1 :
格闘家:
モーニング娘。を主にハロプロとavex歌手を中心に進めます。格闘物でトーナメントがあります。
あまり面白く無いかもしれないけど御愛読お願いします。
2 :
◆sirl11b. :02/03/27 00:46 ID:QmKNG2Wr
2get
別スレか。がんがれ。
4 :
格闘家:02/03/27 01:28 ID:Vvr2IC5z
プロローグ「第一回日本格闘技戦開幕決定」
20XX年。11月。その格闘技戦は始まった。
17人の格闘集団、モーニングガールズは今日も修行に明け暮れていた。
すると、師範のつんくがいきなり現れた。
「おいおい。大ニュースだ」
モーニングガールズは大広間に座っていた。そして前にはつんくが立っていた。
「実はな。ニュースとはな・・・。日本格闘技戦の開幕届が来たんだ」
「何ですか?それは」中澤が聞いた。
「だから日本一を決める大会や。うちは解説で出るみたいでお前ら17人はどうやら招待されたんや」
「ええっ!凄いじゃん」安倍はうれしそうに言った。
「それで予選は何時ですか?」
「さすが福田やな。いつも冷静で・・・。それは三日後やからな。エントリーは当日の正午までや。やからそれまでに
しっかりと自分のコンディションを整えときや」
つんくはそう言って去った。
17人の少女達はうれしそうに話していた。
三日後の激戦を考えもせずに。
5 :
格闘家:02/03/27 01:38 ID:Vvr2IC5z
第一話「予選抽選会の波乱」
17人の少女達はそれぞれの一番合った服装で会場に来ていた。
「じゃあ。お前ら頑張れよ。ワシは解説やからあまり応援出来へんけど頑張って1人でも多く予選突破出来るように祈っとるからな」
「はいっ」自分の弟子の大きな返事に安心してつんくは解説者の打ち合わせ室に向かった。
「ところでさぁ。本戦には何人進めるの?梨香ちゃんは知ってる」
「えっ?よっすぃーそんな事も知らなかったの。確か32人じゃなかった」
「そんなに何だ。じゃあうまくいけば皆本戦に行けるね」
「うん。やっぱり本戦はテレビ中継されるしそこまで行きたいよね」
「ちょっと何言ってるの?行きたいじゃなくて行くの。よっすぃーも石川も気は強くなくちゃね」
「相変わらずだね矢口。でも元気だけじゃこの大会は勝ちあがれないよ」
吉澤と石川の会話に突如割り込んだ矢口にさらに聞いた事の無い声が後ろから聞こえた。
「えっ?あああっ。椛田じゃん」矢口は振り向いた瞬間に気づき声をあげた。
6 :
格闘家:02/03/27 01:45 ID:Vvr2IC5z
「久しぶりだね。矢口」
「うん。久しぶり・・・何て言うと思った。私は絶対にあなたには負けないから」
そう言うと椛田は立ち去った。
「ちょっと待ってよ」矢口は止めたがすでに行ってしまった。
「はぁぁ〜い。今から日本格闘技戦の予選抽選会を始めます。なお私は今回の大会の実況を勤める、
藤井隆です。皆も頑張って。隆も応援しちゃうから・・・・・・・・・・・」
長い沈黙の後に再び藤井は声を出した。
「え〜。じゃあルールからね。今回は256人がエントリーしました。この中から本戦には32名しか進めません。
ではどうやって決めるのか聞きたいよね。じゃあ隆が教えてあげる。まず1から32までのブロックに分かれて、
各ブロックには8人居るからその8人でトーナメントをして優勝したら明日の本戦の出場権が手に入るの。
じゃあ皆頑張って」
7 :
格闘家:02/03/27 02:00 ID:Vvr2IC5z
抽選会で分かったがかなりの強豪がエントリーしていた。
北海道の強豪ZONEからTAKAYO,MIYU,MAIKO,MIZUHO。格闘育成会社から長谷部優。松室麻衣。橘加奈。安室奈美恵。
華原朋美。神山さやか。勝又亜衣子。倉気麻衣。浜崎あゆみ。持田香織。椛田沙紀。鈴木あみ。相川七瀬。伴都美子。
そして経歴が一切不明だが、謎のオーラを放つ。松浦亜弥。宇多田ヒカル。hitomi。上原多香子。今井絵里子。hiro。
過去に安倍、中澤、福田、飯田、石黒。を倒した実績を持つ平家みちよ。
またモーニングガールズの妹分を言われた、三佳千夏。柴田あゆみ。村田めぐみ。斎藤瞳。大谷雅恵。
また、他にも、高橋真理奈。チェスヨン。ソニン。りんね。あさみ。里田マイ。と言った、
新旧入り混じった数多くの戦士に会場は大きく盛り上がっていた。
8 :
格闘家:02/03/27 02:03 ID:Vvr2IC5z
とりあえず今回の更新は終わりです。
次はいよいよ、予選抽選会です。現在53人の女性歌手の名前が出ましたが、モーニング娘。との激戦はもちろん。
他の歌手同士の戦いも描くつもりです。その辺も楽しみにして下さい。
9 :
名無し募集中。。。:02/03/27 02:08 ID:R7IaX5Re
お前、ナギ―だろ?(w
10 :
名無し募集中。。。:02/03/27 02:21 ID:Or1BGlAs
凄いな…
コレほど先に興味がわかないプロローグを初めて見た…
椛田の握撃に期待
12 :
名無し募集中。。。:02/03/27 03:27 ID:VnWsaG+T
>>10 テメエは小説書いてんのかああああああああああああああああああああ!!
