らに立つ航海長が言った。
無言のまま、矢口は首を縦に振り、警戒線につくべく転舵を命じる航海長の号令を
ぼんやりと耳にとめていたが、自分の身の回りにひたひたと悲哀感と疲労感が渦巻き
とりまいていくのを感じていた。
(だめか……)
脱力感にさらされながら、矢口は潜望鏡を降ろそうとした。
刹那、矢口の体は電流が走ったかのようにしびれ、息を飲んだ。
「転舵待て!!」
続きます。
伊100
提督、100ゲトおめ!であります。
提督!「伊」って何?
海はゆるやかなうねりがあるだけで、静かである。潜望鏡の遥か向こうに見える
ガスタンク状の怪物は空母の煙突であろう。
「ようし、今度こそ逃がさねぇぞ。目標敵空母。レキシントン型!」
矢口は凛として叫んだ。
「急速潜航ッ」
確かにこの場合、伊26潜にとって偶然が幸いしていたのは事実である。日本機動部隊
が出現しない限り、アメリカ艦隊の行動海面には命令により制限が加えられていた
からである。
南北150浬、東西60浬、南緯10度30分を北限とする海面を出ることが
許されていなかった。
短くてすみません。
>>102様
実をいいますと私も完璧ではありませんで、ガンダムでいえば「RX-78」の
「RX」にあたるものでしょうか…?
「いろは」順で、大きいのが「伊」型、中型のは「呂」型、小型のが「波」型
だったかと思います…
あやふやですみません。もし知っていらっしゃる方いたら教えてくださいませ。
川o・-・)ノ<保全
106 :
:02/12/01 21:08 ID:zMdesHfA
川o・-・)ノ<完璧な保全です。ですっ。
川o・-・)ノ<ほぉ
川o・-・)ノ
川o・-・)ノ<ho
m
ほ
勝手に書いていいのなら書くぞ
提督、本日も異常なしであります!
114 :
名無し:02/12/15 02:40 ID:tbB8nTMp
本日天気晴朗なれども
波高し
116 :
:02/12/16 13:08 ID:yGw6gycp
川o・-・)ノ
敵艦隊見ゆとの報に接し
118 :
102:02/12/27 21:53 ID:Z5y2xtzX
提督!
「伊100」の説明、有り難う御座いまっす!
少しずつでも良いので交信キボンヌでありまっす!
亀レススマソ、でありまっす!
119 :
:03/01/01 20:24 ID:8E578QSU
川o・-・)ノ<保
川o・-・)ノ最強
川VvV从<伊号は(水上)排水量1000t以上
呂号は排水量500t以上1000t未満
波号は排水量500t未満の潜水艦
从‘ 。‘从<そういうことかあ!
川VvV从<そーいうこと
test
124 :
名無し募集中。。。 :03/01/07 23:34 ID:FNmDTGYt
こんこん
125 :
fushianasan :03/01/07 23:38 ID:GcVHRUwO
こんこんと結紺するのは漏れだどー。こんこん♪
126 :
名無し募集中。。。:03/01/07 23:45 ID:wzVOJgW8
ヨーソロー
新・紺碧の艦隊2は出たか?
128 :
山崎渉:03/01/10 04:32 ID:pIJVPYa4
(^^)
129 :
山崎渉:03/01/10 16:51 ID:pP27NLdK
(^^)
川o・-・)ノ<ザリザリガニガニザリガニガニ
川o・-・)ノ<ちょっきん
伊26潜は、この北限に到達し、反転南下しようとする敵艦隊を認めたのである。
空母1、戦艦1、巡洋艦3、駆逐艦7からなる機動部隊が、もしそのままあと
一時間北上を続けたら、伊26潜は完全に振り切られていたであろう。
潜水艦では、総員が勇躍して攻撃態勢を整えていた。対照的に空母サラトガ艦内
では、陽気な食事ラッパが鳴り響き、にぎやかな会話のうちに一番楽しい時を
迎えようとしていた。
狙うものと狙われるものと。
彼我との距離、約2万3千メートル。この距離では敵艦隊の進行方向は
不明といってよく、海面下19.5メートルまで潜航した伊26潜は、
ひんぱんに潜望鏡を出して敵情を探り続けた。その結果、敵艦隊は夜明けに
反転して南東へ向かって走り、飛行機を発進させそして今、減速したところ
であることを矢口艦長は知った。
空母は警戒してジグザグ航行をしていた。5分経過して20度転進、10分
して45度変針、時速13ノット。これは潜水艦にとって極めて捕らえ
がたい状態であった。矢口はいくらか心に焦りの出ていることを思い知った。
(早く、早く敵の前方に進出しなければ…)
司令塔の将兵は、闘志で目を輝かせながら、潜望鏡と共に昇降する矢口を
見つめていた。電動機室にあった高橋愛少尉は、伝声管に耳をあてた伝令
の顔を期待をもって見つめていた。伝令は、そんな高橋の視線に気付くと、
まだまだというように首を横に振った。潜水艦の暗い、狭い艦内にあって
ただの『一瞬』を全員は息を飲んで待ち続けるのである。烹炊員(ほうすい
いん)は缶詰の赤飯を、その瞬間のために用意していた。聴音員はレシーバー
に耳をあて、己の呼吸すらも止めていた。
ただの一瞬――それは小気味のいい命中音を聞く、その時なのである。
このとき、発射管室では、57センチ魚雷の装填に余念がなかった。目標は
空母レキシントン型。調定深度は6メートル、速力は38および40ノット。
訓練そのままに忠実な、だがしかしより活発な動きがそこに見られた。
新垣里沙一等兵曹は、自らは酒を飲むことはなかったが、常に二升の酒瓶を
用意し、魚雷を綺麗に洗ってはよびかける。この日は特に念入りだった。
「お願いだから、当たって…」
司令塔では矢口が潜望鏡を再び上げさせている。飛びつくように目を当てる。
早くも矢口はおおっ、と喜びの声をあげる。
「みんな喜べ、敵さんはこっちへ直進してくるぞ!」
司令塔より各部署に、朗報は即座に知らされた。待つこと、このままの態勢で
待ち続けること、しかも残す一時間の間に、チャンスが向こうからやってくる。
「発射管、用意急げ」
命令は、踊るような調子で下された。
素晴らしいくらいの放置っぷりを保全していただきありがとうございました。
急速潜航………
………
……
…
おぉーぅ!
