1 :
ぺったんこ:
フォーエヴァー・プッチモニ。
そんな思いを込めまして…
3 :
ぺったんこ:02/09/22 02:51 ID:Cp7UQSZA
「ねぇー…お願いします!お願いだから…」
「くどいよ。無理なモンは無理だって」
「無理でもお願いっ」
もう、最後の方は自分でも半分笑えてきてしまってた。
それくらいに、もう、何日も何百回も、マネージャーと顔を合わせる度に同じ事を言い続
けていた。ワタシとしては、何も無理なお願いをしてるつもりはなかった。というか、こ
れだけ頑張ってるんだし、これからも頑張っていくんだし、それくらいのお願い聞いてく
れたっていいじゃないって、ずっとそう思いながら、マネージャーと言い合っていた。
「だいたいさ、そんな時間がどこにあると思ってんだよ」
「時間って…そんな何日も何日もくれなんて言ってないし…」
「1日だってダメなの。横浜の後もスケジュールはギッシリなんだぞ」
「じゃあ半日でもいい…」
「後藤いいか。お前は、モーニング娘。を卒業するっていうだけで、
芸能界を引退する訳じゃないんだ。むしろ、モーニング抜けること
で、やらなきゃいけない事も、責任だってぐっと重くなるんだ。1
日、いや何時間だって無駄にしちゃ…」
「……」
「…おい…いや…そんな泣く事は…」
4 :
ぺったんこ:02/09/22 02:52 ID:Cp7UQSZA
本当に涙が出ているのだから、ウソ泣きという訳じゃなかった。けれど、感情がこみ上げ
てきて泣いたとかいうんじゃなく、自然に、なんでか解らないけど涙が出てきた、そんな
感じだった。マネージャーはため息をつき、ソファーにボソッと体を沈め、頭を掻いてい
る。
「…一体何がしたいんだよ…」
マネージャーが体を投げ出した大勢のまま、言った。ワタシは何も答えずに、親指で涙を
拭う。
「…後藤一人なら、なんとでもしてやれるんだよ。でも…アイツらも
一緒っていうのは…」
「…そうじゃなきゃ意味がないんだもん」
「意味って…」
「3人じゃないと、意味がないの!」
「オフに意味もへったくれもないじゃんか…」
「……」
正直に言えばもっと話はスムーズだったのかも知れない。けれど、言えなかった。何のた
めにオフが欲しいのか、そしてなんで後の2人が一緒じゃなければいけないのか。言えば、
全部が薄っぺらいものになってしまうような気がして、絶対に言いたくなかった。
マネージャーが時計をチラリと見た。もう移動の時間。この時間が終れば、しばらくゆっ
くりと話はできなくなる。ワタシは焦りと諦めで大きなため息をついた。そしてマネージ
ャーが体を起こし、携帯に手をかけたその時、ガチャッとドアの開く音が響いた。
5 :
ぺったんこ:02/09/22 02:53 ID:Cp7UQSZA
「あ、社長」
マネージャーが驚いたような声を出した。
「…おはようございます」
ワタシがうつむいたまま挨拶すると、社長はいきなりワタシの横に座った。
「今来たら、なんか後藤が長い時間話し合ってるって言うから」
「いや、なんつーかその、ワガママをね」
「ワガママ? なんだ後藤、欲しいモンでもあんのか?」
マジなのかギャグなのか。この社長の言う事はいつも曖昧で、リアクションに困ってしま
う。
「なんか、オフをくれって言うんですよ」
「…オフ?」
「1日、いや半日でもいいから欲しいって」
「そんなのいいじゃないか。半日くらいならどうにでもなるだろ」
「いや、それだけじゃないんです」
マネージャーがここぞとばかりに社長にベラベラと話し始める。
6 :
ぺったんこ:02/09/22 02:55 ID:Cp7UQSZA
「…それで、保田と吉澤にも、同じようにオフを取ってくれって…」
「…プッチモニでなに企んでんだ、一体?」
「……」
それは社長にだって言えなかった。ワタシは黙ったまま、どうせさっきと同じような説
教するんでしょ、と目で訴えるような感じで社長の顔を見た。社長は手元のライターを
パチパチと手でイジりながら、しばらくなにか考えていた。
「後藤、時間だろ。お前先に車行っとけ」
社長が突然言った。てっきり何か言われるのかと思っていた私は驚いて、思わずマネー
ジャーと顔を見合わせた。マネージャーもやっぱり驚いたような顔をしていて、たぶん、
