藤本美貴でエロ小説を・・・

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夏休みの日常が続く。

ピアスも中澤先生から貰った漢方の粉薬を付けて寝たら、みるみる傷が安定して、
リングを回して洗っても全く滲みなくなった。お風呂に浸かりながら、
チャリンチャリンとリングを爪で弾いて、ジッと見る。
気にならないふりをして見つめるけど、30秒で私の負け。じわ〜んと
感じはじめてしまい、湯舟の中の貞操帯の股間に、自然と指が伸びる。爪の先で
コンコンと貞操帯を叩き、もどかしさにちょっとイライラする。気分を変えるために
湯舟を出て、体を洗う。でも鎮まるどころか、体についた石鹸の泡が醸し出す、
奇妙な艶めかしさに、自分の身体を見て興奮してしまう。
雑誌の向こうの世界だった乳首のピアスが、今私の体にぶら下がっている。
しかも、『管理中』の札を付けられて……

あーあ。とうとう濡れ出した。そうだ。無駄と知りつつ、シャワーで……。
シャワーを弱めに出して、股間のメッシュに当ててみる。
きょ!きょえええぇぇぇ!!
中でビンビンにクリトリスが尖っているらしく、痛いほどに刺激強すぎる。あああ、
手で優しく周囲を撫でで、くりくりと刺激して、
ガクガクと逝けたらどんなに気持ちいいだろう……

お湯を這わせるように流して中途半端な刺激で我慢して、
またいつものようにがんばって気持ちを切り替える。なんとかそのまま頭まで洗って
すこしサッパリした気持ちでお風呂を出る。そんな入浴を繰り返していた。
699:02/11/15 18:18 ID:nkKEX5Jp
中澤先生にもらった水着も、何度も合わせてみて、鏡の前で座ったりしゃがんだり、
お風呂で水に濡らしてみたり。濡れた水着にうっすらと浮かぶ貞操帯の凹凸は、
見る人が見ないとわからない程度だけど、自分でそれを意識すると、
たまらなくエッチな気分になる。でも何も出来ないので、我慢、我慢。その水着着て、
まいちゃん達とプールへ行く。
くうううう!宿題が全部終ってるって、イイ!
プールサイドのスタンドでカクテルもどきの極彩色のジュース買って、
白いプラスチックの丸テーブルに、
白いプラスチックの椅子が並べてある所へ座ろうとしたら、腰を下ろす瞬間に、
私だけタイルのぬめりで足を滑らせ、「ガンッ!!」と座った。
皆が「何?」って顔してたら、まいちゃんが、「美貴、大丈夫? この椅子、
足がガタガタで危ないね」と言って、勝手にフォローしてくれた。

ふー。

皆がウオォータースライダーへ行くというので、私だけ居残り。

「なに? 美貴、恐いの?」
ちがーう! すんごいやりたいの!でもできないの!

「う…… うん」
「うそぉ、去年やってたじゃん」
「ちょっと耳貸して」
「(ゴニョゴニョ)」
「うっそー!おしりにおでき?」
「バカあ、声が大きいよお!」
「あ、ごめん。 んならしょうがないね」
「今、一番痛い時なんだ。 もう少し引けば平気なんだけど」
「じゃ行って来るね〜」
700:02/11/15 18:18 ID:nkKEX5Jp
ふー。

椅子の背にもたれて、ぼーっとプールで遊ぶ人たちを眺める。この中で、
金属の枷を嵌められたまま泳いでる人って、私だけだろうなぁ……
乳首ピアスはもう一人くらいは居そう。でも、
そこへプレート下げられちゃってる人は居ないだろうなぁ…… 今、
ここで中澤先生に、この椅子に手錠で繋がれちゃったら、どんな気分だろう……

