573 :
外骨:
昨夜は申し訳ありませんでした。
結局、
>>572のあと朝の8時までかかって、
第5章を書き上げてしまいました。
今日から、第4章です。
コンコン・・・。
誰やろ?
ここは、花畑牧場の中に設けられたゲストスペースの2階。
ちょっとした民宿のような雰囲気のある8畳ほどの和室で、
中澤は持ってきた荷物の整理をし始めたばかりだった。
「は〜い、誰ぇ?」
「石川です・・・」
「あぁ、石川か。お入りぃ」
ドアをあけスリッパを脱いで畳にあがった石川の表情は、
あたかもハロモニコントでの登場シーンを思わせた。
「こっちに着いたばかりやのに、どないしたん?」
「・・・」
飛行機に乗るときは、ドライアイになりやすいので、
中澤はコンタクトをはずすようにしていた。
そして、到着したばかりで、このときもまだコンタクトは
していなかったし、メガネも持ってきてはいなかった。
そんな中澤が、今にも泣きそうにしている石川の顔に
気づかなくても、責めることはできないだろう。
「あぁ、メンテナンスに来たんか?
1週間早なったけど、ええで。さ、脱ぎぃな」
「あのぉ・・・中澤さん・・・」
石川、今日は、えらくテンション低いなぁ。
飛行機の中でもひとっこともしゃべらんかったし。
この間のこと、まだひきずってるん?
「石川、ええのよ。突然、ハロモニの北海道ロケが
入って、1週間予定が早まったんやから。」
「あのぉ・・・」
「それに、2週間も溜めこんで、またこないだみたいに
暴発したら、かなわんからなぁ」
中澤は、笑みを浮かべながら皮肉を言うと、
立ち尽くす石川に近づき、デニムのスカートに手を伸ばした。
ウフッ・・・。 石川、またアレが、
もうビンビンで、ガマンできんようになってるんやろ。
「ごめんなさいっ!」
イタッ!
「なんやのぉ〜?」
伸ばした手を、いきなりはたかれるという予想外の事態に、
中澤は混乱した。
「ごめんなさい・・・」
はたいた本人の方は、うつむいたまま歯を食いしばって、
涙をこらえるように目をきつく閉じていた。
そんな表情がはっきり見えなくても、声の調子から、
石川の様子がフツウでないということが、ここ数年
一緒に過ごしてきただけあって、十分伝わってきた。
「ホンマ、どないしたん?」
「・・・」
「またダンマリかぁ〜、石川ぁ。
姐さん、怒らんから、どないしたんか言うてみぃ」
「壊れちゃったんです・・・」
「はぁ?どーゆーこと?」
「オプションが壊れちゃったんですっ!」
壊れるて・・・どこをどーしたら、あんなもんが壊れるん?
「ま、まぁ、立ちっぱなしもなんやから、
座って、落ち着いて話そうや。な」
中澤が近くにあった座布団を差し出すと、
石川はコクリとうなづき、その上に正座した。
「詳しく話してみぃ」
「はい・・・先週パンツの中で出しちゃったじゃないですかぁ」
「あぁ、だからそれはもうええて、言うたでしょ」
「でも、その後もぜんぜん小さくならなかったんですぅ」
「それも知ってるわよ。で?」
「あのあとも、ずーっと大きくなったまんまで・・・」
「へ?ずーっと?1週間も?」
「はい。それですごーく敏感になっちゃってぇ。
パンツに擦れるたびに、出しそうになったりして・・・」
「だから、今日メンテナンスに、ウチのところ来たんでしょ?」
「いえっ!違うんですっ!」
「じゃあ、なんやのん?」
「だから、ずーっとガマンしてたんですけどぉ・・・」
「はは〜ん、わかったでぇっ!」
また、ちょっとイジメたろ。
「ガマンできなくなって、自分でいじって出したんやろっ?
きゃー石川、見かけによらず、エッチな子やねぇ」
「違いますっ!石川、そんなことしませんっ!」
からかい半分に言ってみた言葉を、照れ隠しではなく、
本気で100%否定されてしまった中澤は、また混乱した。
「えっ?違うのん?」
「ホントに違うんですっ! 石川、約束守って、
ずぅーっとガマンしてたんですけど、今朝起きたら・・・」
「石川、何もしてなかったんですよっ!
それなのに、眠ってる間にパンツの中で・・・」
「パンツの中で、出してたんやな?」
「何もしてないのに出しちゃうなんて、石川困りますっ!
オプションがついてるだけでも困ってるのに、
それが壊れるなんて、もうお仕事できませんっ!」
夢精ってヤツやろか?・・・話には聞いてたけどホンマなんやね。
そーとー溜め込んでたんやろねぇ。もったいない。
こんなことだったら、やっぱり卒業せんと、
ずっと一緒にいてあげたらよかったわぁ。
「石川。たぶん大丈夫だと、思うでぇ」
「そんなことありませんっ!石川、もう、死にますっ!」
「死ぬなんて、大げさなっ!そんな必要ないて。
すぐに直してあげるから、ちょっと姐さんに見せてみぃや」
「ダメですっ!死ぬしかないんですっ!」
「ちょっと見せてて言うてるでしょっ!?」
激しく抵抗する石川に何度か思いきり蹴られながらも、
なんとかスカートの中のショーツにに手をかけた。
これじゃ、まるでウチが石川を犯そとしてるみたいやんっ!
中澤は、ショーツを一気に引き下ろした。