1 :
名無し募集中。。。 :
02/06/09 22:32 ID:NSFSuzRv 小説です
2 :
募集中。。。 :02/06/09 22:33 ID:DKbPYcT5
3と思う
3 :
:02/06/09 22:35 ID:0cfyR4TN
そして、彼女は永遠の眠りについた。 = 終 =
4 :
:02/06/09 22:35 ID:mDr/VggQ
(゚听)
| / / / / / \ \ ////| | | | h. | + ノノハヽ / ノ ノ ノ ノ \ \ /////亅| | | | | | h. | ∩(´ Д ` ) )) + / / :::::::::::::\ /////亅|亅|亅| |亅|. | ヽ ノつ + / // ___ \ ::::::::::::::| ( .| |/ (●. (●.|) | + ( (_つ / | | | :::::::::::::| | | || ~" ∪ ~゛ | | し' ))/ .| | | :::::::::::| | | ||ゝ ー― /| / ∧∧∧∧ / | ├―-┤ .....:::::::::::::::::::/ | || | |/ゝ .__ /|.|| <. ご > / ヽ .....:::::::::::::::::::::::< | | |ノ  ̄ ||~\||.| < 予 ま > / ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::| ――――――――――─< 感 ス >――――――――――――――― /つ ̄GMヽ <. ! ! レ > ノノハヽ/) 〈 〈 ノノノ\)/ <. の > (´ Д ` )〃) フヨフヨ ヽ∫´ Д`) <E! ∨∨∨∨ .\ ⊂ ⊂ \ §\V/〉_つ /ンァー C⌒ヽ \ |_______し∪(\ノノハヽヽ ん__|_|_ゝ /C⌒ヽ ⊂二二⊃ \ ∪ ∪ (ヾ( ´ Д `) 〉_〉ヽ ゝ,-、 /⊂二二⊃ (*´ Д `)ンァー\ .//( つ つ (_) ヽ_ / (´ Д ` ) ○、 |) \ (/(/___|″ フヨフヨ / (( ⊂⊂ _) (_ヽ_) \ し′し′ / (__ノ ̄ 彡 \
( ^▽^) < 北斗〜! (○^〜^○) < 南〜! と予想。
∋8ノハヽ8∈ ( ^▽^)___ −=≡≡≡〜oノハヽo〜 (つ=つ( ()−=≡予選突破おめでとうございま−す♪ ( ^▽^)つ ノ 人ノ  ̄ ̄ −=≡≡≡__つ (___)__)
あの名作が(羊)で復活するそうで、おめでとうございます。
9 :
ウルトラマンムース公式テーマソング :02/06/10 19:45 ID:2JgZ3Nms
『ウルトラマンムース・お客呼び込み大作戦!!』 いつかは私もウルトラマン! 小さい頃の夢 手に入るものは何でも手に入った 男 車 麻薬 あとはあの巨大な体 あの奇声 レポート用紙を買いに言ってB5しかなかったとき 文房具屋のババアを本気で殴った そのパンチ力を買われて私は今じゃウルトラマン レッツゴー!レッツファイト! 関東甲信越地区限定ヒーローウルトラマンムース!
10 :
さ :02/06/10 19:46 ID:2JgZ3Nms
ここはとある街のとある高等学校。 今日は土曜日で授業が早く終わるため生徒は全員浮き足立って授業を受けていた。 2時間目終了のチャイムがなる。 「終わった・・・」 そう言って教科書とノートをごみ箱に捨てるのは吉澤ひとみだ。 「コラコラ。吉澤ちゃん、また教科書ごみ箱に捨てて」 呆れ顔でごみ箱に手を突っ込むのは吉澤の親友石川梨華。 「あ!梨華ちゃんがごみ箱にて入れてる!それはある意味痴漢でしょう」 「よっすぃーまたそうやって私を・・・」 石川の顔が少し歪む。 「ごめん。私が悪かった・・・」 「じゃあ指詰めて・・・」 「え?」 一方その頃小島自然公園では・・・ 「おいおいおいおいおい」 「足りねえじゃねえかよ、おい」 「勘弁してよ。これじゃウチ破産だよ」 3人の強面の小学生が一人の気弱そうな中年男性を取り巻いている。 見る限りは中年男性は中肉中背だ。 「おいテメエいい加減にもってこいよ!」 「あと7万足りねえんだよ!7万よお!」 「ボートが買えねえだろ。ボートがあ!!」 突然少年Aがクヌギの木を蹴飛ばす。隣りのイチョウの木が音を立てて倒れた。 「チッ!!今日は植物の神様のご機嫌がよろしくねえから許してやるよ!! 「テメエ今度こそもってこいよ!!」 「持ってこなかったらバットの硬い方で殴打するからな!」 そう言って3人は上空に吸い込まれていった。 「・・・あ・・・あれは・・・UFOだ」 中年男性は失禁どころが大腸が出てきてしまっていた。
11 :
さ :02/06/10 19:47 ID:2JgZ3Nms
「終わった〜!!」 石川が席を立って吉澤のところに近づく。 「かえろっか」 「梨華ちゃん。今日いい天気だね」 吉澤が窓の外を遠い目で見ている。 「うんそうだね」 「校庭カラオケやろうか?」 「え?!ほ・・本気でいってんの?」 『校庭カラオケとは・・・』 校庭のど真ん中(校庭中心部決定委員会による)で大声で歌い何人の人間から冷たい視線を頂戴できるかを競う ブラックスポーツの一つ。基本は1対1のタイマンだが曜日によって飴配りの少女を用意してもよい。 「やろうよ」 「う〜ん・・・」 眉間に皺を2万本寄せて考える石川。背中にはシールが4枚貼られている。 「わかったよ。どうせ家に帰っても暇だしさ」 「じゃあ、今日は飴配りの少女を各自用意しようよ」 「うん。じゃあ、探してくるね」 「じゃあね。私も行ってくるよ」 そういうと二人は西と東へ歩き出した。 一方その頃小島印刷事務所では・・・ 「君いい加減にしてくれたまえよ!!」 先ほどの中年男性がカリアゲノッポに怒鳴られていた。 「とっくに納期は過ぎているんだよ!7年だよ7年!いったいいつになったらお宅の商品が届くのかね!」 「すいめせん。私の方からも・・・」 「もういい!君の話は聞きたくない!」 「どうかウチとの契約は・・・」 「うるさい消えろ!!私の前に二度と姿をあらわすな!この豚!!!」 カリアゲノッポ(ルーコラ添え)は右上腕骨を露出させて会議室の方へ消えていった。
12 :
さ :02/06/10 19:48 ID:2JgZ3Nms
中年男性は肩を落としビルを出た。 「どうせ私なんか・・・」 呟きながらいつもの自然公園へと向かう。この公園で鳩と戯れること。むしろ鳩とセックスをすることが この男の唯一の楽しみだった。 と、公園に差し掛かる曲がり角を曲がろうとしたその時。 「やあ。中年男性」 「・・・・あなたは?」 見慣れない男が声を掛けてきたので少し動揺しながらも中年男性は答えた。 「いるぜ。あいつら」 「あいつら?」 「そうさ。いつもあんたから金を取るあの小学生3人さ」 小学生の『しょ』という字を考えただけで足が震えた。この日関東で震度4の直下型地震が起きた。 「いつまで経ってもあいつ等の言いなりになって金を払いつづけてていいのかい?」 「そんな・・・」 「だろ?仕返ししてやろうぜ。あいつらによ」 「仕返し?・・・でもどうすればそんなこと」 「簡単なことさ・・・素直に俺のいうことを聞いていればな」 「いうこと?」 「う〜ん。誰にしようかな・・・。知ってる人に頼むのも面倒くさいしな・・・」 吉澤は廊下をムーンウォークしながら考えていた。 「やっぱり教師かな。体育教師の鬼田嶋が一番無難か」 一人納得した吉澤は体育館に走る。
13 :
さ :02/06/10 19:49 ID:V+GnzGZL
