574 :
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中澤先生手作りの、おいしいスパゲッティーの夕飯を頂く。
そうなんだ。ペナルティーよ、と言われても、自ら進んでこうなったのだ。
尿道の自由を奪われたのは恐ろしいと思うけど、もう檻でお漏らしをしないというのは
ありがたい。中澤先生の態度は極めて優しいのだと思う。呼べばすぐ来てくれる。
質問にはすぐ答えてくれる。飲み物でも、食べ物でも、
手に入らないものや在庫が無いもの以外、何でも好きに与えてくれる。でも、私は今、
檻の中。体を伸ばす自由を奪われている。前後の排泄の自由と、性器の自由を奪われて
首輪を嵌められた上で…… 自由を奪われることが、こんなに甘美だったなんて。
低い天井の檻の中で、デザートまで全部食べた。
食べ終わって、しばらくボーッとしてたら中澤先生が来た。
「終った?」
「はい。ごちそうさまでした」
と言うと、中澤先生は檻を開け、私の首にリードを繋いで、
洗面所まで引っ張っていった。
「はい、口を濯いで、歯磨いて」
新品の歯ブラシを渡された。首輪のリードはタオル掛けの金具に繋がれてしまった。
別にリードなんか付けなくても、どこへ逃げるわけでもないのに、
そのくどいまでの演出が、惨めさと拘束感を加速する。
「そうそう、ブラも脱ぎなさい。洗っておくから」
胸を露にすると、本当に獣になったような惨めさがひしひしと込み上げてきて、
歯磨き終って檻に戻されるのが、本当にイヤなことに感じてきた。リードを曳かれて、
廊下を檻に向かって戻る。そう。ここには宿題やりに来たんだから、部屋全体を
檻と思えば、大して変わらない。でも、いざ黒光りする鉄の塊を前にすると、その中で
惨めに丸くなる自分を想像して、アソコからトロリと粘液を吐く。
575 :
::02/10/24 18:23 ID:Cs+WdUGQ
「入って」
淫らな妄想が、1秒後に現実になる、快感。丸く縮こまり、檻の床に転がる。
濃いベージュで統一された、毛布とクッションと枕と薄い掛け布団。
ずいぶんとサービス良さそうに見えるけど、敷いた毛布の上に寝ると、木の床の固さが
容易に伝わってくる。掛け布団はベビーベッド用と思しきサイズで、
体全体はとても覆えない。枕とクッションは、まあ、実用的だ。
「ガシャン」
扉が閉められ、ごつい南京錠が掛けられ、私はまた檻の住人になった。
「宿題やっててもいいけど、適当なところで寝るのよ。
もっとも、寝れればだけど。フフ」
中澤先生は、親切な説明とも皮肉ともとれる口調で言うと、
そのまま居間から出て行ってしまった。はっきり言って、貞操帯無ければ私、
激オナニーしてる…… 情けなくて、惨めで、そして気持ち良くて……
自然と指が乳首をつまむ。キュンと胸が締め付けられる快感。指でコロコロと転がし、
キュキュキュ!っと刹那的な快楽を貪る。そして、
それ以上どうにもならないもどかしさに、檻の床で全身をくねらせて身悶えする。
「はぁっ…」「はぁっ…」「はぁっ…」
本当の犬の様に、四つん這いになり舌を垂らし、なんとか火照りが鎮まらないかと待つ
少しまた普通に戻ってきたが、こんなこと何回も繰り返してたら、本当に死んじゃう。
檻にもたれて座り直し、また宿題をやる。 いったい、今、何時だろう。火照りが
鎮まってきたとはいえ、宿題やるのも疲れてきた。
「あーあ」
声に出して言い、ノートを畳んで、バッタリと横倒しに倒れ、ぼんやりとする。
じっとしてると、お尻の穴も塞がれているのをだんだんと意識してきた。
私、ほんとに酷いことされてる… 肛門も尿道も開きっぱなしなんて……
でも弁と栓で出せないなんて…… あ… オシッコしたくなってきた。
576 :
::02/10/24 18:23 ID:Cs+WdUGQ
「先〜生〜」
……返事なし。
「先生ーー!」
……
……もうっ。
「中澤せんせーー!!」
パタパタとこちらへ歩いてくる音がする。
「なあに?」
「あの…… オシッコしたくなりました」
「ふああぁ…… 眠いから、明日ね」
「エッ! 明日って?!」
「さっき全部出したでしょ?今出ても少しだけよ、きっと」
「でも、したいんです」
「だーめ」
「そんな……!」
「一晩くらいで尿毒症になったりしないから、安心して」
「ひどい……」
「オシッコ漏らしたりすることもないから、安心して我慢なさい」
「ひいいいぃぃぃぃ……」
577 :
::02/10/24 18:24 ID:Cs+WdUGQ
放尿の自由を剥奪されてしまうのが、こんなに辛いなんて!
