832 :
高×紺:
「あんっ!あい…ちゃん、もう、イキそ…あっあっあぁぁ!!」
あさ美ちゃんが何度目かの絶頂を迎えた。
はぁはぁ、と荒い息だけが聞こえる。
ベッドであさ美ちゃんを抱きしめていると、二人とも汗びっしょりだと気づいた。
少しあさ美ちゃんが落ち着くのを待ってから体を離し、起き上がる。
「私、シャワー浴びてくるから…。」
そう言ってベッドを立ちパーカーを羽織ると、ドアのところまで歩いた。
「ち…、ちょっと待って!」
不意にあさ美ちゃんに呼び止められる。
何だろ、と思って振り返ると、あさ美ちゃんもさっきまで着ていたシャツを羽織り、
こっちに歩いてくる。
「一緒に入る?」
冗談っぽく言ったのに、あさ美ちゃんは変に真剣な顔。
じっと見つめられたから、私も見つめ返すと、キスされた。
あさ美ちゃんから舌を侵入させて、私の咥内を舐める。
そんなに上手くないけど、真剣な感じ。
833 :
高×紺:03/01/05 02:53 ID:U3zN+Tfn
「な、に…?」
顔を離したあさ美ちゃんが、いきなり私の首に顔をうめる。
「愛ちゃん、わたし、愛ちゃんにもしたいの…。」
そう言って、私の首筋を舐め上げる。
「っ…、いいか…ら。そういうことしなくて…。」
首筋を舐められぞくぞくする。
反射的に目をつぶると、鳥肌の立つ感覚がした。
首から生暖かい感触がなくなり、目を開けると、あさ美ちゃんと目が合う。
「わたしだけなんて、やだよ…。」
そう言うと、あさ美ちゃんはパーカーのジッパーを降ろす。
下には何も着ていないから、いきなり冷たい空気にさらされ少し、不安になる。
あぁ、あさ美ちゃんもこういう気持ちになってたのかな…。
そんなことを思っていると、体に、鋭い快感が走った。
あさ美ちゃんが、私の乳首を口に含む。
「っ…あ…ん…」
乳首を吸われ、そのままゆっくり舐め回される。
あさ美ちゃんの舌が先の方をなぞると自然に声が出てしまう。
私の声を確認すると、あさ美ちゃんは乳首を口に含んだまま
もう片方をゆるゆるとを揉む。
834 :
高×紺:03/01/05 02:54 ID:U3zN+Tfn
「っはぁ…、あ…さ美ぃ…」
私は壁に寄りかかって背中を反らせながら、送り込まれる快感に耐える。
あさ美ちゃんはしばらく胸を愛撫していたと思ったら、顔を下へずらし、
脇腹に舌を這わせる。
「ああっ…!」
弱いところを刺激されて、体がびくびくと跳ねる。
そして、あさ美ちゃんは私に跪くような体勢になると、私の腿の間に手を滑り込ませ、
開かせた。
あさ美ちゃんに、全て見られている。
そう思うとたまらなくて、手をあさ美ちゃんの頭に置く。
自然に力が入ってしまう。
「あ…さ美っ…!」
その部分には触れられてもいないのに、声が出てしまう。
「愛ちゃん、濡れてるよ、ここ…、かわいい…。」
あさ美ちゃんはそう言うと顔を近づけ、舐める。
「はぁ…ん、あぁっ!あっあん…」
なぜかすごく敏感になっていて、ぺろっと舐め上げられただけで、
頭の中が真っ白になる。
835 :
高×紺:03/01/05 02:56 ID:U3zN+Tfn
甘い声を上げる自分が嫌なのに、声を出したくなくても唇から漏れ出てしまう。
あさ美ちゃんはそこを舌で割り、丁寧に舐めていく。
そして、全体をまんべんなく舐めると、突起を口に含んで、吸った。
「あぁっ…んんっ…んぁ…あ、はぁぁ…」
突起を擦る舌の動きが速くなると、気が遠くなってあさ美ちゃんの頭に置いた手に力が篭り、押し付けてしまう。
じわじわと、蜜が溢れるのがわかる。
すると今度は突起から口を離し、中に舌を侵入させてくる。
「…っあぁ、あっん…んっ…」
壁を擦られ、何度も奥まで舌を這わされると気持ちよくて、背中をそらせる。
不意に、あさ美ちゃんの顔が離れた。
反射的にあさ美ちゃんに顔を向けると、目が合ってしまう。
あさ美ちゃんはにっこり笑うと、私の入り口に指を浅く入れ、かき混ぜる。
くちょくちょといやらしい音がして、目を背けた。
「愛ちゃん、すごく溢れてるよ…。」
あさ美ちゃんはそう言うと、一気に奥まで指を滑り込ませる。
勢いで、奥の柔らかい壁を指がトン、と軽く突く。
836 :
高×紺:03/01/05 02:58 ID:U3zN+Tfn
「あっああっ…、はぁぁっ!」
たったそれだけで、軽くイッてしまった。
私が、奥まで入り込んだあさ美ちゃんの指を締めつける。
「愛ちゃんの、ぴくぴくってしてる…。もしかして、イッちゃった?」
うれしそうに聞かれても、答えられるわけない。