ドドドドドドドドドドドド 急に地面が揺れ吉澤のバランスが崩れた。 「ウワアッ!」 縺れた足にさらに空き缶が転がってきて思い切り滑ってしまう。 「いてええええ!救急車呼んでくれえ!」 吉澤が叫ぶ。 周りには誰もいないため返事はなかった。 急に空しくなった吉澤は立ち上がり尻についた砂埃を払った。 ついでに昨日まで借りていたビデオの延滞料金も払った。 「なんだよ・・・この直下型の地震は」 そういいながら校庭の方を見る。 「あ・・・・・」 そこには何か見慣れない超巨大ビブラホンがすごい雄叫びで猛り狂っていた。 巨大ビブラホンは小島公園の付近で暴れている。 「どうしようさっき梨華ちゃんあっちの方に行ってたよ」 石川の存在が心配になった吉澤は飴配りの少女探しを放り投げて学校を出た。 全速力で小島自然公園に向かう。 その吉澤を抜くスピードで誰かが横をすり抜けた。 「だれ!?」 「おっす!よっすぃー!」 「あれ!矢口さんじゃないですか」 その俊足の持ち主は『怪獣を倒そうと努力する会』(もう面倒くさいからKTDKにするね)の副会長である矢口真里だった。 「やっとこの会が活動できる日がきたよ」 キン消しサイズの矢口が口を開けずに言った。 「安倍さんは?」 「もう先に行ってる。今まで貯めに貯めてきた秘密武器を使うんだって」 「たいへんだ。向こうには梨華ちゃんもいるんです。安倍さんの作った気持ちの悪い武器じゃ梨華ちゃんも巻き添え食って死んじゃうかも!」 「確かにね。急いだ方が良さそうね」 「わかりました!!」 この会話の平均所要時間0.003秒
14 :
さ :02/06/10 19:49 ID:V+GnzGZL
小島自然公園 「はぁ・・・はぁ・・・」 石川は先ほどの突然の地震の衝撃で腕に怪我をしていた。 息を切らし怪獣から離れる石川。フラフラの状態で走っていたため小さな枝に躓いてしまった。 「キャァ!」 ドスッ。 何かにぶつかってしまった。 「すいません。すいません」 必死に謝る石川。しかし本当はたっぷりと仕返しがして欲しかった。石川はハードMなのだ! 「いいべ。その代わりちょっと手伝って欲しいんだけどな」 「え?あ、安倍さん。KTDKの会長さんじゃ○#%$▲☆」 「なに言ってるかわからねえよ」 「で、なんですか?手伝うって」 「今からこの銃であの怪獣を倒すから、怪獣の気を引く為に囮になってくれない?」 「・・い・・・嫌ですよ!何で怪我してる私が囮なんて・・・」 「頼む!!じゃないと私手首切って自殺・・・」 「ああああ!分かりました。やらせてください。」 石川は仕方なく安倍の頼みを聞く。 「・・・じゃあ、行きますよ」 「たのむべ」 石川の肩を軽く叩く安倍 「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」 石川は自分を捨て恥じらいを捨て怪獣に向かって走り出した。 その時! 「梨華ちゃん!あぶなああい!」 「よっっすぃー!!」 吉澤の叫びに気を取られた石川は怪獣から目線を外してしまった。 怪獣は機会を見失うことなく石川に的を絞る。怪獣が大きく1鳴きすると鼻から4分音符が飛び出してきた。 勢いよく石川へ音符がとんでいく。 轟音とともに爆発が起きる。 「きゃあああ!」「いてええええ!救急車呼んでくれ!」 二人を巻き込む大きな爆発。 「吉澤ちゃん!石川!!」 矢口の声は二人に届いているのか!!
15 :
さ :02/06/10 19:50 ID:V+GnzGZL
『よっすぃー・・・』 『梨華ちゃん・・・』 『どうしよう・・・うちら死んじゃったのかな・・・』 『よっすぃー・・・怖いよー』 『梨華ちゃあん、私も怖いよぉ〜』 『怖いことはないわ。お二人さん』 『え?誰?』 『私はウルトラマンチブサ。あなたたちの命を預かったものよ』 『私・・・達の?』 『ええ。でもあなた達だけじゃない。横山やすしや三木のり平の命もよ』 『そんなウルトラマンチブサが私たちになんの用ですか?』 『よっすぃー。きっとあれだよ。あの宗教とかのさ。勧誘だよ』 『そこの石川、黙りなさい。では用件を言いましょう。あなた達は選ばれた人間なのです。この地球を襲う怪獣たちを倒す選ばれた人間の一人なのです』 『選ばれた人間?何を言っているのかまったく分からないわ。ねえよっすぃー』 『要するに私たちはもう死んでるけど怪獣を倒すためにもう一度生き返って戦いなさいってことですか?』 『まあ直訳するとね』 『・・・・・分かりました。梨華ちゃんもいいでしょ?』 『よっすぃーがそう言うなら・・・』 『それじゃあ、今から二人にウルトラパワーを授けるわ』 ・・・・・・・・・ 『これで今日からあなたたちはウルトラマンムースとして生まれ変わるのよ』 『ウルトラマンムース・・・なんかネーミングセンスねえなー』 『変身するときはこの2つのムースポッキーをクロスさせるのよ。ビターとホワイトね』 『ありがとうチブサ。じゃあ、元の地球へ戻してください』
16 :
:02/06/10 19:50 ID:0PP/ZaJW
(゚听)イラネ。
17 :
さ :02/06/10 19:50 ID:V+GnzGZL
「チェーンジムース!!!」 爆風が閃光に変わった。 矢口達は覆っていた顔を閃光の方に向ける。 そこには怪獣とはまたちがう銀色の体に赤い模様のついた巨大な人が立っていた。 目は楕円で黄色く光っている。胸にはライトのようなものもあった。拳から肘にかけて 左右違う手袋のようなものをつけている。右が黒で左が白い。 「なにあれ・・・」 矢口はぽかんと口を開けている。安倍に至っては口から伝書鳩が飛び立っていた。 巨人は怪獣と向かい合うと体制を低くし構えた。 怪獣ビブラホンは巨人に向かって音符を吐き出す。 6個中3個をひらりとかわし残り三個を晩のおかずにした巨人は反撃に怪獣にチョップを食らわせる。 怪獣はうめき声を上げその場にうずくまった。 追い討ちを掛けるかのように飛び蹴りを放つ。怪獣の背中に見事に当たる。 怪獣はついに寝そべり仰向けになってもがいていた。 巨人はとどめの一発を繰り出すため一歩後ろに引いた。 その時である。怪獣が横にすべるように転がり、同時に音符を吐き出した。 これは巨人の左頬に直撃。頬を抑える巨人。 しかしその痛みを振り切った巨人は怪獣に必要以上にけりを入れた。怪獣が将来PTSDにかからんばかりに蹴りつづけた。 裁判沙汰になる一歩手前で巨人は怪獣から一歩遠のいた。 胸の前で両腕を交差させる。 操作部分から黒と白の入り混じったような光線が出た。 光線は怪獣の胸を打ち破り絶命させた。 巨人は動かなくなった怪獣をまた思い出したかのように蹴り始めた。巨人は粘着質だった。 2時間の末巨人は怪獣・・・っていうかもうただの肉片を持ち上げ空へと消えていった。
18 :
名無し募集中。。。 :02/06/10 19:51 ID:+3A8oFbq
19 :
sa :02/06/10 19:51 ID:rHk6qXe4
「おーい!!」 吉澤が気を失ったままの石川をつれて公衆便所からでてきた。 「何やってたの!?」 矢口が心配そうに聞く。 「いや、爆発に巻き込まれてからのことはよく覚えてないんすよ」 「そか・・・。でも無事でよかった」 「そうだよ。石川ちゃんも死んじゃってなくてよかったよ」 なんかわからない物体をケースにしまいながら安倍が笑った。それが不細工だった。 「安倍さんもうやめてくださいよ。梨華ちゃんをとりに使うなんて」 「そうだよ。いくらなっちでもそれはちょっと・・・」 「あ・・・そういえば矢口さん。怪獣は?」 「うん。巨人が来て助けてくれたよ。うちらを」 「へえー。巨人かー」 吉澤は訳知り顔でニヤついた。こういう女性が一番嫌いだ。 「何だよその笑顔」 「巨人じゃないですよあれ」 「は?じゃあ何よ」 「・・・・・・ウルトラマンムースです」
『普通のポッキーとかも食べます』 毎日お勤めご苦労様です!日本のお父さん! 最近材木が喋るなんて言ってた近所のおじいちゃん 昨日屋台に放火してましたね。完全にイってしまったのですね でもそんなあなたを見ていると勇気が湧くよ 普通のポッキーとかも食べます そんな贅沢ばっかりしてられないから ボスニアヘルツェゴビナの子供たちの写真とか地理の時間に見せられて 給食食べ難くなったのを覚えていますか? ありがとう 今日もありがとう ウルトラマンムース 僕の家は河川敷の下さ いつでも遊びに着てねムース!
