ミカぴょんは、何か強力な武器を取りに走っていった。
オイラは、加護ぴょんと辻ぴょんを後ろに下がらせ、ヤスダザウルスの目の前に立った。
銃なんて何の役にも立たない事は分ってはいたが、数発、目に向けて撃った。
しかし、当たったのか、効果が無いのか分らない。
ヤスダザウルスはまったく蚊に刺されたほどにも感じていないようだった。
「かっけー!!」
上に乗った二人のうち一人が叫び声をあげると、ヤスダザウルスはゆっくりと前進してきた。
オイラ達はそれに合わせてゆっくりと後退する。
ヤバい…。
どうしよう。
「こうなったらセクシービームしか無いよおやびん!」
背後から加護ぴょんの声がした。
そ、そうか!
ってそんな技あるか!
じりじりと後退し、ついには壁に全員張り付いてしまった。
オイラは、ヤスダザウルスの調査担当だったはずのリカに、弱点を何か知らないかと聞いてみた。
「う〜ん…」
リカは唸ったまま何も答えなかった。
何を調査してきたんだ…。