自らの意志により柴田あゆみと寝た日の夜。
部屋は入ってすぐ右側にトイレがあり
そのまま、まっすぐすすむと二段ベットがある。
ふと目が覚めひとみは壁に掛けてある時計に目をやった。
(2時20分・・・)
下の柴田の寝息がすぅすぅと部屋中に聞こえている。
ひとみは今日の出来事のが頭の中から離れずにいた。
腕を頭の下にまわしぼぉ〜っ天井を見ていた。
目をつぶってみてみると、
「飯田さんの優しい笑顔。」
「矢口さんの不機嫌そうな顔。」
なによりも梨華のあの一言…
『…あなたには関係のないことだわ…』
心と耳と頭から離れないでいた。
とても心から傷ついたはずなのにどうしてかわからないけど
涙はその後も流れてはこなかった。
合宿2日目。
朝の寝起きは最悪だった。
朝の5時から飯田先輩がメガホンを持って
一つずつ順番に部屋を回って朝っぱらなのに
ハイテンションでそれにとても大きい声を張り上げて、
「(ガチャ)お〜いっ!みんなっ起きろぉ〜!みんな朝のジョギングに行くからぁ〜
早く顔洗って行くよぉ〜!」
あまり眠れなくてやっと眠りにつこうと思った矢先の大声
まさに「寝耳に水」と言ったものだった。
下のベットから柴田の「眠〜い・・・」とゆう声が
聞こえたのであたしは「おはよう。」っと一言、言ってから
飯田先輩が来る前にあたしは部屋を出た。