提督がいらっしゃっておられるではないか!
交信乙です。
またの浮上を総員首を長くしてお待ちしております。
矢口の思考はすばやく動く。目標の方位角右45度。距離千メートル、これが
理想の射点である。だがそのためには、3千500メートルの間隔をおいて
輪形陣を組む護衛艦隊の、中央を突破せねばならない。
しかも、敵の機動部隊の速力は矢口の思惑よりも早く、やっと伊26潜が外側の
駆逐艦群の位置に達したときには、潜望鏡が捕らえた空母はすでに方位角右90度
の位置に達してしまっていた。
絶好の射撃角度を失ったのはもちろんのこと、この状態での命中率は五分五分で
あり、さりとて、このままむなしく見送れば、攻撃の機会は永遠に失われる。
矢口は一瞬迷った。
命令はこの場合は一つの決断である。発射か中止かで、その間はない。
矢口は決断した。
「魚雷戦用意!!」
発射管室はにわかに活気を帯び、スイッチを睨む。
空母サラトガは、その巨大な腹を潜望鏡に見せて行き過ぎようとする。潜望鏡の
十字が重なった時、それが残された唯一の機会だった。
もはや矢口は、頭上にある海の猟犬の存在を忘れきっていた。
1秒が正確に1秒を刻むとは思えないほど、これは長い長い瞬間だった。
まだ、まだ、まだ……
この時、海上では駆逐艦マクドノーが艦首のたった10メートル横に潜望鏡を
見つけ、飛び上がっていた。
海底では、今まさに潜望鏡の十字にサラトガが合致しようとした。瞬間、マクノドー
の艦首が潜望鏡におしかぶさってきた。
方位角右120度、もう待てねぇ。距離3千500.
「てぇっ!!!」
伊26潜の5管の発射管から、次々に『蒼い殺人者』が踊り出ていった。
珍しく2日連続の更新です。
新メンバー決まってしまいましたね。
実は今日始めて3人を見た次第でして。
キッズと同じく全員合格でしたが、番組中からどうせそんなこったろうなと
思って意外とさめたまま見てました。
ところで紺野提督はいつ出てくるんでしょうか?
連続交信乙であります!
確かに3人合格はバレバレですた。
でもチョピーリ気体なんかしとりますです、ハイ。
>>ところで紺野提督はいつ出てくるんでしょうか?
アソタがそれを言っちゃぁおしめーよほぜむ
144 :
( ´ Д `) ◆o.JGSDFRss :03/01/25 18:24 ID:x/2ienx5
( ´ Д `)<んぁ〜 危険深度の赤ランプだよ〜
1〜30番のメインタンクブロー、アップトリム30
海面まで保守浮上するよ〜
145 :
名無し募集中。。。:03/01/25 19:23 ID:313z5AA+
おい
>>1よセリフの部分はAAを使ってくれ。
そうすれば、このスレの人気があがるぞとマジレス
>>145 それやっちゃうと「小説」から「ネタ」になってしまう罠
で、何が言いたいかというとsageましょう、ってことで
>>146 正解!
