小説 『K.M.D 〜加護パシリ日記〜』

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30L.O.D
第四章 吉澤ひとみ

人間は人と共存して生きていく。
常に人と関係して生きていく。
これは、自然の摂理であるのだが
それを超えると、依存と呼ばれる。
真っ暗な部屋で、吉澤ひとみは身体を震わせながら
携帯電話を握りしめる。
彼女にとって、それだけが救いであり
誰かとの関係であった。
鳴ったのは、ミニモニ。じゃんけんぴょんの着メロ。
3コールで出た。
「矢口さんっ!!」
『あぁ、よっすぃ、起きてたの?』
「だって!まだ矢口さんから電話来てないからっ」
『写真見たよ』
「ちゃんと撮れてますよね」
『うん、綺麗に撮れたね』
「これで、今晩、会ってくれますか」
『今日は遊ぼうね』
「ありがとうございます!!」
電話の向こうから聞こえる温かな言葉は
頭の中で一言一言響いていく。
声で犯されてる気がする。
気持ちいい。
もっと聞きたい。
もっと欲しい。
『あとは夜ね』
無情にも切れてしまう。
だけど、吉澤は笑っていた。
「夜・・・・・・」
夜になれば、抱いてもらえる。
あの小さな手で蹂躙される。
御褒美がもらえる。
また、今日も生きていられる気がする。
31L.O.D:02/04/06 23:33 ID:KbwBBUU8
矢口とこういう関係になったのは
もうデビューしてすぐの事だ。
地方の仕事で同じ部屋になった時
少しナイーブになってた吉澤に気付いた
矢口に優しく抱き締められ
『矢口はよっすぃの味方だよ』
と、囁かれた時から
この人だけは信じれると思った。
吉澤の全ては矢口のもの。
恋愛とかそういうものじゃない関係。
あの人がいなければ、生きていく事も出来ないから。