黙って、目をつぶる。
するといきなり指が増やされ、再び突起を口に含まれる。
「んんっ…あっ、あぁ…」
イッたばかりで敏感になっているのに、また刺激が加えられる。
私の中で指が曲げられ、手前に引くように出し入れされるともう、
理性が吹き飛びそうになる。
「あっっ!あ…さ美ぃ…はぁん…やぁっあぁっ…」
一段と声を高くし、首を振って息も絶え絶えになると、イッて、と言ってるみたいに
中の指が激しく出し入れされる。
突起を刺激してる舌も、小刻みに動かされる。
また…。
も、だ…め…。
そう思った瞬間、苦しいくらいの快感が体を駆け抜けた。
837 :
高×紺:03/01/05 02:59 ID:U3zN+Tfn
「あ…さ美、あさ美ぃ!あっ!あぁっん…やぁぁぁ!!」
何も考えられない中、指が抜かれたことだけわかった。
立っていられなくて、そのまま壁をずるずる滑り落ち、座り込んでしまう。
膝に頭をくっつけて、快感の余韻に体をまかせた。
そんな姿を見て心配したのか、あさ美ちゃんが声をかける。
「…だいじょうぶ?愛ちゃん…?」
でも、私は返事もしないでずっと黙ってる。
「お…こってる?」
あさ美ちゃんは不安そうに尋ねた。
首だけ横に振って応える。
快感の余韻でだるい中、顔を上げた。
「だ…るいだけ…。」
かすれた声に自分でも驚いた。
あさ美ちゃんは、それを勘違いしたらしく、少し目を潤ませる。
「いやだった…?ごめんなさい…。」
大分頭もスッキリしてきたから、あさ美ちゃんに顔を寄せ、囁いた。
「気持ち、よかった…。」
そう言った瞬間、勢いよく抱きしめられフローリングの床に倒れ込む。
まだ、シャワーは浴びれそうになかった。
「あーいー!」
廊下で大声で呼ばれたかと思ったら、後ろから抱きつかれる。
「何ー?麻琴?」
後ろを振り返りまことの顔を見ると、ニヤニヤ笑っていた。
いやーな予感。
「聞いたよー。あさ美ちゃんから。愛、可愛かったんだって??」
やっぱりこの話題。
そう、あの日の夜、あさ美ちゃんに抱かれた瞬間から、完全に主導権はあさ美ちゃんに移っていた。
あさ美ちゃんは二回したくらいでは離してくれなくて、大げさではなく本気で
死ぬかと思った。
「麻琴、本とうるさい。」
それ以上言われたくなくって、軽く睨む。
でも、麻琴はそんなの無視してにこにこ笑いながら話を続ける。
「そんなに照れることないじゃん。おめでとう、だよ。あさ美ちゃんほんっと
うれしそうだったよー!愛もやっと素直になって、よかったよかった!」
そう言って、肩を叩かれる。
「麻琴、いい加減に…」
いい加減にしろ、そう言おうと思ったら、廊下の向こうから名前を呼ばれた。
「愛ちゃん!」
声量のない高い声に後ろを振り返ると、そこにはやっぱりあさ美ちゃんがいた。
露骨に嫌な顔をしてみる。
でも、あさ美ちゃんはそんなの全く気にした様子はなく、笑いかける。
「愛ちゃん。まこっちゃんと二人で、何してるのー?」
本当に、この場から立ち去りたくなってきた。
「あさ美ちゃん。別に、特に何も…。」
そう言うと、すかさず麻琴が突っ込んできた。
「愛ー、あたしのことは気にしなくていいからさぁ、二人でいるときみたく
あさ美、って呼べばいいのにー。」
瞬間、あさ美ちゃんに抱かれてるところを思い出して、顔に血が上る。
「あーいー、顔赤い!」
麻琴にそう言われると、もう、何も言えなくて黙り込んでしまう。
「まこっちゃん。愛ちゃんいじめないで。」
あさ美ちゃんが麻琴を睨む。
そういう問題じゃないんだけど…。
もう、耐えられない。
「二人とも、うるさい!!」
そう言って、その場から足早に立ち去る。
「高橋ー!声でけー。」
後ろから、たまたま廊下で携帯を使っている吉澤さんの声が聞こえた。
「ごめんなさい!」
私の後を追って歩くあさ美ちゃんが代わりに謝る。
「ごめんね、愛ちゃん、怒った?」
当然私は怒ってるから、黙ったまま歩き続ける。
そのまま歩いていてもしょうがないから、すぐ近くのトイレに入る。
トイレに入ると、すぐにあさ美ちゃんに抱きしめられた。
そして、触れるだけの、キス。
でも、私は何も反応しない。
すると、あさ美ちゃんは私の胸の上に手を置いて、軽く揉む。
「ちょ…!あさ美、やめて。」
あさ美ちゃんの手を掴んで、どけようとする。
あの日からのあさ美ちゃんにはめずらしく、すぐに体を離した。
「じゃ、今日、愛ちゃんのおうち行っていい?」
にっこり笑って尋ねる。
私は、頷いて、返事をするしかなかった。
fin