でもちょっと見てみたい気も…。
148 :
山崎渉:03/01/28 14:02 ID:3mTZ7UF2
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
「それからすぐに命令したんだ。『急速潜航っ、深度百!』ってね。…潜水艦は
ぐいぐいと潜航していったよ。そしたらすぐに上から駆逐艦が爆雷をどっかどっか
と投げ込んできてね。そのものすごい音の中で、60くらいまで潜った時に、
全員がカーンっていう澄んだ音を1発だけ聞いたのさ」
そう言うと、矢口先生はふと遠くの空を見つめた。
「みんな、躍り上がって喜んだよ。この音を聞きたい
ばかりに、苦しい苦しい…そりゃぁもう言い切れない
ほどの辛い仕事をしてきたんだからね」
潜水艦の戦いの事実はこれからなのである。しかし、矢口先生はもうそれ以上多くは
語ろうとしなかった。外界との接触が一切絶たれた狭い場所で、乗組員が、ただ一瞬
の命中音を聴く。その喜びのためだけに、その後12時間余りもの間、爆雷と悪戦苦闘
したことを。
それともう一つ、矢口先生の語らなかった事実があった。戦時中、ただ1発の命中音
だけではと、せっかくの功績も軽く片付けられて、公的には矢口艦長以下、伊26潜
の乗組員は何の栄誉にもあずかれなかったことである。
しかし現実は、このたった1発命中した魚雷が空母サラトガに致命傷を与え、それから
3ヶ月もの間、修理のためにドックにこもりきりになってしまい戦列に加わることを
許さなかったのである。
何も知らないまま、勲章1つもらわないままに、伊26潜は2年後にレイテ沖で
かつての多くの部下と共に海の底に沈んだ。
後に他潜の艦長に転じ、九死に一生を得た矢口先生は、この事実を語らない。
語れば、教壇に立つ矢口先生の声は嗚咽に変わらざるを得ない。それゆえに、矢口
先生は強く言い切るのである。
「今日の授業はこれでおしまいっ!!」
終了のベルが高く鳴った。学級委員長が立って朗らかな調子で言う。
「起立!」
矢口先生も思わず不動の姿勢をとる。
「頭ぁーっ、右ッ!」
『ついにサラトガをとらえた・終』
川o・-・)<次はさくら大戦です。
(〜^◇^)<ウソつけ!
( ・e・)<あたし、死んでますよね。
川o・-・)<出番があっただけいいと思わないと。
( ´D`)<ところで、きゅうしょくはまられすか?
川o・-・)<全く関係ないですけど、なんとなく思いました。
川o・-・)<(●´ー`)安倍さんは、軍艦にたとえると『長門』って感じです。
(●´ー`)<?
川o・-・)<長い間連合艦隊の旗艦で『大和』より知名度抜群、終戦時にも生き残りました。
(●´ー`)<よくわからないけど、ほめられたべ。
川o・-・)<川 ‘〜‘)‖飯田さんは、なんでしょう。『怪力線』でしょうか。
川 ‘〜‘)‖<コンノ、コロスワヨ。
川o・-・)<冗談ですよ。伊勢ですか。最初に電探を装備したということで。
川 ‘〜‘)‖<えー、カオリはえびなのー?
川o・-・)<戦艦ですよ。えらいフネです。途中で航空戦艦に改造されて
ますます中途半端なフネになってしまった所なんか特に…ゴホゴホ
川o・-・)<(〜^◇^)矢口さんは小さいので、駆逐艦ですね。海防艦でもいいですけど。
(〜^◇^)<なんか聞くからに弱そうな感じだな。
川o・-・)<なんだかんだで娘。の生き残りですからね。ベストシップ『雪風』ということで。
(〜^◇^)<なんだそれ?
川o・-・)<ものすごくはしょって言うと、日本海軍随一の幸運艦の名前です。
(〜^◇^)<なら許す!
川o・-・)(ぴよ〜んとかやってますけど、もう20歳なんですよね、この人)
( `.∀´)<で、アタシは何よ?
川o・-・)<( `.∀´)保田さんは工作艦『明石』で。
ギュゥゥゥゥ 痛い痛い痛い痛いです……
川*・-・)<工作艦明石は、米軍も最重要目標の1つにしていた程、海軍にとっては
重要な役割をもった艦なんです。すごく地味で知名度もあまりないですけど。
( `.∀´)<最後がなんか気になるけど、まぁいいわ。
川*・-・)(ふぅ、大発とか言わないでよかった。)
提督に対し敬礼! 毎度楽しく拝見しております。
矢口嬢の例えが雪風なのは、実に的を得ているやうに思ひます
開戦から菊水作戦までも生き残り、1970年に事故で沈没
1期が卒業したとしても、彼女だけは残っていそうな雰囲気がまた・・・
明石も(・∀・)イイ! 海軍唯一、まさに影の功労者ですな。
( ´ Д `)<んぁ〜、次作に期待しつつタンク注水sage
提督!更新お疲れさまですた!
AAトークもまたおかし、であります!
158 :
:03/02/07 01:45 ID:TSpZvXZx
本日天気晴朗
にして波高し。
てゆーか、今日は雨(東京)
専守防衛
161 :
名無し募集中。。。 :03/02/16 01:24 ID:NMjc0S1J
沈め、そして水死体になれ(w
(今チャソと逝く)高級寿司食べ放題ゲトー!
( ^▽^)<フソをしたぁ〜♪
紺野はいずこ
隣のスレは何か始まったね