こんこん画像

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224作者
「さぁ…行こうか…」

あさ美の手を引いて亜希子はもと来た道を戻っていった。
すっかり闇に包まれた境内は少し不気味さを感じさせた。

「待って…誰かいるっ」

神社に裏側近くまでたどりついた亜希子はふと人の気配を感じて身をかごめた。
外灯に薄く照らされた男の影が亜希子達が脱ぎ捨てた服の辺りをうろついていた。
男は亜希子の穿いていた小さなパンティに顔を近づけて匂いを嗅いでいるようだった。
しばらく男は亜希子の恥裂が直接触れていた部分に鼻と口を当てて楽しんでいた。
次にあさ美が身に着けていたノースリーブに顔を近づけると服に染みついたあさ美の
体臭を嗅いでいたやがて男は辺りを見渡すとそこにあった服を全部抱えて暗闇に姿を消し
ていった。

「あっ…どろぼう」

叫びそうになるあさ美の口を慌てて亜希子は押さえた。

「だめよっ…私達こんな格好でしょ…」
225作者 :02/09/16 11:08 ID:LDYTH/0F
「…で…でも…」
「大丈夫…あの男がいなくなったら…車に戻りましょう…」

あさ美は亜希子の言葉に頷きその場でしゃがみこみ時間が過ぎるのを待った。
小一時間ほどたってからようやく二人は車を置いた神社の正面に行った。
車のすぐ横に外灯があり赤い亜希子の車が明るく映し出されていた。

「ちょっと…待ってて…」

亜希子はあさ美にその場にいるように言うと白い乳房を揺らしながら車に近づいていった。
外灯に映る亜希子の白い裸体は薄暗い林で見たよりも鮮やかに浮き出して薄紅の乳輪がひ
ときわ目だっていた。車のボディの横にしゃがんで何かを探している亜希子のふくよかな
白い尻が妙になまめかしかった。

「あった…あさ美ちゃん…大丈夫…来てもいいわよ…」

亜希子の手招きにあさ美は暗闇から飛び出し若い肉体を外灯の下で曝け出した。

「さぁ…乗って…行くわよ…」

226作者 :02/09/16 11:09 ID:LDYTH/0F
亜希子はキーを回してエンジンを吹かすとハンドルを切って神社を後にした。

「でも…この格好じゃ…まずいわね…ちょっと距離があり過ぎるわ…」

亜希子は外灯の無い砂利道の路肩に車を止めるとエンジンを切ってキーを持って外に出た。

「何か…着るものがあれば良いんだけど…」

亜希子は独り言を言いながらトランクを開けた。

「これしか無いか…」

亜希子はトランクを閉めて運転席に戻った。

「あさ美ちゃん…こんな物しか着るものないの…我慢してねっ」

亜希子から差し出された物は小さい袋に入った透明の携帯用のビニール合羽であった。

「はい…」
227作者 :02/09/16 11:10 ID:LDYTH/0F
あさ美は袋から合羽を取り出すとその場で着始めた。隣で亜希子も同じ透明の
合羽にそでを通した。半透明の合羽から肌の色が透けて見え乳房の形や乳輪の色までが分
かるようだった。丈も股間がやっとの事で隠れるくらいの長さしかなく少しでも動くと
黒い繁みが覗いていた。特に亜希子の胸元はその豊満さからボタンがどうしてもとまらず
に殆ど全開の状態であった。

「何も着ないよりは少しはマシよね…」

亜希子の言葉にあさ美は笑顔で答え車は砂利道を進んでいった。
凹凸の激しい砂利道を暫く走っていた二人の耳に突然、破裂音が聞こえた。

「んっ…何…今の音…あれっ…」

亜希子はハンドルを握る手に異常な振動が伝わってくるのを感じた。

「まぁ…なんとか大丈夫でしょう…」

亜希子は構わず走行を続けた。
暫くしてあさ美は何か異臭が車内に立ち込めてきたのに気づいた。
228作者 :02/09/16 11:22 ID:LDYTH/0F
「おねえさん…何か…臭いわ…何か…ゴムが燃えているような…」
「そうね…何か…臭うわね…何かしら…」

