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673第6章:?????編
夜の花畑牧場。
石川は1人、トボトボと歩いていた。

あ〜あ、困ったなぁ・・・。

なんとか昼間のロケを撮り終えたものの、
あさみのひとことで石川は落ち込んでいた。

ロケが終わったあとであさみちゃん、
「気にしてないよ」って言ってくれてたけど・・・。
あれって、石川におちんちんがついてることに対して?

ううん。別に気づかれたかどーかなんて、どーでもいい。
中澤さんや保田さんにだってバレてるわけだし、
あさみちゃんがペラペラとみんなにしゃべるわけないもん。
674第6章:?????編:03/02/11 03:24 ID:2uli3Xu7
きっと自分が気持ちよくなるために、
石川があさみちゃんをエッチの道具みたいに
扱ったことに対してに決まってる・・・。

実は、自分を置いて先に行ってしまったことを、
石川が気にしているのではと、
あさみが気を回して言った言葉、というのが正解。

しかし当の本人は、そんなことをこれっぽっちも
悪いと思ってなかったし、それどころか
置いてけぼりにしたことなど、すっかり忘れていた。

ロケ中のバター作り対決のときにまわりのメンバーが、
牛乳の入ったビンを無我夢中で上下する姿を見て、
石川が昼間風呂場で自分の勃起をこすり立てていた行為を、
みんなが束になってバカにしているように感じた
675第6章:?????編:03/02/11 03:25 ID:2uli3Xu7
遅ればせながら罪悪感が生まれてきたところで、
あさみの言葉を耳にしたので、石川はそれを
勝手に悪いほうに解釈してしまったのだ。

石川って、いつからこんなエッチな子になったんだろ?

中澤さんと約束してたのに自分でおちんちんいじったり、
気を失ってるのにお構いなしで、あさみちゃんのお尻に
おちんちん挟んでこすりまくったり・・・。

あぁ、でも、あさみちゃんのお尻、気持ちよかったなぁ・・・。
いやっ、あさみちゃんをそんなふうに見ちゃダメっ!!
あ〜もうヤダっ!

石川が、こんなエッチになっちゃったのは、
このおちんちんがついたからなのよっ!
石川がコイツのせいでこんなに落ち込んでるってゆーのに、、
なんでコイツは元気にビンビンになってるのよぉ〜っ!!
676第6章:?????編:03/02/11 03:28 ID:2uli3Xu7
石川は、ソレを手のひらでピシッと叩いてみたが、
痛みを感じたのは石川だけで、ソレは初めて受ける刺激に
悦びを表してますます大きくなってしまった。

なんとかしてもらおうと、先程中澤の部屋に寄ってみたのだが、
すでにスタッフをまじえての大宴会となっており、
とても昼間の約束を果たしてもらえるような状況ではなかった。
そして、途方に暮れた石川は、夜の牧場に出たのだった。

中澤さんも怒ってるんだろうなぁ。
お風呂でキレイにしてきたら、舐めてくれる
って言ってくれてたのに、あさみちゃんとの
エッチに夢中になって、すっぽかしちゃったし・・・。

あぁ、もう帰りたくないなぁ・・・。
って、コレって柴ちゃんのセリフじゃないのっ!
677第6章:?????編:03/02/11 03:34 ID:2uli3Xu7
どれほど歩いたのだろうか?
自分が今、牧場のどこにいるのかさっぱりわからない。
昼と夜とではまったく違う場所にいるように感じられた。

帰りたくないと思っていた石川だったが、実際のところ、
帰りたくとも帰り道がわからなくなっていた。
しかし、今の石川には歩きつづけるしかなかった。

「う・・・う・・・」
あれ? 誰か泣いてる?
「あ・・・あ・・・」
あっちの馬小屋の方かな?

誰が泣いているのかということも気になったが、
帰り道を教えてもらえるというのも期待もあって、
石川は、闇の中に浮かぶ馬小屋に足を向けた。
678第6章:?????編:03/02/11 03:35 ID:2uli3Xu7
泣き声と感じた声は、石川のいる位置からだと反対側、
つまり馬小屋の正面の方から聞こえてきていた。

馬小屋をまわりこんで、横からそっとのぞきこむと、
暗闇の中で誰かがひざを立てて座り込んでいた。
あいかわらず小さな嗚咽のような声をあげている。

石川は、声の主が誰だか確かめるために、
おそるおそる忍び足で近寄っていった。

誰なんだろぉ?脚を開いて座り込んでるみたい。

ガサッ。
石川は、何か足元に落ちていたものに
気づかずに蹴飛ばしてしまった。

「あっ!」
「誰?」
「あ、あの・・・」
「あぁなんだ、梨華ちゃんかぁ〜」