同じような思いだったのだと思う。
7 :
ぺったんこ:02/09/22 02:57 ID:Cp7UQSZA
やがて、移動車に乗り込んだワタシに続いてすぐに、マネージャーが車に乗り、天王洲
に向かって車が動き出した。
「後藤、オフの件OK出たから」
「…へ?」
「23日のライブ終わりから、次の日の朝11時の取材まで空き時間あるから」
「…はい…」
「その時間だったら、保田と吉澤も時間空けられるから」
「…ありがとう…ございます…」
「目が本気だったからだって。お前は長い事マネージャーやってて、そんな簡単な事も
気がつかないのかって怒られたよ」
「…」
「今度だけだぞ、本当にもう…それと、社長に礼言っとけよ」
「…うん」
あれだけマネージャーと言い合っていたのがウソのように、あっけなく話は終了。
こうして、モーニング娘。として最後の「任務」への準備は整ったのだった。
8 :
ぺったんこ:02/09/22 02:57 ID:Cp7UQSZA
――――――――――――――――
収録が一段落した私は、前室のソファーでケータイを握りしめていた。
圭ちゃんへ。
そして、よっすぃーへ。
モーニング娘。のメンバーとして、二人への最後のお願いをメールする。というか、楽
屋に行けば二人はいるんだけど、ちょっと面と向かっては言いにくかったり。
メールを送って1分も経たないうちに、前室に圭ちゃんがやってきた。
「ちょっと、なにぃ?」
圭ちゃんはケータイを右手に持ったまま、私の横に座る。
「すぐそこにいるんだから、直接言えばいいじゃない」
「いや…ね…」
「…ヘンなの…」
「そうだね…ヘンだよね…」
「私に時間を預けて欲しい…ってどういうコト?」
「だからね…」
ふと振り向くと、後ろによっすぃーが立っていた。圭ちゃんと同じように、よっすぃー
もケータイを持ったままだ。
「23日のね、コンサート終ってからのコトなんだけど…」
9 :
ぺったんこ:02/09/22 02:58 ID:Cp7UQSZA
圭ちゃん、そして圭ちゃんの横に座ったよっすぃー。
なんか二人の顔とかまともに見れない感じで、私はうつむいたまま話を続けた。
「あー…なんか、二人だけ別行動だっていうのはさっき聞いたけど…」
「それがどうかしたの?」
チラッと顔を上げると、圭ちゃんもよっすぃーも、私の事をじっと見つめている。この
すごい緊張は、歌収録の時以上かも知れない。
「私がね…頼んだんだ。二人の時間を私にくださいって…」
「ください…って…」
「私とね、一緒に過ごして欲しいんだ…」
「ごっちん…」
「なんて言ったらいいんだろう…プッチのね…最後の締めくくりっていうか…」
「締めくくり、か…」
「やっぱ特別だから。プッチは…私にとっては…」
なんかそこまで言ったら、急に泣けてきた。
10 :
ぺったんこ:02/09/22 02:59 ID:Cp7UQSZA
「…泣くなよぅ…」
そう言った圭ちゃんの瞳からも涙がポロリと落ちる。
卒業が決まって、まず思ったのはプッチのコトだった。
モーニングの活動も、ソロだってもちろん大事。だけど、私にこの仕事の楽しさを教え
てくれた、かけがえのない存在であるプッチモニは特別だった。だから、プッチの最後
の思い出は、プッチのメンバーだけで作りたい…
「だからね…私に付き合って欲しい…少しの時間だけど、私と最後の思い出作って欲し
いんだ…」
圭ちゃんもよっすぃーも、頷いてくれた。
それが嬉しくて、私はまた泣いてしまった。
11 :
ぺったんこ:02/09/22 03:00 ID:Cp7UQSZA
続きは23日の夜の予定。
日付とほぼ同時進行に物語は進む…のかも
。・゚・(ノД`)・゚・。
がんがれ>作者
13 :
飯ンテグラ:02/09/22 03:07 ID:VzuMBWkF
ついに始動ですね。楽しみです。がんがって下さい。
つかもうこの時点で泣けるわけだが・・川oT-T)
( 0^〜^)人( ´ Д ` )人(`.∀´ )保全
( ´ Д `)<保全
ほぜむ。
ほぜむ。
( `.∀´)<保全よ
保全ちゃん
( ´ Д `)<誕生日保全
hozen
( 0^〜^)<ほぜん〜
保全
更新もうすぐかな
( `.∀´)<ちょっといつまで放置してんのよ!