21 :
:02/06/10 19:54 ID:0PP/ZaJW
>>18 そ。(゚听) ツマンネ。読んでないけど。
22 :
さ :02/06/10 19:54 ID:rHk6qXe4
立ててくれた人ありがとうございます。
23 :
さ :02/06/10 19:58 ID:rHk6qXe4
>>21 結果はなんとなくわかるけど、取り敢えず呼んでみてよ。
再放送おめでとうございます。うん、そんなけ。
25 :
さ :02/06/11 20:18 ID:0vGWeUgA
ここは志田達が通う都立小島高校。3平方kmという中途半端な広さでそれをヘクタールに直すとNASAのスーパーコンピューターでもお手上げなのだ! 今日も学生を装った百選練磨の武闘派ヤクザ達が集まる。 「おはよー」 「おはようございます」 「伊賀の影丸」 生徒(ヤクザ)達の活気のある声が飛び交う。 時刻はすでにA.M8:30を回ろうとしていた。 「遅刻だ!送れちまうぜ!」 「志田ちゃん、早く」 校舎から7.2km離れたローソンで叫ぶのは御馴染みウルトラマンムース二人だ。むしろここまで離れているともう半分開き直っていた。 志田は毎朝の日課である大静脈にトマトジュース(カゴメ)を流し込む作業を行っていた。村人はこれを『モツァレラ』と呼んで恐れていた。 志田達は今日の昼食に当たる『優しさ盛り合わせカツレツ』を6つ持ってレジに鉄腕DASHした。 「6000円になります」 「5、560円足りん」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・裏来い」 「はい」 志田達は素敵にハモった。
26 :
さ :02/06/11 20:19 ID:0vGWeUgA
学校ではすでに一時間目の国語が始まっていた。 2時間後志田達は校舎から3.1km離れたジャニーズ事務所にいた。 「危なかったねー」 「ホント、あれは危なかった」 二人の額には汗だか石狩汁だかわかんないような液体が数的付着していた。 7.2km地点のローソン(ジョアンヌ通り西口店)は焼け野原だった。この光景を見て後にCoccoが作った作品が『焼け野が原』だ。 志田達はウルトラマンに変身していた。そして今一度学校に足を向けるのだ。 コジ高ではようやく4時間目が始まろうとしていた。 四時間目は数学でしかも昼食前なので生徒全員が寝ていた。 中には意味なく写経を始めるものもいた。 そのとき。 ガラガラガラ 突然ドアが開いた。そこには見慣れない包帯人間が二人、体中の包帯を血まみれにして立っていた。グルグルと巻かれた包帯は顔にまで至っていた。 というか、鼻しか露出していなかった。 「あ、な〜るほどね」 生徒全員が納得した。 中には意味なく写経を始めるものもいた。 包帯をグルグル巻きにした志田・石川を目撃した教師たちは皆錯乱した。 ハイハイで帰宅したのだ。(BGM:中尾ミエ『可愛いベイビー』)
27 :
さ :02/06/11 20:22 ID:0vGWeUgA
午後九時――― 街はネオンに彩られ昼とはまた違う大人の顔を覗かせていた。 歩行者天国の時間帯が終わっているというのに芸を続ける道化者のピエロ(痴呆症)たちがトラック野郎の逆鱗に触れるのもこの時間だ。 まさにブラックサーズデイ!!!ブラックメイヨネーズ!!! 場所は変わって五反田。 ここは上野動物園がえりアメ横でナイスジーンズを買っている家族たちが一瞬にして一家離散してしまうほどのジャックナイフシティだ。 そしてここ、ファッションヘルス「ニシヘヒガシへ」。 今日も迷えるラム小男(本名:和田逸男)が全裸で門を叩く。 「いらっしゃ〜い」 通された部屋の奥から鉄仮面が出てきた。 小男はその恐ろしき風貌に恐れおののき昨日NHK『アンニョンハシムニカハングル』で覚えた「西から昇ったお日様が」の韓国語の言い回しを全て忘れてしまった。 2時間ほど「パンツのゴムピョロヒョウロ」と錯乱気味に連呼した小男はようやくニシヘヒガシヘ・スペシャル割安コース『オロナミンC』を開始した。 「なんだい、このスネ毛は!!ニラじゃないか!!」 「喉が痛いとき首にねぎを巻く?お前はくたばりぞこないかい?」 「この豚!早くソテーされるがいいさ!両面コンガリね!!」 鉄仮面の必要以上の言葉攻め。 「ヒイィッ!!」 小男の顔は実にこぶ平似だった。
28 :
さ :02/06/11 20:23 ID:0vGWeUgA
―――――その頃志田は 「・・・・・・・・・」 もくもくとビデオの配線をていた。 「道を聞かれたからって素直に答えるんじゃないよこの精子!!」 「後の聖徳太子、後の聖徳太子っていつになったら聖徳太子になるんだい?!ええっ?!」 「あたしゃアンタみたいに使った綿棒を灰皿に捨てるようなデリカシー0%男だいっ嫌いなのさ!!!!」 「・・・・・・でも、そんなアンタ・・・・・・好きだよ」 アメとムチ!正にアメとムチ! 小男はもう限界だった。 「だああぁぁぁぁぁらあああぁぁぁぁ!!!!!」 ドリューバリモアアアアアアアアア!!! 一気にのぼりつめた小男の超人パワーが全てを包み込んだ。 小男は大男になり超男になりオシャレ超男になり室伏降治になり包茎チンコになった。 最終的には巨大ロリエになった。 志田の自宅。 「なんだこのケビン・スペイシーのような威圧感は・・・」 「志田ちゃやん。激・怖いよ」 テレクラにアクセスしかけた受話器を叩き置いた志田達は窓を大開にし、都会の灰色を見た。 「・・・・・・なんてこった」 石川は62回唱えた。 巨大ロリエはまったく漏れない為自由気ままに暴れていた。 『ニシヘヒガシヘ』はすでに破壊されていた。
29 :
さ :02/06/11 20:23 ID:0vGWeUgA
「畜生。畜生」 志田達はローラースケートをはき自分は光ゲンジの一員であるという自己暗示をかけながら走った。周りの目は冷たかった。 そのとき志田達を抜く勢いで走る野口が来た。どうやら野口も自分を光ゲンジだと勘違いしているようだ。 「今日も大変ですね」 「今日?・・・フフフこの先もよ・・・この先も永遠に・・・」 「野口さん・・・」 野口さんの背中小さいな・・・。バチカン市国のようだ。 石川は思った。 ていうか本当に小さい体だった。 「どうやら間に合ったようだよ・・・あれ?」 志田と石川はすでに姿を消していた。それはウルトラマンに変身するためだけではない。野口の体が臭かったのだ。簡単にいうとうんちだった。 「チェーンジムース!!」 ウルトラムースポッキーが光るとき志田・石川両名は体に溜まったウルトラパワーと上司への鬱憤を一気に開放させウルトラマンムースに変身するのだ!
