JUNON 2002年 10月号より抜粋
中澤
「(上略)あ〜、わかんない! なんだか話せば話すほど、考えれば考える
ほど、よくわかんなくなってく感じですね、やさしさって。
でも、やさしさを感じられる相性というか、人と人のあいだの波長みたい
なのものは、確実に存在する気がしますね。逆に波長が合わないとやさし
くされてもやさしさだと感じ取れなかったりするし。
たとえば、飯田圭織はやさしい子だと私は思うんですよ――って、モーニ
ング娘。のなかでひとりだけ名前をあげると、誤解を招くかも知れないけ
ど。他の子たちも、みんなやさしいんですよ。ただ、わたしが求めてるや
さしさを持ってるというか、やさしさの相性が合う相手として、身近なと
ころでみんなが知ってる女性っていうと圭織かなってだけで。
それはたぶん、圭織も私と同じで、言葉は必要じゃない子だからなんです
よ。落ち込んでる時、寂しい時は、ただそばにいてくれるだけでいい、
「何があったの?」とか「どうしたの?」とか聞かないでほしい、言いた
くなったら自分から話すからってタイプっていうのかな。だから、やさし
さだけじゃなくて、あ、何かあったなって、お互い何も話してないのに感
じ取りやすい仲なんだと思う。
ただ、さっき私はそれはやさしさじゃないと思うって言ったけど、「大丈
夫?」って言葉をかけてほしい人もなかにはいるだろうし、「何で落ち込
んでるの?」って聞いてほしい人もいると思うんですよ、きっと。だから、
これがやさしさなんだって思い込むんじゃなくて。この人は何をやさしさ
だと思ってるのかっていうのを相手、相手によって判断できて、それを実
行してあげられるのが、いちばんのやさしさなんだろうけど。(以下略)」
これは単に飯田に対するヨイショではないね。
飯田と中澤はすごく良い関係を築けてるみたいだ。うれしい。
これはほんの一部分だけど全体の内容がいかにも中澤らしくて面白い。