26 :
ぺったんこ:02/09/24 01:29 ID:jvs6rz5m
――――――――――――――――
コンサートが終って、記者会見も終って。
私はモーニング娘。から卒業した。
彩っぺも、いちーちゃんも、そして裕ちゃんも、コンサートの終わりにはこんな感じで
いたんだろうな…なんてヒトゴトみたいに思いながら、タオルで涙と汗を拭う。
でも、私の今は、みんなとは違っていた。
そう。私には、モーニング娘。のメンバーとしての仕事がまだ残っているのだ。
27 :
ぺったんこ:02/09/24 01:31 ID:jvs6rz5m
メンバーとスタッフが拍手で送ってくれる中、私はマネージャーが用意してくれた移動
車に乗り込む。中にはすでに圭ちゃんとよっすぃーが待っていた。
「お待たせしましたー」
「すごい拍手だったね。ここまで聞こえてたよ」
そう言って、手に一杯の花束をよっすぃーが預かってくれる。
「みんな一人一人にね、もっと挨拶したかったんだけど…」
「そうだね…」
少ししんみりした感じで圭ちゃんが言うと同時に、車がゆっくり動き出した。
28 :
ぺったんこ:02/09/24 01:32 ID:jvs6rz5m
いつもの移動車のはずなのに、いつもと違って感じる乗り心地。でも、カーテンを少し
だけ開けて見る、流れていく夜の景色はいつもと同じ。なんだかとっても不思議な感覚
だった。そして、車が動き出してしばらくすると、なぜか3人とも静かになってしまっ
た。それぞれが、何かを考えながら、思いながら、車が止まるのを待っているような、
そんな感じ。
ひょっとして、私は二人を自分のワガママに巻き込んでいるんじゃないだろうか…
「私ね…」
静かだった車内に、不意に圭ちゃんの声がした。
29 :
ぺったんこ:02/09/24 01:33 ID:jvs6rz5m
「ごっちんがプッチの事、特別だって言ってくれた時ね、すごく嬉しかったんだ…」
「圭ちゃん…」
「私とね、サヤカには、その時もうプッチモニしか居場所がなかったからね…ここが最
初で最後のチャンスだからって、ずっと言ってて…」
圭ちゃんはゆっくりと、少しかすれた声でそう呟いた。
「うちらはただ必死だったから、入ったばかりで戸惑ってる後藤に、いろいろキツイ事
とか言ったりして、その事とか今でも気にしたりしてたの…」
「……」
「だから、後藤がプッチの事好きだって言ってくれたの、すごく嬉しくて…」
私はまた出そうになる涙をグッと堪えて、笑顔を作った。圭ちゃんもよっすぃーも、ち
ゃんと私の気持ちを解ってくれてる。
それが嬉しかった。
30 :
ぺったんこ:02/09/24 01:35 ID:jvs6rz5m
やがてゆっくりと車が止まった。
静かな住宅街。車から降りた圭ちゃんとよっすぃーは、ものすごく不安そうにきょろき
ょろと辺りを見回している。
「じゃあ、明日の朝迎えに来るから。時間厳守だぞ」
「うん…」
「あと、これ…鍵」
「あ…」
マネージャーが帰り、暗闇の歩道に3人ぼっち。
「じゃあ、行きますか」
私はバッグを担ぎ直して、目の前の建物に入った。
31 :
ぺったんこ:02/09/24 01:36 ID:jvs6rz5m
「…マンション…?」
よっすぃーの不安そうな声に、少し笑いがこみ上げてくる。
「………あーっ、ここってもしかして…」
圭ちゃんが大きな声を出した。
「…合宿?…」
「ぴんぽーん!」
プッチモニの原点。デビュー前に合宿をしたマンション。
それが私の思い出作りの舞台だった。
32 :
ぺったんこ:02/09/24 01:38 ID:jvs6rz5m
――――――――――――――――
「うっわー、懐かしー!」
部屋の明かりが付いて、圭ちゃんは嬉しそうにそう叫ぶ。部屋はほとんどあの時のま
まで、その部屋の匂いと雰囲気が、私と圭ちゃんの気持ちを3年前のあの日に戻させ
た。
「なんかテレビで見たような気がするー」
よっすぃーは、部屋に入ってからもやっぱりキョロキョロとしていて、大きなバッグ
を肩からかけたまま、隣の部屋の方から声を上げている。
「そっか…ヨシコはまだテレビ見てる人だったんだよねー」
「そう思うとなんか変な感じだよねー」
そう言いながら、私と圭ちゃんは腰を下ろした。
33 :
ぺったんこ:02/09/24 01:40 ID:jvs6rz5m
「でも、よくこのまんまで残ってたねー」
「もともとスタッフさんのお部屋だったんだって。アサヤンのディレクターさんに連
絡とってもらって、場所聞いて…事情話したら、遠慮なくどうぞって言ってくれて」
「へー」
「でも、まさかここまであの時と同じな状態になってるとは思わなかったからね…正
直、部屋入って、ちょっとびっくりしたんだ」
「そういう風にしといてくれたのかなぁ」
