くノ一娘。物語

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64たぢから
犬とじゃれあう安倍。本気で刀を交える市井と中澤。
それを影で見ている者がいた。そう、石黒である。
「なんかよく分からない光景だけど・・・チャンスね。」
石黒の考えはこうだ。
1.安倍はファーストラブとじゃれあっているのでいつでも捕獲可能
2.市井は中澤と本気で戦っているので、共倒れしたところを捕獲
まさに“漁夫の利”狙いである。
65たぢから:02/04/18 23:10 ID:tPPD0aGM
「こらぁ、紗耶香!とっととキスされんかぁ〜い!!」
「キスぅ!?絶対イヤ!!」
この会話だけ拾うと、中澤が市井を襲ってるようにしか感じないが、
二人は刀と刀をぶつけ合っている。
中澤と市井の力はほぼ互角。差がつくとすれば・・・
66たぢから:02/04/18 23:11 ID:tPPD0aGM
十分後・・・
「ゼエゼエ・・・」
中澤は肩で息をしていた。年の差が影響している。
「裕ちゃん、休んだほうがいいんじゃない?」
「ウルサ〜イ!!」
見るからに中澤は疲れきっていた。
市井の刀技には、無駄が少ない。それが年の差以上に、中澤を疲れさせたのだ。