因縁つけてるだけだろうがこの糞やろう!教えろオラ!偉そうに氏ね!
テメエの作品晒せ!卑怯者!
作者は、とりあえず頑張って。
14 :
名無し募集中。。。:02/03/27 03:50 ID:VyFRRU8O
作者さん
>>10なんか放置してぜひ続けてください!
期待しています!
15 :
名無し募集中。。。 :02/03/27 03:53 ID:LEvHhO7j
17 :
名無し募集中。。。 :02/03/27 04:07 ID:LEvHhO7j
>>16 ( ´_ゝ`)フーン
256人エントリーってことは、トーナメントだと255試合あるってことか。
予選の抽選会から書いてると、いつまでたっても終わらないのではないだろうか。
18 :
名無し募集中。。。:02/03/27 04:22 ID:yZQk8DDD
19 :
まる2:02/03/27 05:15 ID:YMHFdy/l
PRIDE.27
第一試合
ヘンゾグレイシー対中澤裕子
第二試合
美濃輪育久対矢口真理
第三試合
マリオ・スペーヒー対石川梨華
第四試合
ジェレミー・ホーン対安倍なつみ
20 :
まる2:02/03/27 05:18 ID:YMHFdy/l
第五試合
桜庭和志対吉澤ひとみ
第六試合
カーロス・ニュートン対加護亜依
第七試合
菊田早苗対後藤真希
第八試合
ティト・オーティズ対ヴァンダレイ・シウバ
22 :
名無し募集中。。。:02/03/27 18:58 ID:b3Erd5gw
作者さん!煽りなんか無視してぜひ続けて下さい!
期待しています!
23 :
:02/03/27 19:18 ID:l+qa7HYa
( ;´D`;)ノ<ここの1キモイのれす
24 :
格闘家:02/03/28 00:02 ID:X3hnlsYu
予選抽選会はどんどん、埋まっていった。そして、
「安倍さん。引いて下さい」
「はい」安倍は優勝候補で最初にくじを引いた。
「はい。3ブロックの7番ですね。次、中澤さん」
「・・・」中澤は無言で引いた。
「えっと。27ブロックの3番です」
そうして、次々とブロックは埋まっていった。
飯田、8ブロック。
福田、19ブロック。
石黒、2ブロック。
市井、32ブロック。
保田、30ブロック。
矢口、1ブロック。
後藤、25ブロック。
石川、4ブロック。
吉澤、10ブロック。
辻、22ブロック。
加護、13ブロック。
紺野、11ブロック。
小川、31ブロック。
新垣、29ブロック。
高橋、24ブロック。
モーニング娘。のメンバー内では結局誰もぶつからなかった。
25 :
格闘家:02/03/28 00:11 ID:X3hnlsYu
「では、次に椛田さん」
「は〜い」椛田はさっきとは違い明るく返事をして引いた。
「ええ、7ブロックです」
(ちっ)椛田は心で舌打ちをした。
出来れば予選で矢口を潰したかったからだ。
椛田は矢口の所に行って、
「本戦でボロボロにするからね」
「望むところよ」矢口の声を聞き、椛田は歩いて離れた。
その時、大きな感性がした。どうやら久々の復帰となる相川七瀬がくじを引くらしい。
どうやらブロックは13ブロックだった。
「・・・・・・あいぼんとぶつかるじゃん。大丈夫」
「大丈夫です。あんな復活したばかりの不良には負けません」
加護は強がっていたが、その時に相川がちらりと加護を見て見下したように笑ったのは誰も気づかなかった。
これがモーニングガールズの波乱の始まりとは、
26 :
名無し募集中。。。 :02/03/28 01:05 ID:+tDaf8/A
作者さん! はやく256人のエントリー選手全員出してください!
すごく期待しています!
完結させないとぶっ殺します
やべ〜、最初は別におもしろそうじゃなかったけど、娘。以外も
キャラが充実してておもしろくなってきた!
予選だけで1スレ消化しれ!!
こーゆー感じの小説が読みたかった!
作者さん、応援しますんで頑張って下さい!
31 :
:02/03/28 09:54 ID:x6okYlZ3
続ききボンぬ
なぎースレ死んだ?
