お前ら、焦りすぎ!

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133名無し募集中。。。
オイラの目に、ヤスダザウルスがゆっくりと離れて行く姿が映った。
ふわっと宙に浮いたように見えたと思ったら、ゆっくりと離れて…出入り口よりも遠く離れていった。

やった!
オイラは思わずガッツポーズをした。

その瞬間、オイラは壁から離れ、床を出入り口へ滑り落ちていった。
手を離してしまった。

加護ぴょんと辻ぴょんの絶叫が聞こえる中、オイラは床に手をついた。
しかし、平らな床では掴まるところが無く、なすすべも無く落ちていく。
134名無し募集中。。。:02/10/07 20:55 ID:s+qmMxPh
ようやく、出っ張った所があり、手がそこに…掴まったというより引っ掛かった。
手に少し痛みが走った。
そして、次には肩に痛みが走った。

足元を見るとそこには何もなかった。遠く離れた所に地面が見えた。
出入り口まで滑り落ちてしまったようだ。

オイラは必死で叫んだ。
もうイイ!もう平行に飛んでくれ!

オイラの声を聞いた辻ぴょんが同じ言葉を絶叫した。
オイラは必死に掴まっていた。
腕が抜けそうだ。
135名無し募集中。。。:02/10/07 21:00 ID:s+qmMxPh
絶叫か祈りかがミカぴょんに届いたのか、宇宙船はゆっくりと平行になっていった。
だんだんと肩にかかる重さが軽くなっていくのを感じる。

そして、床は水平になった。

加護ぴょんと辻ぴょんが物凄い形相で走りよってきて、オイラを引き上げてくれた。

ようやく平らな床に座ったオイラは、しばらく呆然としてしまった。
そして、心配そうな顔をする二人に、ありがとう、と言った。

二人に大きなかりが出来たな…。

いつも頭を悩ませたこの二人が、あんなに必死になってオイラを助けてくれた事が嬉しかった。