★☆紺野あさ美・シンデレラストーリーvol.5☆★
从#~∀~#从「ほんじゃ、これで年内の講義は終わり。年明けは後期試験の前に一回発表やらすか
ら油断するなよ。 以上!よいお年を!!」
全員「お疲れっしたーっ!」
(0^〜^)「・・・う〜ん、終わった終わったぁ。さて、帰るか」
(〜^◇^)「あ、そうだ。ちょっと吉澤くん」
(0^〜^)「あ?」
(〜^◇^)「圭ちゃんがさ、明日クリスマス飲み会やろうって言い出してさ」
(0^〜^)「ああ。バイト夕方までだから全然いいよ」
(〜^◇^)「でさ、いつもの事だけど、紺野さんの出欠聞いてくんない?」
Σ(0;^〜^)「え・・・え〜? また俺かよぉ・・・」
(〜^◇^)「だってあの娘、吉澤くんにしかなつかないんだもん」
(0;^〜^)「ったく、分かったよ!」
(〜^◇^)「まだ一回も飲み会来てないのあの娘だけなんだから、今度は引っ張ってきてよ!」
(0;^〜^)「はいはい!努力しますよ! ・・・紺野!」
川o・-・)「・・・?」
――とかウザがりながらも実は喜んでる俺・・・
――だって紺野に話しかける口実ができたんだから
――紺野あさ美は今年入学したこの大学の同級生で、俺は紺野が好きだった。
(0^〜^)「明日クリスマスがらみで皆で飲もうってなってさ、もし予定ないんだったらどうか
な? 紺野まだこうゆうの来た事ないだろ? みんな待ってるぜ」
川o・-・)「・・・・・・・・・」
(0^〜^)「・・・・・・・・・」
川o・-・)「・・・・・・あ・・・・・・あの・・・・・・」
(0;^〜^)「(一年間必死に仲良くなろうとしたのにこれだよ)」
――人見知りなのか単にトロいのか、とにかく紺野はクラスに全く馴染めないでいた。
――そこでついついおせっかいを焼いて一緒に行動したりして面倒見ているうちに好きに
なっていた。
(0;^〜^)「(説明終わったのに返事がないこのテンポの遅さ・・・ι)」
川o・-・)「・・・吉澤さんも、行くんですか?」
(0^〜^)「(お、やっと口を開いた)ああ、うん、もちろん行くよ」
川o・-・)「・・・じゃあ」
(0^〜^)=3「(ま、今回もダメだろうな)」
川o・-・)「・・・はい・・・行きます」
Σ(0;^〜^)「え!? ・・・マッマッマジで!?」
川o・-・)「・・・はい」
(0;^〜^)「しかしなんでまた急に・・・」
川o・-・)「あたし・・・やっぱり行かない方が?」
(0;^〜^)「いやいやいやいや!もうみんな喜ぶよー!(特に俺が)」
川o・-・)「・・・吉澤さん、ずっと誘ってくれてたですし・・・
集まるのとか苦手ですけど、吉澤さんと一緒だったら・・・」
(0^〜^)「・・・・・・」
川o^-^)「楽しいかな・・・」
Σ(0;^〜^)「(うおっ!めったに出ない笑顔!)」
――紺野は俺になついてくれてる
――自惚れさせてもらえば、俺に気があるんじゃないかとも思う
――だが、そう思った瞬間にあの噂が頭をよぎるのだ
(〜^◇^)「紺野さんの高校時代の同級生の小川さんって子が経済の方にいるらしくてさ、
小川さんが言うにはね、なんでもすっごくラブラブだった彼氏が紺野さんの目の前で
事故死したんだって。そのショックで今みたいにボーっとなったらしいよ」
――すごく気になる噂だけど、真偽を確かめるチャンスはまだ巡ってこない
――そんなカゲのある風には見えないんだけどさ・・・
(((0^〜^)))「・・・うわっ、外は寒いなー!!」
川o・-・)「・・・・・・・・・」
(0^〜^)「そうだ、ベンチでココアでもどう?」
川o・-・)「・・・・・・はい」
(0^〜^)「(ズズ〜・・・)」
川o・-・)「(ふ〜ふ〜・・・)」
(0^〜^)「(ズズ〜・・・)」
川o・-・)「(・・・こくん・・・こくん・・・)」
(0^〜^)「(ズズ〜・・・)」
川o・-・)「・・・寒いおかげで・・・」
(0^〜^)「?」
川o・-・)「あったかいココアが・・・おいしいんですね」
――彼女を好きになった理由はこれだ
――口数は少ないしテンポは遅いけど
――ホッとする空気を作ってくれる
(〜^◇^)「忘年アンード・メリークリスマスそしてハッピーニューイヤー!!」
全員「かんぱーい!!」
(〜^◇^)「紺野さん、来てくれて嬉しいよ。楽しんでね」
川o・-・)「・・・(こくん)」
川’ー’川「一番高橋!歌います!!」
(〜^◇^)「いきなり芸かよ!」
川o・-・)「・・・あ・・・あの」
( ´ Д `)「ヨッスィ〜、年空けのネタ、もう決まった?」
(0^〜^)「そういう萎えるような話題やめろよな〜」
川o・-・)「・・・・・・」
(#‘д‘)「では今年の我らがバカ殿について語り合おう!」
(0;^〜^)「うわっ出た!加護のお笑い談義モード!」
・・・紺野ちゃんと食べてる?なんか欲しい物あったら言ってね」
川o・-・)「・・・はい」
(〜^◇^)「吉澤ぁ〜〜〜〜!!! お前の番だぞ!なんか芸やれ芸!!」
(0^〜^)「わーったわーったちょっと待ってろ!