「たぶんね」
「アレってどれくらい前なの?」
よっすぃーがやっと戻ってきて、私の横に腰を下ろした。
34 :
ぺったんこ:02/09/24 01:41 ID:jvs6rz5m
「3年…前かな」
「そうだね。ごっちんが入ってすぐの時だから」
「急にさ、和田さんに呼ばれて聞いたの。ユニット決まったからって。ダンスレッス
ンの時だったかなぁ」
「びっくりした?」
「そりゃビックリするよぉ。だって入ったばっかりで、しかもモーニングの曲とダン
ス覚えてる真っ最中だったし。いきなりユニットとか言われてもさぁ」
「うちらだってビックリしたわよ。サヤカと二人で話聞いて。ユニット作ってデビュ
ーっていうのは確かに嬉しい話だったけどさ…」
そこまで言った圭ちゃんが、急に気まずそうに私を見た。
「いいよ、圭ちゃん」
「いや…」
「今日はさ、ぶっちゃけで行こうよ。よっすぃーも、みんなぶっちゃけでいろいろ話
そうよ」
「…ごっちん」
少し、沈黙。
35 :
ぺったんこ:02/09/24 01:42 ID:jvs6rz5m
「とりあえずさ、ジュース開けようよ」
私は空気を変えるために、バッグからペットボトルを出し、よっすぃーがキッチンか
ら持ってきてくれたグラスにジュースを注いだ。
「じゃあ…」
「かーんぱい」
「べいべ」
36 :
ぺったんこ:02/09/24 01:45 ID:jvs6rz5m
ライブで水分を十分に補給していたし、3人ともあまりノドは乾いてないはずだった。
でも、なぜかみんなグラスのジュースを一気に飲み干してしまった。
「…で、圭ちゃん、さっきの続き…」
グラスをテーブルにおいてからも、誰も何も言わないので、私は圭ちゃんに話を振っ
た。なんてったって、今日は私が仕切らなきゃいけないのだ。
「えーっ…だからぁ…その…うちらは嬉しかったんだけど…入ったばっかのごっちんが
メンバーになるって事で、大丈夫かなーっていう心配があって…」
圭ちゃんは、いつもよりもさらに低いトーンで、そして遠くを見るような視線でテー
ブルの角のところを見つめている。その頃の事をリアルに思い出してるんだろうなと
私は思っていた。
「それに…」
「それに?」
「私ね…なんていうか…ほら、後藤はサヤカとずっと一緒にいたじゃない。いろんな
事をサヤカから教わってたし、どこにいくのもいっつも二人は一緒で…プッチの活
動始めて、二人の間には、なんていうか…キズナみたいなものがあったりするのが
解るのよ。だから余計に、後藤にキツくあたったりして…」
「圭ちゃん…」
37 :
ぺったんこ:02/09/24 01:46 ID:jvs6rz5m
私の教育係だったいちーちゃんは、プッチに入ってからも私の教育係だった。
本当にいろんな事を教えてもらったし、喜んだ事も悲しんだ事も、思い出のそばには
いっつもいちーちゃんがいた。安心感っていうか、いちーちゃんがいた間は、ずっと
頼りっきりだった。
圭ちゃんは、モーニングのメンバーでいる時とプッチモニでいる時では、キャラが全
然違くて、私はいろんな事でいっつも圭ちゃんに叱られてばかりだったような気がす
る。そんな圭ちゃんを、私はちょっと苦手って思ったりした時もあった。でも、私が
いちーちゃんに頼りっきりだった事を圭ちゃんはずっと気にしていて、だから圭ちゃ
んがそんな風だったという事を、今初めて聞かされて、ちょっと胸が痛くなった。
「…圭ちゃん…」
「…ヤキモチ…みたいなモンだったのかな。私とサヤカがいろんな事感じながらプッ
チに選ばれて、これでやっと私たちにも居場所ができるっていう風に感じてたから、
サヤカとごっちんが、解り合えてるっていう事が、なんか…辛かった」
「…ゴメンね…」
「…はぁ?なに謝ってんだよー! もう昔の事じゃんか」
「でも…」
ぶっちゃけトーク、失敗だったかなって、その時ちょっと感じてた。
38 :
ぺったんこ:02/09/24 01:47 ID:jvs6rz5m
「それに、サヤカがいなくなって、後藤が一生懸命頑張って一人立ちしていく姿をず
っと見てて、そんな風に思ってた自分、情けなくなっちゃってね」
圭ちゃんは、やっと笑って、私を見た。今度は私が、テーブルの角っこを見つめてい
る。
「…そんな事があったんだぁ」
空いた3人のグラスにジュースを注ぎながら、今まで黙っていたよっすぃーが言った。
「アタシも圭ちゃん、最初はすごく怖かったからなー」
そう言って、よっすぃーは、笑った。
39 :
ぺったんこ:02/09/24 01:49 ID:jvs6rz5m
――――――――――――――――
「そうだねー。最初の頃はみんな圭ちゃん怖がってたよねー」
一息ついてジュースを飲み、私はよっすぃーを見た。
「石川とヨシコは本当、ほとんど口聞いてくれなかったもん」
