221 :
第二章:
事務所の女の言葉の強制力のせいか、
得体の知れない怖ろしさからなのか、
身動きができなくなった本当の藤本美貴が見守る中、
ビデオの中の藤本美貴は、ブラを脱ぎ捨てた。
ツンとそそり立つピンク色の乳首。
目の前に晒される白肌の美乳。
いつも風呂上がりの鏡でチェックしてい自分の胸だった。
そしてパンツに手をかけ、ゆっくり下ろし始める。
ほとんど手入れの必要のない薄い恥毛が露になる。
上半身を屈めて片足を上げ、パンツを下へ落とす。
身を起こして美貴はまた緩やかな直立不動の状態になる。
完全なまでの無防備な姿は美貴に、
飼い主に腹部を晒すことで、
恭順をアピールする犬を思い起こさせた。
き、き、きキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
なかなか続き来ないからもうやめちゃったのかと思ってたよ
相変わらずミキティ話は(;´Д`)ハァハァものです
223 :
第二章:02/08/22 18:46 ID:hm0aVHo3
「貴女愛用の衣装を持ってきなさい、美貴」
「はい、ご主人様…」
ゆっくりと反転し、カメラに背中を向けて
小ぶりの尻を揺らしながらクローゼットへと歩みだす美貴。
ドアを開き戸棚から何かを手にして、黒服の女の前へ、
聞き分けのいいペットのように戻ってくる。
ソファの上で糸の切れた操り人形と化した美貴が、
ビデオの美貴の手元を見た瞬間、あまりのおぞましさに慄いた。
わたしが持っている物、
それは真っ赤な首輪と革製のリストバンドのような手錠、
そして男性器を象った真っ黒な物体が付属している
女性の下着のような物だった。
石化した美貴には、レディースコミックで見た、
いやらしいコスチュームに見えた。
たしかアレ、ペニスパンツって…。
それらのいかがわしい物を、
美貴は形よく膨らんだ乳房の前方に
恭しく掲げるようにして、その女へ差し出した。
224 :
第二章:02/08/22 19:28 ID:hm0aVHo3
それらを目にした女性が藤本を一瞥する。
「いつもの挨拶を。美貴」
「はい。今日も美貴の調教を…
よろしくお願いいたします…」
胸元のトレイに注文の品を載せる
ファミレスのウェイトレスのようなポーズで
淫具を差し出す裸の美少女を見下ろし、
美貴が性奴になっていることを確認したのか、
女がほくそ笑んだことが
テレビの前の美貴には分かった。
自分が座っているソファのすぐ近くに、
あんないかがわしい道具があったことを
初めて知り、通い慣れた部屋の暗黒面に
背中から冷たい汗が流れた。
ビデオの女はまず首輪を取り上げ、
そのまま美貴の長い首に巻き付け始める。
じっとされすがままの美貴。
健康的なまっぱの高校生が、
キャリアウーマン然とした女性から、
真紅のレザー首輪を装着された。
225 :
第二章:02/08/22 19:47 ID:hm0aVHo3
女性スタッフが優しく美貴の首筋を撫でる。
「美貴、肌の手入れは?」
「はい。ちゃんとしています…」
「亜弥が貴女と泡風呂に入ったと
言っていたけれど、ほんと?」
不意に親友の松浦亜弥の名前を聞き、
ソファの上の美貴は激しく動揺した。
「はい…」
「だめじゃない。あれは刺激が強いのよ」
「申し訳ありませんでした…」
生まれたままの姿で
首輪を付けたアイドルが謝罪する。
「あやっぺとみきすけだっけ?
貴女達って本当に仲がいいのね」
「はい、ご主人様…」
黒服の女性が歪んだ微笑を浮かべる。
ビデオを見ている美貴に悪寒が走る。
なんで亜弥とお風呂に入ったことまで
べらべらしゃべってんの?
どうなってんの一体!
あれはわたしなの?
なんで亜弥のことなんか聞くの?
これから何を始めようとしてるのよ!