30 :
さ :02/06/11 20:24 ID:IFFRwQIb
パンパラパンパンパンツヒョロ 軽快な出囃子に乗って登場したのはウルトラマンムース。期待の新人だ! ロリエの卑劣極まりないチョップの嵐にムースはたじたじだ。頑張れ!負けるな!ウルトラマンムース(出戻り)! しかしよく考えてくれ。ロリエには手などないのだ。チョップなんてありえないのだ。ムースは完全に思い込んでいた。ムースは分裂症だった! パンチ!キック!ムースの毎度御馴染み軽犯罪丸出しの攻撃。しかし突然攻撃が止まる。 「イタタタタタタタタ」ムースは思わず日本語で言うてもうた。 ※ムース知識豆 ムースの背中にはチャックがあり、最近それの調子が悪くよく引っかかっちゃうのだ。明日こそYKKに電話しようとしている。 それを見逃さないロリエ。すかさずロリエの必殺技『新山千春レイプ』を放った。この技を放つときのロリエは昼間のパパより男だった。 ムースは腹にもろにくらいもがき苦しむ。背中チャックも痛むようだ。 しかしそこは成人のムース。紳士的に暴力で落とし前をつける。 さすがM78星雲の梅宮辰夫だ!! ラストは御馴染みトワイライティウム光線。 今日も地球と中国残留孤児の平和は守られた。
31 :
さ :02/06/11 20:26 ID:IFFRwQIb
「おーい!」 志田と石川が走ってくる。 「どこ言ってたの?二人とも」 野口が言う。 「ちょっとトイレに。あ、怪獣はどうしました?」 「ムースが倒してくれたよ。みてなかったの?」 「ええ。それより野口さん」 「なに?」 「香水変えれば?」 「うん」 二人の会話には女性の怖さが滲み出ていた。
32 :
さ :02/06/11 20:30 ID:IFFRwQIb
志田=吉澤ひとみ 石川=石川梨華 野口=矢口真里 ごめん。直すの忘れた。
33 :
名無し募集中。。。 :02/06/11 20:33 ID:8N9/+vwy
おもしろかったよ。続きを書け。
34 :
わた :02/06/12 23:43 ID:o9n8v5Tt
omosiroi!
35 :
わた :02/06/14 00:50 ID:88h5QCGg
age
36 :
名無し :02/06/14 00:50 ID:Y4eOEuGR
確かに面白い
37 :
わた :02/06/14 00:51 ID:88h5QCGg
>>32 黒贄を思い出した。
パクリなら今のうちに言っといてくれ。
40 :
さ :02/06/14 18:01 ID:88h5QCGg
なんだよ黒贄って。 誰もパクってねー。
>>12 >この日関東で震度4の直下型地震が起きた。
予言者か?
+
43 :
晒すまでもないか…。 :02/06/16 18:02 ID:lzUkM9ub
34 名前:わた 投稿日:02/06/12 23:43 ID:o9n8v5Tt
omosiroi!
35 名前:わた 投稿日:02/06/14 00:50 ID:88h5QCGg
age
37 名前:わた 投稿日:02/06/14 00:51 ID:88h5QCGg
>>36 ね?そうですよね?
40 名前:さ 投稿日:02/06/14 18:01 ID:88h5QCGg
なんだよ黒贄って。
誰もパクってねー。
44 :
わた :02/06/16 21:18 ID:+O4I5ZAH
そういう事しないと我慢できないんです。病気なんです。自分が目立ちたくてしょうがないんです。
どーでもイイから続きを書きなさい。
46 :
さ :02/06/17 23:09 ID:Ee9wdabH
夕方4時。 今日も無事に学校が終わる。 石川は掃除当番のため教室に残っていた。 「じゃーねー」 みんなが教室を出ていく。親友の吉澤はというと校庭で待ってると言いいち早く教室を出ていた。 「え〜、私にぃ?困っちゃうな〜。告白の仕方〜?」 石川は掃除の手を休めることなく恋の相談に乗っている。困っている口調だが顔はまんざらでもない笑顔だ。 「でもさぁ、もうすぐバレンタインじゃん。だからそのときに・・・って言うのはどう?」 まるで自分の事であるかのように話す。 「先輩もきっと好きだよ。大丈夫、大丈夫」 力強く頷きながら言う。 石川はティッシュと会話していた。 夕日が綺麗だった―――――
47 :
さ :02/06/17 23:10 ID:Ee9wdabH
「ごめ〜ん!」 「あ、遅いよー。なにやってたの?」 玄関から急いで走ってくる石川に気づき吉澤が言った。 「ごめんごめん。つい話が盛り上がっちゃってさ〜(ティッシュとの)」 「まあ、いいや。さっさと帰ろうぜ」 「そうしよ。さっさっと帰ろうさっさと」 二人は校門に向かって歩き出す。 「おーい!お前たつぃ〜」 と、体育館の方から二人を呼ぶ声がする。 振り返ると部活中の矢口が渡り廊下に立って手を振っている。 よくみると腕の関節が変な方向に曲がっている。矢口は昼休みから二人に向かって手を振っていたのだ。 「矢口さああああん!!!!」 「救急車呼んでくれぇぇぇぇぇ!」 二人は矢口の下に走って(むしろ泳いで)ゆく。 「どうしたんですか?」 石川が聞く。 「明日さぁ、日曜日じゃない。ちょっと二人付き合ってくんないかな」 「なんかあるんすか?」 「うん。合コンなんだけどさ、明日に限って誰も空いてないのよ」 「へえ、合コンかぁ・・・」 「うん。ちょっと二人にきてもらえれば嬉しいんですけど・・・」 矢口がすまなそうな顔で吉澤を見る。 「う〜ん、いいですよ。別に何も予定ないし」 「石川は?」 「大丈夫ですよ。矢口さんの頼みなら・・・」 石川は前歯を二本折られた。 「ありがとう、二人とも。じゃあ、明日の2時半に駅前で集合ね」 「分かりました」 「ばいばい!」
48 :
さ :02/06/17 23:10 ID:Ee9wdabH
―――その夜 『ピンポーン』 撮りだめしていた『レディス4』をティッシュ片手にみていた吉澤は呼び鈴の音に過剰に反応し急いで停止ボタンを押した。 「はーい」 レンズを覗くとそこにはタイガーマスクがたっていた。 「どうしたの梨華ちゃん?」 「泊まっても・・・いいかな」 「なんで?」 「いいからいいから」 タイガーマスクは靴を脱いだが決してマスクを脱ぐことはなかった。さすが覆面の王者。いつ何時でもマスクマン魂をわすれない。 「どうしたの?こんな時間に泊めてだなんて」 「うん。じつはさ」 「うん」 「お父さんが出張で北海道に行ってたのね」 「ああ、あのサモハン・キンポ似の?」 「それでずっと帰ってこないからああ、今回はずいぶん長い出張なんだなって思ってたの」 「うん」 「そしたらね・・・そしたら今日の晩御飯のまぜご飯にお父さん入れられてたの」 「え?」 「おいしかった。私は7杯おかわりしちゃったの」 吉澤は笑った。3時間笑った。腸捻転になるほどに。 少女の純真無垢な妄想が起こした悲劇・・・。 それは現代社会への悲しき警告だったのかもしれない。 人は誰しもこのような経験をしているのでしょう。これを聞いて左心房の辺りがチクッとしたあなた。そう、あなたです。次の悲劇の主役はあなたかもしれません。(ストーリーテーラー:タモリ)
49 :
さ :02/06/17 23:11 ID:Ee9wdabH
合コンの日―――― 「遅いなー。なにやってんのかな二人とも」 集合場所にいち早く到着していた矢口。今丁度ブロッコリーでの花占いが終わったところだった。 「あ、きたきた。おーい!」 タイガー戦車に乗った吉澤と石川がやってくる。 「すいませーん!ちょっと遅れちゃいましたぁ!」 「やぐちさぁん!」 石川が手を振る。 「おおい!よっすぃー!」 「ういっす。じゃあ、早速行きますか?」 「うんそうしよ。向こうを待たせても悪いしね」 3人は目的の合コン会場へと向かうため駅へと入って行く。 「やっぱり、小泉首相はだめだと思うの。だってね―――」 「・・・あ、あの。梨華ちゃん・・・」 石川の政治の話は6時間続いた。もう山手線も6周目を迎える。 「おい、石川よ」 腸煮え繰り返った矢口(むしろ中尾彬)が7オクターブ低い声で石川を呼ぶ。 「能書きはいいんだよ」 その声は和田アキ子も失禁の迫力だった。 「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」 石川がいくらハードMだからといって耐えられるものではなかった。吉澤は気絶していた。 『次は新宿』 駅員の美声が響く。 3人は降車し『でたらめな歌』を唱和しながら駅構内を闊歩する。会社帰りのサラリーマン達は時代のニーズに寸分遅れることのない彼女たちに仏を見たと後に語った。 「はーい、こちらです」 自分をバスガイドか何かと勘違いしている矢口。いっちょ前に旗を掲げてやがる。 「チッ・・・」 矢口の態度に殺意を覚える石川。 「矢口さん。もうホント急がないと・・・」 先ほどから一向にボケようとしない吉澤がまた普通に慌てた感じで言う。
