夏の終わり。
一夏の恋をした人もいるだろう。
外国でのんびり過ごした人もいるだろう。
ずっと家にひきこもった人とかもいるだろうな。
気がつけばいつのまにかセミの鳴き声も消えて、涼しい風が吹き始めていた。
そのおかげですごしやすくなり、扇風機だけで机にむかっている。
毎年のように机の上につまれる宿題の山。
来年こそは…と思っていたのだが、やはり無理だった。
とはいっても、まだ今から普通に頑張れば終わる日付。
忘れかけた数学の解き方を思い出そうとしていた時、
ふと俺は今年の夏休み、いったい何をしてすごしたのかと考えてしまった。
「なんか…もっと目標とかたててなんかすれば良かったなぁ。」
歴史は繰り返すってこーいう事なのか?
そんなくだらない事を考えていると、ラジオから歌がながれてきた。
駄目な自分を愛せはしない
強く生まれ変われ
やると決めたら背伸びはしない
体一つでぶち当たれ
なんだか凄く心に響いた。
すっかり数学の宿題の事なんて忘れて、
中学入ってからの事、夏休みにあった事、そしてこれからの事を
無意識に考えこんでいた。
「喉かわいたな…」
喉の渇きと、少し鬱な気分を変えるために、台所へむかった。
家族はすでに寝ており、電気は自分の部屋以外消えていた。
なんだかんだいって受験生なので、最近は寝る時間も遅くなるくらい勉強している。
ということにしているのだが、実は勉強をしている事は少なく、
ネットをしていたり、ラジオを聞いたり、深夜番組を見たりしていた。
冷蔵庫を開けると、残っていたはずのジュースはなくなっていた。
「ふぅ。」
夜風に当たるのも良いかなと、近くコンビニにでかける事にした。
やっぱ主人公がこんこんじゃないと駄目ですよね?
シンデレラになってゆくこんこんを見て…
という感じにするつもりなのですが…
続けてと言ってくれる人がいるなら、
続きを書いてくつもりです。
続けるな
>>259、
>>260 私はそういう視点からの作品があっても良いと思います。
多様な小説が並ぶこのスレに相応しいと思います。
何の問題もないと思います。
コンビニに入ると、いつものように今流行の歌が流れていた。
Do it! Now あなたが持ってる未来行きの切符
夢は叶うよ絶対叶うから
行こう
なんだか…、日付の変わった今日という日は、俺に何が言いたいんだ?
と内心腹をたてていた。モーニング娘。ねぇ…
ぶっちゃけちょっと顔が良いだけじゃん。
最近話題になる事も少ないし。
世の中不公平だよなぁ。
生まれた時から人間は平等じゃない。
顔が良いだけで生きてけるやつは生きてけるもんなぁ。
‘ああ一生忘れない’
とか思っていたのに、頭の片隅で、紺野は可愛いくなったなーとか思っていた。
最近歌番組を見た時、こんな可愛い子いたっけとよく見て確認した覚えがある。
やっぱり人間こんなもんかなと心の中で微笑していた。
コーラとスナック菓子を買い、コンビニからゆっくりと家にむかって歩く。
夜風にあたりながら、数学の公式を思い出していた。
ええ?タイトル?
シンデレラに憧れて(現在)
で良いですか?
265 :
名無し募集中。。。:02/08/24 11:02 ID:V+wIP79a
267 :
名無し募集中。。。:02/08/24 14:11 ID:L2rGXCKp
268 :
名無し募集中。。。:02/08/24 18:26 ID:dpIu6t6L
シンデレラに憧れてキターーーーーーー!
269 :
名無し募集中。。。:02/08/24 21:01 ID:4su+AVmB
現在編の更新期待。
>>266 それで良いです。
良ければみなさん、下手文章に指摘をください。
あと、主人公の男が嫌いな人、感情移入できない人は、
その理由も教えて下さるとありがたいです。
>>263 夢を見た。広い広い草原に、一本道がずーっと続いている。
凄いと思った。大陸なみの広さだ。
後ろを見ると今度もまた見事な海だった。
自分の2、3歩後ろは1メートルくらいの砂浜が広がっていた。
明るくて、凄く良い景色なんだけど、なんだろう…寒かった。
風がひんやりと冷たくて、半袖のTシャツの俺は鳥肌が立った。
突然声が聞こえてきた。低くて、威圧感のある声。
「気をつけな。災難ってのは、突然ふりかかってくる。」
意味がわかんなかった。
「はあ?」
俺が言った直後だった。いっせいに、これでもかという音量で、
凄く高いトーンの叫び声が聞こえてきた。
異常なまでの不快感が一気にこみあげてきた。
そこで目が覚めた。ただ、おきた瞬間に今見たばかりの夢を忘れてしまった。
「ねえねえ、まこっちゃん聞いて。私今日変な夢見たの!なんか恐いおじいさんに、
急に人生観について話されて、
あんまり恨まれる事はするなよ。まきこまれるぞ。気をつけな。(声真似)
とかなんとか言われて、むかついて大きなお世話って叫んでやった…」
「え〜!?私もその夢みたよ!なんか広いトコにいて、急に声が聞こえてきて!
私も叫んでやったよ。そんな事してない!って。」
「えー!?こんな事ってあるもんなの?恐っ…。
もしかして正夢かなんだったりして?」
「変なおじさんにコンサートで説教くらうとか?(笑)」
「あはは(笑)でも正夢ならきっとそんな感じになるんだろうねー。」
高橋は移動のバスの中、大声で笑った。加護と辻は前で別の話をして、
大声で笑っていた。話そう話そうと思っていた紺野は、
二人の会話が一段落終えたところで高橋と小川に話しかけた。
「あ…私もそんな夢見たよ。」
「ええ!?あさみちゃんも見たの?わたしだけ見てない…なんかヤダなぁ。」
四人の中で唯一、新垣はその夢を見ておらず、へこんでいた。
そんな新垣をみて小川は話しかけた。
「あはは(笑)別に良いじゃん。きっと何かの偶然だしさ」
「そうそう。メンバー全員が見てたりしたら気持ち悪いもん。」
高橋が続けて慰めた。