終焉に輝きを見せるモーたいとうたばんを終えたアムロは
砂漠の町にある一軒のバーで観測データを整理している。
アムロ 「これっ、これがぶりんこうんこ? アイさがDVDで見ていたのと随分違うじゃないか!
腕を組んでるシーンも無ければ、 息の合ったトークも無いなんていったい・・・。 」
そこにジオン兵の一団が入ってきてその中心にいる一人の美しい女性が口を開いた。
ハモン 「あの子にも寸前の動画を。ホレ。」
アムロ 「(アプロダ?) あなたに物を恵んでもらう理由がありませんので。」
ランバラル「ハッハッハッ、ハモン。一本やられたな、あの小僧に。」
ハモン 「寸前での辻加護を、私が気に入ったからなんだけど・・・理由にはならないかしら?」
アムロ 「ぼっ、僕は二人が普通に話している所を見たい訳じゃない!
二人がひといちばい仲良くしている所を見たいだけなんだ!」
ランバラル「気に入ったぞ。 ケンカ説にあきらめない度胸もいい。
しかしな、今の辻加護に寸前以上のものを求めるのはチト酷というものだぞ小僧。」
アムロ 「ではなぜ、うたばんは二人に自己紹介をさせたんだ!あのカットは不要だったはずだ!」
ハモン 「そうね。しかも、他のメンバーの死んだ様な目を見ても不発になるのは自明だったのよ坊や。」
アムロ 「ならば何故!」
ランバラル「では、あの収録で、あいののコンビを出さなくて視聴者は納得したと思うのか?
5期メンとは違うのだよ5期メンとは!」
何かを悟った様にアムロは駆け出していた
「彼女達を追い詰めた責任は僕らにもあるのかもしれない
・・・でも・・・・あいののは・・・。」
砂漠の戦場に訪れたつかのまの静けさの中、
一陣の乾いた風が吹きぬけるのだった。