紺野のエロ小説書いて〜 第2章

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263高紺
「やだっ…!」
 驚いて肩を押し返そうとした筈なのに、私の手は動くことはなかった。
 それどころか、
 マシュマロみたい…気持ちいい…。
 そう思ったと同時に唇は離された。
 風が頬を掠めていったような軽い口づけ。 もっと触れていたい…そんな気持ちを隠す為に唇を抑えて瞼を開くと、いつものホニャっとした感じの愛ちゃんはいなかった。
 瞳は細められ、口元は微かな笑みを浮かべている。
「まこっちゃんと あさ美ちゃんて付き合ってるの?」
 私の視線を絡めとったまま、愛ちゃんは吐息混じりの声で囁くと、唇を抑える私の手を掴んだ。
264高紺:02/09/05 20:38 ID:j+NchoG2
「やだなぁ、そんなわけ…ない」
 笑って誤魔化そうとしたけれど、愛ちゃんの顔からは笑顔は消えていて、私は表情を引き締めた。
「わたしもあさ美ちゃんのこと」
 食べたいな…。
 人差し指で私の唇をなぞる愛ちゃんが耳元でお願いする。
 ……まこっちゃんとは違って、恐くは…ない。
 愛ちゃんは外したその手を優しく握りながら、また唇を重ねた。 一回、二回、三回…柔らかなキスを何度も何度も。
 甘い甘い砂糖菓子みたいな悦楽に堕ちてしまいそう。
「ぁあっ…」
 突然 鋭い快感が全身を震わせた。
「ぃや…っ…そんな…とこ……触らないでぇ」
265高紺:02/09/05 20:39 ID:wNoTfcle
 シャツの隙間から愛ちゃんの手が入り込みブラジャーの上から
既に勃ち上がっているであろう胸の先端を擦られる。
 親指が突き上げ、ぐりぐりと攻めてくる。「っん!ぁっ、ぁっ」 のけ反る体を壁に抑えつけられているにもかかわらず、私は抵抗もしないで 与えられる愛撫に ただ感じ入っていた。
 もっと触れて、直接肌に触って…。
 体にたまった熱に促されて、熱い息を押し殺しながら、うっとりとした目で私の乱れる姿を見つめている愛ちゃんに自分からキスをした。
266高紺:02/09/05 20:40 ID:j+NchoG2
 すると、あくまで優しく、愛ちゃんの舌が唇を割って侵入し、私の舌を求めて口内を掻き回す。
 次第に濃厚になる口づけに興奮してきたのか、愛ちゃんの腰が私の腰に押し付けられてきた。
267高紺:02/09/05 20:42 ID:wNoTfcle
 長い長いキスから解放された私の荒い息が整うのを待ってから、愛ちゃんは 私のスカートを捲くり上げ、太腿を ゆるゆるとさすりながら 耳元で囁きかける。
「触ってもいい…?」 掠れたようなその声に、私は拒否なんかできない。
 だって、私はもう愛ちゃんが欲しくてたまらないんだもの。
 太腿をさする愛ちゃんの指に指を絡めてギュッと握った。
「……いいよ」
 その言葉に愛ちゃんは安心したように微笑むと、手を握り返してくれた。
 そして、愛ちゃんは空いている方の手で
すでに濡れている部分を布の上から撫で、指をショーツにかけて下ろした。
268高紺:02/09/05 20:44 ID:Ry6TfCBK
 透明の糸がひく。
 さっきイったばかりなのに こんなにも欲情してしまう自分が恥ずかしい。
 頬染めて俯いた私に、愛ちゃんの指先が蕾を摘み、そのまま ゆっくりとこねられる。「あっ、はぁっ……ふぅ」
 さっきまでまこっちゃんに触られていたせいか、いつもより感度が増していて、立っていられなくて愛ちゃんにしがみついた。
「んぁ…ぁっ……っ」 頭の中もう真っ白で、考えられることは一つだけ。
 もっと…もっと、気持ち良くなりたい。
 私の中を一杯にしてほしい。
269高紺:02/09/05 20:46 ID:wNoTfcle
「あさ美ちゃん…入れるよ」
 愛ちゃんは興奮して荒くなった息遣いを隠しもしないで囁く。
 涙の溜まった瞳で愛ちゃんを見つめて、
「…ぁっ…う、うん…早くぅ…」
欲しくて欲しくてたまらないと言った様子で頷いた。
 立ったままの態勢で足を開くと、愛ちゃんの中指が入口を 上から下へとなぞり、私は喜びの声を抑えられない。
 此処が人の出入りが多いカラオケBOXのトイレであり、尚且つ個室でしているわけじゃないこと、いつ誰が通り掛かるかもしれない。
 まこっちゃんが不意に現れてもおかしくない。
270高紺:02/09/05 20:48 ID:FnDqSB2S
 ……それがなんだって言うのよ。
 見られたっていい。 私が誰と何をしていようと構わないじゃない。
 私と まこっちゃんは付き合ってるわけじゃないんだから。
「あ……あっ…」
 暫く入口の周りを弄んでいた指先がピタリと止まり、遠慮がちに中に入ってきた。
 肉壁をゆっくりと掻き回され、愛ちゃんの指の感触が伝わってきて、そこが燃えるように熱い。
 さらなる快感を求めて指を締めつけ貧る。「あ……っん、っあぁ……っ」
「熱くて指溶けそう…」
 愛ちゃんのしなやかなあの指が私の中を満たしている…。
 想像しただけで 体の奥からじわりと蜜が溢れてくる。
271高紺:02/09/05 20:49 ID:Ry6TfCBK

「はぁっ…!」

 ぁぁ……もぉ やだぁ…イッちゃうぅ……っ。
 感じ過ぎて声が出てこない。
 愛ちゃんの指が気持ちいい場所を ぐいぐいと攻めてきて、そこが小刻みに収縮して
呼吸さえまともにできない。
 腰が淫らな動きになってくる。
「いいよ……イッて」 額に汗を滲ませた愛ちゃんが乱れた息でそう言って、抜き差しを激しくした。 
 熱い液体が太腿の内側に垂れていく。
 息をつく暇を与えないピストン運動。
「やぁんっ……ん…あぁ……あっ、あっ…」 
 一気に絶頂を迎えた私は、

「あぁんっ、はぁ…っぅん……まこっちゃん…っ!」

そこにいない人の名前を叫んで 愛ちゃんの胸に倒れ込んだ。