お前ら、焦りすぎ!

このエントリーをはてなブックマークに追加
123名無し募集中。。。
「おやびん!!」

ようやく、ミカぴょんが戻ってきた。
オイラはその声を聞き、ホっと胸を撫で下ろした。
ミカぴょんは息を切らしながら、興奮ぎみに言った。

「武器なんて無いヨ!」

ホっとして力が抜けた後、オイラは意識まで抜けてしまいそうだった。
武器は…この手にもった銃だけか。

こうなったら仕方ない。
この銃だけでなんとかするしか無いだろう。
124名無し募集中。。。:02/09/30 18:44 ID:Z5rpKqZi
ヤスダザウルスは、その大きさのためか、股下が甘そうだった。
オイラは、そこをすり抜け、後ろ側に回ってなんとか外へ誘き出せないかと考えた。

誘き出してどうする…?

オイラは、ミカぴょんにそっと耳打ちした。
ヤスダザウルスが入り口のふちまで来たら、オイラはまた股下を抜けて戻ってくる。
その時に銃で合図するから、上手く宇宙船を斜めに発進させて欲しい。

つまり、振り落とすわけだ。

ミカぴょんは不安そうな顔を見せた。
オイラが、大丈夫、任せとけ、と言うと、ミカぴょんは「分った。おやびんを信じルヨ」と言って、コクピットへ向かった。
更に、上手く操縦できるように、宇宙船に詳しいであろうリカも、一緒に行かせた。
125名無し募集中。。。:02/09/30 18:56 ID:Z5rpKqZi
さて、ヤスダザウルスや上の二人に冷静さを失わせ、策に上手くはまってくれるようにしなくちゃならない。
オイラは、加護ぴょんと辻ぴょんに好きなだけ罵声を浴びせるように言った。

「おばちゃん!」「魚!」「男女!」

しかし、何を言っても通じない。当たり前か…。

「最近太ったんちゃう?」

加護ぴょんがそう言うと、突然動きが止まった。
そして、みるみる上の二人の顔が赤くなっていく。

「かっけぇぇぇぇぇぇ!!」

なぜかその言葉に異常に反応し、逆上しはじめた。
女の子に言ってはいけない言葉だからだろうか…。