「だって、ほんとーに怖かったからぁ…」
「そうかぁ? 私、裕ちゃんよりは怖くないと思ってたけどなぁ」
「怖いっていうか、なんか近寄れないっていうかぁ」
「なんだそれ」
圭ちゃんとよっすぃーは微妙な角度で見つめ合いながら、楽しそうに話す。私はなん
か、その光景にとても安心していた。なんでそういう風に思ったのかはよく解らない
けど。
「なんていうか、市井さんの後に入ったから、もしかして歓迎されてないんじゃない
かなって。ずっとそう思ってて」
それまで笑ってたよっすぃーが、急にマジな顔になる。よっすぃーのマジ顔は、女の
私でも時々ゾクってなるくらいに美しかったり。
40 :
ぺったんこ:02/09/24 01:50 ID:jvs6rz5m
「ごっちんとはハワイ行った後から仲良くなって、すごいプッチでもやりやすかった
けど、保田さんはぁ…なんていうか、アタシが入ってやり辛いんだろうなぁとか感
じててね。だから、怒られて怖いっていうのもあったけど、あー、なるべくアタシ
は控えめにしとこうって思ってた…かなぁ、あの時は」
「あー。そんな風に思わせちゃってたんだね…」
「でもほら、一回圭ちゃんがアタシとよっすぃーに超キレた事あったじゃない」
「あー、あったあった。二人でメチャメチャ怒られたんだよねぇ」
「名古屋かどっかだったっけ。ポップジャムの時だ」
「アレでよっすぃー、さらに圭ちゃん恐怖症になったんだぁ」
「もうねー。あれはヤバかった!」
ゲラゲラと3人で笑って、また沈黙。
「別に言い訳とかするつもりじゃないけど、ヨシコが入ってきた時はね、正直いろん
なことがありすぎて一杯一杯だったの」
圭ちゃんが言う。
41 :
ぺったんこ:02/09/24 01:51 ID:jvs6rz5m
「サヤカが抜けた事はね、本当に私の中では大きかったの。同期で入って、なかなか
メンバーになじめずにしんどくて。何度もサヤカと涙流したりもしたし…で、ショ
ックも抜けないまま、すぐに新メンバー入ってきたでしょ。それも加護とか辻とか、
めっちゃ年下のコたちばっかだったし。しかもプッチは吉澤加入で続行ですとか言
われて、本当にね、もう余裕なんてなくて…」
「そうだったんだぁ…」
「で、ヨシコが入って来たら来たで、ごっちんと一緒にワルさばっかりしてさー」
「んははははは!」
「でもね…」
急に圭ちゃんがシンミリする。
「嬉しかったんだぁ…ヨシコが初めて《圭ちゃん》って言ってくれた時…」
「圭ちゃん…」
42 :
ぺったんこ:02/09/24 01:53 ID:jvs6rz5m
「正直ね、私の中ではプッチモニは一回終ってたんだ。名前は同じだけど、全然違う
モンだって、そう思ってたの。でもね…ヨシコが私を《圭ちゃん》って呼んでくれ
た瞬間にね、なんていうか…今のプッチモニもプッチモニなんだっていう風なね、
そんな気がして…」
圭ちゃんがそこまで言って、また訪れた沈黙。時計の針のカチカチという音だけが部
屋の中に響いていた。
「もう2時だ…」
時計を見ながら、私は誰に言うともなしに言った
「まだ全然眠くないや」
「アタシもー」
あと何時間かすれば、この卒業式も終ってしまう。私が「もう」と言ったのは、その
瞬間が来るのがたまらなくイヤだったからだ。
「なんか、さっきまでライブやってたの、信じられない…」
「本当にね」
「さっき、あんなに大声出して、踊りまくって、泣きまくってたのにね」
「超まったりしてるよね、今」
2リットルのペットボトルが、そろそろ空になろうとしていた。
43 :
ぺったんこ:02/09/24 02:25 ID:jvs6rz5m
――――――――――――――――
「なーんか、話す事なくなっちゃったね」
ひざを抱えた圭ちゃんが言った。
「…なんかね、話したい事はいっぱいあるんだけど、何話したらいいのか解んない」
「アタシもそうだよ…」
もう少しテンション上がるかな、とも思ったけど、普段のプッチの楽屋とあんまり変
わらない、なんとも言えないまったり感。それはそれで心地よかったけれど。
44 :
ぺったんこ:02/09/24 02:26 ID:jvs6rz5m
「あ!そう言えばさぁ」
圭ちゃんが急に大きな声で言った
「見たよ、新聞」
「新聞?」
「サンスポ…だっけ?」
「…あぁ…」
「あー、アタシも見た!」
「いつの間にあんな取材受けてたの?って感じなんだけど」
「あれねぇ…あれはもう…なんていうか…」
「あいぼんの話は本当の話?」
よっすぃーが言った。
「うん。本当だよ」
「アタシさぁ、あの話、新聞で初めて読んでさ、悪いけど涙出てきたわよ」
「ていうかさー、圭ちゃんさー、泣きすぎ」
「るっせーなぁ」
パチンと私の頭を、圭ちゃんが叩いた。
45 :
ぺったんこ:02/09/24 02:28 ID:jvs6rz5m
