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536第3章:???保田編
しかし幸いにして、廊下を通る人は1人もなく、
隣の石川もうつむいて座ったままだった。

「ねぇ、石川?」
「はい、なんですかぁ」

「実はワタシ、こないだ裕ちゃんから、自分がいないとき
 石川の面倒をみてやってくれ、って頼まれたの」
「え〜っ!ホントですかぁ〜?」

保田のほうに向き直った石川の顔には、疑念の表情が浮かんでいた。

「ホントに、ホントよぉ〜っ! マジデジマよっ!」
「じゃあ、オプションのことも聞いたんですか?」
「オ、オプション?あ、あぁ、あれのことでしょ?
 もちろん聞いたわよっ!」
537第3章:???保田編:03/01/31 00:16 ID:Zn8COqmw
「じゃあ、保田さんがメンテナンスしてくれるんですか?」

「メンテナンス? あ、メンテナンスなら得意中の得意よっ!」

「中澤さん、あんなに秘密だって念押したのにぃ・・・。
 でも、よかったぁ〜っ!どーしよーかと思ってたんですよぉ〜」

オプション?メンテナンス?いったいどんな秘密なのっ?
裕ちゃんは、いつも石川とナニをやってるのっ!?

知りたいっ!聞きたいっ!

でも、ここは石川と話を合わせるのよっ!
卒業後のワタシの未来予想図が、かかってるのよっ!

女優を目指すなら、このくらいの芝居ができなくてどーするのっ!!
538第3章:???保田編:03/01/31 00:17 ID:Zn8COqmw
「保田さん、こっちですよぉ」

石川が保田を引き入れたのは、
ドアに『第6会議室』とある部屋だった。

テーブルの周りには何脚かのパイプ椅子が置かれていたが、
部屋の隅にはセットの一部や小道具などが乱雑に積まれていた。
こんな物置に連れ込んで、ナニをするつもりなのっ?

とまどう保田を近くにあるパイプ椅子に座らせた石川は、
保田の正面に立った。そして、何度か深呼吸をした。
石川ぁ、どーしたってのよっ?

「じゃ、オプションのメンテナンス、お願いしますっ!」

石川は、意を決したようにそう言ったかと思うと、
突然穿いていたショーツをひざまで下ろし、スカートを
両手で勢いよくまくりあげた。
539第3章:???保田編:03/01/31 00:18 ID:Zn8COqmw
「キャッ!」
保田は、思わず顔を手で覆った。

しかし、指の間から見える、石川の股間に屹立する
ピンク色のソレに、完全に視線を奪われていた。

石川の股間のソレは、2日前中澤に刺激されるだけ刺激され、
1度射精したものの、いっこうにおさまる気配を見せぬままに、
行為を中断されたことで、いまやはちきれんばかりに膨張していた。

今日の朝からソレは、まさに一触即発の状態だったので、
家を出てくるときから、できるだけ刺激を与えないよう、
そーっと気をつけながら歩くようにしてきた。

しかし、ちょっとした拍子でソレがショーツにこすれるたびに、
何度か射精しかけており、こんな状態では収録などできない・・・。

そんなことを石川は先程から悩んで、落ち込んでいたのだった。
540第3章:???保田編:03/01/31 00:21 ID:Zn8COqmw
「わざとらしいですよぉ、保田さんっ!
 中澤さんから石川のオプションの話、聞いてたんでしょぉ。
 ばーじんみたいに、驚かないでくださいよ〜っ!」

へ?これがオプション?おちんちんじゃないのっ!?

なんで石川に、おちんちんがついてるのよっ!?

それになんでこんなに大きくなって、上向いてるのっ!?


保田には、実にこの年になるまで、驚くべきことに、というか、
保田なら十分ありえることにというか、とにかく経験がなかった。


「わ、わざとらしかったかしら〜ホホホッ。女優、失格ねぇ〜」
「バレバレじゃないですかぁ〜。 さ、早くメンテナンスしてくださいっ」
541第3章:???保田編:03/01/31 00:22 ID:Zn8COqmw
今ごろになって両手で顔を覆っていたことに気づいた保田は、
あわてて右手であごを、左手で右の肘を支えるようにして、
何かを考えるポーズを装った。

「そ、それで、どーすればいいのかしら?」

「今さら何言ってるんですかぁ〜。
 さっきは得意中の得意、って言ってたじゃないですかぁ!」

「このお仕事始めてから、しばらくメンテナンスする機会、
 なかったから、やり方ド忘れしちゃったみたいなの・・・」

「確かに保田さんならそうそう機会はないでしょうからねぇ。
 とりあえず、コレを手でこすってくれればいいんですよぉ」
542第3章:???保田編:03/01/31 00:25 ID:Zn8COqmw
いちいち気に障ること言うわねっ!

でも、怒っちゃダメ、ダメよ、ケメコ。

今、あなたの将来を左右する大事な分岐点に立っているのよっ!
とにかくコレをこするのよっ!

保田は、おそるおそるゆっくりと右手をソレに伸ばしていたが、
指先が触れそうになる位置まで近づくと、いきなり竿の部分を
思いきり力を込めて、むんずと鷲づかみにした。


「いっ、いたいっ!保田さん、もっとやさしくっ!」
「メンゴ、メンゴ・・・もっとやさしくね」
543第3章:???保田編:03/01/31 00:26 ID:Zn8COqmw
本来ならちょっと触れられただけで、この前の中澤とのときと
同じように射精してしまうほど、敏感になっていたソレだが、
今は猛烈な痛みで、射精感などふっとんでしまっていた。

飛び上がりそうになって痛がる石川に、保田は握る力を緩めた。
その指先からは、血管の脈動が感じられた。

ドクンドクンいってる。すごく熱い。

おちんちんて、こんなに固くなるものなの?

「ずっと握ってるだけじゃ困りますぅ!」

「ちょ、ちょっと大きさチェックしてただけよぉっ!
 ・・・まあ、『並』ってところねっ」

「そーなんですかぁ? あふっ!」