33 :
格闘家:02/03/28 23:45 ID:X3hnlsYu
「神山さん引いて下さい」
「はいはい」神山は笑顔を崩さずにっこりと引いた。
「30ブロックですね」
「今度は保田さんとぶつかりますね。保田さんだと荷が重くないですか」
「何行ってるの石川。あんな顔が可愛いだけの女には負けないわ」
「そうですか。顔だけですか。でもあなたは弱いし醜い最低ですね」
「なっ!神山。いつの間に」神山は安田達の背後に居た。
「別に、それよりあなたは予選で顔が潰れますよ。まあ悪い分問題ありませんが」
神山はそう言い残し立ち去った。
「何あれ。感じ悪」
「でも矢口。かなり自信はあるね」矢口と後藤が話し込んでいる横で保田が拳を小刻みに震わせていた。
34 :
格闘家:02/03/28 23:51 ID:X3hnlsYu
そして抽選はそのまま進み他の結果はこうなった。
TAKAYO、3ブロック
MIYU、22ブロック
MAIKO、31ブロック
MIZUHO、7ブロック
長谷部優、28ブロック
松室麻衣、2ブロック
橘加奈、24ブロック。
35 :
格闘家:02/03/28 23:52 ID:X3hnlsYu
すいません。急用で今日は中途半端ですがここまでです。
36 :
名無し募集中。。。 :02/03/29 01:06 ID:eRl+WToX
>>35 中途半端最高です!
ぜひこのまま中途半端でがんばってください!
38 :
格闘家:02/03/29 10:52 ID:zhoyaw56
安室奈美恵9ブロック
華原朋美18ブロック
勝又亜衣子27ブロック
・・・・・・・ETC
そして抽選は終り、いよいよ予選がスタートした。
39 :
格闘家:02/03/29 10:54 ID:zhoyaw56
すいません。やはり予選の細かい抽選は省略します。それではいよいよ予選の戦いスタートです。
40 :
格闘家:02/03/29 11:07 ID:zhoyaw56
予選はやはりレベルの違いが大きく、スムーズに進行していった。
そして優勝候補のぶつかり合いが無く組み合わせに恵まれた、
松室麻衣
長谷部優
安室奈美恵
華原朋美
矢口真里
椛田沙紀
鈴木あみ
倉木麻衣
伴都美子
柴田あゆみ
の10名は楽々と予選通過を決めた。
残りの枠は22枠
41 :
格闘家:02/03/29 11:28 ID:zhoyaw56
そして予選通過を巡る戦いは各こうなっていた。
安倍なつみVSTAKAYO 中澤裕子VS勝又亜衣子 相川七瀬VS加護亜衣 辻希美VSMIYU
小川麻琴VSMAIKO 橘加奈VS高橋愛 MIZUHOVS浜崎あゆみ 村田めぐみVS飯田圭織
福田明日香VS松浦亜弥 保田圭VS神山さやか 三佳千夏VS吉澤ひとみ 石川梨華VSソニン
平家みちよVS紺野あさ美 後藤真希VS斎藤瞳 高橋真理奈VS石黒彩 チェスヨンVSりんね
上原多香子VShitomi 宇多田ヒカルVS里田マイ 市井紗耶香VSあさみ 新垣理沙VS持田香織
大谷雅恵VS今井絵里子 hiroVS愛内理奈
この残り22試合(各ブロックの決勝戦)で勝ち残った方が本戦進出。
42 :
格闘家:02/03/29 11:31 ID:zhoyaw56
それではプロローグは終り次回から第一話です。
タイトルは
「命がけの死闘」
それと、椛田沙紀とMIZUHOが同じ7ブロックなのは誤植です。申し訳ありません。
すでにバトロワを越えたな
44 :
名無し募集中。。。 :02/03/29 22:29 ID:uw2VM0IE
>>42 そんな事、だれも気にしてないから大丈夫ですよ! 作者さん!
ところで、誤植ってなんですか? 頑張って!
45 :
格闘家:02/03/30 18:11 ID:YzDi7ZBG
第一話「命がけの死闘」
予選は既に10名を本戦出場者を決めていよいよ残り22名となった。
そして安倍なつみとTAKAYOがリングに上がった。
「はあ〜い。藤井隆よ。じゃあ遅れてやってきた解説者を紹介するわよ。まずはつんくさん。
この人は今から戦う安倍さんや本戦出場を決めた矢口さんがいるモーニングガールズの師匠なの。
それともう一人は小室哲哉さん。彼はあの格闘育成会社の審査員をやってるの。
それじゃあ解説お願いね」
「はい」
「よろしくお願いします」
「それでは試合開始っ!!」審判の声で安倍とTAKAYOは構えた。
46 :
格闘家:02/03/30 18:17 ID:YzDi7ZBG
(・・・・・。さあどうする。彼女は北海道の有名格闘集団ZONEのリーダー。かなりの実力者。どれほどか・・・)
安倍は思考を巡らしていた。すると
「はっ」TAKAYOはいきなりかかってきた。
しかし安倍はTAKAYOのパンチを流して、逆にTAKAYOの頬にパンチを当てた。
TAKAYOは倒れた。
「ダウン。カウントを取ります。1、2、3」審判はカウントを取り始める。だがすぐにTAKAYOは立ち上がる。
「お〜っとTAKAYO選手立ち上がります。試合続行です。」
藤井の声が響く。
47 :
格闘家:02/03/30 18:24 ID:YzDi7ZBG
「かなりしぶといね」
「別に。あなたのような軽量な体じゃパンチに重みが無かっただけでしょ。前みたく太ってたら危なかったけど」
「うるさい」TAKAYOの鋭い指摘に安倍は言い返した。
「まあ、今の動きで分かったけど普通にやっても勝ち目は無さそうね。今のは別に全力じゃ無さそうだし。
・・・出来れば本戦まで使いたくは無かったけどあなたが相手じゃ仕方無いわ」
TAKAYOはそう言うと腰にある剣を抜いた。
48 :
格闘家:02/03/30 18:26 ID:YzDi7ZBG
今回の更新は終わりです。
次からはいよいよタカヨが武器を使います。
それと次からローマ字表記のTAKAYO,MIYU,MAIKO,MUZUHO,hitomi、hiroは
全員タカカナ表記にします。更新時に非常にやりにくいので。
49 :
:02/03/31 05:48 ID:q3afTifA
ageちゃだめだってw
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル もんや
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
毎回の更新が楽しみだ
ただ作者さんにお願いとして、もう少し更新量増やしてもらえるとうれしいです。
お忙しいでしょうが、がんばってください
お気に入りに登録しました。
完結させないとぶっとばします。
保守
55 :
格闘家:02/04/02 08:03 ID:Tuswc4rq
すいません。これから旅行なので次の更新は6日以降ですがもしもよろしければそれまで
保全をお願いします。
56 :
名無し募集中。。。:02/04/03 01:41 ID:4+Mxeyyn
旅行ですか…
更新されないのが、悲しいですが楽しんでください。
保全ついでに、age
じゃあ代わりに私が書きましょう!
