2がいい・・
あいぼむ復活をかけて3!
@ノハ@
( ‘д‘)
あんなあ、相談があるんやけども
読者推理は一回にまとめた方がええやろか?複数に分けた方がええやろか?
うち優柔不断やさかい自分で決められへんねん
せやからこういう形式にしとんねん
赤、青、ラストの三回に分けて読者推理させよ思とったんやけど
どうやろ、その辺意見聞かせてくれへんか
なんかめっちゃレベル高い探偵さん集まってそうでうち怖いわ
堪忍してや〜
三回でお願いします。
いっぱい楽しめるほうがいいです。
選択は2で
読者推理ってのがよく分からんのだが
今まで通りの選択肢と違うの?
犯人当てクイズでもするん?
3回でおながいします。
私も3回がいいです。
推理スレにはレベル高い推理がでてるみたいやけど、
私みたいに全然ついていけない人もいるんで、ゆっくり楽しめるのがいいです。
推理はやっぱり3回でお願いします。
選択は3で
332 :
辻っ子のお豆さん:02/10/10 00:07 ID:w9fz2sVi
「亜依、元気でやってるかな?」
もう何年も会っていない親友の名前を思い出すと、急に声が聞きたくなってきた。つい
に我慢できなくなった私は起き上がり携帯を取り出した。電話帳に浮かぶ加護亜依の文字。
発信のボタンを押す。
プルルルルルル…
出ない。
プルルルルルル…
まだ出ない。
プルルルルルル…
もう切ろうかな。
プルルルルルル…ガチャ。
あっ!
「もすぃもすぃ〜」
久しぶりに聞いた親友の声であった。
「亜依?なっちだよ、元気ぃ?」
「あんなあ、元気やあらへんで。今何時や思てんねん。あんたはほんま」
「えーと、あっ三時半だ。夜中の……アハハ。何してた?」
「笑い事やないわ、寝てたっちゅーねん。明日も仕事やねん。」
「そっかー、亜依ももう働いてるのかー。なんか変な感じだね」
「いつまでも子供扱いせんといてや。で、何の用なん?」
「え、用?ううん、別にないよ」
電話の向こうで亜依のコケル音が聞こえた。いいリアクションだ。
「あんたは用も無いのに、夜中に人叩き起こしたんかいな」
「えー、用がなきゃ掛けちゃ駄目なのー。亜依、冷たくなったね」
「付き合い始めの彼女かお前は!時と場所考えんかい。また日中にでも掛け直せい!」
「ううん、もういいよ。亜依の元気な声が聞けたから」
「なんやねん気色悪い。…たまには顔見せにでも帰ってきいや」
「そだね。近い内、亜依のプニプニほっぺ突っつきに北海道帰るよ」
「カニ食いいこう、カニ。待ってるで、ほなな」
「うん、また電話するね」
携帯を置く。なんだか少し胸が楽になった気がする。彼女はまた私に元気をくれた。
(行こう。立ち止まったなら私じゃない)
靴を履いて玄関を飛び出した。夜の街を一目散に走った。まるで全てを振り払う様に。
「ハァハァ…ここか」
大きなマンションだった。私と真里のアパートとは比べ物にならない。同じ年なのにこ
うも違うものなのかと改めて実感した。自動ドア前のインターホンで室番号を入力する。
しばらくするとインターホン越しに、気品のある声が返ってきた。
「はい、飯田です」
「遅くなってごめん。私、なっち。来たよ」
「待ってたわ、入って」
自動ドアが開く。もう私に迷いはなかった。絶対に真犯人を見つけ出してやるんだとい
う気持ちでいっぱいになっていた。扉をノックするとすぐに圭織が顔を見せた。もう逃げ
たりしない。私は部屋の中へと足を踏み入れた。
三人で暮らしていた私達の部屋より、一人暮らしな圭織の部屋の方が圧倒的に広かった。
無駄に広い居間に案内され、白くふかふかのソファに腰を下ろした。間に高級そうなテー
ブルを挟み、対面のイスに圭織が腰掛けた。いい匂いのするコーヒーを出された。
「どうして貴方を呼んだかわかる?」
間を置かず圭織はいきなり本題から入ってきた。上等、余計な世間話をしている暇はな
い。ハナからそのつもりできた。
「なっちの持つ情報が目当てでしょ」
「わかってるじゃない。もう猶予はないわ、これ以上の犠牲者が出る前に…」
「真犯人を暴き出す。なっちと…」
「カオリで。」
今までに見たこと無いくらい、圭織の表情は冷徹でそれでいて美しかった。コーヒーを
少々口に含む。眠気は少しもない、自分でも驚くくらい頭が冴えきっていた。今の自分と
圭織が組めば、どんな難事件だって解き明かせる気がしてきた。圭織は6枚の用紙をテー
ブルの上に並べた。
6枚の紙には、上部にそれぞれよく見知った名前が記されていた。そして下には、その
人物に関する事項が事細かに記されていた。
