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308第二章
そこ、そこを…突いて…めちゃくちゃに…そう…
控え目な声量のためにかえって
リアルな雰囲気を醸し出している、
妄想の亜弥と美貴とのアナル交尾の映像が流れるのを、
現実の藤本美貴は、
美人OLのセクハラ愛撫を受けながら鑑賞し続ける。
ビデオの中の美貴はたぶん
昨日までの現実の美貴なんだ。
美貴は分かった。
これからいつものようにヒーリングマシンの中に入り、
気づかないうちに、いつものように頭をおかしくされる。
マシンから出てきた時には
テレビの私のように操り人形になっている。
松浦亜弥との濃厚なセックスを、
しかもお尻で、命令通りに楽しんで、
そしてなんかの方法で記憶を消されてしまう。
この部屋を出た時には
私は何も覚えていない。
ただちょっと、おつうじがよくなってるだけ。
亜弥と会った時、なんかちょっと照れるだけ。
そういえば思い出した。
初めてマシンの中でCGをみたとき、
「なんかやばい」と思ったな…。
でももういいや…
なんだかどうでもよくなってきたよ…。
309第二章:02/09/13 12:58 ID:htyWC+iU
初めの日、リラクゼーションマシンの密閉空間に包まれて、
単調なCGの反復するコードが藤本の視聴覚を支配した。
藤本の頭では認識できないレベルで赤い光が点灯した。
それは映像に埋め込まれた人為的な信号であり、
藤本の内なる本能が察知した危険に対するシグナルでもあった。
その光は数秒間の間隔で点滅して、
藤本の眼球後部にある網膜から電気信号に変換され、
美貴の脳に伝わっていく。
「なんかやばい」とうっすらと感じた時には、
藤本には拒絶できなくなっていた。
藤本美貴は既に、
コンクリートで体を固められ自由を奪われた状態で、
水滴を等間隔のペースで頭部に落下され
発狂する直前の旧ソ連の思想犯と同じ境遇に堕ちていた。
310第二章:02/09/13 12:59 ID:htyWC+iU
「脳活動の多くは視覚の情報処理に費やされて、
しかも視覚と脳の関係は直接的なの」
外部からの刺激を遮断することで、
視覚による脳をコントロールはより可能性がぐっと高くなる。
ヘッドマウントディスプレィに映し出されるデータに、
冷戦時代の各国公安機関がスパイを、
また、カルト教団が信者獲得のために一般人を用いて、
人体実態を繰り返し開発した洗脳プログラムを、
搭載することは簡単なの。
美人の事務所社員は心の中で藤本に語りかけながら、
動けない美貴の弾力性に富んだ両頬を
左右の手のひらで挟みながら、
ダッチワイフのように口を開かせて己の舌を挿入する。
311第二章:02/09/13 13:00 ID:htyWC+iU
性交を繰り返す25才と17才の女体映像が流される中、
大人の女性が女の子の唇から離れてそっと囁いた。
「美貴ちゃん、立ち上がって、マシンに入りなさい」
見えない戒めから解放された藤本の体は、
ソファからすくっと起き上がり、隣の部屋に向いた。
やめて…またおかしくなっちゃう…だめ…
意思とは反対に、マシンのあるほうへ歩き出す美貴。
無表情なままマシンのカバーの中に体を横たえる。
ウィィィン…
いつもの起動音が鳴り内部は密閉された。
その繭の中で美貴は淫夢を見るために、
深い眠りに就いていった。
あーあ。めんどくさい。
もっと簡単にできればいいのに。
たとえば亜弥の頭が一つのフォルダになってて、
今までの記憶をコピペして別フォルダに保存して、
もう一つの人格をドラッグしてそのフォルダに入れる。
そのペルソナは、
セックス人形用のだけじゃなくて、
たとえばレズビアンだったり、
ソープ嬢だったり、犬や猫だっていい。
だったら事務所に隠れて
私専用に遊ぶこともできるんだけど。
312第二章の終わり:02/09/13 13:17 ID:htyWC+iU
こうして藤本美貴は事務所の肉体スレイブと成り果て、
要人によるパーティー等の接待要員や、
松浦亜弥に事務所を逆らう事への恐怖を植え付ける為の、
生きた教材として使用された。
このマシンによる洗脳の施術予定者に、
体型等の自己管理が出来ない吉澤ひとみが決定した。
ホテルで石川の部屋を訪れた日である。
同時にモーニング娘。とそのユニットの再編成が、
事務所内で発表された。
既に洗脳下に置かれている後藤真希に、
卒業は一年前からの決定済み事項であることを
信じ込ませることは簡単だった。
娘。の飯田、矢口真里、石川、加護亜依で
構成されているユニットであるタンポポには、
メロン記念日の柴田あゆみが編入する事になった。
石川に柴田をレイプさせる命令を出した
会長の意向に副ったものだったが、
その意図するところは誰にも知らされていなかった。