と思ったけど、作者さんみたいに天然な文章を書くのは難しそう!
さっさと書いてください! 雑魚の試合なんて書かなくていいよ!
だって255試合もあるんだから!
予選だけで一スレ消化が義務です!!
保全
ほぜ
バキのように、完全な端役の試合も書ききってください。
といいつつ保全
62 :
禿げます会:02/04/06 13:05 ID:cILA0bIW
>1
フレー フレー ガ・ン・ガ・レ
フレフレ ガンガレ
フレフレ ガンガレ!!!
63 :
格闘家:02/04/06 22:49 ID:ZIrzc+h6
すいません。一応帰宅はしましたが、ストーリーの展開で少々手直しが必要です。
それと
>>45の話数は第二話でした。
>>5からが第一話というのを勘違いしてました。
では今回はそれだけ伝えておきます。
時間をかけて一気に更新より、
短時間でコツコツ更新してください。
お願いします。
保全
保全
67 :
格闘家:02/04/09 19:01 ID:AwwqEI5i
安倍はタカヨが剣を抜いたのに反応して身構えた。
「行くわよ」タカヨは素早い動きで間合いに入った。
(なっ!?)なんと安倍はあまりの早さに驚いたがさらに、なんと安倍にはタカヨの剣が消えるように見えた。
「ちっ」安倍は一足飛びで間合いから離れた。
「おーっと。タカヨ選手の攻撃を安倍選手は素早く避けました。お二人は今の動きをどう見ます?」藤井は熱くしゃべりかけた。
「私はですね。今のは避けたというか逃げた感じですね。安倍さんの表情からもそれが分かります」
「わてはな。安倍の師匠やしへんな事は言えんけどな、多分タカヨちゃんか。ちょっと勝てんな」小室の淡々とした口調に合わせるように言った。
「そうですか。お二人の対照的な言葉でした」
「どうやらあなたの師匠はかなり馬鹿ね私の実力も知らないなんて」
「・・・どうやら私も本気を出さないと駄目みたいね」そう言うと安倍はリストバンドを外した。
リストバンドを地面に落とすと大きな音がした。
「!?」タカヨは驚きの表情を隠せなかった。
「じゃあ行くよ」すると安倍は一瞬でタカヨの眼前に迫り全体重を掛けてボディブローを打った。
68 :
格闘家:02/04/09 19:13 ID:AwwqEI5i
第三話「ベテラン健在」
「ぐっ」
タカヨは安倍のボディブローで倒れこんだ。
「ダウン!カウントを取ります。1、2、3、4、・・・10!勝者安倍なつみ」
審判は安倍の手を掲げた。
「おーっと、逆転で安倍選手本戦出場決定。逆にゾーンのリーダーはまさかの予選敗退です」
相変わらず藤井はハイテンションで実況を続けた。
「タカヨちゃんっ」ゾーンの4人はタカヨに近寄った。
「・・・ありがとう。大丈夫よ」そう言ってタカヨは立ち上がった。
「うっ。痛たた」
「無理しないで」
「ありがとう。でもこれくらい平気。ちょっと安倍さんと話したいの。向こうに言ってて」
そう言うとタカヨは安倍に声を掛けた。
「・・・参ったわ。でも一つだけ聞かして。私が最初に剣で攻撃した時の表情は演技?それとも本心?」
「えっ?・・・・・実は・・本気で危なかった。ちょっと油断してて」
「そう。ありがとう。それだけ聞きたかったの。ありがとう」
そう言うとタカヨは立ち去った。その横では予選の次のカード、
中澤裕子と勝又亜衣子がリングに上がっていた。
69 :
格闘家:02/04/11 00:49 ID:j1oR6JF7
「それでは12人目の本戦出場者を決めたいと思います。始めっ」
審判の声で勝又は中澤に突進した。
「おらぁ」しかし中澤は無表情で見つめていた。
「はっ」勝又はフルスイングでパンチを繰り出したが中澤は難なく避けた。
「くっ」勝又は折り返し様にキックも出したがやはり簡単に避ける。
そして中澤は勝又の腹部に膝蹴りを繰り出した。
「ぐっ」勝又はそのまま倒れこんだ。
「・・・・・・」中澤は一言もしゃべらずに勝又を見下ろしている。
「これは凄い。中澤さん強いですね」
「ええ。藤井君の言う通りですね。無表情とはかなり威圧感があります」
「当たり前やんか。わてが教えたんやで。とくに中澤はわての弟子でも優秀やからな」
かなりつんくの自慢話に近い解説の横でテンカウントが終わりを迎えていた。
「・・・9、10!勝者中澤選手」
「・・・ふっ」中澤は一瞬微笑を浮かべてリングを降りた。
勝又は気を失っていた。
70 :
格闘家:02/04/11 00:56 ID:j1oR6JF7
「では予選の次のカード。加護亜衣選手と相川七瀬選手お願いします」
