「辻と後藤」復活希望スレ

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268名無し娘。

短編ネタ小説 ある名無し作者のなやみ。

何も変わらない日常だった。
数多くの名作に刺激され名無しで娘。小説を書くようになった私は
少ないながらもレスがつくようになって喜んでいた。
しかし、それは予告もなく突然やってきた。
その日、私は自スレの更新をしようとしたとき、レスを見て愕然とした。

某羊住人「くだらなねぇ自演しやがって」
某作者「そんなことしてないですよ」
某羊住人「うるせえ、一気にさめちまったじゃねえか、どうしてくれんだよ」
某作者「そ、そんなの貴方の勝手じゃないですか。私だって一生懸命やってるんです。
きっと応援してくれてる人もいるはです。なんでそんなこというんですか?」
某羊住人「それはな、こんな駄作のリンクが貼られてること自体が自演なんだよ。
応援してる奴なんているはずねえ。やめちまえ」

こ、これが羊の怖さなのか……。たった数行のレスが私の心を突き刺していく。
ゾクッとした感覚が背中を走る。

私もクロ(略みたいになってしまうのか?
いや、私はそんな名作者じゃない。それはクロ(略に失礼だ。

さらに大きな恐怖が私を包む。
も、もしかして な(略 扱いされてしまうのか──

「そ、そんなの悲しすぎる……」
ショックのあまり思わず呟いてしまう。
体が捨てられた子犬のように震えている。
このまま回線切(自主規制………。
269名無し娘。:02/04/09 09:32 ID:uJHlRBlb

ふと、レスが付きまくっている某新メンバーのスレを見つける。
私は何の気なしにそれを開いてみた。

某狼住人「くだらねぇコネ使いやがって」
某メンバー「そんなことしてないですよ」
某狼住人「うるせえ、一気に娘。にさめちまったじゃねえか、どうしてくれんだよ」
某メンバー「そ、そんなの貴方の勝手じゃないですか。私だって一生懸命やってるんです。
きっと応援してくれてる人もいるはずです。なんでそんなこと言うんですか?」
某狼住人「それはな、お前みたいな不細工が入ること自体がコネなんだよ。
応援している奴なんているはずねえ。やめちまえ」


某最年少メンバーがいつものように叩かれているではないか。嗚呼、可哀想。
僕にはわかる。彼女のその気持ちが僕にはわかる。

「分かった、私負けない。梨華、頑張る!」
自分が石川でないのはわかっていた。でもそう叫ばずにはいられなかった。

今なら彼女の気持ちがわかる。私はもう彼女を叩いたりはしない。神に誓って。
そして、今までの彼女を叩いていた罪滅ぼしに、次作は彼女主演の感動物を……。
そうだ、さらに落選メンバーをいれて、将棋の(略。

涙で画面がかすむ。私は吸い込まれるように新着レス表示を押した。

某メンバー「なによ!パパに言いつけてやるんだから!
あんたなんか、ふかひれも食べたことない貧乏人のくせに!」
270名無し娘。:02/04/09 09:34 ID:uJHlRBlb

…………………
…………………………………
………………………………………………… やっぱり煽り罵倒はスレの華かな……。



「今日もやってしまった……。俺もまだまだ厨だな……」

私は大きなため息をつきながら呟いた。
気が付くと彼女のスレに、条件反射のように罵倒カキコしている自分がいた。


おしまい