50 :
さ :02/06/17 23:12 ID:Ee9wdabH
合コン会場『ロイター通信』 すでに会場には猛者共が集まっていた。 「すいませ〜ん」。お待たせして・・・ 3人が漸く席に着く。正直引っ張りすぎたかもしれない。そこは俺も悪かったと思っている。 男たちは怒るどころか実にフレンドリーな感じだった。握手・撮影・譲り合い 全ての偽善行為を終えた衆はついに合コン最大イベント・自己紹介が始%ワる。 矢口達は今日のために用意した抱腹絶倒の自己紹介を終えた。男性グループ全員が笑いすぎでケミストリー川畑の顔になった。 「じゃあ、俺たちの自己紹介をしようぜ!」 「OK!じゃあ、俺から言っちゃうぜ!」 「おいおい!調子いいんじゃねえの?!鬼下島!」 「僕達は小劇団”避妊具”のメンバーなんだけど、とりあえず名前と今度やる演劇の役柄を言っていきます。チェケラッ!」 「まずは僕。主人公の島田光を演じます!鬼下島太郎です。」 鬼下島は優しい顔立ちでいかにもこのグループのリーダーという感じだった。 しかしよく見るとアゴが割れている。割れたアゴからは爪楊枝が出ていた。 鬼下島が座ると隣りの男が立ち上がる。 「主人公が張り込み時に食べるミックスサンドイッチについてるパセリの役をやってます。西光司です」 なるほど、西の頭はプチアフロだ。そして次の男が立つ。 「主人公の同僚で一反もめん役の児玉恭二です。ビロビロよろしく!」 児玉はうんこに等しいギャグをやって、実にやり切った顔で座った。多分そのギャグがやりたいだけでココへ来たのだろう。案の定7分で帰宅した。 「主人公が通うフィットネスジムでいつも腹のバイブレーションしかやらないで不可解に思われるイボガエル役をやります。マッちゃんです!ええ、最年少54歳という事で舐められないように頑張りたいと思います」 「皆さん。よろしく、よろしく、よろしクリクリクリトリス!」 これは思わぬ伏兵。なんと一般男性に混じってイジリー岡田が混じっていたのだ。 正直3人はガッカリだった。最低でもエマニエル坊やだろと思った。
51 :
さ :02/06/17 23:13 ID:Ee9wdabH
自己紹介も終わりしばしの談笑が始まる。楽しく趣味の話を広げる者もいれば 足マッサージを始める者もいた。隣りではサイバイマンとZ戦士たちが死闘を繰り広げていた。すでにヤムチャは逝っていた。 「王様ゲーム!!」 ここでベタが好きな鬼下島が叫ぶ。 「やろうよ、みんな!」 「いいですよ。別にいいよねよっすぃー」 「はい!」 吉澤は笑顔で返事した。彼女は今回一度もボケないと決意していた。 「じゃあ、とりあえず割り箸で作ったから引いて引いて」 鬼下島が大勃起でしゃべる。 「王さまだーれ?」 「あ、俺だ!」 以外にもマッちゃんが声を上げた。 「うわぁ。マッちゃん。頼むよ〜」 矢口がノリノリでいう。 「2番さんと4番さんが・・・」 西と岡田がぴくっと動いた。明らかにバレバレである。 「怪獣に変身!!!」 バスコ・ダ・ガマァァァァァァァァァァァ!!!!! 轟音と共に現れたのは巨大延長コードだった。 全長何メートルあるだろうか。長い。とにかく長い。のびたのママの説教ほっど長い。 『ロイター通信』を破壊した延長コードは縦横無尽に暴れまわる。 壊される直前に何とか非難した矢口達。 「やばいよぉ・・・。こんなとこにまで来て怪獣かい」 「あう!お腹がぁ!!お腹がアブダクショーン!」 吉澤と石川は綺麗にハモりながら走り出す。近くの曲がり角を急いで曲がる。 「あ、二人ともどこ消えるのー?」
52 :
さ :02/06/17 23:14 ID:Ee9wdabH
「チェーンジムース!」 来た!やったぜ!ウルトラマンムースの登場だ! ん?どうしたムース。今日は不機嫌なのか。ちっとも延長コードに攻撃しようとしない。それどころかその場に座り込んで屁までこいてしまった。 リラックス!まるで9時過ぎの自分の部屋のような行い。 延長コードの立場はどうなってしまうのか。さすがにここまで蔑ろにされて黙っている成人男性はいない。じわじわと怒りが込み上げる延長コード。 堰を切ったように攻撃が始まる。延長コードの電気ムチ攻撃は強力だ! ムースは何とか腕で塞ぎながら、今までの行いを反省するかのように立ち上がる。 隙をついて延長コードの尾をつかみ、昨日室伏こうじのビデオを(飛ばし飛ばし)みながら思いついた技『ムース放リ投げ』を繰り出す。 延長コードは実に情けない体制でメチャメチャ飛んでいく。 自由になったムースは一時の気の緩みか腰についたウルトラポケットを探った 。ヒーロにあってはならない喫煙行為をしようとしている。 そのとき、ムースのウルトラポケットから大量のパセリが落ちた。 唖然とするムース。 そう、ムースはイジメにあっていたのだ。急に震えだし地面に落ちたパセリを頬張りだす。こういう行為がイジメに繋がっていることをまったく気づいていない。 「うん。これは味噌と合えてもいけるな」 普通に日本語で料理批評をしてしまうほどだ。 そのとき突然ムースの頭に痛みが走る。 そう、忘れ去られていた延長コードが帰ってきたのだ。 しかし元ジュノンボーイのムース。その一撃で完全にぶちギレた。 視聴者の方は『CHA−LA!HE−CHA−LA!』の歌詞をお楽しみください。 光る雲を突き抜けFAR AWAY 体中に広がるパノラマ 顔を蹴られた地球が怒って 火山を爆発させる 溶けた氷の中に恐竜がいたら 玉乗りしこみたいね CHA−LA!HE−CHA−LA! なにが起きても気分はへのへのカッパ あと忘れた。 すでに延長コードの姿は無かった。 今日も地球の平和と歌舞伎町の夜は守られた。
53 :
さ :02/06/17 23:14 ID:Ee9wdabH
「やぐちさぁ〜ん!」 「あ、二人とも。大丈夫?お腹は」 「ええ。何とか。で、怪獣の方は?」 「うん。いつものように・・・」 「ムースが来てくれたんですね」 「うん」 3人は笑う。 「あの・・・」 「あ、マッちゃん」 「すいません。私のせいで」 「ううん。いいよ。だってムースが助けてくれたから」 笑顔で石川が答える。 「そうだよ。それより、今日は楽しかったよ。ありがとう」 吉澤がマッちゃんと握手をする 「ははは。そんな」 「それじゃ、うちらは帰るよ」 「え?」 「おやスマナイト」 ああ、そうか。失敗か・・・。
54 :
さ :02/06/17 23:16 ID:Ee9wdabH
どうせ書き込みなんてねえから自分で上げよ。 もしもしもしもし読んでみてくれるなら終わってから感想ください。どうせねえか。
55 :
うんこ :02/06/17 23:25 ID:YqbAzfcH
読んだけど、面白いね。 ごめん、大嘘。
56 :
さ :02/06/17 23:30 ID:Ee9wdabH
>>55 そうだろ。いいよ別に。つまんねもんな。つまんねもんを評価しろって言うほうが難しいもんね。
57 :
うんこ :02/06/17 23:32 ID:YqbAzfcH
>>56 そういう意味じゃないよ。読んだのが嘘ってこと。
つまり読んでないからさ。安心してください。
これきっと面白いよ。
58 :
レディス4をティッシュ片手に :02/06/17 23:42 ID:ekhBruuQ
5行に2行はある意味インディアナ・ジョーンズ博士の大冒険だよ プロか?大笑いの連続。続投求む
59 :
てす :02/06/18 07:08 ID:crnyCitU
マジおもろい。是非つづけてくらさい!