亜希子も鼻を突く異臭に気づき一旦車を止めた。

「ちょっと…待ってて…降りてみるから…」

亜希子はドアを開けて車を一周して愕然とした。あさ美側の前輪のタイヤが破裂して熱で
溶けて白い煙を出していた。銀色のホイールはすでに原型を留めておらずあちこちがへこ
んでいた。

「………。」
「おねえさん…どうしたの…」

亜希子が黙ったまま立ちすくんでいる姿を見て心配になったあさ美が車を降りた。

「タイヤがパンクしてたんだ…。」
「直せないの…?」
「こうなってはちょっと…手遅れかも…私の手には負えないわ…」
229作者 :02/09/16 11:23 ID:LDYTH/0F
亜希子は助手席のダッシュボードからタバコを取り出して火をつけて青白い煙をゆっくり
と吐き出した。

「どうしようか……」

通気性の全く無いビニール合羽を纏った二人は全身に汗を掻いていた。肌にビニールが張
りつく嫌悪感と戦いながら二人はその場で暫く立っていた。

「ねえ…あそこに家の明かりが見えない?」

亜希子は振り向いてあさ美に言った。

「うん…私もさっきから気になっていた。」
「行って見ようか…」

亜希子はあさ美に言った。

「でも…この格好じゃ…」
「ここにいるよりは安全じゃないかしら…」
「さっきの変な男もうろついているかもしれないし…」
230作者 :02/09/16 11:24 ID:LDYTH/0F
亜希子の言葉にあさ美は後ろを振り向き頷いた。

「うん…」
「とりあえず…ハンドバックだけは持っていこうか…」

そう言うと亜希子は車のドアを閉めロックした。
二人は車を後にして前方の小さい明かりを目指して砂利道を歩いていった。
思ったより以上に民家までの距離は遠くすでに30分近く二人は歩いていた。
噴出す汗でビニールが肌に張り付き二人はまるで全裸で歩いているのと変わらなかった。

「もう…気持ち悪い…」

堪らず亜希子はビニール合羽を脱ぎ、手で持ちながら歩き始めた白い裸体を月の光に晒し
ながら歩く姿を見て同じようにあさ美も合羽を脱いで素肌を晒した。

「うぅぅぅん…気持ち良いわね…」
「うん…」

時折吹く涼しい夜風が汗ばんだ体を撫でていた。

「もう…ちょっとよ…」
231作者 :02/09/16 11:24 ID:LDYTH/0F
白い二つの影が暗闇の中動いていた

「ふぅぅぅぅ…やっと…着いたぁ」

歩き始めてから1時間くらい経ってようやく二人は民家の玄関口に辿り着いた。
表札には近藤と書いてあるだけで家族状況は分からなかった。

(これが光っていたんだ…)

遠くから見えた灯りは玄関の軒下にぶら下がった裸電球であった事をあさ美は見上げなが
ら知った。二人は念の為に汗で湿ったビニール合羽を再び纏った。

「今晩は…すいません…」

亜希子は玄関口で家の主に声を掛けた。
何度も亜希子は声を掛けたが家の中からの返事は無かった。
電球の薄明かり古い木造の平屋の家の周りには色々な農作業用の道具が転がっていた。
窓ガラスに顔を近づけた亜希子の目に映った暗い部屋から人の気配は感じられなかった。

「誰も…居ないみたいだわ…」
232作者 :02/09/16 11:27 ID:LDYTH/0F
二人は庭に続く敷石を足音を立てないように静かに歩いていった。
大きな古いトラクターが納屋らしき小屋の中に置いてあった。

「おねえさん…あれっ」

あさ美が亜希子を呼ぶと指差した。
あさ美の指した方向の先に張られたロープに何枚か男物のTシャツが干されていた。

「あさ美ちゃん…あれに着替えよう…」

亜希子はあさ美にそう言うと近づいて行った。
二人は今まで着ていたビニール合羽を脱ぎ捨てると干してあるTシャツに手を伸ばした。
少し男の脂の匂いがするシャツであったが二人は喜んで袖を通した。
「このほうが…何倍も気持ちいいっ…」

綿の優しい肌触りに亜希子は言った
大柄の男が身に着けていたのか丈も股間を隠すのに十分な長さだった。

「じゃぁ…誰も来ないうちに…出発しよう…」