「柴田あゆみ。福田明日香。藤本美貴。松浦亜弥。矢口真里。保田圭。」
「昨日事件の起きた時間、あの学校にいた人物。つまり容疑者達だ」
「容疑者って…」
「アリバイの確定した平家みちよと、今ここにいる安倍なつみは除いているけどね」
「どうして真里と圭ちゃんの名前まであるのよ?」
「忘れたの?警察の中に犯人と繋がっている者がいる可能性の話」
忘れる訳が無い。おとといの朝方『あの場所で待っています』と書かれた手紙が捜査一
課に届いたこと。その筆跡は石川梨華のものだった。圭織はその件で、警察内に石川と繋
がっている者がいると判断していた。これは圭織と私しか知らない秘密。
(でも私はさらに秘密にしていることがある)
(石川と何らかの繋がりを持った刑事、それは私だということ)
(でもその繋がりがわからない。手紙の意味も理解できない)
「でも、いくらなんでも真里はないでしょ!死んだのは実の妹なんだよ!」
「だからこそ逆に怪しい。犯行動機に身内間のトラブルというのは良くある話」
「じゃあ、あの涙も!入院するくらいうなされているのも!全部演技だって言うの!?」
「もっと凄い演技をし続けた犯罪者の例は、過去にいくつもある」
「真里がそんな犯罪者なはずない!だって私は何年も見てきたんだよ」
「あくまで可能性の話。安倍、真相を解き明かしたいなら情は捨てた方がいいわよ」
情を捨てろか。少しでも怪しい人は例え親友でも疑えってか。真里でも。圭ちゃんでも。
信じられるのは自分だけ。独りの闘いか。待てよ、もっと怪しい人がいるじゃないか。
今、目の前に…
「飯田さん。貴方のことも疑っていい訳?」
「もちろんよ。カオリが犯人だと思ったらこの場で言ってくれて構わないわ」
「その逆も?」
「ええ、あらゆる情報から貴方が犯人と導き出された場合、この場で取り押さえる気よ」
「一応言っとくね、私は絶対犯人じゃないから」
「そう願ってる。じゃあ推理を始めましょうか」
安倍なつみは飯田圭織と共に「私立夕凪女子校殺人事件」の真相に挑む。
あなたには、これまでに与えられた情報
そして後で掲載する「カオリンメモ」をヒントに
この謎に挑んでもらいたい
あらかじめ言っておくが、青の章の謎が解明されていない現段階では
赤の章に隠された全ての謎を解き明かすことは不可能である。
それでは諸君達の健闘を祈る
カオリンメモ:柴田あゆみ
・ 石川梨華の唯一の友人
・ 石川とはある共通点があり、それが親しくなった原因だそうだ
・ 第一の事件数日前、村田めぐみと会話している所を数人の生徒が目撃
・ 中学の時、大きな病を煩い一年近く入院生活を送っていた
・ 学校を早退してまでアルバイトをしている
・ 第一事件発生時はバイト中
・ 第二事件発生時は生徒会室で仕事をしていた
カオリンメモ:福田明日香
・ 常に全国模試トップ10内に入るほどの天才少女
・ 石川とはクラスも異なり、ほとんど面識すらないそう
・ 担任が村田めぐみ
・ 表面上仲良くみえるが、実は藤本とは相当仲が悪いらしい
・ 第一事件発生時はすでに帰宅していて自宅にいた
・ 第二事件発生時は図書室で勉強をしていた
カオリンメモ:藤本美貴
・ 高橋愛と松浦亜弥の所属するチア部の部長、二人にとってあこがれの存在
・ バレー部のエースでもある。チアよりこちらが本命らしい
・ 初対面で矢口真里と打ち解ける。二人だけで遊びに行く程
・ 福田とは過去に男関係で揉めたそうだ
・ 第一事件発生時は学校。事件の第一発見者
・ 第二事件発生時は部活の後片付けをしていた
カオリンメモ:松浦亜弥
・ 高橋愛(第二犠牲者)の親友
・ 家は相当な大財閥で、誕生日プレゼントに南の島をもらうほど
・ 石川と一回だけ話をしたことがあるそうだ
・ 現在好きな人もおらず、特定の彼氏もいない。みんなのアイドル
・ 第一事件発生時は学校帰り、高橋愛と一緒だった
・ 第二事件発生時は部活の後片付けをしていた
カオリンメモ:矢口真里
・ 高橋愛(第二犠牲者)の実の姉
・ 両親は離婚し、現在は僅かな仕送りと矢口の給料だけで生活している
・ 現在、病院にて療養中
・ 第一事件発生時は夕食をとると言って小一時間程、署を出ていたそうだ。
・ 第二事件発生時はちょうど捜査に訪れていた
カオリンメモ:保田圭
・ 山奥のバラバラ事件から、この事件の担当へと回された、が解決次第また戻された
・何気に有能、仕事はそつなくこなす
・ 第一事件発生時の居場所については特定できず
・ 第二事件発生時はちょうど捜査に訪れていた