紺野のエロ小説書いて〜 第2章

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399柴紺
 家に向かう電車の中で、柴田さんの手料理食べてみたいと冗談ぽく言ってみたら、柴田さんは本当に作ってくれた。
 本人はたまに作るくらいだから味には自信がないと謙遜したけれど、全然そんなことはない。
 ナスとベーコンのトマトソースパスタは辛みのきいたソースが絶品だし、つけ合わせのサラダももちろんオリジナルのドレッシングで、オリーブオイルを使っているのにさっぱり味。
 綺麗で優しくて料理の上手い柴田さんは、きっとモテるんだろうな。
400柴紺:02/10/06 02:20 ID:h68n5kc0
「柴田さんて料理うまいですね。私が作ったらヒドイですよぉ。パスタはふにゃふにゃ、ソースは既製品」
「炒めたナスとベーコンに市販のホールトマト潰して味つけしただけだよー。そんな褒めないで。照れるから」「いえいえ。紺野、パスタに感動です」
「また変なこと言ってるし」
 そんな会話を交わしながら、心もお腹も満たされるような食事をする。
 フォークを器用に操る柴田さんは、最後の一口を運んだ。
 そして、まだ食べ終わらない私をテーブルに頬杖をついて可笑しそうに眺める。
401柴紺:02/10/06 02:23 ID:AprZAEDZ
「ホント食べるの遅いねー」
「柴田さんが早いんですよ」
「ほらぁ、口の端にソースついてる」
「‥‥っ!?」
 柴田さんの手が伸びてきて、私の唇の端を指で拭う。
 ソースのついた指を、とれかけのグロスで濡れた唇がくわえた。「あ‥りがとうございます」
「どーいたしまして」 触れられた部分が熱を帯びてきて恥ずかしくなり、残りのサラダを食べてる間も、柴田さんの顔をまともに見れない。
 そんな私とは違って柴田さんは何事もなかったようにグラスに注がれたアイスティーを飲みほし、
「さて、と‥本日のメインディッシュいっちゃいますか」
私が食べ終わる頃を見計らってから本題をきりだした。
402柴紺:02/10/06 02:25 ID:AprZAEDZ
 私は頷いたが、顔が赤くなるのが自分で分かった。耳の付け根が熱かった。
 石川さんへの想い、後藤さんへの敵対心、まこっちゃんとの関係を包み隠さず話すことは恥ずかしい。
 しかし、私の顔が熱くなったのは、柴田さんが隣に座って肩を抱きしめてきたことに対してだ。
 柴田さんからは今までに嗅いだことのないいい匂いがした。
「‥‥私‥好きな人がいるんです‥」
 誰とは聞かれなかったのに、私は名前を明かした。
「石川さんが好きなんです‥」
 それでも柴田さんは驚かずに、軽く頷いただけだった。
 私は一人で喋り続けた。
403柴紺:02/10/06 02:29 ID:WWsVfHtB
 石川さんが好きで、後藤さんが嫌いで…。 まこっちゃんとどうしたら上手く付き合えるのか…。
「まこっちゃんのこと許せないけど‥‥嫌いになれないんです。でも、前のように接するのも難しいし‥八つ当たりしちゃうんです。まこっちゃんのせいで私はメチャクチャになったって。声には出さずに‥態度で」
 それでいて、石川さんに恋するせいで嫌な女になってしまったと思ったりもする。最悪な自分。
「あさ美ちゃんは、小川さんのことが好き?」
 柴田さんはじっと私の顔を見つめてそう尋ねた。私は驚いた。心臓が冷えて、背筋がゾクッとした。
404柴紺:02/10/06 02:35 ID:XUn0GDDh
「そうなの?」
 私は首を横に振る。「なんで そんなこと聞くんですか?」
「うん?なんとなくかな」
 柴田さんは、私の顔に自分の口許を運んで、頬にそっと唇をつけた。
 キスされた瞬間、全身に電気が流れる。
 膝の上に組まれた手の甲に冷たい雫が落ちて、自分が話しながら泣いていたことに気付いた。
「可哀相な紺野ちゃん‥‥わたしが慰めてあげる。わたしが誰よりも愛してあげる」
 アナタのことが好きだから…。ものすごく小さい穏やかな声で柴田さんは囁いた。
405柴紺:02/10/06 02:37 ID:AprZAEDZ
 柴田さんに肩を抱かれながら私は彼女の部屋へと素直に従った。 諦めではなく、むしろドキドキしている。 柴田さんは、どんな風に私を抱いてくれるのか。愛してくれるのか。
