紺野のエロ小説書いて〜 第2章

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619石紺
ひとしきり泣いた後、私はお風呂から上がった。
リビングに石川さんがいると思ったけどいなかったから、
2階の石川さんの部屋に行ってみた。
(石川さんの部屋は「梨華の部屋」という
 かわいらしい木のプレートがかかっていたからすぐわかった。)
ドアをあけようとしたけどやめといた。
石川さんの泣いてる声が中から聞こえてきたから……
620石紺:02/11/28 22:04 ID:sosiz//c
で、今はリビングのピンクのソファーの上。
私はいろいろ考えてるの。
石川さんはなぜ泣いてたのか。
石川さんは私のことどう思ってるのか。
私は本当に今でも石川さんのことが好きなのか……

はっきりいってショックだった。
いきなり石川さんにあんなことされるなんて思わなかったよ……
ちょっと気持ちよかったけどさ……
なんかこういつもの石川さんとは違う別の石川さんみたいだった。
でも、いくら理屈をつけたって、
いつも私に優しくしてくれる石川さんも
あの時私の体を弄んだ石川さんも同じ石川さんなのよ。
ただ普段見えなかった部分が今回見えてしまっただけ……

結局そうなの。
まこっちゃんだって石川さんだって
結局は私をおもちゃにして遊びたいだけ。
私のことを心から愛してくれてる人なんていないのよ……
621石紺:02/11/28 22:05 ID:sosiz//c

でも…………
よく考えると石川さんの笑顔って
なんていうかこういつも完全な笑顔じゃない気がする。
バスルームの前にいる私を呼び止めた時の声もなんかそんな感じだったような……
気のせいかもしれないけどさ……
なんか心の片隅に寂しさを宿したような感じ……

石川さんには後藤さんがいるじゃない……
寂しくなんかないはず……
それに、私なんて足元にも及ばないわよ……

でも……
あんなことされても、後藤さんにかなわないってわかってても
何でかわからないけどやっぱり私、石川さんと楽しい時を過ごしたいの。
今日みたいに一緒に楽しく話したり、焼きいも食べたりしたい。
おもちゃにされちゃうのは嫌だけど。
でも、案外ああやって石川さんと戯れるのも悪くないかもしれない。

こんなに石川さんのことで頭がいっぱいになるなんて
やっぱり私、石川さんのことが……