・・・ごめんね、あんまり相手できなくて・・・」
川o・-・)「・・・はい」
(0^〜^)「よっしゃ、んじゃ踊りますか!」
全員「お――――!!!」
川o・-・)「・・・・・・」
(●´ー`)「それでね、そんとき彼がさぁ・・・」
川 ‘〜‘)||「え〜〜〜?」
( ´D`)「おにいさ〜ん!ライムサワーと手羽焼きとラーメンと枝豆とタン塩と・・・」
川o・-・)「・・・・・・・・・」
( ‘д‘)「アイーンアイーンアイーンアイーン」
( ^▽^)「ちょっとトイレ!」
(#‘д‘)「ちょい待て!誰が席立っていい言った!」
川o・-・)「・・・・・・・・・・・・」
( `.∀´)「でさぁ〜」
(〜^◇^)「うん・・・・・・あれ?」
川o・-・)「・・・・・・・・・・・・・・・」
(0^〜^)「Wow Wow Wow Wow・・・」
(〜;^◇^)「!! ちょ・・・ちょっと吉澤くん!! 駄目じゃない紺野さんの面倒
ちゃんと見てあげないと!!」
(0^〜^)「え・・・?」
川o・-・)「・・・・・・・・・・・・(この手羽、食べていいのかなぁ・・・?)」
(0;^〜^)「あ・・・(落ち込んでる・・・)紺野、ごめんな」
川o・-・)「・・・?」
( `.∀´)「あ〜あ・・・ヨッスィ~はもう紺野さんのモノなのか〜」
(0;^〜^)「へ・・・?」
川*・-・)「・・・・・・」
(#^〜^)「な・・・なぁにバカな事言ってんですか!!」
( *`.∀´)「てゆーか二人もう付き合ってんじゃなかったの?」
(#^〜^)「!! ・・・・・・つ・・・・・・つっ・・・・・・つき・・・・・・
付き合ってなんかいねぇよ!! 紺野が困ってるだろうが!!」
川o・-・)「困ってないです・・・」
(0;^〜^)「へ? こっ・・・紺野?」
川o・-・)「・・・困ってないです」
( ;`.∀´)「紺野が喋ってる・・・」
川*・-・)「あたしは・・・嬉しいです。
吉澤さんが好きだから・・・・・・・・・・・・・・・うれしいです」
(*;^〜^)「あ・・・あ?」
( ^▽^)「スッキリした♪ ・・・あれ?紺野さん帰るの? 顔真っ赤だよ? 風邪?」
川*・-・)「・・・(てくてくてく・・・)」
(*^〜^)「・・・・・・」
ガラガラガラガラ・・・
( ・e・)「ありがとっした〜!」
( ^▽^)「???」
(*;^〜^)「・・・あ・・・え・・・だって・・・」
( ^▽^)「ねぇねぇ、なにかあったの?」
(*;^〜^)「え・・・でも・・・あの・・・あんな顔真っ赤にした紺野はじめてだし・・・
事故死した恋人とか・・・ほら」
(〜^◇^)「あー、それウソだよ」
Σ(0;^〜^)「え!?」
(〜^◇^)「だってあたしが作ったんだもん、その話。 よっこの幸せもの!!」
( ´ Д `)「ヨッスィ〜はやく追いかけろよ〜」
( ´D`)「かーっこいいー!」
( ^▽^)「ねえねえ・・・何かあったの?」
(#^〜^)「紺野―――――――!!!!」
( `.∀´)「お〜!走った! ヨッスィ〜いそげ〜!」
(〜^◇^)「がんばれよー!」
川 ‘〜‘)||「なんだよなんだよ・・・ あ〜あ、うやらましいなぁ」
( ‘д‘)「クリスマスに彼女誕生かい」
(●´ー`)「紺野さんって走るのも遅いんだね」
(〜^◇^)「てゆーかむしろ歩いてたけどな」
( ´ Д `)「あ、追いついた」
(〜^◇^)「おー! ハグだよハグ! いいなぁ」
川*・-・)「・・・吉澤さん・・・?」
(*^〜^)「・・・紺野・・・」