相川七瀬と加護亜衣はリングの中央に立ってお互いを見据えている。
「お願いします」加護は丁寧な標準語でお辞儀をした。
「はあガキだね」
「えっ!?」加護は驚いて聞き直した。
「だからガキ。正直私はちゃんとした喧嘩がしたかったのにこんなガキじゃね。
まあ運良くここまで勝ち上がったみたいだし私が適当にあしらってあげるよ。かかっておいで」
相川は加護を馬鹿にするとタバコを加えて火を付けた。
「人をなめくさってぇ〜。あんたいい年して不良スタイルってアホやろ。覚悟しい」
加護は言い返すと審判が
「試合始めっ!」と言いそれと同時に加護は相川に襲い掛かった。
71 :
格闘家:02/04/11 00:59 ID:j1oR6JF7
とりあえず今回の更新は終了です。
特に言う事もないので次回の予告だけ。
第四話「勇気ある降参。まさかの予選大波乱」
かなり意外な展開になるかもしれません。期待して下さい。
保全
73 :
格闘家:02/04/13 13:53 ID:X1AvkgO3
第四話「勇気ある降参。まさかの予選大波乱」
加護は相川の接近してパンチを繰り出そうとした。
だがその時、相川は加えていたタバコを加護に投げた。
「えっ!?」加護は驚いて身を引いて避けた。
だが次の瞬間に相川はその行動を読んでいたかのように加護の顔面に肘打ちを打った。
「ぐわあぁぁ」加護はその場にうずくまった。
「ふっ」相川はキザに笑いをしてその場を離れた。加護は動けずにテンカウントを取られてモーニングチーム最初の予選敗退者となった。
「あっという間でしたね。つんくさんあの試合をどう見ます?」
「なんかなぁ。相川七瀬か。かなり強いな。まだ切り札もっとりそうやしこれは台風の目になりそうやな」
「ありがとうございました。・・・あっ。次の試合が始まりそうです。次はミユちゃんと辻ちゃんですね」
「中学生同士ですか。ミユちゃんはリーダーの分まで頑張りたいでしょうし辻ちゃんも友達に加護ちゃんの代わりに本戦に行きたいでしょう。
これは注目のカードですね」
「小室さん。長い解説どうもすいませんね。」
「のの」加護はリングに上がっている辻に声をかける。
「!あいぼん。医務室に行った方がいいよ」
「わかっとるわ。のの。負けんなよ」
「分かってるって。心配しないで」
「そうやな」加護と辻は一度目を合わせると加護は医務室に歩いた。
「ミユ。無理はやめてよ。死んだら意味ないから」
「もう。リーダーは心配性ですね。負けませんよ。」
「そうなら良いけど」
「そうですよ。リーダー。もしミユが負けても私もいるしマイコもいる。大丈夫ですったら」
ミズホとマイコもタカヨに声を掛ける。
「・・・そう。じゃあとりあえず全力は出して頑張ってよ。」タカヨはそう締めくくるとミユも笑顔で答えてリングの中央に向かった。
「試合開始っ」審判の声で二人は真剣な表情になり構えを取った。
74 :
格闘家:02/04/13 14:03 ID:X1AvkgO3
試合開始のと審判が言って5分経ったが二人は約十メートルの距離を保ちつつ様子を疑っている。
「・・・掛かって来ないの?今がチャンスよ。私は武器を使うタイプだから丸腰の今が」
「そんな挑発には乗りませんよ。今まで先に仕掛けた方が全て負けている。私は待ちますよ」ミユの声も辻はすぐに反論した。が
「そう。残念ね。」そう言うとミユは腰に差した2本の刀の短い方(脇差)を抜いた。
「ちょっと。まさか脇差で私と戦うつもり」
「ええ。だってあなたは脇差で充分だし」
「ふざけるな」辻はミユの侮辱とも取れる言葉に怒鳴った。
75 :
格闘家:02/04/13 14:23 ID:X1AvkgO3
だが辻が怒鳴った瞬間にミユは辻に向かって走った。
「くっ」辻は素早く崩れていた構えを取り直した。
「はっ」ミユは素早く脇差で『衝き』
「ひっ」辻は何とか避けたが頬を掠めてわずかに血が出た。
「遅いよ」ミユはその一瞬で辻の背後に迫り背中を切りつけた。
「ぐわぁ」辻は倒れこんだ。
しかしミユは素早く辻の眉間の手前に刀の切っ先を付けた。
「・・・・・・。なっ」辻は唖然としていた。それは周囲も同じだった。
「さあ。どうする。このままこの刃があなたを貫くかそれとも負けを認めるか。どっちにする?」
「・・・・・分かったよ。」辻は悔しそうに言った。
「そう。」ミユは安心した表情でタカヨ達の方に振り返った。
だが次の瞬間に悲劇は起きた。何と辻は刀を振り払いミユの脇腹に蹴りを入れた。
「ぐっ」ミユは倒れる。
「えっ」周りは驚きの声を上げる。
ZONEの3人はもちろん、安倍達も。
