妄想小説。

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390名無し募集中。。。♂

「あの、雲の上を歩きたいな〜〜」
「歩いて向こうの尾根までいけそうだもんね?」
「雲の上の空って…すごい蒼いんだねーーー」
「…苦しくない?ひとみ空気が20%以上薄いんだよこの高さだと」
「だいじょうぶだよ…真希ちゃん」
「そう」
「本当に 綺麗な景色だよね…」
「…うん」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「どうしたの…?」
「なにが?」
「黙っちゃって」
「見とれちゃった…」
「綺麗だもんねーーあさひをあび・・」
「ちがうよーーー」
「ちがう?」
「真希ちゃんの綺麗な横顔に見とれてたの」
「なにいってんのーー」
「エヘヘヘ〜」
391名無し募集中。。。♂:02/06/13 16:41 ID:9WbqC6Xg
「もっとこっちおいでよ〜ひとみ」
「うん」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「アッ!」
「どうしたの?」
「凄い汗じゃないひとみ?」
「だってあんなきつい斜面を2時間も歩いたんだよ〜」
「ごめん…ひとみのペースに合わせればよかったね」
「…いいよべつに」
「タオルで拭いたほうが?」
「大丈夫だよ…通気性がいいからこのウェア」
「もっと水を飲みなよ」
「うん」
「・・・・・・・・・・」
「はあ〜おいしい」
「まめができたんじゃない 足に?」
「も〜〜う本当に、心配性だよなあー真希ちゃんって」
「…そうかな?」
「だいじょうぶだよーー」
「そう」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「あっ、でもねえ〜〜」
「・・・・?」
「私、確かに凄い心配性なところがあるよ…ひとみ」
「・・・・・・・」
392名無し募集中。。。♂ ◆omrjqybU :02/06/13 16:53 ID:9WbqC6Xg
「小さな頃さあ〜〜」
「・・・・・・・・」
「お父さんがいなくなると…」
「・・・・・・・・」
「大騒ぎしてたんだキャンプの時とか」
「…そうなんだ」
「大好きな人のことになると」
「・・・・・・・・・」
「わけが分からなくなるんだよねーー小さな頃から」
「・・・・・・・・・」
「それで暴走して。周りに迷惑かけるんだ」
「…うん。そうだね」
「どうしたの?」
「なに…」
「なんで、泣いてるのひとみ?」
「…うん」
「・・・・・・・」
「ごめんね〜〜真希ちゃんあたしのせいで…」
「…ひとみは、なにも悪く無いよ…」
「…真希ちゃん。真希ちゃんも泣いてるよ〜〜」
「・・・・・・うん…」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「…泣かないで真希ちゃん」
「ごめんね…」
「なんで?謝るのー」
「そうだね…」

「泣かないでーー 真希ちゃん…」

「うん。ひとみちゃん…」