よっすぃ〜のプッチエロ小説。(2)

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329好き+嫌い=大好き。
場所は戻って朝比奈。
今は英語の時間。ひとみは強烈な睡魔に襲われていた。
どんどん瞼が重くなっていき終いには机に顔をつけて眠ってしまった。
―――
――

(あれ?ここって…)
気付いてみるとひとみはバレー部の部室に立っていた。
覚えている。やり直したかったあの時。
ふと視線を横に向けるとロッカーが空いている。
そのロッカーに近ずき付いている鏡を覗いてみる。
すると鏡の中にあの時の行為が映像のように流れている。
胸が締め付けられる気分になり急いでロッカーに手をかけた時だった。
誰かに腕を掴まれ阻止された。
それは紛れもなく梨華だった。
330好き+嫌い=大好き。 :02/09/29 00:31 ID:e3KM770L

「梨……」
「ひとみちゃんはいつだって私の事を裏切るんだね…」
名前を呼ぼうとしたがそれを遮るように話し始めた。
「裏切るなんて…だからあの時は飯田先輩がっ……」
「飯田先輩が何?私のこと想っていてくれたの?」
「………」
あの時と同じ言い返せない自分に酷く腹が立った。
「…もういいよ…バイバイ……」
「待ってよ梨華…!!嫌だよっ!!」


「あたしの授業がそんなに『嫌』なの…?」
はっと我に返り顔を上げると目の前には腕を組んで反笑いの保田先生が…。
周りで笑っているクラスメイト…ごっちんなんて大爆笑だよ…(さっきまで寝てたくせに…)
「まぁいいわっあとで職員室に来なさい」
「…はぁい…」
(夢で良かった…)
―――
――
331好き+嫌い=大好き。:02/09/29 00:33 ID:e3KM770L

(はぁ…何言われるんだろ…圭ちゃん怖いもんなぁ…)
「失礼しまぁす」
「あっ吉澤!ここよここ〜」
入って右側のほうで保田が手招きしている。
「あんた今日珍しく居眠りしてたじゃない」
「う゛っ……」
グサっ突き刺さる。
「まぁそれでいい提案があるのよっ」
「なんですか?」
「文化祭の実行委員やってくれない?」
332好き+嫌い=大好き。:02/09/29 00:35 ID:e3KM770L

「…はぁ…?」
「(はぁ…?って…)コホンあのね今実行委員の募集をしてるのよ
それで今年は立候補者が少ないのね。一応あたしが係の顧問みたいのに
なってるんだけど、このままじゃヤバイみたいだから吉澤!どうかしら…?」

このまま断ったら確実に命が危険とさっししたひとみはひきった笑顔で
「喜んでやらせて下さい」と言い放っていた。
もともとそんなに器用じゃないひとみは期待と不安で胸を膨らませた。
「じゃ失礼します」
保田に背を向け立ち去ろうとしたとき
「あっそうだわ言い忘れてたけど、実行委員は文化祭が終わるまで
部活休まなきゃダメよ」
「えぇ〜〜〜!!」
机まで戻り叫ぶ。
「しょうがないでしょほら今日の帰り生徒会室に集合よっ」
「そんなの聞いてないよぉ〜〜」
「だって言ってないものじゃあねアタシは今から授業だからー…」
そう言ってそそくさと職員室を去って行った。
(保田の野望にひっかかった…)