?。「モーニング・タウン」に行こう @ 第2部 ?。

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1486/6 朝日夕刊より (1/2)
モーニング・タウン  女性が元気な今、象徴する舞台

 ”モーニング娘。”のミュージカルである。去年の日生劇場では、
「孫の学芸会は孫の姿を確認できればいい」のと同じ気分だったが、
今年は、グループ名の「。」やプロデューサー「つんく」に付く「♂」が
理解できない人間も、結構楽しんだ。あげくにこの子たちが、
女性が元気な今を象徴しているようで考え込んでしまった。

 1部は、団子屋の娘になる安倍なつみを中心に親を気遣いながら
それぞれの進路を模索する少女たちの話「行け!夢ヶ丘商店街」。
少女たちの夢がさびれた商店街の町おこしにつながっていくのが温かい。
 2部は、夢ヶ丘南口にあるハンバーガー店で働く少女達を点描する
「時給720円!青春見習い中」。後藤真希が男のエリート社員で、
彼を取り巻く少女達の危うさが、現実の少女や若い女性のそれに
つながっているようだった。
1496/6 朝日夕刊より (2/2):02/06/08 20:56 ID:nq8feNuJ
 歌やダンスがいいのは共演者たちだが、ふたつとも作品として
まとまっているのは、原案・脚本・作詞・作曲が13人を知りつくしている
つんく♂の作だからだろう。1部のとぼけた味わいの加護亜依、
2部でドジな新人を演じながら誠実さが伝わる紺野あさ美にそれがうかがえる。
野田治彦が潤色、演出は西川信広。

 だが、最も興味深かったのはヒット・パレード。
いつの時代にもアイドルはいて、若者たちを熱狂させてきた。
でも、ステージからあおるのは中学生が半数近い娘たちで、
それに呼応するのがはるか年上の男たちというのはなかった。
実に不思議な光景だった。