「・・・何で!?」
「何で?私はこの大会で予選突破しないと減給になるの?しかも3割よ。子供キャラでやってんのにね。
本当にやってられない。だから多少は卑怯な事もさしてもらうわ。」
辻は淡々と話しながら落ちた脇差を拾い、構えた。
「あなたの首を切れば私が予選突破。悪いけど死んでもらうわ」
「・・・・・・・そんな金で左右なれるなんて愚かよ。・・残念ね。あまり酷い事はしたく無かったけどしょうがない」
ミユはそう言うと長い方の日本刀。(長刀)を抜いた。
76 :
格闘家:02/04/13 14:36 ID:X1AvkgO3
「そんなの抜いても同じよ。」辻はそう言うと脇差でミユに切り付けようとした。が
ミユは簡単に避けて、辻の腹部に深く切った。
「ぐわぁ」辻は悲鳴を上げて倒れる。
ミユはその辻を見ると刀を振り上げる。
「ひっ」辻は小さい悲鳴を上げて刀を捨てた。
「ごっ、ごめんなさい。もうしません。本当にごめんなさい。」(ふっ。もう一度背中を向けろ。次は首を折ってやる)
「・・・ふう」ミユは溜息を付いた。そして言葉を続ける。
「ごめんね。悪党の言葉はすぐに分かるの。嘘か本当か」そう言うとミユは微笑を浮かべて背を向けた。
(今だ)そう思い辻は右手を伸ばした。
「甘いよ」ミユはそれを見切り辻の手をかわした。
「残念だね。もう助けられない。判決は・・・」言い終える前にミユは辻の右手首に光の線の重ねた。
「右手首切断」辻の右手首はゆっくりと落ちた。
「ぎゃぁぁあぁ。手がぁぁ・・・」辻は悲鳴を上げて失神した。
その瞬間、ミユの予選突破が決まった。
77 :
格闘家:02/04/13 14:39 ID:X1AvkgO3
とりあえず今回の更新は終わりです。
すいませんね。当初は辻はカッコ良く書くつもりが・・・。話の展開上予選でどうしても弱いヒールが必要で。
このようなやられ役で・・・。まあこれには意外なオチがあるので期待して下さい。
79 :
格闘家:02/04/14 13:25 ID:2cFGDnD/
はい。もちろん良いです。ありがとうございます。
80 :
:02/04/15 12:19 ID:xXoedVh1
>79
おめでとう
81 :
名無し募集中。。。:02/04/15 20:25 ID:oorZPDU2
素直におもしろいです。
特に更新の最後にちょっとした裏事情書いてくれるのがいいな〜。
後残りの全試合楽しみです。
82 :
格闘家:02/04/16 18:55 ID:Re/sPCSC
第五話「ルーキーの戦い」
「辻っ」飯田は走って辻の元に行った。
「ちょっとあんた。辻はまだ14よ。それを腕を切るなんて」
「・・・・・」ミユは無言で辻の腕を拾い切断面を重ねると元通りにくっついた。
「えっ!?」飯田は驚きの表情をした。
安倍達もさすがに驚愕の表情を隠せなかった。
「・・・・・何で」
「戻し切り。戦国時代の優秀な侍さんがやったっていう。神経や細胞を傷つけないように切ったの。
そうしたら傷跡も後遺症も残らない。目が覚めたら腕が一度切れた事も忘れてるはずよ。」
「どうして・・・そこまで」
「私と一つしか違わないしね。やっぱり切り落としてそのままはね」
そう言うとミユはリングから降りた。
そして担架が来て辻を乗せて医務室に連れて行った。
「何という壮絶で華麗な幕切れ。ミユ選手。圧倒的強さで本戦進出。」
「本当ですね。まさかあそこで戻し切りが出来るとは・・・」
「まさかでもなあ。うちの辻が負けるなんて・・・なあ。でも小川は負けへんで」
小川はリングに上がる際につんくを見て手を振り
「私は本戦に行きますっ!」そう言ってリング中央に向かった。
「おうっ」つんくもしっかり小川に答えた。
「・・・・・・・」マイコは無表情で腕を組みながらそのやり取りを見ていた。
83 :
格闘家:02/04/16 19:09 ID:Re/sPCSC
「試合開始っ」審判が言った。だが二人は動かずにお互いを見ている。
「あなたが私の相手ね。前のタカヨさんやミユさんもあなたと同じ門下らしいわね」
「ええ。私の名前はマイコ。あなたは小川さんね。でもあなたは私に勝てない。」
「・・・ふっ。どうやらかなりの自信家ね。でも私の実力を見たら・・・」
その瞬間、小川は後ろに倒された。
「くっ」小川は立ち上がったが背中を肘打ちで再び倒された。
「おーっと。マイコ選手早くも小川選手を圧倒。」
「いやでもなっ。あれはほとんど不意打ちやって。まともにやれば小川の方が」
「試合は始まってましたしあれは小川選手の油断でしょう」
