206 :
らでぃん:
メンバー達は取り乱していた。既に本番まで30分を切り、番組開始に向けて局のスタッフ達も慌ただしくなっていた。
安倍「どうするの!?このまま高橋達が来なかったら……」
後藤「絶対ヤバイよ!苦情とかいっぱい来るよ」
石川「そんなこと言っても…誘拐されたなんて言えないよ…」
新垣「そうですよね…。誘拐されたなんて知られたら…娘の活動できなくなっちゃいますからね…
(安心しなさい、二人はもうじきここに来るわ…。
娘の活動休止なんて事態になったら私も困るからね…)」
安倍「………」
207 :
らでぃん:02/09/13 02:37 ID:tHscOnJw
そして5分後、スタッフが楽屋にその知らせを持ってきた
スタッフ「高橋さん、小川さん到着しました!」
一同「!!」
ようやく二人が楽屋に現れた。二人ともだいぶやつれていたが。
紺野が大粒の涙を流し二人に駆け寄る。それに連れてメンバーも近寄る。
高橋と小川はみんなに会えたことで、涙が溢れ出て止まらなかった。
矢口「二人とも、大丈夫?」
石川「けがとかしてない?」
高橋「………だ……いじょ…ぶ…です」
二人ともまだ声が引きつって、まともに喋れる状態ではなかった
小川「…ごめ…ん…なさい…」
飯田「え?…な、何が?」
小川「…しん…ぱい……かけて……」
飯田「謝らなくていいよ、そんなこと…。二人が無事で良かったよ…。
とりあえず疲れてるでしょ?休みなよ…」
飯田も気丈に振る舞っていたが、目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
そしてこらえきれずに飯田も泣いてしまった。
とうとう全員が泣いてしまった。
新垣は嘘泣きをしていたが…。
208 :
らでぃん:02/09/13 02:38 ID:tHscOnJw
番組開始が直前まで迫ってきた
安倍「大丈夫?無理しちゃダメだよ…」
小川「大丈夫です!!」
高橋「頑張ります!!」
二人とも待ち望んでいた24時間TVに出れるという喜びで、疲れを微塵も見せなかった。先程まで誘拐されてたなど誰も思わないほど元気だった。
そして遂に番組が始まった…。