60 :
名無し募集中。。。 :02/06/18 14:33 ID:Q4AJXMcZ
こりゃおもしれえ。続きよろしく。
61 :
さ :02/06/18 19:27 ID:IilXiPHO
あまり更新ペースは速くなりませんが、それでもよければ頑張って作ります。
62 :
名無し募集中。。。 :02/06/18 23:19 ID:qi65uLD7
63 :
名無し募集中。。。 :02/06/22 17:45 ID:6PVGfOzM
age
64 :
さ :02/06/23 00:23 ID:iA8p10pY
「暑いなぁ」 吉澤は昨今の厳しい熱帯夜、長い時間寝付けずにいた。 連日連夜の不眠具合を不審に思い、小児科に相談に行ったら7秒で「手遅れ」と言われたほどだった。 「しかし暑いなあ」 吉澤はTシャツ・短パンという格好で部屋の7割以上を占める介護ベットを所狭しとブレイクダンスしながら安眠の時を待った。掛け布団は蹴飛ばされヒトデみたいにメチャメチャ飛んでいた。 それが寝られない理由だと全く分かっていないところが吉澤の可愛い気持ち悪いところだ! 時計を見ると、もうすでに午前3時を回っていた。こういう事実を知ってしまうとさらに焦って寝られなってしまう。ついに体中のありとあらゆる部分が痒くなってくる。もうこうなって来ると吉澤は開き直りお母さんの顔にマヨネーズを絞リ出してしまう。 目の悪い吉澤は母親のことを美味しい茹でブロッコリーだと勘違いしていた。 なんだかんだ(藤井隆)で寝付いたがほとんど熟睡できず朝を迎える。 「あ〜さが来た〜のだ、ウル〜トラマ〜ン!!デュワッチ!」 「あ〜さが来た〜のだ、ウル〜トラマ〜ン!!デュワッチ!」 河川敷で拾ったウルトラマン目覚ましが雄叫びを上げて唸る。 「あ〜さが来た〜のだ、ウル〜トラマ〜ン!!デュワッチ!」 クワッ!! 「るせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!」 吉澤のJISマーク入りの大動脈が一気にブちぎれた。 持っていたパイの実を思い切り投げつける。一発も当たりゃしねえ。 終いには時計相手に肉弾戦を挑む始末だ。
65 :
さ :02/06/23 00:24 ID:iA8p10pY
「お母さぁぁん、仙豆ちょうだい!」 吉澤は完全に調子にのっていた。このまま「サラリーマン早調べクイズ」に出ても全然おかしくないぐらいのテンシヨンだった。目覚ましと戦ったことによって自分が天下一武道会で優勝したかのように自らを演出していた。 しかしさすがは吉澤の母親。娘の誰もが一瞬ヤク中か?と思うような醜態も笑顔と臭い息で上手にあしらえる。 「ハイどうぞ」 テーブルに日々が入るほどの力で納豆がはいった丼を置く。 「うわ〜、いただきマングローブ!!」 ドゥドゥドゥドゥドゥワ〜ドゥワドゥワドゥワドゥルッドゥ〜〜ベトベトベトベトペテロロロロリプリプリプリプサドゥワ〜ラララサラハムナプトラ 「ごちそうさまー!」 茶碗を投げつける吉澤。この家族は食事のマナーというものに全く関心がなかった。 「待ちねえ!待ちねえ!ちょいと待ちねえ!」 「あ?」 部屋に帰ろうとする吉澤を止める母。 「もう、ひとみちゃんったら・・・。ご飯粒つけてるわよ。体中に」 「え?ア!アッチャァ〜、コリャイケネェ〜ヨォー、チートイツー」 吉澤は結果的に胃に何も詰まってなかった。 「もう、ひとみちゃんのオッチョコチョイ!ていうか性獣!」 「お母さん、ひっどいこというなぁ〜」 「アハハハハハハハハハハハハハハハハ!」 家族っていいな
66 :
さ :02/06/23 00:25 ID:9oJSTGAb
吉澤はふと時計に目をやる。もう時間は8時15分を過ぎていた。 「あ、やばい!遅刻しちゃう」 急いで着替えて登校の準備にかかる。 ドタバタと自分の部屋から1階に降りてくる。 「いってきま〜す!」 「ハイ、行ってらっしゃい。車と伊丹十三には気をつけるのよ」 「ママ、お出かけ前のキスをして」 「ンもう、しょうがないわね。ハイ、ウチュチュチュチュチュチュ」 「・・・・・・ママの口って煮コゴリの味がするね」 「そうそう、2年ポリデントしても治らない・・・・・って、馬鹿やろぉぉぉぉぉぉ ぉぉ、舌引っこ抜くぞナウマン像がぁ! 」 母の優しいノリ突っ込みに送りだされ吉澤は玄関を出る。 車庫に入り自転車を出しかけたところでもう一度腕時計で時間を確認する。 「・・・しょうがない。ここはあの大技を使うしかないか」 サドルにまたがると顔の筋肉と腹の筋肉をグアッと緊張させ一気に般若の面構えとなる。 ブリッッ!! 到着した。 「おーいよっすぃー!!」 遠くから聞こえてくる朝一番聞きたくない声質はいつものあいつだ! 「よー梨華(剥きエビ)ちゃん。おはよ」 「よっすぃー、今日もギリギリだね」 石川(剥きエビ)は物凄い深い(ケツがアスファルトを削るぐらいの)蟹股で 吉澤の横を歩く。 「梨華ちゃん(剥きエビ)もいつもこれ位に来るよね」 「私は家が近いからね」 「いいなー。私も梨華ちゃん(剥きエビ)のうちの近くに引っ越したいな」 「こないで貧乏神」 「え?」
67 :
さ :02/06/23 00:26 ID:23SKNQpM
――――教室に入る二人。クラスメイトたちは皆雁首そろえて二人を待ち構えていた。チャイムと同時に全員が(メンチ切り気味で)席につく。 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ ドアを開けるのはウィル・スミスを↑↑↓↓←→←→BAしたような顔の英語教師ブリスコちゃん(通称きこり)がはいってくる。 「ハ〜イ!皆さんお元気デ〜スカ?」 「ミニスカポリス!」 「OK,it’s good!」 今日も無事昼休みまで眠れそうだ。 ようやっと昼休みに入る 「よっすぃー、よっすぃー」 気持ちよく眠っている吉澤。口からはワダツミの木が生えてきてしまっている 。 「ねぇ、よっすぃー起きてよ」 「う〜ん。なんだよ、誰だよ、しらねーよ、お前名を名乗れよ」 「石川梨華(剥きエビ)だよ」 「ギャアアアアア!!」 名前を聞くと同時に吉澤は飛び起きる。 「何だ梨華ちゃんか・・・。どうしたの?」 「お客さんだよ。よっすぃーに相談があるって」 「ふ〜ん。誰だろ」 「あの子」 石川の指差した先には凄いのがいた。 「うわ!すげえデブ!え?デブ?・・・あれ、・・・・・・あれデブ?」 一瞬そういう部活かと思った。それだったらあいつインターハイとかにも選ばれてんだろうなと思った。 吉澤は昔そういうことを躊躇せず口走って3度ほど告訴されている。 相談に来たのは学校一、肥っているという噂のエンゲル圭子だった。 「ブタ子さんだよね?」 「そう呼んでくれてかまわねース。よろしくス」 「2倍、2倍」というCMをご存知か? 圭子の声はまさにその声にクリソツである。 「どうしたの?私に相談なんて」 「この学校で一番スタイルが良いと校内中で囁かれている吉澤さんに是非助けていただきたきたく参上仕ったで候」 「ふ〜ん」 吉澤の反応を見てブタ子はおもむろにポケットから小さなメモ帳のような紙切れを取り出した。 「放課後ここで待ってるス」と紙を渡す。 「わかった。いくよ」 「それじゃあ、よろしくス」 そういうと圭子はすり足で消えていった。
68 :
さ :02/06/23 00:27 ID:23SKNQpM