「1、2、3」審判はカウントを取るが起き上がる気配は無い。
「終わった」マイコは勝ちを確信して背を向けた。
「6、7・・・」
「!?」マイコは途切れたカウントを不信に思い向き直ったら、小川の右ストレートが目前に迫っていた。
「くっ」マイコは必死で避けたが、小川がマイコの右足を蹴りをマイコのバランスを崩し左のエルボーで後頭部を打った。
マイコは倒れる手前で手を付いて飛び上がり、そのまま約5メートルの距離の地点に着地した。
「ちっ」小川は舌打ちをした。
会場は白熱した試合に歓声が響いていた。
84 :
格闘家:02/04/17 17:36 ID:vvsvQ4W5
「ええ〜。小川選手対マイコ選手の戦い。今のところはどちらが有利何でしょうか?」
「今のところは互角でしょう。しかしマイコ選手は勝ちを確信した後のダメージですから精神的ショックでは小川選手が有利ですか」
「まあな。うちの弟子はしっかりしか訓練を積んでるから粘り強いんや。はっはっは」
解説陣は話している間も小川とマイコはお互いに作戦を立てていた。そして
「はっ」小川は素早くマイコに殴り掛かった。
「くっ」マイコはカウンターを狙った。そして小川のストレートで頬を掠めながらもカウンターで小川の顔面にパンチを炸裂さした。
「・・・ぐっ」小川はゆっくりと倒れた。マイコは今度は油断せずに小川を見つめた。
「1、2,3、4、5」小川はその瞬間に再び立ち上がりマイコに蹴りを入れた。
「ふっ。はぁ」マイコは小川の蹴りも避けて逆に小川のボディに全力でパンチを当てた。
小川はそのまま場外に飛ばされた。
「勝者。マイコ」小川は気を失っていた。
「やっと私か。」橘加奈は高橋愛を見つめていた。
「まこっちゃん」高橋は担架に乗せられている小川を心配そうに見つめていた。
85 :
格闘家:02/04/17 17:41 ID:vvsvQ4W5
とりあえず今回の更新は終わりますが、
次は高橋愛と橘加奈の戦いです。
それと感想と私へのご意見もどうぞ書き込んでください。
あまり辛口は勘弁して欲しいですが(笑)
ではまた次回も楽しみにして下さい。
保全
保全
88 :
名無し募集中。。。:02/04/22 22:38 ID:UlkAp6n+
保全
89 :
モーニング娘。の格闘ゲーム:02/04/22 22:50 ID:44a72Gm9
90 :
99:02/04/22 22:51 ID:Kc2HlxVC
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91 :
格闘家:02/04/23 05:41 ID:+ZlEXLbg
高橋愛と橘加奈はリング上に上がっていた。
「さあこの試合。どちらが予選通過となるでしょうか」
「そうですね。やっぱり橘さんは精神的には焦りがあるでしょう。同門の松室さんと長谷部さんは
楽々と予選突破を決めましたし。でもまあここは順当に橘さんと言っておきます」
「わては弟子を応援するで。小川が負けたんやから自分は勝つという思いが相手を上回るはずやからな」
「試合開始っ!」審判の声が響いたが二人は構えを崩さずに相手を見つめ合っている。
(こいつは他の二人よりは弱い。何とか勝てる範囲だ)高橋は心でそう思った。
「行くぞっ!」橘はいきなり攻撃を仕掛けた。
「ふっ。甘い」高橋は拳の振りの速さで先にジャブをヒットさした。
「ぐっ」橘は不意を着かれてバランスを崩した。
「はあっ」高橋は橘の首に蹴りを入れた。橘はゆっくり崩れ落ちた。
「ダウン。カウントを取ります。1、2、3、・・・9,10.勝者高橋っ」高橋は楽々と予選突破を決めた。
「・・・マジ。加奈ちゃん負けちゃった」
「まあ私と優が残れただけでもマシじゃない。」
長谷部と松室は客席から試合をみて呟いていた。
92 :
格闘家:02/04/23 05:47 ID:+ZlEXLbg
第六話「悪魔が現れた」
「あっけない幕切れでしたが高橋選手が勝ちました。次は浜崎あゆみさんの出番ですね」
「ええ。対戦相手のミズホさんもかなりの実力派ですから面白い展開が予想出来ます」
「そうやな。でもこれやと番狂わせでも起きてミズホちゃんが勝つかもな」
「頑張ってね。ミズホ」
「そうだよ。ミズホっち」
「大会終ったら高校もあるから大怪我は注意しなよ」
「分かってるって。じゃあ行くね」
ミズホはZONEの4人からのメッセージを受けてリングに上がった。
すでにリング上では浜崎が戦闘準備に取り掛かっていた。
93 :
格闘家:02/04/23 05:59 ID:+ZlEXLbg