楽屋に行っても、まだ矢口の姿はなくて
平静を装って、後藤と一緒に雑誌を読んでた。
ドアが開く音が聞こえる度、
矢口が来たんじゃないかと思って見てしまう。
吉澤が来てから、10分過ぎた頃だったろうか。
やっと、来た。
このタイミングはまずい。
あまりに不自然すぎる。
「おはよ、よっすぃ」
「あ、おはようございます」
身体の奥がギュッと熱くなった。
たったそれだけの事なのに。
32L.O.D:02/04/06 23:33 ID:KbwBBUU8
(あぁ、すごい、、、ちっちゃい。
 顔も手も足も・・・・・・
 かわいい・・・・欲しい・・・・)
矢口が荷物を置いて、何をするでもなく
眼鏡を弄っているのを見て
吉澤は立ち上がりながら、言った。
「矢口さん、トイレ行きません?」
「んー、いいよ」
柔らかく重ね合わせられた指。
楽屋から一歩出た瞬間、矢口はキョロキョロと
辺りを見回し、誰も入ってない楽屋を見つける。
「欲しかったんでしょ?」
「・・・・・・は、はい」
「我慢出来ない悪い子だもんなぁ、よっすぃは」
矢口がポケットから飴玉を取り出し
吉澤の口の中に入れてやる。
潤んだ大きな瞳。
ただ快楽を欲しがる雌犬の目。
33L.O.D:02/04/06 23:34 ID:KbwBBUU8
その日の夜、石川梨華は郵便受けに入った茶封筒を見つける。
「誰だろ・・・・・・」
パソコンで印刷された住所。
ハサミで口を切り、中身を開ける。
(写真・・・・・・)
裏返しで机の上に散乱した数からいっても
相当な枚数の写真である。
ヲタの嫌がらせか、盗撮とかだったら
しばらく凹んでしまいそうだ。
ゆっくりとその中の一枚をひっくり返した
「!!?」
目隠しされた全裸の女性。
それはまぎれもなく自分の姿だし
寝転がってるそれは、
今、目の前にあるソファだ。
ハメ撮り写真。
(いつ、、、目隠しって、、、、、、よっすぃと、、、、)
(ウソでしょ、、、?ウソだよね、、、、)
写真の山の中から手紙を見つける。
ゴシック体で書かれた内容。
「いやぁあああああああああーーーーーーーーー!!!!!」
泣き叫びながら、引き千切られた手紙は
空中をヒラリヒラリと舞っていく。
石川の身体は力なく床に倒れ込んだ・・・・・・
34L.O.D:02/04/06 23:35 ID:KbwBBUU8
同じ頃、吉澤は事務所が通学用に用意してくれてる
マンションの一室で矢口に愛されていた。
真っ白な肌に食い込むのは、朱色の縄。
スポーツをやってただけあって
ほどよい筋肉がありながらも
女として成長し始めた身体には
脂肪もついてきて
縄は一層の事厭らしく演出してくれる。
身動きを完全に封じられた吉澤は
ボールギャグで言葉も奪われていた。
「ふ、、、ふぁ、、、、」
勝手に垂れてしまう唾液。
それすらも自ら管理出来ない状況が
自分を人間以下に貶めていく。
「あははは、そんなに二穴攻めいいの?
 よっすぃもすっかり変態になっちゃったねぇ
 お尻にこんなのくわえこんで・・・・・・」
矢口の足が四つん這いの吉澤の尻に刺さっている
バイブの先をグリグリと押し込んでいく。
縄で器用に固定され、力んでも出ないようにされたバイブは
さらに奥へと押し込まれ、腸壁をえぐった。
35L.O.D:02/04/06 23:36 ID:KbwBBUU8
「ふふぃぃいい!!」
「さてと、、私も楽しませてもらおうかな」
矢口が取り出したのは、カテーテルと巨大な注射器。
それを見た吉澤は眉をしかめる。
何をされるか分かってるからだ。
吉澤の身体をひっくり返すと
M字型に固定された足と、意図的に剃られた陰毛のおかげで
太股まで愛液を垂らしただらしない性器も
丸見えになってしまう。
透明な手袋をはめた矢口の指が尿道を探る。
「ふっ!ふぐぅ!!」
薬で敏感になった感覚はそれだけでイカされそうになる。
だけど、待っているのは、苦痛。
拡張された尿道にカテーテルがズルリと入れられていく。
管が身体の中に入っていくのが分かるのだ。
尿道壁を圧迫しながら進むその痛みは
体験したものにしか分からない苦痛だ。
「ふぐあぁあああ!!あぁああああ!!」
「うるさいなぁ」
矢口の手がいじわるく、15センチ近くカテーテルを引き抜く。
「ふぁあああああああああああああああ!!!」
絶叫に近い声だった。
吉澤はビクビクビクッと身体を震わせて、果ててしまう。
「あははは!!イッちゃったの?
 すっごーい、尿道でイッちゃったんだぁ」
吉澤の頬を流れる涙を舐め取る矢口。
手はなおも吉澤の身体の中にカテーテルを送りこむ。
ある点でそれも止まる。
そこは、膀胱だ。
矢口は洗面器に、生理食塩水を開け
注射器で500cc近く吸い取ると
カテーテルの先に差し込んだ。
ゆっくりと注射器を押していけば
水がカテーテルの中をどんどん進んでいく。
36L.O.D:02/04/06 23:37 ID:KbwBBUU8
吉澤の顔は真っ青になっていく。
膀胱が膨らんでいくのが見るからに分かる。
下腹部の上の辺りがボコンと膨らんでいくのだ。
どれくらい入れただろうか。
矢口が注射器をはずした頃には
吉澤の全身が震えて、声も出なくなっている。
尿意以外の全ての事を考えられなくなってしまっている。
「出したい?」
「・・・・・・」
小さくうなづくと、矢口は吉澤の手足を自由にしてやり
自分の腹の上にまたがらせた。
手を伸ばして、カテーテルの先をつまんでいたピンをはずす。
「ふあぁあああああああ!!」
プシャァアアアっと音を立てて
矢口の身体にブチまけられる吉澤の小水。
みるみるうちにシーツを黄色く汚していく。
自分の汚物が矢口を汚す快楽。
洩らす快楽。
様々な物が入り交じりながら吉澤を犯していく。
ひとしきり出たところで矢口は
吉澤の髪の毛を掴んで引き寄せると、こう言った。
「綺麗にしてよ」
「はい・・・・・」
吉澤は口元で笑みを浮かべながら
矢口の小さな身体を舐め始める。
小水の苦味と塩辛さを感じつつ
丹念にへその中まで舌を入れる。
「よっすぃは私の物だよ」
「はい・・・・・・」
「今度は誰を仲間にしよっか?」
「ごっちんとか・・・・」
「いいねぇ、後藤にしようね」
矢口の手が優しく頭を撫でた。
それだけで満たされていく全て。
吉澤ひとみの全ては、矢口の愛。


第四章 終