ドクン。 今、あの金属の首輪嵌められたら……
ドクン。 それで、堂々と友達に見られて……
ドクン。 はふっ…… 妄想してる場合じゃないよぉ……
んんん……
ああ、大変!少し乾いてきた水着が、アソコの部分だけ暗く湿ってきた……
水着のトップで押さえられてる乳首が、ムクムクと固くしこってくると、
リングを勝手にキュッと絞めつけて、触れてもいないのに感じてしまう……
何気なく水着を直す振りをして、股の暗い染みを指で触れると、
そこは表面に膜があるのではと思うほど、激しくぬめっていた。
あまりのぬめりに驚いて引っ込めた指に、長く長く糸を引いて、
その恥ずかし過ぎる銀の糸を誰かに見られたのでは、と思い赤面した。
飲み終わった器を返しに行く時も、そこに居る人たちに、
ソコだけをジロジロ見られてる気がして……
701:02/11/15 18:19 ID:nkKEX5Jp
すぐにプールに飛び込んで、一人でバシャバシャ遊んでいた。
皆が戻ってきたのが見えたので、プールから上がった。まいちゃんがすっ飛んで来た
私に耳打ちする。
「あやっ、乳首見えてるよ! ちゃんとあれ貼ったりしてるの?」
「エッ?」
慌てて胸を見ると、右胸のさきっぽが鋭角にとび出てる。
「ゲ!」
急いで胸の脇から手を入れてみると、泳いだ時にリングとプレートが重なって、
そのまま引っ掛かったようだ。
「チャリン」
平に均(なら)してしまえば、パット入りの水着ではもう目立たない。
「あーびっくりした。 まいちゃん、さんきゅー」
「…… えーと、みき?ソレって横から手を入れただけでなんとかなるもんなの?
 それに、チャリンって……」
「あ……!あ……!なんでもないの!ちゃ、チャリンなんて聞こえなかったよ?
 あは……」
「変ねぇ……」
まいちゃんはまだ腑に落ちない顔をしながら、みんなの方へ戻った。
おおきなプールはこの時を含めて3回行ったけど、みんなが見慣れたせいか、
私が慣れたせいか、特に焦ることはもう起きなかった。
意外な大穴。家族旅行が大ピンチだった。
702:02/11/15 18:20 ID:IxGqTeex
「美貴〜 お風呂行こう。ここの温泉、露天風呂よ」
「ゲ!」
「どうしたの?」
「わ、わ、わ、わたしいいよ」
「フッ。姉キにしちゃ珍しいな」
「美貴、体調でも悪いのか?」
「う……、うん、うん、車に酔ったみたい」
「そりゃいかんな。 寝てなさい」
みんなはゾロゾロ温泉へ浸かりに行ってしまった。
急いで部屋の風呂にお湯を溜めて、自分だけでお風呂に入ってしまう。
なんにせよ洗浄は重要なのだ。お母さん、悪い先生にダマされて、
こんな体にされちゃった私を許して。はいはい、自分でハマったんですよ。
中澤先生ごめんなさいね。温泉に入れなかったんでちょっとふてくされて、
一人で勝手なことばかり考える。一人一人に舟盛りまでついた、
豪華な夕食も悩みのタネだった。とても食べきれないよ。
703:02/11/15 18:21 ID:IxGqTeex
「秀樹、これとこれとこれあげる」
「え?いいの?」
「男子はあんたくらいが育ち盛りなんだから、食べなさいよ」
「さんきゅ〜 でも、最近姉キ、変だぜ」
― ドキ。 ―
704:02/11/15 18:21 ID:IxGqTeex
「あれだけ食い意地が張ってたのに、急に小食になって」
「あんたねぇ!食い意地ってなによ」
「まあまあ。 美貴もそうゆうお年ごろなのよ。先生のお宅でお料理習ったりして」
「お?そりや初耳だ」
「あなた、ちゃんと言いましたよ」
「お?そうか、そりゃすまん」
「姉キがそんなの習うなんて信じられないね。オトコでも出来たの?」
「バカ!何言うのよ!」
「美貴、まさかおまえ」
「あのね!私の身体は、そんなことしようったって出来……あう!……なんでもない」
「い、いや、美貴、おま、おま、お前が幸せになるなら、おとおとおとお父さん、
 どんな人でも平気だぞ?」
「ぜんぜん平気そうじゃないじゃん」
「あたしとお父さんはらぶらぶだったから、あたしは美貴の事信じてるわ」
「だ〜か〜ら〜!そんなの無いって!料理もたまたま美味しかったから習ったの!」
「美味しいの習っても、姉キが作ると、実際美味しいかどうかはわからない……と」
「ガウーーッ!! あいた! あつつつ……」
「どうした?」
「リングが……」
「リング?」
「プレートに…… ちっ!違ッ!違ッ!なんでもない」
「さっきから変だぞ?」
「お邪魔します〜 あらあら賑やかなご一家で、うらやましいわぁ。
 おビールおかわりいかがですかぁ?」
「足りてます〜」
「このあとデザートにメロンとアイスをお持ちしますね」
「は〜い、ご苦労様です」
「ふぅ。 何の話だっけ?」
「もういいよ」

仲居さんに感謝。