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オラオラ2002:
俺は魔法使いのミノル(19)、又の名をオラオタとでも呼ぼうか・・・
ふと立ち寄った人間界で偶然見たモーニング娘。
その中で一際性悪オーラを発していた脇の黒い少女に俺は一目ぼれした!
あの女を俺の物にする・・・魔法使いの俺には簡単すぎる事なのだ。カッカ
「ふんふふ〜ん♪ホッピーでホップー♪」
自分に魔の手が迫っている事もしらず、
高橋は優雅にコーヒーとクロワッサンを食べながら
モー娘。のブサイク画像(自分以外)を見て、悦に浸っていた。
(やっぱりい〜たんが一番可愛いやよ、他はブサイクがし カッカ)
言葉にはしないものの、
高橋は自分が一番人気者で一番可愛い、他は自分の引き立て役と本気で思っていた。
ただその考えが態度や顔に出てるのでメンバーから嫌われていた。
「ふぅ・・・久しぶりの休みはゴロゴロするのが一番やね」
本当は誰かと遊びに行きたかった。
今ごろ他のメンバーは遊園地でキャーキャー騒いでいるのだろう、
昨日から皆楽しみにしていたのだから。
誘われていない高橋の前で。
「皆・・・どうしてい〜たんを嫌うの?い〜たんが可愛くて人気者だからって
嫉妬するのは醜いやよ・・・遊園地、行きたかったがし」
もし自分も遊園地に行ってたら・・・
高橋はそんな妄想をしながら夢の中へ旅立った。
辻加護「愛お姉様!アイスをどうぞだピョーン!」
5期 「愛ちゃん何に乗る?私達は可愛い愛ちゃんの乗りたいものに乗りたいな」
石川吉澤「馬車に乗ってる高橋、お姫様みたいだったよ!素敵!」
後藤「んあ、後藤のパート高橋に全部あげる」
矢口保田「一緒にジェットゴースター乗ろうよ!」
安陪飯田「ダメー!高橋は私達とボートに乗るんだよー!」
楽しい夢だった。
しかしその夢は激しい衝撃と共に消え去った。
「起きろ!」
幸せな夢を見てる高橋を、ミノルは軽い電流で無理矢理起こした。
「!?・・・・!?」
ビリビリとしびれる体、目の前には奇妙な男。
何が何だか分からない高橋は軽いパニックに陥り、奇妙な叫び声をあげた。
「アッハーな感じでございます!」
「ハァ?何だそりゃ、お前寒すぎるよ」
ミノルはおしおきとして、再度軽い電流を高橋に流した。
「きゃあああああやよ〜!」
痛みに苦痛の表情を浮かべる高橋にミノルは興奮した。
「おい、高橋」
「!ど、どうしてい〜たんの名前を・・・?あんた誰や!モーオタか!?」
「そうだ、お前のファンだ」
自分のファンと聞いて少し喜ぶ高橋。
こんな状況にも関らず・・・バカな女だ。
「それより一般市民のファンがアイドルの家に上がり込むなんて
どういうつもりや?身の程をわきまえるがし!」
「愛たんに用事があったんだよ」
「何や?サインか?」
「今日はね、愛たんをレイープしにきたんだよ」