第04話「どっちの味方?センセーション(旋風)後藤、軽やかに見参!」
〜あらすじ〜
「ごとー、やっぱやめる」
衝撃の一言に揺れる試合会場。センセーション後藤に棄権など考えられない。
「いったいどうしたの?今年こそ優勝のチャンスなのよ?!」
チャーミーのプチパニックな言葉に思わずうなずいてしまうマリ。
しばらく目をそらしていた後藤が、ついにその問いに答える。
「チャーミーにはずいぶんお世話になってきたし、それは感謝してるの。
でもハリケーンよっすぃーはずっと私が追いかけてきたライバルなの。
だから正々堂々とできないのなら、この試合は降りる。生意気言っちゃって、ごめんね、チャーミー」
誰も何も言い返せず、会場を沈黙が覆う。後藤の棄権は、自動的に吉澤の優勝を意味する。
「なら、私も降りる・・でも後藤さんとの勝負はつけたいの!いい?」
「ええ、もちろんよ!さあ、かかってきて、よっすぃー!」
(ここより戦闘シーン。その光景、筆舌に尽くし難し)
夕暮れ、勝負のつかないまま二人の体力は限界に。
「さすがね、ハリケーンよっすぃー・・!」「あなたこそ、センセーション後藤・・!」
どうやら勝負の決着は来年に持ち越されたようだ。
拳の友情とともに帰って行く二人をマリとチャーミーも並んで見送る。
「うらやましいね、チャーミー・・」
「そうね。でも勝負はまだついてないわ!マリとの決着もおあずけよ!」
「な!?」
チャーミーの勝手な捨て台詞に絶句するマリ。どうやら先が思いやられそうだ。
ところで事実上、決勝戦となるはずの3位決定戦であったが、選手が吉澤・後藤に
こてんぱんに打ちのめされたため試合にならず、結局大会そのものがお流れとなった。
3位決定戦のカードには「藤本vs松浦」と書かれてあったが、それはまた別の話。
やっぱ長いかな〜、ま、いっか♪と最近調子の良い矢口