あたし こんなに強くなってたったなんてーー自分でビックリしちゃった!
あの『無敵のまきちゃん』を、簡単にねじふせちゃうなんて!
それに....なぜなのかなーー不思議だわーー自分が強くなっちゃうと
いつもあたしを、リードしてあたしをいつも護ってくれてかばってくれてきた。
あのカッコよくて頼りがいのある。
まきちゃんが、なぜかとても小さくて可愛く見える......
ザーーーーッツ・・・ザアアーーーーーーッッ
波の音が耳に心地いいねーまきちゃん?
「梨華ちゃん、よかったじゃない?」
「まきちゃんは、そう思ってくれるの?」
「当たり前じゃない」
「・・・そうだよねーー」
あたしとまきちゃんは、車を降りて 夜の海岸を二人で月明かりと
銀色に輝く☆星のシャワーを浴びながら
お互いの手を強く握って 寄り添うように仲良く歩いているの・・・
「ひとみ・・・ねえーひとみん」
「なに、まきちゃん?」
「肩をだいてよ〜」
「・・・・・・・」
あたしは、甘えるまきちゃんの細い肩を抱いてやるの・・・アーー柔らかい
まきちゃんのさらさらの髪、今日もいい香りがするわーー
ホントに今夜のまきちゃんは可愛いよーーいっぱい甘えてね〜これからは…
私は孤独です。
私は退屈です。
私は人形ではありません人間です。
私は・・・私は・・・
高級ホテルのスイートルーム バカデカイキングサイズのベッドの上で
ショッキングピンクのブラに同色のTバックのパンティという濃艶な
下着姿の 美少女がはしゃぎながらベッドの上で跳ねている。
「メッチャ〜うれしいよーー松浦は!ようこそ!今夜は最高でちゅ〜!」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
その様子を、呆然とした感じで見ている。二人の少女・・・
この二人もまた、はしゃいでる美少女に負けない
容姿端麗、眉目秀麗の美しい少女たちだ。
「あの〜松浦さん」
大きな潤んだ二重瞼の瞳が愛らしい。
フランス人形のような容姿の可愛い女の子・紺野あさ美が
ベッドでトランポリンをしている。あやに声をかけた。
「はい!あさ美ちゃん」
そう言いながら 声をかけられた。松浦亜弥が
ふわっと着地して…紺野の眼の前に降り立った。