650 :
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「あーんして」
「い、いやっ」
これを嵌められると、私には後が無い。
抗うための言葉、哀願する言葉すら取り上げられてしまう。
「いまさら何を抵抗してるの?ピアスは自由意志で嵌めてもらったけど、
これは強制よ。 口を開けなさい!」
おずおずと開いた口に、金属の筒が押し込まれ、
そこから横に伸びた革ベルトで喉近くまで固定され、
顔を縦に割るベルトでさらに絞め込まれ、
顎の下を回るベルトで押し出すことすら禁止された。
歯が当たる部分には何かの緩衝材が付いているけど、
大きく口を開いたまま固定されてしまうのは苦しい!
「オアアアア……」
ピアスですでに意識朦朧とするほど快感漬けにされているのに、
最後の自由を奪われ、本当に無抵抗な物体にされて、思考能力はほぼゼロだ。
言われるまま、檻に押し込まれ、毛布も枕も与えられない、ベニヤ剥き出しの檻の床に
ゴロリと転がされ、ガチンとすごい音で扉の南京錠が掛けられた。
ドーッ!とアソコが蜜を吐く。全部無視され、人間性を剥奪されて、
犬のような、物体のような、ヘンなものにされてしまった自分に、
アソコが裂けてしまいそうなほど興奮している。
もう、中澤先生は、煽りも指示もしなくなった。
651 :
::02/11/07 20:09 ID:RybY1CfP
ザワザワとテレビの音がする。中澤先生がテレビを見ているんだ。
私は檻の床に横になったまま、自分の乳首を見る。何度見返しても信じられない光景
敏感な肉体を金属のリングが貫いている。もう麻酔が切れて、乳首はピンク色に戻り
感覚が戻ってズキズキと痛い。そして、グーにされた手を見る。押したり、
叩いたりは出来るけど、掴んだりはもう出来ない。
開きっぱなしの口からはダラダラとよだれが垂れ放題で、床にシミを作っている。
重い金属の首輪が、右を下にして横向きに寝ている私の、
左側のの首にずっしりと食い込む。
……
横倒しになったまま、つつーっと涙が溢れてきた……
どうして私はこの姿でここに居るんだろう。
『フィクションや』と言われた、鉄の首輪にピアスの姿、正にそのままで。
おまけに口枷まで嵌められて。このうちに来て既に3日目。
残り2日は……このまま?……だろうな。……たぶん。
口から垂れる唾液がいやになって、ゴロリと仰向けになる。膝を立てて、
足が檻につっかえないようにする。頭は淡々とこうやって思考してるけど、
淫らパワーはものすごく、何を考えても股から粘液が滴る。
もうだめぇ…… 今の状況、気持ち良すぎる……
こんなにずっと淫らなままなんて……
そして、ずっと逝けないままなんて……
652 :
::02/11/07 20:09 ID:RybY1CfP
中澤先生が近づいて来た。檻にガチャンと何かを取りつけた。それは、
逆さになったペットボトルに、太い吸い口が付いたもの。犬用の水のみ器だ。
それを取りつけると、中澤先生は無言でテレビの前に戻った。
口が開きっぱなしで喉が乾いていたので、早速飲みたくなった。
口に取りつけられてしまった筒に飲み口を差し込み、舌の奥の方で飲み口に触れると、
トポトポと水が出てきた。勢いでゴクゴク飲む。
あ!飲みすぎるとおトイレが近くなる!ぐっと堪えて、飲むのを止めた。
うううう、好きに水も飲めないなんて…… 惨め……
することもなく、ただゴロゴロと過ごす。時間も遅くなってきたようで、
眠くなってきた。中澤先生が来た。手にバケツを持っている。
檻を開けて、バケツを中に入れた。
「? ……オアッ!!」
私が叫んだのは、中澤先生が尿道のリモコンを手にしていたからだ。
オシッコしろと?このバケツに?
「早くしなさい。股ぐだけでいいんだから」
自力で排泄する屈辱シーン……じゃない。
『自力』すら奪われている、超屈辱シーンだ。
しぶしぶ跨ぐと、すかさずリモコンを押し当てられた。
ジャーッとバケツの底で飛沫を跳ね返しながら、屈辱の排泄をさせられる。
終ったらウエットティッシュで拭かれただけで、バケツを下げられた。
ガシャンと扉が閉められ、鍵が掛けられると、
私を入れたままガラガラと檻が移動させられた。廊下を通り、物置へ。物置と言っても
中澤先生の一人暮らしでは、殆ど空っぽだ。パソコンの空き箱と洋服が置いてある。
少し蒸し暑いが、裸の私にはあまり関係ない。グーの手袋の中にジットリと汗をかく。
「おやすみ」
ちょっとだけ人間らしい挨拶を残して、戸が閉められ、真っ暗闇になった。
653 :
::02/11/07 20:13 ID:RybY1CfP
口の筒だけでも無いと随分楽なんだけど。モゴモゴと押し出そうとしても、
下顎をベルトで押さえられているので、これ以上口を開けることができない。
顔の正面を通るベルトが、顔を醜く歪められているのを思い知らされるように、
惨めさを加速する。乳首がズキズキとうずく。中澤先生、うそばっかり。
やっぱり痛いじゃない。あーでも薬飲んでるからこの程度で済んでるのかな。
一昨日からの事を順に思い出してみる。
部屋の暑さにだまされて、檻に入ってみると、妙に快適で、
最初の罠にひっかかって自分で鍵をかけてしまった。そしてお漏らしして、
尿道に弁をつけられてしまった。お尻も塞がれて、変装して外へ連れ出され、
手錠・足錠で曳き回された。挙句の果てに、ベンチでお漏らししながらイッた。
手を使わずに食事をすることや、剥き出しの檻に馴らされ、そして宿題が終った所で、
犬の尻尾と鉄の首輪とグーの手袋を嵌められ、とうとうピアスまでされてしまった。
最後に口枷の筒を嵌められ、檻に入れられ、物置に放置されちゃった。
すごい…… 絶望的に救いが無い…… 気にし出すと、どこもかしこも気になる。
太い筒で排泄の自由を奪われたお尻。重い首輪。顔を絞める口枷のベルト。
どれもこれも…… どれもこれも、キモチイイ…… キモチイイよう……
でも、全く逝けない。全て奪われている。それもキモチイイ……
キモチイイよう……