藤本美貴でエロ小説を・・・

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「先生…… それ……」
私は先生の股間を指差した。
「ああ!! い、いやあ!」
「先生も、昔は鍵を管理されてたんですね?」
「う…… あ…… そ、そうよ……」
「昔を、思い出しちゃいました?」
「うう……」
「鍵、渡して下さい」

中澤先生は泣きそうな顔で、後ずさりしながら風呂場を出ると、
洗面台から小さな鍵を取り出して、私に渡した。
「はい……」
チャリン、と私の手の中で、小さな鍵が鳴る。うわあああ!
中澤先生が、可愛いよぅ〜!震えてるの?先生…… まるで鏡を見るように、
まったく同じ立場に居る私は、中澤先生の震えの元、
心の興奮が手に取るようにようにわかる。中澤先生もまた、私が貞操帯を着ける時、
きっと自分に置き換えて、同じように興奮してくれたんだ。でも、
鍵を自己管理するのと、他人に預けるのでは、こんなにも気持ちが違うものか
全権を託す、自分の全てを委ねる……快感。
748:02/11/21 19:53 ID:RFzTl6oW
「先生、予備の鍵は?」
「ぎ、銀行の貸し金庫に……」
「じゃあ、それは先生のエマージェンシーキーにしてください。
 普段はとり出せないんでしょ?」
「ええ…… かなり面倒だから……」
「先生……」
「えっ?」
「……気持ちいいですか?」
「…… ええ……」

ううううううう
中澤先生が愛おしい…… 私の管理者という強大な存在から、
私の手のひらに全てを握られた、矮小な存在へ。中澤先生、蕩けた顔してる……
私も、こんな顔してたんだろうなぁ……


「先生、キスしていいですか?」
私、完全に暴走してる。中澤先生はドロドロの中にも、必死に真面目な表情を覗かせ
「藤本さんが……後悔しないなら」
と言って、ガクッと膝立ちになり、顔を上げて目を閉じた。

ブルルルルルルルッ!
膝まづく中澤先生の、その無力な様子が、私の中のもう一人の私を駆り立てる。
「私にとってファーストキスですけど、
男の子用と女の子用区別するつもりですから」
と言って、中澤先生の艶やかなオトナの唇に、私の唇を重ねた。

ぷにっと触れあう、柔らかな膨らみ同士。
キスの経験が無い私が、押しつけたまま固まっていると、
その唇を割り開いて中澤先生の舌が侵入してきた。
749:02/11/21 19:54 ID:RFzTl6oW
「んっ」
私の方が声を出しそうになった。舌をぼいんぼいんと押される。
ザラザラとザラザラが擦れ合う。ゾゾゾーッっと口ごと持って行かれそうな、
甘い快感。負けずに吸い返す。中澤先生の舌が棒状の塊になったので、
ズゾゾ、ズゾゾと吸い上げる。そして絡ませ合い、舐め上げる。
「んーっ」
「んーっ」
「んーっ」
中澤先生が小刻みに震えてきた。あの快感を感じてるんだ……
イキたくてもイケない、限界の痙攣を。
私も貞操帯の中がグチャグチャになっているのが自分でわかる。
私も膝をついて、中澤先生を抱く。
「先生…… 素敵です!かわいいです!そして、ありがとうございます。こんな、
 こんな気持ちで、いつも私の事を管理してくれてたんですね……」
「はふっ!はふうっ!みっ、みき、ちゃん…… お願いだから、イかせて……
 鍵を開けて、貞操帯……外して…… お願い……」
中澤先生は涙でぐちょぐちょの顔で、私に哀願する。
その表情に、私はイキそうなほど激しい興奮を覚えた。

「先生……それは、この一言が欲しくて、わざと言ってるんですよね?
 ちゃんと言ってあげますよ、いいですか?」
「あああ……ふうぅぅ……」
先生はドロドロに蕩け切った顔をしている。私は息を深く吸って、ゆっくりと言った
750:02/11/21 19:54 ID:RFzTl6oW
「ダメですよ。貞操帯は外しません。中澤先生は『管理』されてるんですから」
「あ!あ!あかん!あかん!あか〜……」
中澤先生はカッ!と目を見開いて私を見つめると、次の瞬間、瞳が濁って、
どこを見ているのかわからない目つきになり、ガクガクと全身が痙攣しだした。

ああ…… 逝ってる…… 緩く逝ってるんだ、中澤先生……
本当の快感が得られないもどかしさの中で、痙攣だけの別の快感……
でも、私はそれを見守るだけ…… 中澤先生の快感を、私も共有しながら、
私はその快感を享受することができない。管理者としてのもどかしさと、
管理者としての幸せ。

ああ…… ああああ…… 中澤先生は今までずっとこの穏やかな温かい気持ちで、
私が逝くところを見守ってくれてたんだ……
ガクガク痙攣する中澤先生の虚ろな瞳を見つめながら、涙が溢れてくる。
先生の痙攣が緩んだ。
「ハーッ!」
「ハーッ!」
「ハーッ!」
「ハーッ!」
「ハアァァァ…… フウゥゥゥ……」
中澤先生が荒い呼吸を整えながら、現実へ帰還してきた。
751:02/11/21 19:57 ID:Vw0A5E8d
「あの……先生、ごめんなさい……調子に乗ってしまって……」
「ふわぁぁ…… ふぅ。ああ…… ええのよ。久々にこの感じ……うーん、溺れそう」
「大丈夫ですか?」
「ありがとう、藤本さん」
「そんな…… はい、鍵……お返しします」
「もちろん、預かってくれるわよね?」
「エッ?いいんですか?」
「うちの事、理解してくれるなら」
「……冷静になってみると、エラそうなこと言ってましたね、私。でも、
 中澤先生がどんな気持ちで私の事見ていてくれるのか、分かった様な気がします。
 じゃ、お預かりしますね」
「ちゃんとメンテナンスに来てね。
 そして、その時に一緒に藤本さんもメンテナンスしてあげる」
「わかりました」