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685第6章:???里田編
突然顔に向けられた懐中電灯のライトのまぶしさに、
石川はひるんで足を止めた。

「まいちゃんなの?」
「あったりぃ〜」
「ちょっとライト、まぶしいんだけど」
「あ、ゴメ〜ン」

今度は、いきなりライトが消されたので、3mほどはなれた
里田の姿はまた闇の中に見えなくなってしまった。

「こんなところで、何やってるの〜?」
「梨華ちゃんこそ、どーしたのよ?」

「ぼ、牧場に来るのはじめてだから、
 興奮しちゃって寝付けないから、お散歩してたの」
「興奮・・・あふっ・・・じゃあまいと同じだぁ〜」
686第6章:???里田編:03/02/13 06:15 ID:rh8PFBT4
浮ついたような里田の雰囲気におかしいと感じたものの、
いっこうに目が闇に慣れてこないので、
その表情をまったく読みとることができなかった。

「まいちゃん、酔っ払ってるの?」
「え〜、お酒なんか飲んでないよ〜」

「でも、なんかヘンだよぉ」
「ヘンじゃないよ〜。まいたんは、ヘンタイなんだよ〜」
「ど、どーしちゃったのっ、まいちゃん!?」

予想外の言葉に動転した石川は、里田の様子を
確かめようと、近づいた。

「昼間ねぇ、ロケが始まる前、まいたん、ここで見ちゃったの〜」
「何を見たの?」

「馬の種付けって見たことある?」
687第6章:???里田編:03/02/13 06:16 ID:rh8PFBT4
質問を質問で返された石川には、話がまったく見えてこない。

「ううん、何なの種付けって?」
「あのねぇ、まいたん、昼間、馬たちを小屋の外に出して、
 ここのお掃除してたの。そしたらねぇ〜」

やっと目が少し慣れてくると、月明かりに照らされて、
里田の様子がわかってきた。酔ったようなトロンとした目が、
石川の方に向こうともせず、前方の中空をさまよっていた。
里田は、甘い吐息を漏らしながら、言葉を続けた。

「オス馬がね、前足で、あんっ・・・
 メス馬のお尻に乗りかかってたの〜」
「け、けんかでもしてたの?」

「けんか? そんなんじゃないよ〜」
「だって、危ないじゃない?」
「危なくないよ〜。気持ちいいんだよ〜」
688第6章:???里田編:03/02/13 06:20 ID:rh8PFBT4
石川にも、わかってしまった。
馬たちが何をしていたのか?
そして、今、里田が何をしているのか?が。

「も、もしかして、それって・・・」
「馬が交尾してたの〜。馬のセックス〜」

里田の右手は、作業着っぽいズボンの中に突っ込まれていた。

「梨華ちゃん、オス馬のアレって、見たことある〜?」

その問いに石川は、真っ赤になった顔を激しく横に振ったが、
里田はあいかわらずそれを見ようともせず、逆に昼間の光景を
思い出そうとするかのように、うっとりと目を閉じた。

「すっごくおっきくて、ぶらんぶらんって揺れるの〜」
ズボンの中では、里田の右手がモゾモゾと動いていた。
689外骨:03/02/13 06:28 ID:rh8PFBT4
里田が自分のことを何と呼んでいるのか?
それがわからなくて、昨日は困り果ててました。
それじゃ、いっそのこと「まいたん」にしてしまえっ!

ということなのですが、いかがでしょうか?
オレ的には、ぐぐっと萌え度アップしたんですが(w

完全に自転車操業状態に陥っているので、
更新がおそくなるかも?と思ってますが、その際はご勘弁を。
じゃあ、またあした〜!かな?