よっすぃ〜のプッチエロ小説。(2)

このエントリーをはてなブックマークに追加
244ソフトボールを顔にくらった\1980
いやな汗をかきながらその場から
こっそり立ち去ることに成功したひとみは
自分の部屋に戻ることにした。

部屋に着くと柴田が自分のベットの
下でマンガを読んでいる。
あたしに気付いたのか柴田は
「おかえり〜さっき携帯鳴ってたよ〜」
「ふ〜ん」
ひとみは自分のバックから携帯を取り出してみると
画面に『ごっちん』の文字とメールの受信を伝えるマークが点滅している。
(なんだろう〜?)
疑問に思いながらもそのメールを読んでみることにした。

『久ブリ〜元気にボール追いかけてるかぁ〜?
後藤は〜遊びすぎて真っ黒になっちゃったよぉ〜!!』
と書かれていた。
(ごっちんらしいなぁ〜)
なんて笑いながら返信する事にした。
『元気だよ〜真っ黒ならごっちんは焼き魚だねぇ〜』
と送ってみた。すると電話がかかってきた。でてみると
「魚じゃないよ!!」とでかい声で言われ切られた。
あまりの声の大きさに柴田が「どうしたの?」と言われてしまった。
大爆笑しているとドアからコンコンっと音がした。
誰だろ〜?と思いながらドアを開けてみると、
矢口さんが立っていた。
245口の左端が真っ青な\1980:02/08/24 01:16 ID:6yRS9bEh
「どうしたんですか?」
「あんね〜実は今日カオリの誕生日なんだよねぇ〜
それでさ〜バレー部で祝ってあげたいから今日帰る前に
体育館に集合ね〜じゃあよろしく〜!!」
柴田にも説明しようと思ったが「聞こえたよっ」
と言われたので言うのをやめた。
帰るまでの時間、荷物の整理や部屋の掃除。
ゴミ捨てまでをしていた。
気づけばもう時間。
急いで荷物を持って柴田と体育館に向かった。

みんなが集まり(もちろんその中には梨華も)床に座って待っていると、
なにも知らない飯田先輩が矢口さんに連れられてやってきた。
あたし達は拍手をしながら迎えてあげた。
飯田先輩は感動したのか涙を浮かべながら
「ありがとう・・・みんな!!」
と感謝の気持ちを伝えてくれた。
「泣くなよ〜はいプレゼント!!」
照れたような仕草でプレゼントを渡すと本格的に泣いてしまった。
「(ずずっ・・・)ありがとう〜矢口ぃ〜」
「わっ抱きつくなよぉ!暑いから!!」
「だって〜・・・」
あははとみんなで笑いながら見てると飯田先輩が
「ヨシザワはないの?」
「えっ?なにも用意してないんですけど・・・」
「ふ〜んそれじゃあねぇ〜チューでいいよぉ〜!!」
(なんですと!!)
「キャハハそれはいい考えだねぇ〜」
あたしが困った顔をしていると飯田先輩に
「ダメ?」と上目使いで言われてしまい後に引けなくなった。
みんなからの目線が刺さる。
「ねぇねぇ!!」
とせかしてくる飯田先輩。
「……わかりました」
渋々許可したあたしはドキドキしながらも飯田先輩の横に立った。
その時後ろから視線を感じて振り返って見ると
梨華が涙目にして見ていた。
(うわ〜どうしよう……)
戸惑っていたが飯田先輩の怒った顔が目の前にあったため中断。
あと5cmまで迫っていたが間一髪おでこに軽いキスをして防いだ。
「もお〜!!逃げないでよぉ〜!!」
「まぁまぁ…これぐらいで許してあげなよ」
と矢口先輩が言ってなんとかセーフになった。
怒っている飯田先輩を横目に梨華を見てみると
すこし安心した顔になっていてホッとした。

こうしてあたしたちはここを立ち去ることにした。
帰りのバスの中はみんなの寝息と先生のいびきだけが響いていた。