「いつだったかなぁ…もうあんまし忘れちゃったけど、加護とね、なんかいろいろ
話してたの。そしたらね、急に『卒業するって噂出てるよ』ってね」
「もう本決まりだったの、その時って?」
「うん…でもね、社長は絶対に誰にも言うなって言ってて…」
「そうだったんだ…」
「もうね、メチャメチャ苦しかった!だって、メンバーの事を騙してなきゃいけな
いなんて、そんなのもう…耐えられない!って感じで…」
「そうだよねー。突然言われてびっくりだったもんねー」
「アタシと圭ちゃん、隣に座ってて…」
「そうだ。ヨシコとアタシと隣どうしにいて、後藤の話聞いた瞬間、二人で顔見合
わせてねぇ」
「もうね、なんかまずびっくりって感じで、しばらく経って、ものすごーく悲しく
なってきた。アタシ泣きそうになって、パッて圭ちゃん見たらさー、圭ちゃんは
もう泣いてんの。それ見てアタシもウワッて来ちゃって」
興奮すると、ちょっと声が甲高くなる。よっすぃーのクセはいつも通りだった。
46 :
ぺったんこ:02/09/24 02:29 ID:jvs6rz5m
「だから私ね、代々木でつんく♂さんから説明があった時ね、すごーく楽になった」
「楽…?」
「これで隠さなくていいんだ。メンバーにもウソつかなくていいんだって思ったら、
卒業は悲しかったけど、すんごく楽になれたような気がしたの」
「肩の荷が下りたって事なんだろうね」
「うん。きっとそうだと思う」
たぶん、どこのインタビューでも記事でも話してないような事。そして、メンバー
たちにも言えなかった本音を、この二人にならなんの迷いもなく話せてしまう。私
にとって、かけがえのない存在なんだなって、改めて感じたり。
47 :
ぺったんこ:02/09/24 02:31 ID:jvs6rz5m
「あとさー」
「なにさー」
「ピアノ習うって書いてたよね。後は…詞?だっけ」
「うん。それは本当にやりたいって思ってる」
「ふーん」
「で?どんな詞書いてんの?」
「それは…いろいろだよ」
一瞬、沈黙。
「見たい」
ほとんど同時、圭ちゃんとよっすぃーの声がハモった。
「えー、やだやだぁ!」
「なんでよっ」
「えー…だって恥ずかしいもん…」
「アタシとアンタの仲でしょ!ちょっとくらい見せてよー」
「だめー。ま、いつの日か見せられる事があったら、見せてあげなくもないけど。
今はまだ、ダーメ!」
「なんだぁ」
「つまんないのー」
まるで子供みたく、圭ちゃんとよっすぃーは、プイと横を向く。
48 :
ぺったんこ:02/09/24 02:32 ID:jvs6rz5m
「でも、後藤が詞書いてるっていうのはねぇ…」
「へ?」
「ちょっと信じられないな」
「…そう?」
「あの後藤がねー…っていう感じ」
「そりゃ、アタシだって詞くらい書くよぉ」
「いやいやいや、昔の後藤は詞なんて書くキャラじゃなかったよー」
「…そっかなぁ」
「ヘンな話だけどね、アタシの中での後藤って、モーニングとかプッチに入った
頃のさ、金髪でケラケラ笑ってた時のイメージのままなんだよねー」
「そうなのぉ?」
「んー…なんていうか、今一緒に仕事してる後藤は、あの時の後藤じゃないみた
いな、そんな感じ。別人と仕事してるみたいなんだよね」
しみじみモードの圭ちゃんが、空いたグラスを手でトントンと叩きながら言う。
49 :
ぺったんこ:02/09/24 02:33 ID:jvs6rz5m
「それだけ成長したって事?」
よっすぃーも同じようにグラスを手にして言った。
「そうなんだろうね、きっと。たった3年なのに、別人に思えるくらいに成長…
成長っていうか、もちろんタレントとしてもそうだけど、すごくオトナになっ
たと思う」
「圭ちゃん…」
「アタシもモーニング卒業しちゃうし、後藤も一人でやってく。会う時間はめち
ゃめちゃ少なくなると思うけど、なんか、全然心配じゃないっていうか…逆に
アタシの見えないところで、もっともっと成長してくんだろうなーって思うと、
すごく楽しみ」
「そうだね…がんばらないとね…」
「まー、新プッチの事は全然心配してないけどね。ね、ヨシコ?」
「えーっ!」
よっすぃー絶叫。みんな大笑い。
50 :
ぺったんこ:02/09/24 02:34 ID:jvs6rz5m
「そんなー、全然大丈夫じゃないから…」
「なに言ってんのよ。プッチの魂を受け継いでんのはアンタだけなんだから」
「でも…」
「ていうかさー、あのメンバー組は正直びっくりだったねー」
「うん。びっくりした」
「アタシが一番びっくりだったよ」
よっすぃーがまた、マジな顔になる。
「モーニングのメンバーだけだったらね…アヤカちゃんとかが入って来て、ど
うなっちゃうの?って、ずっと思ってて」
「だって、セクシー8やってたじゃん、後藤もだけど」
