【伝説】保田圭がそばにいる生活【再び】

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 昨晩、おふくろが電話してきた。
 妹が彼氏を連れてきたんだと。
「へぇ…あいつもやるねぇ」
 そう答えて笑って、電話を切ったけど……何かいろいろ考えちまうよ。

「…ねぇ、次の日曜日…空いてる?」
「日曜日? 別に空いてるけど、何だよ」
 何でそんなこと、突然訊くんだよ。
 いつもは「今度の日曜日、映画行こうよ」とか、
きっぱりはきはきしてるのに。
 今日はしっとり躊躇い気味じゃねぇか。

「えぇと…家に…来てくれない?」
 え…ちょっと待てよ。それって…。
「家族に…紹介するからさぁ…」
 しばし二人で無言。
 何で、そんなに心細そうな顔してるんだよ。

「…分かった」
 そう言ったら、無茶苦茶嬉しそうな顔で笑った。

 それが保田。