win mx でお勧め娘。

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338―――――――――――

視界に真っ白な光が飛び込んできた。

ここどこだっけ?

あたしは、重い頭をふって今、自分がいる場所を確認する。
長方形のテーブル、その上には携帯と聞いていたらしいMDウォークマン。
半開きになったロッカーには見慣れたバッグ。
TV局の楽屋だ。ハッと気づく。

そっか、あたし、ドラマの待ち時間で寝ちゃってたのか・・・・・・・・・・・


トントン――


ノックの音がしてADさんが顔をだした。

339―――――――――――:02/12/04 16:03 ID:HGZUdkxK

「後藤さん、そろそろ準備お願いしまーす」

「んぁ、は〜い」

あたしは、返事をして立ち上がる。
急に立ち上がったせいか一瞬ふらつく。
なんだか現実感がない。変な感覚だ。

ずっと長い長い夢を見ていたような気がする。

そう、確かすごく大切なことを得たような・・・・・・

あれ?
どんな夢だったっけ??

思い出そうとしてその記憶がなくなっていることに気づいた。

「んぁ〜、なんだったっけ〜」

髪を撫で付けながら楽屋を出ようとした。
その時、背後でメールの着信音がなる。
あたしは、見に行くべきかどうしようか迷い、けっきょく履きかけた靴を脱いだ。
340――――――――――― :02/12/04 16:11 ID:HGZUdkxK

メールをチェックする。
意外にたくさんのメールがきていた。
そのメールたちを見てあたしは嬉しくなる。

「そっか、これか〜」

意味もない納得。

でも、あたしの中のなにかがその言葉を言わせていた。
夢の内容は、もう思い出せないけどつまりはそういうことだったんだろう。

「・・・って、ヤバッ。のんびりしてる場合じゃないや」

時間に気づいて、あたしは急いで楽屋を飛び出した。


341――――――――――― :02/12/04 16:12 ID:HGZUdkxK




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