「それはそうなんだけどぉ…なんていうか、プッチモニはプッチモニだと思っ
てたし、シャッフルはシャッフルって思ってたし、それが混ざっちゃって、
なんか、ものすごく混乱した」
「んー…確かにねぇ」
「圭ちゃんとごっちんがいなくなるっていうのだけでも、すげー衝撃だったの
に、アヤカちゃん入ってくるって聞いて、もうなんか訳わかんなくなっちゃ
ってて…」
「そっかぁ…」
「だから、今日の夜のライブとか、プッチの出番の最後まで『あー、終わらな
いでぇ!』ってずっと思ってたもん」
「それはウチらもそう思ってたよ…ねぇ、圭ちゃん?」
「そうだね…本当に終って欲しくなかった…」
圭ちゃんが、急に立ち上がった。
カーテンを半分くらい開け、まだ暗いはずの外の景色を見ているようだった。
52 :
ぺったんこ:02/09/24 02:38 ID:jvs6rz5m
「サヤカがね…抜けたときって、それでもまだプッチモニとしてやっていく事
は決まってたから、サヤカが抜けていく事だけが悲しかった…でも…」
鼻をすする音。圭ちゃん、また泣いてる。
「…今日は…私の中でプッチが終っちゃう日だったから…すごく…すごく悲し
くて…」
「圭ちゃん…」
私はたまらなくなって立ち上がり、圭ちゃんのそばに寄って行った。
「サヤカも、後藤も、アタシもいなくなったプッチの事を思うとね…ゴメンね
ヨシコ…でも、私のプッチモニがなくなっちゃうの考えるとね…」
気がつくと、よっすぃーも圭ちゃんのそばで泣いていた。
「…すごく切なくてね…」
「圭ちゃん…」
三人とも、さっきのライブの時のように、また思い切り泣いた。こうやって、
三人で涙流せるのも今日が最後かも知れない…
そう思ったら、また泣けてきた。
53 :
ぺったんこ:02/09/24 04:02 ID:oAYcOgVo
――――――――――――――――
時計の針は4時過ぎを差している。
ひとしきり泣いて、また、まったりとした空気の中。よっすぃーが大きなあく
びをした。つられて私も、大きくあくび。
「そろそろ寝るか」
圭ちゃんが言って、よっすぃーは少し頷いた。
私も眠かったけど、なんか寝るのはヤだった。このままずっと起きて、もっと
3人の時間を味わいたいと思っていた。けれど、ライブの疲れもあるし、二人
には無理言って来てもらってるだけに、あまりワガママも言えない。
「じゃあ…寝よっか」
私はそう言って、テーブルを部屋の隅に動かした。
54 :
ぺったんこ:02/09/24 04:06 ID:oAYcOgVo
「おフトン…出す?」
「あー…スタッフさんのフトンだし、勝手に使っちゃ悪いよねぇ…」
「いいじゃん、このままで」
「え?」
私の一言に、二人はギョッと目を丸くした。
「ザコネかよ」
圭ちゃんが力なく突っ込んだ。
「あー、でもいいかもー。楽しそー!」
対して、よっすぃーのテンションは高め。
結局、タオルケットだけをお借りして、三人は川の字に横になった。灯りを消す
と、薄いカーテンを通して、朝方のぼんやりとした青白い光が部屋の中を包んで
いく。時折聞こえてくる、冷蔵庫のモーターの音が、妙に大きく聞こえた。
55 :
ぺったんこ:02/09/24 04:07 ID:oAYcOgVo
「ねぇ…」
よっすぃーの声がした。
「この夜が明けたらさぁ、もうごっちんはモーニングのメンバーじゃないんだよね…」
「…うん…」
「なんかさ、不思議な感じだよね…」
「そうだね…」
もう眠ってしまったのか、圭ちゃんの声はしてこない。
「ごっちん…」
「ん?」
「アタシね…」
「うん…」
「プッチ、がんばるよ」
「…うん…」
「モーニング娘。は、みんないるし、大丈夫。プッチはぁ、私が中心になって、
ごっちんとか、圭ちゃんとかから教わった事、言われた事を、みんなにちゃ
んと伝えてけるように、私がぁ、がんばるから…」
「……うん…」
「だからね…」
「………………」
「私のことね……忘れ…ないで…ね」
「…忘れない…絶対に忘れ…ない…」
鼻をすする音だけが、また部屋の中に響いていた。
よく聞くと、その音は3つだった。
56 :
ぺったんこ:02/09/24 04:09 ID:oAYcOgVo
もうちょっとだけ、つづく。
Zzz…
( ´ Д `)<保全
58 :
名無し募集中。。。:02/09/24 11:52 ID:qA8tiOh9
イイ
( `.∀´)y-~~<しなやかに保全
60 :
ぺったんこ:02/09/24 23:34 ID:2J0Tj5xX
――――――――――――――――
圭ちゃん、よっすぃーへ
よく眠ってるみたいだし、起こさずに行きます。
ゆうべはすごく楽しかったよ。どうもありがとう。
本当は、もっといっぱいいっぱい、話したいこととかあったけど、もうこれっきり
