アーーッ 満天の星が夜空でスゴイキラキラしてる。銀の雨が降りそそいでるみたい
隣には、世界でいちばん好きな人があたしを夜の海に連れて行こうとしてくれてる
あたしは、楽しくて 嬉しくて 歌を歌いだしたの
はりきって説得よ ローンで買った愛車も はりきって乗らないと ただの鉄の箱
はりきってる私に あきらめたあなたは 地図なんかおもむろに 広げたりしたり
「(愛車ローンで)じゃん?」
真希ちゃんがそう言ってきたのを聞きながら あたしは歌い続けるの
ポカポカの日曜 私乗せて どこか田舎町を目指しましょう
オリジナルMDマイコレクション これで 今日は飽きさせないわ
マジよ! 磨くだけ磨いたら 走りだそう二人で 汚れたら汚れたで また磨けばいいじゃない
Go(Ah) Go(Mn) Go Oh(Ah) My(Mn) Love …
真希ちゃんとのラブラブドライブはとても楽しいわ〜ッ それなのに…
あたしが夏の夜風に髪をなびかせながら「愛車ローンで」を気持ちよく歌ってたら真希ちゃんがこんな事を言ってきたの
「・・・うーーん駄目だね〜〜」
「??なにが?」
「はっきりいってヘタクソだよあんたの歌…」
「!!なによーーまきのばかあ!」
あたしが楽しんだからそれでいいじゃないなんでそんな事言うの〜〜最近の真希ちゃんなんか意地悪なんだから〜
あたしが不貞腐れて ブスっとしちゃった〜〜もう暫く喋れないんだから! 馬鹿真希!
そんな あたしの様子をみた。真希があんまり気にした感じでもなくこう言いだしたの
「あ〜〜怒っちゃったの〜またいつもの病気がでたね〜〜」
「・・・・・・・・・・」
「ひとみ?」
「・・・・・・・・・・」
「ひとみちゃん?」
「・・・・・・・・・・・」
「はあーーーもういいわ」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
暫く真希があたしの名前を呼び続けるんだけど あたしは絶対シカトするの フン…
真希も諦めて喋らなくなっちゃった。
でも 意地悪な事を言いだした真希が悪いんだからあたしは悪くないんだもん!
でも ちょっと執こいかな〜〜〜〜ッ
でも…あたしは真希と一緒にいると何か子供みたいな態度をとるの
でもーどう考えても真希が悪い あたしは悪くない向こうが謝るまで許さないんだから…
「・・・・・・・・・・・・・」
あたしも 真希も何も言わなくなっちゃった。車内は静寂に包まれてる。聞こえるのはエンジンの音だけ…
少ししたら真希が沈黙を破って優しい穏やから言い方で こう言いだしたの
「・・・ごめんね〜〜私の言い方がきつかったよねーー」
「・・・・・・・・・・・」
「ネッひとみ?」
「分かればいいんだよーまきい」
「はい分かりました。 ひとみさん」
あたしがやっと返事したら真希は何かホットした様子だわ〜〜ヘンザマーミロ もうあたしに逆らうなよ真希!
そしたら 真希があたしをあやす様にこう言いだしてきたの
「ねえ〜〜ちょっといかな〜〜」
「なんだよーーオシッコでもしたいのかよ まきい」
「違う、違う、(愛車ローンで)はさあ〜〜ッこう歌うんだよーーひとみ」
「ふん、どう歌うんだよ〜〜まきい!」
あたしが、そう生意気な言いかたをすると真希は苦笑いをしながら おもむろに歌いだしたわ…
澄み渡る 青い空 近づくわ 銀の海 大好きな あなたとの 大好きな 日曜日 〜♪
I Love You Uh- Uh- 「Let's Go!」 磨くだけ磨いたら 走り出そう二人で 汚れたら汚れたで また磨けばいいじゃない
Go(Ah) Go(Mn) Go Oh(Ah) My(Mn) Love (Po! Po!) 磨くだけじゃなくって ガソリンも入れといてね〜♪
「・・・・・・・・!!」
・・・・・・・・おう・・・・・上手いじゃねえか 真希・・・・・・・・・・・やるじゃん・・・・・・・・・・・
やっぱりあたしの歌なんか足元にも及ばない・・・・ごめんなさい 真希ちゃん・・・・・・
愛車ローンで
はりきってアルバイト ローンで買った愛車ね
はりきって磨いてる 日曜の正午
はりきってるあなたに あきれてる私は
はっきり言って少しだけ やきもちね 車に
ピカピカの愛車に 私乗せて
どこに連れて行ってくれるでしょう
お弁当作ったサンドウィッチ ここが 腕の見せ所だわ
マジで? 磨くだけ磨いても ドライブしないなんて
こんないい天気なのに どこか連れて行ってよ
ショック(Ah) ショック(Mn) ショック Oh(Ah) My(Mn) God!
