口の中で、お互いの舌を絡めながらゆっくりと、肩の線をなぞる。そっと目を開き、あ
さ美の細めた瞳を確認すると、両手をそれぞれ繋ぐ。
一端口を離し、目、額、鼻、耳、顎、頬と順番に何度も口づけをして、また口に戻る。
今度はちょっと荒々しく、頬の内側の粘膜を嘗め取るかのように、舌を這わせる。
「ちょ…ちょっと待って」
「ン?何?」
私がそっと唇を離すと、あさ美はベットからソロリと抜けて、蛍光灯から垂れ下がってい
る紐に手を伸ばした。あさ美はいつもそう――電気を消したがる。でもあさ美の感じてい
る顔が見たい私はちょっと不服。
私は、そっと立ち上がると、まさに紐へ手を伸ばしたあさ美に後ろから抱きついた。
「きゃあ!ちょっと愛ちゃんってばあ」
「暗くしたらあさ美の顔見えなくなっちゃうじゃない」
そう言って、ベットに引きずり戻す。
仰向けに寝かせ、マウントポジションをとってもまだあさ美は、
「お願いぃ電気ぃ」と抵抗した。空手をやっていたあさ美の方が、私より腕力があるんだ
から、押し返そうと思えばできたはず。それをしなかったので、私は意を強めた。『幸せ
ビーム・好き好きビーム』をハミングしながら、あさ美のシャツのボタンを外していく。
ちらりと視線をあげると、顔を真っ赤にしたあさ美の顔。――うん、うん。やっぱこう
でなくちゃ。ボタンだけ全部はずし終わると、豊満な胸を隠すブラが露わになった。悔し
いけど、カップは私のと2つも違う。焦らす意味で、スカートの横のジッパーをゆっくり
と下ろした。
「愛ちゃん…恥ずかしいよ」
今更何を言ってるんだか…。もう少し、もう少し進めば手のひらを返したように積極的に
なることがあるのだ。
「だってこんなに楽しい〜 時間なんだも〜ん」
私は唄いながら、サッとブラをずらした。プルンと2つの乳房が現れる。その先端にはい
ささか不釣り合いなほど小さい突起がちょこんと起立している。
「あさ美可愛いよ…」
明るいところでマジマジと見つめるのは初めてかもしれない。その胸は、前サウナで見
た後藤さんのものより確実に大きかった。しかしその中央の輪の部分は、ひょっとしたら
私のものより小さいかもしれない。その不釣り合いさが発展途上、もとい成長途中の女の
子といった感じで、私は興奮の度を上げた。
「大好きだよ…」
そっと呟き、さらに真っ赤になったその顔の唇に自分のものを重ねる。さっきからずっと
我慢していた右腕は、あさ美の左胸をそっと愛撫し始めていた。しかし、先端には触れな
い。優しく、しかし焦らして。
一端唇を離すと、左手で手で彼女の髪から耳にかけてそっと撫でながら、今度は空いた
胸に顔を下ろす。しかしやぱり先端はお預け。輪の回りに円を描くように舌を這わせる。
「――は…はやくぅ」
来た。やっと来た。しかし私はさらに焦らしてやった。
「ん?何?」
「はやくう」
「早く?何を?」
我ながらいやしいなと思いつつ、顔を上げる。あさ美は相変わらず真っ赤な顔のまま、す
こし涙ぐんだめで私をみていた。
――そんな目しないでよ。可愛すぎるじゃない。
「はやく…嘗めて…撫でて…」
本当なら「どこを?」とやってやりたかったが、もう私のほうが我慢できず、再び唇をあ
さみの右胸に戻した。今度は、輪を含むように、そしてすかり起立しきった先端を、舌を
やさしく叩くように這わせる。同時に右手も、親指の腹で、彼女の先端をこするように愛
撫する。
「ああ…あぃ…あぃち…愛ちゃん…じょ…上手……き…きもち…」
「――気持ちいい?」
「うん…うん。すっごく…」
あさ美の感じきった声、明るい中で見るその感じきった顔、そして両胸を眺めて、私の方
も我慢できなくなってきた。
「あさ美…」
私は右手をそっと胸から離し、ゆっくりと体を這わせながら、彼女の中心に持っていった。
更新しておきます。