――――放課後 吉澤は紙のとおり3:20に南門の前にいた。 「おっそいなー・・・」 一向に圭子の姿は見えない。どうしたのだろうか?あまりに油が乗り過ぎているため日清にスカウトされたんじゃなかろうか? いや、そんなことは万に一つもない。ああいうデブはろくな就職先も見つからずに一生を終えるんだ。吉澤はこのさわやかな春の陽気の中、思っていた。 吉澤は心の底にある人の傷つくような言葉を自由気ままに解き放ってしまうタイプなのだ! そんなことをしている間に遠くからイノシシがやってくる 「あ、来た!」 「スイマセーンス!」 「遅いぞ。なにしてたの?」 「内側の掃除をしてたス」 「え・・・内側?内側って?」 「腹のス」 「腹の?」 「そうス。この内側にゴミや割引券がたまるス」 ※ムース知識豆A 度を越したデブには1000人中1002人ある。出た腹がヘソ下約3cmを覆いできる隠れ皮膚のこと。 業界用語で『伊達のキザ兄ちゃん』と呼ばれている。 ☆例文(伊達のキザ兄ちゃんを、安全ピンで留めた?) 「じゃあいこうか?」 「そうスね」 2人は学校を離れ商店街から少し行った飲食外に来た。 「よーし」 吉澤は足を止める。下を向いて歩いていた圭子はそれに気づかず背中にぶつかってしまう。 吉澤は2kmふっ飛んだ。
69 :
さ :02/06/23 00:27 ID:23SKNQpM
バー『トントン拍子』 本来振舞うべきアルコール類より明らかにサイドメニューのラーメンのほうが美味しい・・・。そんな店だ。 圭子は慣れていないのか少し警戒したような感じでおそるおそる歩く。 吉澤は落ち着き払ってバーカウンターに座る。圭子もそれを真似るように隣りの椅子に座る。 パチッ!! 吉澤の指が鋭く一回鳴る。店に響くその音が、全てを包み込んだ緊張の糸を一気に解き放つ。例えるなら・・・そうエースの錠のような。 そしておもむろに口を開く。 「マスター、いつもの」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お前、誰?」 吉澤は常連でも何でもなかった。
70 :
さ :02/06/23 00:29 ID:23SKNQpM
―――― 「で、何なの相談て」 「あの・・・私」 「どうしたの?」 急に言葉に詰まる圭子。 「なに、言ってごらん」 「・・・・・・」 吉澤の顔をじっと見つめたまま目を潤ませる圭子。真剣に悩んでいるのが手にとるようにして分かる。でも凄い不細工だった。 吉澤は笑いを必死に堪えた。堪えて堪えて堪えまくった。プロジェクトXで扱ってもいいくらい堪えた。 ―――ここで笑っちゃいけない―――その信念だけで何とか平静を装っている。 「い・・・言・・・ってごらん」 「私・・・私デブなんス!」 「ッ!!!」 負けたよ!お前には負けた!もう天才でいいよ。私の負けだよ。お前が一番面白いよ。吉澤は薄れゆく意識の中全てを諦めた。そして言った。 「見りゃ分かるわ!!!!!!!!!!」 回心の一撃!ツッコミサイボーグ吉澤の回心の一発が冴えた。 「・・・・・・そうスか?」 「そうだよ!それでどんな相談なの?いまさら太ってることが悩みってこともないでしょ?」 「ううん。それ」 「それなの?!」 お前吉本いけ。その言葉しか思いつかなかった。でもそんな安易な答えでは許してもらえない。相手は二子山部屋もビックリのスーパーファットなのだ。マイウ〜とかいってる場合じゃないのだ。 「私、エステにも相談に行ったス。このままでは将来も危ない。どうしたら痩せられるのですかって。でもダメだったス。入り口通らなかったんス。自動ドアから先に進めなかったス」 「うわァ・・・。大変だね」 「だからどうしたらいいんでしょうか。もう吉澤さんに相談するしかないんです!」
71 :
さ :02/06/23 00:31 ID:23SKNQpM
「う〜ん。まぁ・・・ねぇ」 正直吉澤は困っていた。自分は生まれつき太りにくい体質で、あまりダイエットの経験というものがなかったのだ。ましてや入り口さえ満足に通れないブタのダイエット方法など、どう頭をひねっても全く分からないのである。 「・・・・・・・・」 「何かいいアイデアありませんか?」 「そうだなー・・・・・」 沈黙が続く。吉澤はあまりにも頭が真っ白なため後半は来週の『レディス4』のゲストのことを考えていた。 「・・・ちょっとトイレ行くね」 「あ、どうぞ」 一言断ると吉澤は席を立ちトイレに向かう。場所の確認を忘れていたためその辺をうろついていたクソアルバイトに聞いて入っていく。 「・・・・・・・・・どうしようかなぁ。どうやって痩せるかなんてわかんないし・・・このままこっそり逃げちゃおうかな。それもなァ、なんか後々恐いしな・・・」 いろいろ考えた末、結局戻る吉澤。圭子の待つカウンター席に近づく。 圭子の後ろを通り過ぎるその時、吉澤はふとその巨体の広い背中を見た。見た。全てを見た。 圭子の背中にはしっかりとサインペンで『糖尿病』とかかれていたのだ。
72 :
さ :02/06/23 00:33 ID:23SKNQpM
―――――私がやらねば誰がやる。 吉澤はそれを見て今までの自分の圭子に対する態度を呪った。こんな事までされても一生懸命に痩せる事を考えている圭子こそ真の女性なのではないか? 腹が出ていたって、汗が吹き出たって、顔が不細工だって関係ない。 本当に守ってあげるべき人間はここにいるのだ。吉澤は全てを思い出した。 私はウルトラマンムースなのだ。ムースである前に人間なのだ。今このブタを助けなくては他に何に生きる価値を見出せばいいのか。 吉澤はおもむろに席につく。今までの彼女とは何かが違っていた。 「I have considered the diet which you should do in a toilet.(今トイレでデブ子がするべきダイエット方法を考えてきたよ)」 吉澤(声の出演:トレイシー・ローズ)は言った。 「ほんとですか?」 「うん」 「ど、どうすれば?」 「うん、でもねまず断っておく。悪いけど今のは嘘」 「え?」 突然今までの必要以上の振りをぶち壊す言動に圭子は動揺を隠せない様子だ。 「あのね。これは発想の転換だと思うの。太ってるっていうのは視覚的なものじゃない?」 「・・・はぁ」 「だから、見方を、というか見られ方を変えればデブだっていう視覚的な情報はつぶれるでしょ?」 「なるほどなるほど」 「だから結局デブがデブに見えないに場所で誰かがデブ子を見てくれればデブ子はデブじゃないでしょ?」 「なんか分かりにくいですけど・・・ハイ」 「だから・・・・航空写真とろう」 「は?」 「航空写真から見れば、私も梨華ちゃんもデブ子もみんな同じ。みんなただの粒でしかないから。その写真誰かに見せてこれがデブ子ですって言ったって誰も信じないよ。え、こんなにスリムな子が?ッてみんなビックリすると思うよ」 「な・・・なるほど」 圭子はなるほどと言うしかなかった。それ以外このクレイジー女から逃げる方法はなかった。 「じ・・・じゃあ、分かりました。今度航空写真とります」 「いやいや、そんなことじゃ帰さねえぞ」 逃げるように椅子をたつ圭子の袖をぐっとつかむ吉澤。 「とーりに行くぞー。こーくーしゃーしん」 わけわからんイントネーションで言う吉澤。圭子を引き連れ写真屋に行く。
73 :
さ :02/06/23 00:36 ID:23SKNQpM
「ちょ、ちょっと吉澤さん」 必死の抵抗もかまわずに吉澤は歩く。 「あれ、よっすぃ―どうしたの?」 商店街を歩いていると碁会所から石川が出て来る。 「あ、梨華ちゃんいいところに来た。ちょっと写真屋さんと学校つきあって」 「え・・・いいけど」 「い、石川さん!助けて!」 「よっすぃ―も大変だね」 吉澤は写真屋に撮影を依頼しその足で学校まで向かった。 数分待っているとどこからともなくヘリコプターの音が響いてきた。 「きた!」 「よし、ブタ子行くぞ!」 「嫌だァァァァァ!ギャアアァァァ!」 「このブタ!この期に及んでまだ暴れて!」 圭子はゴロゴロ転がって嫌がった。 「嫌だァァァァ!痩せたいぃぃぃぃ!!」 「あ、もう撮るみたいだよ!」 石川が叫ぶ。 カシャ! ケイト・ウィンスレェェェェェェェェェェェェェェット!!!