 愛ちゃんに抱かれた一昨日のオフの日を境に、私の何かが壊れてしまったようだ。
 欲望の箍が外れたと言うべきか。
 すっきりと整頓された部屋は、柴田さんから香ったのと同じいい匂いが漂っていた。セミダブルのベッドが置かれているのに広さに余裕がある。
 柴田さんは、首筋にキスを繰り返しながらゆっくりと私をベッドに坐らせた。
406柴紺:02/10/06 02:39 ID:WWsVfHtB
「ちょっと待ってね」
 自ら先に服を脱いで下着姿になる。純白のブラジャーよりも映える柴田さんの白い肌が、私に体を重ねた。
「柴田さん‥キレイ」 そう言うと、顎を押し上げられ、上向きになった唇にキスをされた。
 初めは軽く掠めるだけ。徐々に深く侵入してくる。
「んん‥‥っ」
 口内で響く私の声に気が高ぶったのか、シャツの裾を捲くり上げて背中に手を回し、ブラジャーのフックを外すと、服ごとそのまま引き上げてきた。
「あっ、やだ‥‥柴田さん‥」
 飛び出した乳房が柴田さんの目の前に露になった。
 柴田さんが私の胸を見ている。それだけで下腹部が熱くなる。
407柴紺:02/10/06 02:42 ID:YrAih6KP
「紺野ちゃんの方がキレイだよ」
「そんなに‥見ないで下さい‥‥」
「ここもすごく可愛い‥」
「んっ‥‥ぁ‥」
 柴田さんはそう言いながら、指で強く揉みしだき、掌で撫でまわす。
 指先で胸の先端を突き上げたり、押し潰したり、こねたりする。 そんなふうにされると、
「あぁっ‥‥くぅ‥ん‥」
頭の中が真っ白になって、掠れたような喘ぎが零れてしまう。
 ひとしきり私の反応を楽しんだ後、胸に顔を寄せ、先端が口に含まれた。
 尖らせた舌先が勃ち上がったモノを追いかけ、音を立てながら弄ぶ。
「あぁ‥‥ん、っんっ‥‥‥ぁ」
 ダメ‥‥なんか‥変だよぉ‥いつもより‥おかしくなっちゃいそう‥。
 お腹にあたる柴田さんの胸で余計に厭らしい気分を煽られる。
「しば‥しばたさ‥‥ぁん‥」
 震える手で柴田さんの柔らかい髪に指をとおすと、彼女は胸から唇を離し、唾液の滴る顎を手で拭った。
408柴紺:02/10/06 02:43 ID:FUARduDv
「なぁに?」
 白い頬に赤みがさして、目が潤みを帯びている柴田さん。
 普段はクールな雰囲気を持つ彼女が、蒸気した顔で私を見てる。 その愛らしさに我慢できずに自分から軽くキスをした。
「‥‥私も‥柴田さんに触れたいです」
 ブラジャーに手をかけても柴田さんは抵抗せず、逆に期待の篭った熱っぽい瞳を私に向ける。
 それをOKの合図だと解釈した私は、柴田さんをゆっくりベッドに倒した。
 ブラジャーを丁寧に外す。カタチの良いやや大きめの胸、中心には淡い桜色の小さな乳首が。
409柴紺:02/10/06 02:49 ID:YrAih6KP
「紺野ちゃん‥‥‥はやくぅ」
 そう懇願する柴田さんに堪らなくなり、唇を薄く開いてソコに舌先を絡ませて吸い上げ、刺激した。
 乳首が大きくなってくるのが感触でわかった。
「ぁっ‥‥あぁ‥‥っんん」
 柴田さんが体をのけ反らせ始める。
「あぁぁ‥‥ぁっ、紺野ちゃ‥ん」
 その声にもの凄くドキドキしているのは、初めて誰かを抱くからじゃなくて、柴田さんが可愛いから。
 自分を犯したあの二人は、どんな気持ちで抱いたのだろうか。
 悩ましげな表情に煽られ、もう片方の乳首を指先で弾く。
 柴田さんは、先端から伝わる快感に苦悶しながらも、急かすように私の手を掴んだ。
410柴紺:02/10/06 02:51 ID:h68n5kc0
「ね‥ねぇっ、おねがい‥‥も‥う」
 その手を自分のショーツに引っぱる。
「すごい‥‥」
 じっとりとした熱気が伝わってきた。
 お望み通りにその部分を布越しにさすり、固い突起を描きだし、ショーツの端から指先を差し入れ、割れ目を愛撫する。
「あ‥‥っ、やだっ。あぁんっ‥」
 柴田さんのそこはすごく濡れていて、とても熱くて指に愛液が纏わりついてきた。
 もっと柴田さんを感じさせたいとショーツを脱がそうとした時、「‥はぁっ‥‥こん‥の‥‥あぁ‥っ‥!」 片方の手はシーツに爪を立て、もう片方はショーツを触る私の手に重ねながら、柴田さんは甘い喜びの悲鳴を洩らした。