( ^▽^)<ニッポン!チャチャチャ♪チャーミーです♪
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番外編その2〜トロモニ。ミニライヴ〜
「Yeahhhhhh!!!!!!」
場内轟音に包まれる。
ここは千葉の千葉公園体育館。いつもは中学校の総体などに使われる体育館である。
照明の落とされたセンターサークルの中に、白い衣装の辻が浮かび上がる。
「の…って・る・か・ああああい?」
ヲタ「い、いぇーい…」
「ノリが悪いぜもいっかい!」
「辻さん、やりすぎです。癒しどころかボルテージが放物線を描いてますよ。」
アリーナの端から紺野が駆け寄る。
ヲタ「おおおおお!」
小川こそいないものの、この2人でも十分漫才は成立するのだった。
「「どうも、トロモニ。でーす!」」
うっかりミニモニ。のポーズをしてしまう2人。場内大いに沸く。
「今日の私たちもぉ、完璧ですよね?」
「完璧だね!」
「辻さんに聞いてません。」
場内大いに沸く。客はみんなハロモニ。のスタッフの回し者か。とか思う2人。
「みなさーん、CD、買ってくださいましたかー?」
「トロモニ。に投票してくれましたかぁ?」
ヲタ「はーい!」
「「私たちも、デビューできるように頑張りますので、どうぞ応援よろしくお願いします!」」
ヲタ「はーい!」
「んじゃあ、逝ってみようかぁ!」
「「トロモニ。で、『ウォーターメロン』。」」
CDの収録曲である。
辻と紺野は背中あわせに立ち、場内は静まり返った。歌が始まる。
「♪〜すいか割りーはスポーツですーかー?〜」
どっかで聞いたことのある歌詞。ただ違うのは、この曲ではすいか割りはスポーツだと
されているところか。
一曲終わり、CMのダンスを踊りながらモニフラで水分補給をする2人。
「さあ、次は辻さんのソロです!カントリー娘。で『片想いはホットミルク』。」
なかなかトロモニ。化した辻の歌声は、カントリーのあさみのそれと似てきたようだ。
ベストとしかいいようのない選曲で、会場は感動したヲタのざわめきがやまない。
「♪内緒の片想い〜ずっと見ているだけ、一人〜で見ているだけ〜」
ものすごい拍手。「辻の歌唱力はオリメン、2期メン、後藤を超えたのか?」という
感じであろうか。
「ありがとぉございます。次はあさ美ちゃんのソロ、タンポポで『センチメンタル南向き』だぜぃ!」
もう大変な騒ぎ。あの名曲を紺野がカバーする。本体の新曲で紺野がセンターの一人に抜擢された時
のようだ。
「♪恋人が笑ったら、私もー笑―おぅー、恋人が泣いたら、私もー泣いーちゃうぅ〜好きだから、」
泣き出すヲタも出る始末である。
「さて、短い間でしたけど、とっても楽しかったです。では最後の曲に行きましょう。アンコール、
とかないんで、最後皆さん楽しんで聞いてください!」
「会場の入り口で売ってると思うので、みなさん買ってください!会場の使用料が払えないので。
では、トロモニ。で、『Nonstop Toro-Moni.version』。」
「♪の・の・の・のん!ノンストップ!」
「♪わおーん、あん、あん、こけこっこー!」
「♪意地悪すぎるとなくぞー」「めぇぇぇぇ」
やはり動物のまねは辻にしかできない。フグと金魚以外は。
「♪の・の・の・のん!ノンストップ!じゃん!」
割れんばかりの拍手。ヲタが叫ぶ叫ぶ。
こうして、2人は多くの会場でライヴを行った。会場限定CDは、会場に来たほとんどのファンが買って
行ったため、その会場の使用料をすこし補助できた。
トロモニ。のデビューが決定するまで、あと半月だった。
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