74 :
sa :02/06/23 00:36 ID:TcmBMgQo
圭子は強い光を発し巨大生島ヒロシに変身した。 「ああ、やばい!こんな所で怪獣になっちゃったよ」 「どうしよう!よっすぃ―!」 「ア!怪獣が!」 生島ヒロシは飛んでいたヘリを鷲掴みにし、口の中へ放り込んだ。 「アア、写真屋さんがぁ!」 「よっすぃー・・・」 「チクショウ!今日は矢口さんもいないし隠れる必要ないし、ここで変身だ!」 「わかったわ!」 「チェンジムース!」 吉澤と石川は黒と白のウルトラポッキーを互いにかざし叫ぶことで関東甲信越限定ヒーロー・ウルトラマンムースへと57%の確率で変身するのだ!
>>67 ウィルスミスにコナミコマンドを入れるとどうなるんだ?
おしえてくれえええええええええええ!!!!!!!!
76 :
さ :02/06/23 00:41 ID:TcmBMgQo
来た!我らのヒーロームースが今日も僕らを守るために中野からやって来てくれた!そういえばムースはこの間、皮ジャンを買いに都営銀座線に乗ったところを中学生数名に目撃されていたのだ! 今日はその皮ジャンを渋々ぬぎ地球に来ている。頭の中ほとんど皮ジャン! 生島ヒロシはそんな皮の匂いをふわっと漂わせたムースに襲い掛かる。 「僕の好きなチームはパルマです!」 好きなサッカーチームは?という質問にその場にいた全員がJリーグのチームを挙げているのに一人だけセリエAのチームを言い、自分のハイソサエティぶりをチラリと見せる生島。 そんな生島を見たムースは押し殺してきた怒りを一気に放出し千手観音のごとくマシンガンパンチを繰り出す。 100発100中!全てが生島の股間にヒット。生島はあまりの激痛に立っていられなくなる。ついでにEDの心配もした。 あれ?ムース?ムースの様子がおかしい。 うずくまって腹を抑えている。どうしたムース。腹が痛いのかムース。 僕らに一抹の不安がよぎる。しかしやっぱりムース。ヒーローとしての自覚は忘れていない。お腹が痛いながらも必死に戦闘の態勢を取る。 生島ヒロシはしゃがみ込んだままのムースを見てにやりと笑う。 出た!ムース特有の必殺技『コサックダンスキック』!コサックダンスしながらけりだした足を相手のつま先に当て、タンスに足の小指をぶつけた時と同じ痛みを再現するのだ。 「痛いなぁ!何するんだ君!」 強烈な攻撃に耐え切れず叫ぶ(熱血硬派)生島ヒロシ。しかしムースは攻撃を止めない。
77 :
さ :02/06/23 00:42 ID:TcmBMgQo
しかしさっきからなんか臭い。何があったんだろうか。異臭とかそういう事件は大分前に一件落着したはずなのに。 あ!ムースだ!この馬鹿コサックダンスとかいっといてウンコしてやがる! なるほどその体勢ならなんとなくそういう事やり易いし、ちょっとカモフラージュできるもんね!しかしムースはウルトラマンだ。当然巨大なのだ。そんな小細工したってウンコしてるのはバレバレなのだ。ネタは挙がっているのだ。 今回ばかりは生島がいなかったらムースは最低の宇宙人だ。まだ生島がいることによってムースはヒーローに仕立て上げられているが、いなかったらホント、マジでやばいぞ!それも考慮して今日は生島ヒロシを殺さずに変えるのか? ズバアアアアアアアン! やったぁ!全然考えてねぇ!やっぱりムースはバカだった! 生島ヒロシは派手に散る。煙が上がっている間に急いで自分のウンコを処理するムース。実に間抜けだ。まぁ、結局地球は守られたからよしとしよう。
78 :
さ :02/06/23 00:43 ID:slM7xF9B
「圭子!」 怪獣にのっとられていた圭子は気を失い校庭の真中うつ伏せになって倒れていた。 その体は前の醜いブタではなく綺麗に贅肉の取れたスリムボディーだった。 「やったじゃん、デブ子痩せたよ!」 「ん・・・あ、吉澤さん・・・」 「やったよデブ子!おめでとうデブ子!」 「ア・・・ハハハ。アハハハハハ」 自分の体の状態に気付き錯乱気味に笑う圭子。 「おめでとう!ダイエット成功だよ!」 「ありがとうありがとう!吉澤さん」 飛びついて喜ぶ圭子 「でも、なんで」 空を見上げる圭子。 「なんでだろうね」 「でもいいや痩せれたし。あんまり考えないことにします」 一人で納得したように圭子が笑う。 「よかったねぇ!圭子ちゃん!」 石川が2オクターブ高い声で言う。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・誰だ、お前?」
79 :
さ :02/06/23 00:45 ID:slM7xF9B
どうせこのまま下げといても誰にも読まれずに沈んでいくことはわかってるんで自主的に上げます。 意味ないことは分かってるけど。
80 :
名無し募集中。。。 :02/06/23 01:41 ID:slM7xF9B
別に上げんでも読んでやる。
81 :
名無し募集中。。。 :02/06/23 01:46 ID:hn4cHuT9
_____ _____ _____ |書き込む|名前:| |E-mail(省略可):|sage |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∫ /) ↑ ↑ ↑ / ̄ ̄ ̄ ̄\ // /\ \ / | / つ^^ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | (・) (・) |/ テノノノ < こんな糞スレに書き込むときは (6-------◯⌒つ| r'^^´ \ メアド欄に半角で「sage」と書くのじゃ |∨ _||||||||| | ノ____\____________ l / \_/ //| | ̄ ̄\ \ YOU!(⌒)____/ / | | | ̄ ̄| /,-r┤~.l l:l ( / | | |__| (rf .| | ヽ_ 、 Y |__|__/ / .lヽλ_八_ ,, ̄) | ̄ ̄ ̄ ̄| 〔 ̄ ̄〕 `ー┬‐-ー' ̄ | ̄
83 :
名無し募集中。。。 :02/06/23 04:05 ID:aeGTu/hX
マジでわらった!どんどん書いてくれ
普通に読んでるので自虐的にならずにがんばって続けてよ
85 :
さ :02/06/23 18:10 ID:xsUZK0bi
>>84 面白かったですか?評価がないと凄い暗い人間みたいになって嫌なんです。ちょっと書き込むだけでもいいんでよろしく。
86 :
名無しさん :02/06/23 23:17 ID:Togioyhu
>>85 狩でやってたのが途中で終わっちゃったとき
どちらかといえば残念だった
というぐらい面白い
メン・イン・ブラックといい勝負
87 :
さ :02/06/23 23:41 ID:xsUZK0bi
レディス4キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! 更新お疲れ様です。やっぱりおもしろいですよ。 ほかにも、小説書いてたんですか?読んでみたい。
89 :
さ :02/06/25 20:55 ID:KHgfoEUe
沈むのが恐いです。
>>88 書いてないです。感想とかホントありがとう。
90 :
ふー。 :02/06/26 01:16 ID:orfgC5Vo
やっと、読み終わりました。 つかれたー。 小説書くのもお疲れです。面白かったよ。
91 :
てす :02/06/26 01:20 ID:3ES79chR
オモロイよ。こういうノリ好きだな。 俺のは沈みっぱなしさ・・・
92 :
名無し :02/06/29 05:56 ID:NsAaXx3g
h
93 :
さ :02/06/29 20:42 ID:OMf+N1U5
新しいのまた考えたいと思うので、沈み消えていかないように上げときます。 またよろしくお願いします。
94 :
:02/07/01 16:17 ID:q12LKhir
ageといたほうがいいね
95 :
名無し募集中。。。 :
02/07/04 18:03 ID:+g9PlWRl @ノハ@ ( ‘д‘)