「あなたが相手ね。面白そうね」
「はい」
「試合開始っ」
「じゃあ行くね」浜崎は試合直前とまったく同じ口調でミズホにパンチを打った。
バシっっ。リングに鈍い音が響いたと同時にミズホが倒れた。
「あゆの必殺技音速パンチ。これなら立てないでしょ」浜崎はミズホに背を向けた。
「3、4、5・・・」
「!?」カウントが止まると同時に浜崎は振り向いた。がミズホのパンチは浜崎の頬を直撃して
浜崎は尻餅をついて倒れた。
「舐めないでよ。私だってパンチ一発で沈むほど弱くないわ」
ミズホが浜崎に怒鳴っているのを無視するように浜崎はゆっくり立ち上がった。
「やったね。あゆの顔を殴ったね。じゃあ罰を与えるわ」浜崎はそう言うと同時に浜崎はミズホの
目前に現れた。
(早っ!)ミズホがそう思った瞬間に腹部にエルボーが決まりミズホは前のめりになった。
「ふっ」浜崎は笑うとミズホの首にかかと落としを食らわした。
ミズホはそのまま倒れる。
「ダウン。カウントを取ります」審判はカウントを取った。
「ダウン?そんなのじゃあゆの怒りは収まらないわ。」そう言うと浜崎はミズホの服の襟を掴み上げた。
「!?」ZONEの4人も驚いた。
「これでダウンじゃない。カウントも取れない」そう言うと浜崎はミズホの顔を持って
膝蹴りの10連発をミズホの顔の叩き込んだ。
94 :
格闘家:02/04/23 06:10 ID:+ZlEXLbg
「まだこんなんじゃ終らないよ」浜崎はそう言うとミズホの喉に抜き手をした。
「ぐっ」ミズホはうめき声を上げてぐったりしている。
「まだまだ。浜崎はミズホを持ち上げて地面に叩きつけて頬にかかと落としをした。
嫌な音が場内に響く。
そして浜崎はミズホの首を掴んだ。
「はあ。音速パンチ乱れ打ち」浜崎は右手でミズホの体にパンチを打ちつづけた。
もちろん拳には金具を付けて・・・。
「許せない。あれは試合じゃない」ミユとタカヨとマイコは試合を見ながら怒りを堪えていた。が
「おらぁ。ひゃはは」浜崎はミズホの顔面に金具をつけた手でパンチを打った。
「・・・ミユ。マイコ。医者を呼びなさい。ミズホは既に喉もつぶれているし肋骨も折ってるわ」
「えっ?」二人がタカヨを見直したと思ったらタカヨはリングに上がって浜崎に向かって走っていた。
「浜崎ぃぃ」タカヨは浜崎に絶叫しながら突進した。
「へん。予選落ちに負け犬じゃん」浜崎はミズホから手を放してタカヨにパンチを打った。
「・・・」タカヨは浜崎のパンチを避けて逆に体重を掛けた右ストレートが浜崎の頬に直撃した。
「ぐわぁ」浜崎は場外に吹っ飛んで気を失っていた。
95 :
格闘家:02/04/23 06:20 ID:+ZlEXLbg
「ミズホ選手。他者の力を借りた為浜崎選手の勝ちっ」審判が教科書通りの勝ち名乗りを上げたのは誰も聞いていなかった。
「大丈夫ミズホ。もうすぐ医者が来るから。大丈夫だよ」
タカヨは変わり果てたミズホに必死に声を掛ける。だがミズホはあまり意思が無い。
「医者が来たよっ」ミユの声で振り向くと医者が走ってきた。
「これはひどい。すぐに集中治療室に運ぶ担架を」
看護婦がミズホを乗せて集中治療室に運んだ。ZONEの3人はただ見守るしかなかった。
「うっ。痛っ。・・・あいつ」浜崎は起き上がりタカヨを見た。
「ちょっとあなた。あゆの試合の邪魔しないでよ」
「試合?ただの暴力じゃない。勝負は着いてた。無駄にダメージを与えただけでしょ」
「ふう。せっかくこの大会初の死亡者を出したかったのになあ。まあ良いや。本戦で殺すから」
「あなた。本当にミズホちゃんを殺す気だったのね。・・・いいわ私が。マイコがあなたを倒すわ」
今まで黙っていたマイコが重い口を開いた。
「ふん。何を寝ぼけた事を。まあ良いわ。本戦が楽しみね」
浜崎はそう言い残してリングを去った。
保守
97 :
:02/04/25 21:16 ID:u7Rkqx19
俺的にはあゆにゾネを壊滅させてほしい。
決勝はあゆ対後藤で
保守
99 :
:02/04/28 11:08 ID:5RRz/62X
to you
for you
100 :
:02/04/28 11:10 ID:5RRz/62X
and me
101 :
格闘家:02/04/30 00:20 ID:vuYMEhwh
すいません。
結構いろいろとあって更新出来ませんでした。
何とか今週中に更新できると思いますので楽しみにして下さい。
保守
103 :
名無し募集中。。。:02/05/03 17:44 ID:D6wqEbOh
保守
104 :
名無し募集中。。。:
保守