(Po! Po!)
はりきって説得よ ローンで買った愛車も
はりきって乗らないと ただの鉄の箱
はりきってる私に あきらめたあなたは
地図なんかおもむろに 広げたりしたり
ポカポカの日曜 私乗せて どこか田舎町を目指しましょう
オリジナルMDマイコレクション これで 今日は飽きさせないわ
マジよ! 磨くだけ磨いたら 走りだそう二人で
汚れたら汚れたで また磨けばいいじゃない
Go(Ah) Go(Mn) Go Oh(Ah) My(Mn) Love
澄み渡る 青い空 近づくわ 銀の海
大好きな あなたとの 大好きな 日曜日
I Love You Uh- Uh-
「Let's Go!」 磨くだけ磨いたら 走り出そう二人で
汚れたら汚れたで また磨けばいいじゃない
Go(Ah) Go(Mn) Go Oh(Ah) My(Mn) Love
(Po! Po!) 磨くだけじゃなくって ガソリンも入れといてね
一回きりの青春
Oh Yeah! Oh Yeah! Oh Yeah!
だからいいじゃん
一回きりの青春
Oh Yeah! Oh Yeah! Oh Yeah!
だからいいじゃん 〜〜♪
真希ちゃんがさっきから…歌ばっかり歌うようになっちゃった。 とても楽しそうに
でもどことなく寂しそうに・・・やっぱりそうだよねーー
「・・・・・・・・」
「La La La......♪どうしたの?ひとみ黙っちゃって…酔ったの」
あたしが 黙って歌を口ずさむ真希ちゃんの顔を見つめていたら真希ちゃんが
心配気に そうきいてきた。
「なに、気分が悪くなっちゃったのひとみ?」
「・・・・ねえ〜真希ちゃん」
「??」
「やっぱりさあ〜〜」
「やっぱり?」
「歌いたいんでしょう…大勢の人たちの見てるステージで大好きな歌を?」
「・・・・・・!」
そうなんでしょう.......真希ちゃん答えて......
あたしがそう 核心をついた事を言いだしたら 真希ちゃんが少し困った顔をして
黙りだしちゃった。
「・・・・・・・・」
「どうなのーーねえーーーッ」
「・・・・・・う、うん・・・」
「そうだよね…当然だよね…」
「だってさあーーッ…」
「・・・・・・・・・・」
「私は、…歌がさあ…」
「・・・・・・・・・・」
「大好きだもん」
「・・・・・・・・・!」
真希ちゃんかわいそう 歌うことが誰よりも誰よりも大好きなのに…
その機会を奪われちゃって…可哀そう…可哀そう…
あたしのせい、あたしのせい…あたしはどうすればいいのーっ
泣きたくなっちゃうよーーー
ああ......涙が...涙が...涙が...涙が...涙が...涙が...
止まらなくなっちゃった。
「なにも......泣くことないでしょうもーう...ばかあ」
「…ウウエッ〜〜〜〜ン」
「もうすぐ...着くよ......海だよーー夜だから見えないけどなんかまぬけだねーー」
泣きじゃくるあたしを呆れるようにそういった真希ちゃんが......
静かな......砂浜の近くの海岸線の道路に車を停めたの
なんでーーこうなるんだよ?
ひとみが......帰ってくるまでコイツが ピンチヒッターかよ代役かよ?
「おい?」
「どうしたんですかーー安倍さん?」
「オマエどんな裏技使って上層部のお偉いさん達を説得したんだよ」
「・・・・・フフフフフ」
「言えよ・・・」
「駄目なら〜〜辞めるって言ったんですよーー」
「なにーーーっ?」
「まあーーいいじゃないですかーー私が吉澤さんが戻ってくるまでエンジェルも娘。も
絶対潰させませんからーー」
「・・・・・・・・・・」
「これは......ですねーー私はですねーー」
「・・・・・・・・・・」
「吉澤さんのためにするんですよーー吉澤さんだからするんですよーーこの私が」
「はいはい.....そうですかあーーへいへい」
「愛ちゃんもあのメインしかないエースの後藤さんのパートを自分の今の実力ではまだ
無理なのを承知で必死にカバーしてるし......私も負けていられません」
「・・・・・・・ケッ!」
あたしが舌打ちして嫌な顔をすると 生意気にも説教を始めやがった…
「安倍さん!」
「なんだべ…」
「安倍さんが私のことを嫌いなのは知ってますでもこの状況ではそんな個人的
感情は忘れましょう…総力戦ですよ今は!」
「・・・・・・・・」
「頑張りましょう二人が帰ってくるまで」
「当たり前だよ!」
そんなことは、オメエに言われなくても 解ってるんだよ!このなっち様は!松浦!!