確かに、中澤先生の言う通り、今はまだ『したい気分だけ』の状態かもしれない。
でも、明日の朝も素直にオシッコさせてくれる保証は無い。もちろん尿毒症になる程に
無茶させられるとは思えないが、そこまでの尿意の緊張を考えると……
手にジットリと汗が出た。まさか、おっきい方も同じようにパンパンになるまで
我慢させられるのかしら。檻の中で、尿意と便意でわたわたと脚をばたつかせても、
中澤先生の許可が無ければ、全く解放されないのだ。でも、キモチ良さそう……
我慢の限界から、一気に排泄する瞬間の、蕩けるような解放感……
ぎゃー!
何考えてるのよ、私。その前に来る、地獄の苦しみを忘れてる。そして、今、
地獄への道を歩け、と宣言されてしまった。あ、時間聞くの忘れた。中澤先生が
寝てたって事は、もう12時は回っているのかな。檻の天井に貼り付いた、
電池式の蛍光灯を消す。檻の外は、既に居間の隅に置かれたオブジェの、
薄暗い明りだけだった。私はちょっと考えて、掛け布団らしき薄い羽根布団を床に敷き
その上で毛布に包まってみた。かなり寝心地が改善されたぞ。枕をポンポンと叩いて
窪みを直し、ボスッと頭を埋める。体を動かすたびにお尻の中をえぐるアナル栓を
意識しながら、なんとか安定した丸まった体位をみつけ、
ほんとにこんなフル装備のまま寝れるのか……と思っているうちに、
ウトウトしはじめた。しかし、眠りは浅い。面白い事に、夢の中でも、
私は理不尽に押し込められていた。壷のようなものに詰め込まれ、
荷馬車で運ばれてゆく。私はしっくいで固められた壷から首だけ出して、
のほほんと景色を眺めてる。そして、壷の中でオシッコ漏らしてしまうのだ。
578 :
::02/10/24 18:27 ID:Cs+WdUGQ
「ハッ!」
目が覚めた。夢と現実が交叉する。
「ふう…」
薄明りに浮かぶ、鉄の格子が目に映る。壷の中じゃなかった。しかし、
悪夢より現実のほうが厳しいなんて……笑っちゃう……
夢でオシッコ漏らした時、確かに現実の私も尿道を開いていた。体の奥で、
括約筋が混乱し、パクパクと痙攣するような感覚を、夢見心地に覚えている。
本当ならオネショしてるんだろう。でも、今は私の意思では、
どうやっても排尿する事が出来ない。油汗を垂らしながらオシッコを我慢する。
普通の我慢とは違う。漏らさないようにするのではなく、ただただ、尿意に堪えるのだ
檻の外はほんのり明るくなっているから、もう5時頃だろう。
遠くで蝉の鳴き声が聞こえる。中澤先生、早く起きて来ないかなぁ……
じりじりしながら待つうち、また浅い眠りに就く。また目が覚める。
オシッコしたい…… もう『したい気分』だけじゃない。ホントに膀胱がパンパンだ。