【伝説】保田圭がそばにいる生活【再び】

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187名無娘。。。 ◆FairyOo.
俺は珍しく家に仕事を持ち込んでいた。
単純な画像処理だが少々細かい。
プライベートまで仕事に拘束されたりしたくないが、
それでも会社の非力な端末を使ってストレスをためまくるよりも、
ずーっと精神衛生上悪くない。
なにせ5GのTIFFを取り込んだだけで固まるのだから…

強ばった表情でモニタを見つめる俺がいた。
そしてきょうは珍しくあいつがいる。
普段は俺一人なのに、運がいいのか悪いのかあいつがいる。
こんなに早く帰っているなんていつ以来なんだ?
疑問に思いながらも仕事に没頭。
けっこう細かいマスクをかける。
こんなのをさっさと片づけてあいつと…

真剣な顔の俺の後ろから脇腹を小突くヤツがいる。
犯人はわかりきっているが、あえて無視。
ここであいつをかまって仕事が遅れるよりも、
さっさと切り上げてゆっくりあいつの相手をしたほうが得策だ。
俺の選択

なおもしつこく小突いてくるあいつ。
2回3回4回5回。
くすぐったいっちゅうにぃ。

ついにこらえきれなくて振り向いてしまった。

「てへてへてへ…」
…誰かさんのモノマネ笑い。
こ、これがやりたかったのか?
他人の仕事を中断させてまで…
一気に脱力。
あきれて何も言えない。

だがふと気づく。
さっきまでの度を過ぎた緊張がウソのように晴れていた。

…ふぅ〜ソウデスカ。わかりました。
これで何連敗になるんですか?

それが保田。


No.16