「中澤さ〜ん、いいですかぁ?」
「あぁ、石川かぁ?どーぞ、入りぃや」
石川は、バタンと勢いよくドアを閉めるなり、ドカドカと
畳に上がってくると、すぐさまスカートをたくし上げた。
「中澤さ〜ん!オプションのメンテナンス、お願いしまぁ〜す!」
ハァ?
何なの、このハイテンション?
「メンテナンスって、何のこと?」
「メンテナンスですよぉ!やってくれるって言ったじゃないですかぁ・・・」
中澤には、石川の言葉の意味は十分わかっていた。
今日は、あの日以来はじめてのハロプロ収録日。
中澤も昨夜は、今日の収録後の石川と行なうであろう秘め事に、
興奮してなかなか寝付けず、自らを慰めてしまったほどなのだ。
「なんのことやろ?」
「え〜っ!?忘れちゃったんですかぁ?」
顔、真っ赤やで。この子、そーとー恥ずかしいんやな。
恥かしがってるのを隠すためのハイテンション。
これは、しらばっくれたほうが楽しそうやわぁ。
「オプションとか、メンテナンスとか、全然、意味わからへんよ。」
「冗談はよっすぃ〜ですよぉ!
いくら来年は三十路だからって、まだボケる年じゃないでしょ〜」
カッチ〜ン!
姐さん、今のは、ちょっとガマンならんでぇ〜!
このガキぁ、またかわいいヒラヒラの、おパンティー穿きさらして。
その、おパンティーの中身、ギンギンになってるのバレバレやないの?
もう少しで上のほうから、さきっちょ飛び出しそうにさせて、偉そうに。
タマタマに詰まった濃いい汁も、ちょっとこすったら飛び出すんやろ?
ええやないの。どっちが頭下げる立場なのか、わからせてあげましょ。
「ウ〜ン、ホントに思い出せないの。
だから、ちゃんと説明してもらえないかしら?」
「へ?だから、オプションのメンテナンス・・・」
「ふざけるのも、いい加減にしいやっ!
ウチかて忙しいんよ。用がないなら、とっとと帰りぃ」
忙しいなんて、大ウソだ。
ハロニューの収録中も、気がつくと隣で座る石川の股間に目が行っていた。
収録が終わると急いで楽屋に戻り、メイク落としをいつもの倍の速さで終え、
石川の到来を今か今かと待ち焦がれていたのだ。
自分のショーツにシミが出来ているのも、すでに確認済みだった。