会えなくなるわけじゃないし、また、3人でこういうふうに過ごせる時間が来る時
まで、楽しみはとっておくよ。
それと、ふたりに、今の私の気持ちを伝えたくて、詞を作りました。
3人で過ごす最後の夜に、そして、ふたりと別れるその時に見せようって、がんば
って作りました。へたくそかも知れないけど、今の私の気持ち、受け取ってほしい…
じゃあね、バイバイ
Byごっつぁん より
61 :
ぺったんこ:02/09/24 23:35 ID:2J0Tj5xX
――――――――――――――――
よく眠っている二人を起こさないように、私はそっとタオルケットから抜け出
した。そして身支度を整え、書き置きを残して、静かに思い出の部屋を出た。
少し曇った空。独特の朝のニオイを感じながら、少し広い道路に出て、私はタ
クシーに手を上げる。
「表参道の駅まで…」
白いカバーのかかったシートにもたれかかると、私は一つため息をついて瞳を
閉じた。でも決して眠る事はなく、頭の奥に残る、ジーンというしびれみたい
なものの心地よさに酔っていた。どれくらいの時間、そうしていたのだろう。
不意に車が停まって、私はそっと瞳を開けた。
目の前には見慣れた景色。
62 :
ぺったんこ:02/09/24 23:37 ID:2J0Tj5xX
ぼんやりとしたまま、事務所のドアを開ける。
「おはよーございます…」
「あれ…なんだー、今から迎えに行こうと思ってたトコなのに…って、あんま
し寝てないだろ」
「…うん…」
奥のデスクで書類仕事をしていたマネージャーが、ボサボサの髪を掻きながら
出てきた。そんな事を言いながら、自分だってあんまし寝てないくせに。
「しょうがねーなぁ……で?ゆうべはどうだったんだ?」
「…どうって…」
「後藤言ってたじゃんか。3人で過ごす事に意味があるんだって」
「あー…」
「その意味っていうのは見つけられたのか?」
「…」
私はゆうべの記憶をゆっくりと辿りながら、その答えを探っていた。
63 :
ぺったんこ:02/09/24 23:39 ID:2J0Tj5xX
「…宝物…」
「は?」
「…ゆうべの事は、私にとって、圭ちゃんやよっすぃーにとっての、大切な宝
物になったから…」
「…そっか…良かったな」
「…うん…」
自分でも何を言いたいのかよく解らなかったけれど、マネージャーがやわらか
く微笑んでくれたって事はきっと、私の思いは伝わったんだろう。なんとも言
えない平和な空気。
「で、とりあえずさ…」
「?」
「冷たい水で顔洗って来い! なんだぁ、そのボケた顔は!」
「はーい!」
そしてまた、いつもの日常は戻ってきていた。
64 :
ぺったんこ:02/09/24 23:41 ID:2J0Tj5xX
『これから』
気がつけば 木々の色も
青空の高さも
次の日々へ行くために
ほら 移り変わるの
さよならをふいに決めて
傷つけたあなたに
伝えられる事
今は何もないけど
いつでも前を見て 歩いていくわ
時には冷たい風に吹かれながら
せつない涙が 頬にこぼれ落ちて
せつない希望が 胸の奥からこみ上げる
信じているわ
私の「これから」を…
65 :
ぺったんこ:02/09/24 23:42 ID:2J0Tj5xX
あの頃を振り返れば
懐かしくなるけど
それ以上の事
今は何も言えない
記憶はうすれてく宿命だから
明日を探して生きてくしかないの
いろんな涙を 流してくとしても
いろんな気持ちを 両手広げて受け止める
見つめてゆくわ
私の「これから」を…
私の「これから」を…
66 :
ぺったんこ:02/09/24 23:46 ID:2J0Tj5xX
FIN.
――――――――――――――――
『これから』 Lyrics by SAYOKO MORIMOTO
67 :
ぺったんこ:02/09/24 23:49 ID:2J0Tj5xX
以上です。
68 :
名無し募集中。。。:02/09/25 00:15 ID:z0a2E6U9
( `.∀´)保全上げよっ
69 :
名無し募集中。。。:02/09/25 08:56 ID:tXKDGkrg
保全。
保
田
72 :
名無し募集中。。。:02/09/26 00:58 ID:WV5R1XR9
( ´D`)<保全上げなのれす
73 :
名無し募集中。。。:02/09/26 18:25 ID:7r1EYJ5P
保
74 :
名無し募集中。。。:02/09/28 09:02 ID:G9elpueM
全
ちょこっとマジレス。
スレタイといい、最後の詩(詞?)といい・・・パクリかよ!
1994.9.30を知ってる奴が自分1人だと思ってるのか?
時には迷惑かけて 情けないやつになるけど
ぼくらはずっと 友達だから
独りが切ない夜は 集まって 知ってる歌を 夜通し歌おう・・・
感動保全